666主催のライブとプロレスのコラボイベントで、TOKIO山口の実弟でCYCLEのボーカルKouzyがプロレスデビュー!

110225_666-1.jpg暗黒プロレス組織666
<DIE 666 怪>悪魔の乱交パーティー+絶叫屋敷の宴+番外編
日時:2月25日(金) 開始:19:15
会場:新木場1stRING
観衆:666人(超満員札止め)

 25日、新木場1stRINGで行われた暗黒プロレス組織666の『<DIE 666 怪>悪魔の乱交パーティー+絶叫屋敷の宴+番外編』。2008年9月に池袋で開催された666主催のライブイベントだが、今回は666の番外編となるプロレスイベントとコラボして聖地・新木場で開催!
 今大会でライブを行ったヘビィメタルバンドtheCYCLEのボーカル・Kouzy(山口公次)だが、何とあのジャニーズのTOKIOのメンバーである山口達也の実弟! しかもKouzyはライブだけではなく、何とプロレスデビュー戦まで行った。

 7th Live Actとして登場したtheCYCLE。さすがはジャニーズの人気アイドルの実弟だけあってボーカルのKouzyは甘いマスクで女性ファンを魅了するステージングを披露。ステージ上だけでは飽きたらず、リング上にも移動して縦横無尽に動き回りながら熱唱。そしてtheCYCLEとしてのライブを終え、一旦バックステージに引っ込んだが、バンドメンバーはそのまま演奏を続ける。しばらくすると666のロゴが入った真っ黒のコスチュームにレガース姿となったKouzyが、パートナーの忍、藤田峰雄と共に入場! 見た目の雰囲気はみちのくプロレスのフジタ"Jr"ハヤトを彷彿させる。
 自分のバンドが演奏する曲で入場したKouzyは、相手チームのジ・ウインガー、円華、THE101が入場すると一番のベテランであるウインガーを激しく睨み付けるという気の強い一面を見せる。しかしウインガーは出て行かず、THE101が先発で出て行き、いきなりKouzyに対して手四つでの力比べに行くと見せかけてのハンマーロックを決めていく。するとKouzyはTHE101の指を捻り上げて脱出。
 さらに中国拳法をやっていたというKouzyは蹴りをバンバン叩き込む。タッチを受けた忍が円華を場外に追いやって場外乱闘を挑んでいくと、ウインガーがKouzyを場外で捕まえていき、さらにTHE101がイス攻撃! いきなり厳しい状況に陥ったKouzyは、運が悪いことに試合前から痛めていた右腕をウインガー&THE101に攻撃され完全に動きが止まってしまう。
 何とか藤田がコルバタを連発し、忍はTHE101にS・E・Xを投下して試合を優勢に進めていくと、右腕を抑えながらもKouzyはタッチを要求。忍と藤田が「行けるのか?」と確認すると、Kouzyは「来いよ!」と気合いの入った様子で叫ぶ。その心意気を買った忍と藤田がタッチすると、Kouzyはミドルキックの連打からスイングDDTで叩き付け、そこからガッチリと卍固めに捕らえたが、これはウインガーと円華がカット!
 それでもKouzyがTHE101を羽交い締めにすると、忍がそこに攻撃しようとしたが、場外からウインガーが忍の足をすくっていく。すかさずTHE101はKouzyに急所蹴りを見舞い、そのまま痛めている右腕にアームロックを決めていく。場内の大「コージ」コールを受けて、何とかロープに逃れたKouzyだったが、THE101は間髪入れずスタンディング式アームロックに捕らえていき、ここで粘ったKouzyも力尽きた。
 プロレスデビュー戦が黒星に終わったKouzyに対し、忍が「負けたけどデビュー戦おめでとう! Kouzy、今日がプロレス最後か? いまの気持ちを言ってみろよ」と尋ねると、Kouzyは「終わるわけねぇだろ! 俺、弱いな。でもまだまだ俺、出来るから。次の試合で絶対リベンジして、絶対勝つので応援よろしくお願いします」とプロレス継続を宣言した。

110225_666-2.jpg theCYCLEをはじめ、クレイジーSKBもメンバーの日本で最も危険で狂気的なバンドである殺(KILL)や地獄カルテットといった様々なバンドがライブを行った今大会。ライブがお目当てのファンはスタンディング席で曲に乗ってライブを楽しんでいたが、合間合間で行われたプロレスの試合で、一番ライブ目当てのファンを驚かせていたのは、やはり過激なデスマッチだった!
 2・14FREEDOMS新木場大会で、ジ・ウインガーの挑戦を退け、CZWウルトラバイオレントアンダーグラウンド王座の初防衛に成功した宮本裕向に対し、次期挑戦者に名乗りを上げた葛西純がタッグで対戦。王者・宮本が葛西に要求した査定マッチは宮本&忍の"リアル・モンスターハンターズ"と、葛西&神威のFREEDOMSコンビが凶器持ち込み自由の卒塔婆マッチで対戦するというもの。
 リング上の東側と西側に無数の卒塔婆が並べられた中、神威はチェーン、葛西はハサミ、忍は有刺鉄線バット、宮本はラダーをそれぞれ凶器として持ち込み、FREEDOMS組が奇襲攻撃を仕掛けていって試合開始。いきなり葛西はハサミを宮本の額に突き刺していって流血させると、卒塔婆で殴打していく。続いて神威がチェーンを巻き付けた拳で殴って行き、さらにチェーンでチョーク攻撃。そして宮本をチェーンでロープに縛り付けると、卒塔婆で殴打していく。
 出鼻を挫かれて捕まってしまった宮本だが、ロープに飛ばされたところで卒塔婆に激突しながらもハンドスプリングエルボーを返すと、ようやく忍にタッチ。フランケンで葛西と神威をまとめて場外に投げ飛ばした忍はケブラーダを発射。続いて宮本がラダーの上に葛西をオクラホマスタンピートで叩き付けてからムーンサルトプレスを投下。だが、葛西はハサミで突いてキックアウトすると、ラリアットからのリバース・タイガードライバーで反撃。倒れた宮本の上に有刺鉄線バットを乗せてパールハーバー・スプラッシュを投下した葛西だが、宮本がかわしたため自爆!
 そこに忍が戻ってきてSEXボンバーを叩き込むが、神威も忍にゼロ戦キックを叩き込んでからラダーの上に登っていく。しかしラダーの上に追いかけていった宮本は、ラダーの一番上から雪崩式フランケン! あらにファイアーサンダーで叩き付けてから、ローリングジャーマンで投げていった宮本はラダーの一番上からムーンサルトプレスを投下して3カウントを奪った! 敗れた葛西だが、試合後宮本に一騎打ちを要求すると、宮本も頷いた。

110225_666-3.jpg 予定より約1時間押しで進行したため、8th Live Actの池田魔IIがライブを始めた頃には、すでに23時を過ぎてしまい終電を気にして会場を後にするファンもいた。それでも約2年ぶりに復活した池田魔IIは頑張って熱唱! バンドメンバーもエア演奏でボーカルのデーモン池田を盛り上げるが、先輩だけはステージ上で微動だにせず!
 そして「我が輩も最後電車で帰られないといけないのだ」と言ってから2曲目を演奏してライブを終えた池田魔IIは、「今日出てくれたミュージシャン、出てきてください」とほかのバンドを呼び込み、最後は全バンドで聖飢魔II の『蝋人形の館』をセッション。プロレスデビュー戦を終えたKouzyが再びボーカリストに戻り、池田魔IIのメンバーと共にリング上でセッションを楽しむ。
 ステージ上では遠藤マメが地獄カルテットのボーカルNOVにコブラツイストをかけているたのだが、それを見た先輩がマメを一喝するという小芝居まで展開され、5時間近くに及んだ絶叫屋敷の宴は幕を閉じた。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼1st Live Act
桃夢

▼2nd Live Act
THE DIGITAL CITY JUNKIES

▼第1試合 シングルマッチ
○怨霊
6分15秒 怨霊クラッチ
●小仲=ペールワン

▼3rd Live Act
DraiN

▼第2試合 シングルマッチ
○ダイナスティ
7分25秒 アロンダイト→片エビ固め
●K666

▼4th Live Act

▼5th Live Act
殺(KILL)

▼第3試合 6人タッグマッチ
先輩/ドS看守/●乞食 With 遠藤マメ(新宿二丁目プロレス)
5分9秒 みちのくドライバーII→片エビ固め
○佐野直(フリー)/ばってん多摩川(西口プロレス)/見た目が邦彦(西口プロレス)

▼6th Live Act
地獄カルテット

▼第4試合 凶器持込自由・卒塔婆デスマッチ
○宮本裕向/忍
11分45秒 ラダーの上からのムーンサルトプレス→片エビ固め
葛西純(FREEDOMS)/●神威(FREEDOMS)

▼7th Live Act
theCYCLE

▼第5試合 6人タッグマッチ Kouzyプロレスデビュー戦
忍/藤田峰雄(フリー)/●Kouzy(theCYCLE)
10分6秒 スタンディング・アームロック
ジ・ウインガー(FREEDOMS)/円華(フリー)/○THE101

▼8th Live Act
池田魔II

▼9th Live Act
全バンドでのセッション

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