未来のメインイベンターはここにいる!?今年も20分超えの熱戦から仮想空間での試合まで、盛り沢山だった学プロサミット!
学生プロレスサミット2011実行委員会
学生プロレスサミット2011
日時:2月26日(土) 開始:19:00
会場:後楽園ホール
観衆:879人(満員)
26日、後楽園ホールで大学生のプロレス同好会が一堂に会した『学生プロレスサミット2011』が今年も開催された。昨年15年ぶりに聖地・後楽園ホールに帰ってきた『学プロサミット』が、2年連続で後楽園ホールで大会を行ったが、今年も879人もの観客を動員した。
昨年の『学プロサミット』のメインに出場したエドワード・ネゲロこと冨永真一郎が、大物ルーキーとして今年ユニオンプロレスでプロデビュー。さらに金的桜ヶ丘こと今成夢人の映像作品『ガクセイプロレスラー』がバンクーバー国際映画祭などで上映され、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2011に出品されるなど、一躍注目度が増している学生プロレス。
今年はHWWA(一橋大学世界プロレスリング同盟)、KWA慶應義塾大学プロレス研究会、nkw(貫井・草・レスリング)、NUWA(日大プロレス研究会)、RwO(立教大学プロレス愛好会)、SWSガクセイプロレス、UWF関東学生プロレス連盟の7団体が参加し、全7試合が組まれた。
今年のメインはSWS4年生のHDTスタイルズとUWA4年生のテレホンクラノのシングルマッチ。昨年のメインイベンターがその後プロになったことでハードルが上がったメインだが、異様な盛り上がりの中をまずはスタイルズが入場。続くクラノは学プロOBでこの日は会場にも来ていたMEN'Sテイオーの曲で入場! 試合が始まるとまずはオーソドックスなグラウンドの攻防を展開。そこから逆水平チョップ合戦になると、そこからコーナーに押し込んでいった蔵のは蹴っていき、そこから卍固めへ。
さらにトップロープにスタイルズを乗せてから蹴り上げて場外に叩き落として場外戦へ。イスに座らせたスタイルズを思い切り蹴飛ばしていったクラノは、スタイルズをリングに戻してからリングに戻ろうとしたが、スタイルズはエプロンのクラノを捕まえるとドロップ・デッド・トワイスをお見舞い。スタイルズのスタイルズクラッシュを回避したクラノはテイオー直伝のミラクルエクスタシーを狙うが、スタイルズはアームドラッグで投げてからバッククラッカー。そして必殺のスタイルズクラッシュで叩き付ける!
再びチョップ合戦になると、クラノはトラースキック。しかしスタイルズもスライディングDを返してダブルダウン! 先に立ち上がったスタイルズはマルティネーテ(ダブルアーム式パイルドライバー)を狙うが、クラノは卍固めに切り返す。そこから今度こそマルティネーテを放っていったスタイルズだが、クラノは着地するとバズソーキック一閃! さらに狙い澄ましたスーパーキックを叩き込むがカウントは2! ならばとミラクルエクスタシーで叩き付けるが、こてもカウントは2。クラノはデスバレーボムを狙うが、これを必死の回転エビ固めで切り返したスタイルズは、ついにマルティネーテで叩き付けて3カウントを奪った。
団体対抗戦としてはUWFがSWSに敗れた形になったが、クラノは「俺らの闘いは終わったけど、まだコイツらがいるだろうが」と後輩たちに今後の学生プロレスを託し、最後はスタイルズの音頭による「1、2、3、ダー!」で今年も学プロサミットを締めくくった。
メインに負けず劣らず熱戦だったのがセミのタッグマッチ。煽りVでは、なぜか横綱を目指してきしだくんと児ーポ監督が相撲の稽古をしていると、そこに先輩であるヌキ道山とモー!マイティが金で星を買うことを持ちかける。そこできしだくんが「俺たちがやっているのは相撲じゃないんだよ、プロレスなんだよ!」と訴え、下級生ながら自分たちが現タッグチャンピオンであることをアピールすると、先輩たちにシメられてしまう様子が映し出された。
試合が始まると2年生のきしだくんが児ーポ監督にガンガン逆水平チョップを打っていく。ヌキ道山もチョップで応戦し、マイティもパワーで押していくが、場内は細身で下級生のきしだくんへの声援が多い感じ。しかし実況陣がきしだくんは実家が金持ちで月の小遣いを10万円ももらっていることをバラされ、声援も先輩コンビのほうに傾く! ヌキ道山がスリーパースイングでブン回してから、マイティが重爆ミサイルキックできしだくんを吹っ飛ばす。
しかし執拗な逆水平チョップで反撃していくきしだくんは児ーポ監督にタッチ。トイレに行ったのに拭いていないと実況陣に言われた尻でヒップアタックを見舞っていった児ーポ監督はマイティの巨体を俵返しで投げ飛ばし、さらにマイティをコーナーに乗せていく。だが、コーナー上から叩き落としたマイティは旋回式フロッグスプラッシュを投下。そこからヌキ道山が関本大介ばりの串刺しラリアットを連発すると、アルゼンチン・バックブリーカーを狙うが、児ーポ監督もアルゼンチンを返す。
さらに児ーポ監督は会場で観戦していた高木三四郎の得意技であるシットダウン・HIMAWARI-BOMB! そこからきしだくんとの合体攻撃を繰り出すと、きしだくんは細身の体ながら強烈なスパインバスターでヌキ道山を叩き付けるが、ヌキ道山も続くラリアットを相打ちに持ち込むと鷹木信悟ばりのヨーソロー。さらにパワーボムで叩き付けてからベアハッグで持ち上げたところにマイティがフライングラリアット。ところが、児ーポ監督はマイティとヌキ道山の2人を一人眉山でブン投げると、何とムーンサルトプレスを投下。
児ーポ監督からタッチを受けたきしだくんは逆水平チョップの連打から必殺のペディグリー。しかしカウント3が奪えずラリアットを狙うが、この試合で引退となるマイティは逆にラリアット。しかし2発目はかわされてヌキ道山に誤爆! すかさず児ーポ監督がジャーマンで投げていくと、きしだくんが朦朧としながらも逆水平チョップ。さらに張り手から全体重を浴びせるラリアットを叩き込んで、先輩のマイティから3カウントを奪って20分を超す熱戦に終止符を打った。
そういった熱戦の一方、学プロらしいネタが満載だったのが朝挿入とテント・ハリゾーの一戦。煽りVでは朝挿入が「相手を殺すための技」だと豪語するボマイェを予告! 実況陣が「異次元対決」「禁断の対決」「裏メイン」と盛り上げる中、気合い十分の朝挿入に対し、ハリゾーはオーソドックスな攻撃を繰り出していく。しかし朝挿入はドロップキックで反撃。
しかし朝挿入の蹴りをかわしたハリゾーはいきなり強烈な飛び付き式スタナー! これで大の字にダウンしてしまった朝挿入だが、ハリゾーはここでリング下から90年代にワイドショーなどでよく見た怪しげなヘッドギアを持ち出して、自分の頭と朝挿入の頭に装着! するとスクリーンにはニコ○コ動画の映像のような朝挿入vs.ハリゾーの試合映像が映し出される。録画中継のようだが、あくまでもこの試合はリアルタイムであり、いわば『イン○プション』的な世界観だという......
仮想空間でも闘い合う両者だが、何と朝挿入のボマイェが仮想空間を破壊! 再びリング上(現実空間)での試合になると、朝挿入はピープルズエルボーならぬピープルズヘッドバットを落とし、起き上がろうとしたハリゾーに(身長差があるためジャンピングニーのような)ボマイェを叩き込んで3カウントを奪った。
現実空間と仮想空間を行き来し、まさしく異次元対決と呼ぶに相応しい一戦だったが、試合後スクリーンには別の場所で向き合って座っていた朝挿入とハリゾーが、ヘッドギアを外す姿が映し出される。つまり後楽園ホールのリング上で行われていた試合も仮想空間での出来事だったのか?
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼第1試合 フレッシュマンタッグマッチ!20分1本勝負
○大腸ケア(NUWA1年)/ちゅー☆やん(UWF1年)/クリト・リーストウッド(SWS1年)
8分44秒 逆エビ固め
●タイガーベットシーン(SWS1年)/佐々木コンジロームJr.(UWF1年)/魔羅筋竿道(NUWA2年)
▼第2試合 AKB48マッチ 30分1本勝負
●ブタネコ(SWS1年)/錯乱ボーイDT(UWF1年)
10分34秒 一騎当千→体固め
NYU-RIN PARK(SWS2年)/○フェチロー(NUWA2年)
▼第3試合 異次元対決 30分1本勝負
○朝挿入(HWWA3年)
9分54秒 ボマイェ→片エビ固め
●テント・ハリゾー(RWO4年)
▼第4試合 団体対抗戦〜UWFvs.SWS〜 30分1本勝負
ビシバシM太郎(UWF2年)/●潮吹豪(UWF2年)
11分0秒 カンクーントルネード→片エビ固め
○マラデカイ(SWS2年)/シコッテー・2・ホッテー(SWS2年)
▼エキシビジョンマッチ4分間勝負
中良依沙(NUWA1年)
エキシビジョンのため勝敗なし
滝河原クリトリス(KWA1年)
▼第5試合 童貞粗珍軍vs.sWo 45分1本勝負
●マン毛ソルジャー(UWF2年)/マジキチ3P(SWS3年)/ぶっかけ八兵衛(NUWA2年)/ひとりでヌケるもん!(NUWA2年)
20分36秒 霞草
ドクロ狂死郎(nkw)/○玲嘉(nkw)/シルメッチャ・フカシタローン(SWS2年)/潮噴亭鶴瓶(SWS2年)
▼第6試合 スペシャルタッグマッチ 45分1本勝負
○きしだくん(UWF2年)/児ーポ監督(SWS2年)
20分50秒 ラリアット→片エビ固め
ヌキ道山(NUWA3年)/●モー!マイティ(SWS4年)
▼第7試合 スペシャルシングルマッチ 60分1本勝負
○HDTスタイルズ(SWS4年)
13分39秒 マルティネーテ→体固め
●テレホンクラノ(UWF4年)
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