PACコントラPACに勝利したBWだが、リコシェがPACに"世界一のハイフライヤー決定戦"を要求!TAKA&論外がドラゲーにも参戦!

110210_DragonGate-1.jpgDRAGON GATE
TRUTH GATE
日時:2月10日(木) 開始:18:30
会場:後楽園ホール
観衆:2000人

 10日、後楽園ホールで行われたドラゴンゲート『TRUTH GATE』。1・18後楽園大会ではドン・フジイが吉野の持つドリームゲート王座に挑戦したものの惜しくも敗れた。そこで次の挑戦者に名乗りを上げたフジイの盟友にしてドラゲー最年長の望月成晃。だが、そこに割って入ったのがCIMAらWARRIORSと土井軍団が合体して誕生したBlood WARRIORS。すでにCIMA、土井は吉野に敗れているため、Gammaが挑戦を表明。すると王者・吉野は両者に挑戦者決定戦を行うように要求。渋々承諾したGammaだが、その代わり望月には自分ではなく、ブロディ・リーと対戦するように要求。何とブロディが勝った場合は、Gammaが吉野のドリームゲート王座に挑戦するという変則ルールで次期挑戦者決定戦が行われることになった。

 望月が先制攻撃を仕掛けていってもビクともしないブロディ。逆にビッグブーツに吹っ飛ばされ、強烈な張り手で追い込まれた望月だが、大きい選手への常套手段でるローキックに活路を見出す。思わずコーナーにブロディがもたれかかると望月は突進。ブロディはビッグブーツで迎撃しようとしたが、スライディングでそのまま場外に出た望月はブロディの足を引っ張って鉄柱に叩き付ける。さらにリングに戻るとアンクルホールドへ。
 空いている左足で蹴って脱出したブロディだが、ブロディの右足を持ったままコーナーに登った望月はレッグブリーカーで叩き付けてから再びアンクルホールド。何とかロープに逃れたブロディはトラースキックで反撃すると、スクラップバスターで叩き付けてからトラックストップを狙うが、望月は背後に着地するとまたもローキックを叩き込み、ランンニングローからブレーンバスターで投げる。しかしセコンドについていたGammaが竹刀攻撃でブロディをアシスト!
 だが、望月はブロディに攻撃すると見せかけて場外のGammaにノータッチプランチャを発射すると、さらにブロディのビッグブーツをかわしてGammaに誤爆させる。やや動揺するブロディに強烈な張り手を叩き込んだ望月は、長身のブロディの顔面を真・最強ハイキックで見事に蹴っていき3カウントを奪った。
 これで望月が吉野の持つドリームゲート王座に挑戦が決まったかと思われたが、望月が挑戦者の証である鍵を受け取るのを阻止したGammaは「挑戦者決定戦への挑戦者決定戦に勝っておめでとうございます。これで晴れて、このGamma様と次期挑戦者決定戦が決まったな!」と言い出す。今度こそ自分が直接望月と闘うと言い出したGammaに対し、望月も「もうこうなったら何でもアリだ!」と受けて立ってみせたが、その代わりにGammaに対して「唾、汚水、竹刀、乱入、一切なし!」という条件を提示。
 「それらを取ったら俺に何が残るんだ!」と言いながらも渋々了承したGammaは、「まだ誰も開けたことがない扉を開けることになるんだよ」と言い放つ。この結果、3・1後楽園大会で望月vs.Gammaのドリームゲート王座次期挑戦者決定戦が行われ、勝ったほうが3・20両国大会のメインで吉野の持つドリームゲート王座に挑戦することになった。

110210_DragonGate-2.jpg Gammaがドリームゲート王座を狙う一方、Blood WARRIORS(以下BW)はドラゲー制圧のため、WORLD-1、KAMIKAZE、無所属の全方位に宣戦布告。その上で世界基準の実力を持つPACの引き抜きを画策したのだが、当然WORLD-1はそれを許さない。そこでCIMA&土井成樹&Gammavs.吉野正人&B×Bハルク&横須賀享で、勝ったユニットがPACを獲得できるという"PACコントラPAC"を行うことになった。
 WORLD-1の一員として登場したPACは本部席からこの試合を見守る。そして試合中盤、土井が場外からロープに飛んだ吉野の足をすくっていくと、CIMAがGammaに竹刀をパス。竹刀で吉野に殴りかかったGammaだが、ハルクが竹刀を奪い取ることに成功! 吉野がGammaを羽交い締めにし、ハルクが竹刀で殴りかかろうとすると、PACがエプロンまで上がってきてハルクから竹刀を奪い取る!
 突然の出来事に唖然とするWORLD-1の面々だが、PACは「凶器は使うな!」というようなジェスチャー。だが、BWがこの絶好のチャンスを見逃すわけもなく、次々にスーパードロルを決めていくと、吉野に対してGammaのブリッツェンの上にCIMAがフットスタンプ→土井のバカタレスライディングキック。さらに土井はマスキュラーボムを狙うが、これは横須賀が後頭部ラリアットでカット!
 今度は横須賀のジャンボの勝ち!→ハルクがファースト・フラッシュを叩き込み、さらに横須賀が豪快なジャンボの勝ち!を叩き込むが、土井もカウント2で返す。しかし吉野が土井にトルベジーノからソル・ナシエンテを狙う。土井は足でフックさせる前にバックに回ってマスキュラーボムで叩き付けようとしたが、持ち上げられたところで土井の腕を掴んだ吉野は欧州式エビ固めのように土井の腕を引っ張りあげてダウンさせると、そのまま回転してソル・ナシエンテへ!
 ガッチリ決まった上に、CIMAもGammaもカットに入れない。思わず本部席に座っていたPACも立ち上がって両腕でガッツポーズを取ったほどBWにとって絶体絶命のピンチだったが、土井が粘りに粘っていると、何とかハルクを振り切ったCIMAがカット! ならばと横須賀が土井に夢限を狙うが、土井が脱出すると大阪06がトレイン攻撃。さらにCIMAのパーフェクトドライバー→土井の大暴走→大阪06のトカレフ二丁拳銃と決めていくと、最後はCIMAがシュバインで叩き付けてから後頭部にナックルパンチ→メテオラを発射して3カウント!

 PACコントラPACを制したBWは項垂れるPACに向かって契約書を差し出し、「ルールはルールなんだからBWに入らないといけないんだ」と告げる。ところが、ここで突如リコシェがPACに襲いかかる! この日の第3試合でタッグマッチながら対戦したリコシェとPAC。高度な空中戦が展開された上、コーナー二段目からのフェニックス・スプラッシュをかわされたリコシェが飛び付いて丸め込みを狙ったところをPACがエビ固めに切り返して勝利。試合後、収まらないリコシェがなおもPACに襲いかかるシーンがあった。
 再びPACに襲いかかったリコシェは「俺こそが世界No1のハイフライヤーだ! 俺と勝負しろ!」と宣戦布告。これを聞いたCIMAが「リコシェの気持ちは分かった。PACの気持ちも聞かなアカンな」と言ってPACにBWとWORLD-1どちらがいいのか尋ねると、PACは「俺はBWには行かない。俺の心はいつでもWORLD-1だ!」と告げる。するとリコシェは「ブレイブゲート王座に俺を挑戦させろ!」と要求。そこでCIMAは吉野に向かって、リコシェをPACの持つブレイブゲート王座に挑戦させるなら、PACをWORLD-1に残すと告げる。
 吉野がちゃんと"英語"でPACにそのことを伝えると、PACは「俺がいればWORLD-1は大丈夫だ。リコシェ、来月の後楽園大会でブレイブゲートを賭けてやってやる!」と承諾。八木本部長もその場で、"世界一のハイフライヤー決定戦"となるPACvs.リコシェのブレイブゲート戦を3・1後楽園大会で行うことを決めた。

110210_DragonGate-3.jpg さらにCIMAは横須賀とハルクに向かって「K-ness.は大戦争が始まった途端に逃げるようにケガして、残ったのはお前ら2人か。ちょうど昨日の夜、2人の男がBWに売り込みに来たんや」と言うと、その2人を呼び込む。そこに現れたのは最近新日本プロレスや全日本プロレスで暴れ回っているTAKAみちのくとNOSAWA論外!
 論外はともかく、TAKAは久しぶりのドラゲー登場。そのTAKAは「伸ちゃん、お久しぶりです。いつも相棒のNOSAWA論外がお世話になっています。しかし伸ちゃん、すごいメンバーが集まっているじゃない。俺たちがBWの新メンバー!......ってうのはウソで、俺と相棒はいま様々な団体をサバイバルしてきた。そしてこのドラゴンゲートに辿り着いた。享君、久しぶりに俺たちと遊ぼうか? ハルク君も俺たちと遊ぼうか?」と横須賀&ハルクを挑発。
 みちのくプロレスに在籍していたこともある横須賀にとって、TAKAはやりにくい相手だが、横須賀は「TAKAさん......いや、もういいでしょう。オイ、TAKAみちのく! お久しぶりですね。あんたが知ってる俺は16歳の小僧ですよ。そんな俺ももうすぐ33歳。俺ずっとこのドラゴンゲートの一員なんですよ。あんたがいま何をやっているか知らないけど、どうせその横にいる奴とこの業界をゴロついてるだけでしょ!」と言い返し、ハルクとのタッグで迎え撃つ構えを見せる。
 すると、そこに望月、フジイらベテラン軍も登場。望月がTAKAに向かって「あんた年齢的にはこっちじゃないのか?」と尋ねるが、TAKAは「俺たちはどこと組めばオイシイか分かっているんだよ」と言ってベテラン軍を相手にしない。その態度に怒ったフジイがアラケンとのタッグで出陣宣言をすると、TAKAも「まとめてやってやるよ!」と横須賀組に加えて、フジイ組ともやる構え。そこで八木本部長は3・1後楽園大会でTAKA&NOSAWAvs.横須賀&ハルクvs.フジイ&アラケンを行うことを決定した。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負
堀口元気/○斎藤了/谷嵜なおき
10分41秒 ダブルクロス→体固め
超神龍/●琴香/苫小牧卓也

▼第2試合 シングルマッチ 20分1本勝負
○神田裕之
12分33秒 ジャーマンスープレックス・ホールド
●サイバー・コング

▼第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負
○PAC/スペル・シーサー
11分45秒 丸め込む→エビ固め
ドラゴン・キッド/●リコシェ

▼第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負
ドン・フジイ/○新井健一郎
11分27秒 阪神タイガースープレックスホールド
YAMATO/●KAGETORA

▼第5試合 オープン・ザ・ドリームゲート王座次期挑戦者決定戦 45分1本勝負
○望月成晃
10分22秒 真・最強ハイキック→片エビ固め
●ブロディ・リー

▼第6試合 PACコントラPAC 60分1本勝負
○CIMA/土井成樹/Gamma
24分37秒 メテオラ→片エビ固め
吉野正人/B×Bハルク/●横須賀享

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