オープニングでくじ引きを行い、入場順を決めた結果MIKAMI→藤田→KUDO→石井→HARASHIMA→ディーノ→佐々木→飯伏という順番に決定。出場選手の希望によりオーバー・ザ・トップロープなしルールで行われることになったが、MIKAMIvs.藤田で試合が始まると、すぐに3番手のKUDOが入ってきてどんどん試合が加速していく。さらに4番手として石井が入ってくるとさらに試合がエキサイティングに。HARASHIMAに続いて登場したディーノは試合そっちのけで藤田目がけて突進していき、ねっとりと抱きついていく。そして佐々木に続いて最後の飯伏が入って来ると、ディーノのリップロックを藤田がかわして飯伏に誤爆！
　飯伏のハイキックはディーノがかわして藤田に誤爆。そのまま2人を場外に追いやると、次々と選手たちが場外ダイブを決めていく。そして飯伏が三角跳びケブラーダを狙ったところで、ディーノがリングに戻ってリップロックで迎撃。さらにディーノは男色ドライバーを狙うが、これはMIKAMIがカット。しかしそのMIKAMIにディーノがリップロックを決めると、藤田が梱包!!で丸め込んで3カウント。続いて飯伏が石井をコンビネーションキックで蹴っていくが、石井もステップキックをお返し。さらに石井は串刺し攻撃を狙った飯伏を回転エビ固めで切り返して3カウント奪うという大金星をあげる！　さらに石井はHARASHIMAにも同じ技を繰り出し、連続大金星を狙ったがさすがにHARASHIMAはキックアウトしてみせた。
　そのあと、ディーノ＆藤田はディーノのリップロック→藤田の梱包!!という連係攻撃を次々に決めて大暴れ！　石井もこれで失格となったが、佐々木が掟破りの梱包!!で藤田から3カウントを奪うと、ディーノにはNOW OR NEVERを決めて3カウント。一気に勢いに乗るかと思われた佐々木だが、KUDOがダイビング・ダブルニードロップを叩き込んで3カウント。これで残ったのはKUDOとHARASHIMAの2人に。壮絶な蹴り合い、殴り合いを展開した末にミドルキック合戦でフラっときたHARASHIMAにKUDOが襲いかかろうとすると、HARSHIMAは渾身のハイキック。さらにタイガースープレックスで投げたHARASHIMAは、もう一度ハイキックを叩き込んでから奥の手であるスワンダイブ式蒼魔刀をお見舞いして3カウント！
　見事ロイヤルランブルを制し、27日の後楽園大会でディック東郷の持つKO-D無差別級王座に挑戦することが決まったHARASHIMAは、東郷を呼び出すと「自分が3年連続両国のメインに立つため、そしてDDTの未来のためにもあなたからそのベルトを引っぺがすことが必要です。次の後楽園で自分とガッチリ試合をしてください！」と訴える。これを聞いた東郷もガッチリ握手をして受けて立つ構えを示した。

　ケニー・オメガいわく「ゴールデン☆ラヴァーズ3人目のメンバー」である中澤マイケルとのシングルマッチが行われた。試合前、この日も佐藤光留相手に反則暴走ファイトを展開した高尾蒼馬、松永智充のシットハート♥ファウンデーションの仲間にマイケルは、「俺を信じて今日は黙って見ていてくれないか」とセコンドにつくことを拒否。
　それだけマイケルにとっても大事な一戦なのか、珍しく神妙な面持ちで登場したマイケルはマイクを持つと、「シットハートではなく、まずはケニーの通訳として。明後日帰国するので、今日が今回のDDTの試合最後になるので、バレンタインにケニーはいないとなります。そこで僕がチョコをケニーのために用意しました！」と言い出す。巨大なハート型の箱をケニーに手渡したマイケルだが、ケニーはフタを開けるとやっぱりパウダーは入っていて、マイケルはパウダー攻撃をお見舞い！
　そして急所攻撃から丸め込もうとするが、ケニーは辛くも回避。しかしマイケルは文字通り嫌らしいまでにヘンタイトレインやヘンタイスライドでケニーの急所を攻撃すると、場外戦でケニーにダメージを与えておいてから、エプロンからのダイビングカンチョー！　さらにお尻にフィストドロップまで落とす。やりたい放題やられ思わず「ファッ○ユー、ナカザワア！」と漏らしたケニーは場外戦で反撃すると、リングに戻ってその場飛びシューティングスター。さらに「STOP！」と叫んでからまるで時が止まったかのように、長時間止まった状態からエンズギリを叩き込むと波動拳をお見舞い。
　しかし、ここでマイケルのお願いを無視して高尾と松永が乱入！　ケニーはすぐに蹴散らしていき、マイケルをクロイツ・ラスで叩き付けていったが、松永がレフェリーの足を引っ張ってカウントを妨害すると、高尾がマイケルに凶器を使うように指示。だが、マイケルが「なんでいるんですか？　1人でやれますから帰ってください！」と訴えると、ケニーが高尾を投げ捨てドラゴンスープレックスで投げて撃退！
　これで再びケニーvs.マイケルの一騎打ちに戻ると、両者は「カモン、マイフレンド！」と叫びながら張り手合戦。すると2人は同時に「熱くなってきたぜ〜」と言い出す。だが、タイツを脱いでTバック姿になったのはマイケルだけ。マイケルが一気に勢いに乗るかと思われたが、何とケニーもタイツを脱いでTバック姿に！　ヘンタイと化したケニーは波動拳からクロイツ・ラスを狙うが、マイケルも前方回転エビ固めで切り返す意地を見せる。ならばとケニーは雪崩式クロイツ・ラスを狙うが、マイケルは必死にケニーを叩き落とす。
　そしてコーナーで立ち上がって何か奥の手を出そうとしたマイケルだったが、ケニーはマイケルのケツ目がけて波動拳式のカンチョーを発射！　さらにスワンダイブで飛び付いたケニーは雪崩式回転エビ固めで投げていくと、あらぬ方向を指差して「あ、シットハート！」と言って、レフェリーの視線を反らしておくと、マイケルに急所攻撃をお返し。そして後頭部へのはっドバットからのクロイツ・ラスで3カウントを奪った。親友であるマイケルと闘い終えたケニーは寂しそうな表情で「ナカザワさん、本当にバレンタインはいないんですね。だからさっきの話は信じていた......。完全に騙された。でもナカザワさん、あなたは僕の友達。あなたはまだ人間です。だからナカザワさん！　あなたのためにプレゼントを買いました」と言って小さなハード型の箱を手渡す。
　騙されるんじゃないかと警戒しながらマイケルがフタを開けると、中に入っていたのはハート型のチョコレート。嬉しそうにマイケルがそのチョコを食べていると、再び高尾と松永が入って来る。そして高尾は「つまらない試合しやがって。お前シットハートだろ？　そんなものもらって喜びやがって。シットハートに友情はいらねぇんだよ」と言ってチョコを破壊すると、マイケルを強制連行。シットハートとゴールデン☆ラヴァーズの間で揺れるマイケルは何処へ行くのか......

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▼第1試合　タッグマッチ30分1本勝負
○大石真翔（フリー）／佐藤悠己（フリー）
9分37秒　テキサス・クローバーホールド
美月凛音／●平田一喜

▼第2試合　タッグマッチ30分1本勝負
佐藤光留（パンクラスMISSION）／●タノムサク鳥羽（フリー）
10分2秒　ダイビング・エンズイギロチン→体固め
○高尾蒼馬／松永智充

▼第3試合　シングルマッチ30分1本勝負
○ディック東郷
6分44秒　クリップラークロスフェイス
●ＤＪニラ（フリー）

▼第4試合　タッグマッチ30分1本勝負
GENTARO（FREEDOMS）／○ヤス・ウラノ
12分51秒　ジャックナイフ式エビ固め
星誕期／●アントーニオ本多（フリー）

▼第5試合　シングルマッチ30分1本勝負
●中澤マイケル
16分50秒　クロイツ・ラス→エビ固め
○ケニー・オメガ

▼第6試合　次期KO−D無差別級選手権挑戦者決定ロイヤルランブル60分1本勝負
○HARASHIMA
23分44秒　スワンダイブ式蒼魔刀→エビ固め
●KUDO
【退場順】MIKAMI（8分26秒　藤田の梱包!!）→飯伏幸太（9分44秒　石井の後方回転エビ固め）→石井慧介（10分33秒　藤田の梱包!!）→藤田ミノル（12分33秒　佐々木のスモールパッケージホールド）→男色ディーノ（14分18秒　佐々木のNOW OR NEVER→片エビ固め）→佐々木大輔（18分1秒　KUDOのダイビング・ダブルニードロップ→体固め）
※HARASHIMAがディック東郷の持つKO-D無差別級王座への挑戦権を獲得