リボンタッグ戦でぶつかり合った4選手が、2011年をアイスリボンの年にする!都を変態團に引き込んだマイケルが再び出禁に!

110104_Iceribbon-1.jpgアイスリボン
新春リボン
日時:1月4日(火) 開始:13:00
会場:新木場1stRING
観衆:285人(満員)

 4日、新木場1stRINGで行われたアイスリボン『新春リボン』。昨年12・26に後楽園ホール大会を行ったアイスだが、2011年は蕨のアイスリボン道場を飛び出し、新木場からスタート。

 メインでは12・23蕨大会で奪取した志田光&藤本つかさのインターナショナルリボンタッグ王座に、アイスリボンでは先輩となるみなみ飛香&りほが挑戦。藤本はトライアングルリボン、12・26後楽園大会でコマンド・ボリショイから奪取したICE×60王座という3本のベルトを持って登場。両チーム激しく睨み合い、どちらもなかなか手を出さず、握手をしない。緊張感が漂う中、握手をしないまま志田とりほの先発で試合開始。
 りほを捕まえた王者チームはロープにりほの顔面を擦りつける反則攻撃。さらにグロッキー状態のりほを王者チームは2人で踏みつける。りほも「ふざけるな!」と叫びながらくるくるリボンで反撃。タッチを受けた飛香はロープに飛び乗ると、志田と藤本にクロスボディ。さらにはりきりキックを叩き込むと、続いてりほがさくらえび固め。何とかロープに逃れた藤本だが、そこに飛香がフットスタンプ。藤本もりほとお互いに髪の毛をつかみ合うと、そこからエルボー合戦に。
 藤本がサッカーボールキックを叩き込み、志田にタッチしようとすると、怒ったりほが背後から襲いかかり、そのまま両軍場外へ。志田は場外でりほにカナディアンバックブリーカーを決める。リングに戻っても執拗にカナディアンバックブリーカーで痛めつけていった志田は、一気にフェースロックで絞め上げる。ロープに逃れたりほは、志田のランニングローをかわすと、往復ビンタをお見舞いすると、トップコーナーからのクロスボディ。志田がキャッチすると、そこに飛香もクロスボディで加勢。
 さらに飛香とりほは目まぐるしい動きで志田を翻弄すると、りほのくるくるリボンから飛香がスワンダイブ式はりきりキック。さらに志田の串刺しキックをかわした飛香はカミカゼで叩き付けるが、志田は叩き付けられた直後に腕十字へ。クラッチが切れた飛香は必死にロープに脱出! 飛香は志田を再びカミカゼで叩き付けると、スワンダイブ式ボディプレスを投下。これもカウント2で返した志田だが、飛香はもう一度コーナーへ。そこに藤本が入って来てビーナスシュートを叩き込むと、追いかけていった志田が雪崩式ブレーンバスター。だが、王者組のサンドイッチローキックをかわした飛香は、志田に世界一のブロックバスターホールド! カウント2で返した志田だが、そこにりほが入ってきてそうまとうを叩き込む。
 何とか丸め込もうとした志田だが、飛香はそのままの体勢からもう一度ブロックバスターホールド。カウント2でカットした藤本は飛香にジャンピングキック。藤本は志田と一緒にコーナーに登り、同時ミサイルキックを飛香に向かって発射! 志田はさらにファルコンアローで叩き付けるが、カウントは2。ならばと滞空時間の長いブレーンバスターで叩き付けるがこれもカウントは2。ハーフダウンの飛香に渾身のスリーカウントを叩き込むが、飛香はこれもカウント2で返す! 15分が経過し、志田は飛香を引き起こすと、ジャンピング式で飛び込むようなスリーカウントを叩き込み、ようやく3カウントを奪った。

110104_Iceribbon-2.jpg 苦しい闘いを制してリボンタッグ初防衛に成功した志田&藤本。とくに志田は雄叫びをあげながら歓喜の表情でベルトで抱きしめた。そしてマイクを持った藤本が「改めてもう一度言わせていただきます。2011年はアイスリボンの年にします!」と言うと、志田は「そして、その中心は私たち4人です!」と絶叫。飛香も「アイスリボンはまだまだ進化します!」と言い、最後にりほが「アイスリボンから目を離すんじゃねぇぞー! みんな、私たちを見ろー!」と叫ぶ。4人で腕を取り合い、観客の歓声に応える。2011年一発目で名勝負をやってのけた4人。そして最後はりほが「負けちゃって悔しいけど、アイスリボンはハッピー!」と言って2011年一発目の大会を締めくくった。
 さらにカーテンコールの最後にさくらが「最高のものとは言えませんが、新しい芽が少しだけ出せたと思います」と手応えを感じた様子で語り、花道を歩いて帰ろうとすると、先に引き揚げていたほかの全選手が一斉にリングに上がってきて「今年も突っ走るぞー!」と雄叫びをあげる。1人仲間に入れてもらえなかったさくらは呆然。
 それでも一礼して引き揚げようとすると、再びほかの選手が一斉に入ってきて「ウイ・アー・アイスリボーン!」と雄叫びを挙げたが、やっぱりさくらは仲間に入れてもらえず、1人花道で呆然と立ち尽くした。

110104_Iceribbon-3.jpg 昨年の11・27ラゾーナ川崎大会でアイスリボン初登場となった中澤マイケル。だが、松本都相手にわずか49秒でフォール負けを喫し、再試合をすることに。するとマイケルはレフェリーだった都宮ちいを巻き込んでのお下劣殺法を全開! 結局、試合は無効試合となり、マイケルにはアイス出禁が宣告された。ところが、新春興行ということで特別にマイケルが再びアイスに登場! 今度は都とタッグを組み、宮本裕向&都宮ちいのマッドドッグスと対戦。
 相変わらず変態團の正装であるナース姿で登場したマイケルに対し、昨年末の後楽園大会で男色ディーノの男色ドライバーを食らって、何かが吹っ切れたというちいは新テーマ曲として矢沢永吉の曲で入場! しかも黒を基調とした新コスチュームに宮本とお揃いの紺の特攻服を羽織っての登場! ヤンキー座りを披露したちいに対し、マイケルは「特攻服だか、暴走族だが知らねぇが、俺たち変態團に比べれば大したことねぇ!」と豪語し、奇襲攻撃を仕掛けていくが、アッサリ秒殺負け。
 するとマイケルは「このままではギャラ泥棒と呼ばれてしまいます! 本当はこの試合にちゃんと勝って披露したかったんですけど、ちゃんとしたお年玉があるんですよ。再試合をする前に聞いて下さい!」と言うと、うろ覚えで『ガンバレ!』を歌い出したが、途中から超下品な替え歌に......。怒りの表情でさくらえみレフェリーが背後からドロップキックを叩き込み、そのままお約束通り再試合に突入!
 ちいは心の底から嫌そうな表情で「お前、早く消えろ!」と叫びながらマイケルを投げ飛ばすと、早々と宮本にタッチ。倒れたマイケルに宮本がちいを叩き付けるかと思いきや、ちいは手前で着地し、宮本をブレーンバスターで投げてマイケルに叩き付ける。しかしマイケルも突進してきた宮本に、ナース服をめくって股間を見せてストップせると、ドロップキックで反撃。だが、タッチしようとしてもコーナーに都がいない!
 すると『マンマミーヤ』が流れ、ナース服にジュリ扇を持った都が踊りながら登場。マッドドックスが呆気に取られるところに都はクロスボディの連発からシャイニング・ウィザードで2人まとめて吹っ飛ばすと、マイケルは宮本の股間をヘンタイスライドでトップロープに擦りつける。さらにコーナーに乗せた宮本に、都がスパイダージャーマン! そのまま逆さ吊りになった都を救出したマイケルだが、何と都の口にボールギャグを装着! 女王様風の仮面も付けられた都は、その姿でマンマミーアを決める。だが、宮本も回転エビ固めを狙い、マイケルが踏ん張ったところに下からカンチョー!
 さらにちいがエルボーから最近の得意技であるボディブローを連打。しかしマイケルは「熱くなってきたぜ〜」と言ってナース服を脱ぎ捨ててTバック姿になってヒップバット。これに激怒したちいはまたしてもボディブローを連打。都がカウント2でカットしたが、宮本が入ってきてちいとバビロンを決める。しかしマイケルはカウントを叩くさくらレフェリーの腕を怨霊ばりに掴んでカウントを阻止。そしてちいの足を取ると、恥ずかしい固めばりのレッグスプリットから、ちいのお尻にフィストドロップを落とし、そこからなぜか念仏パワーボムを狙う。
 だが、ちいはこれをウラカンで切り返すと、何とマイケルのTバックをガッチリ引っ張って抑え込み3カウント! 試合後、ちいがマイケルを張り飛ばすと、雁之助リングアナからマイケルは再度アイスリボンを出禁になったとアナウンスがあった。マイケルは「分かりました。僕はこのあと、東京ドームで行われる飯伏vs.デヴィットのセコンドにつかないといけないといけません。東京ドームだけに、ドームすみませんでした」と最後までお寒いダジャレを炸裂させ、アイスファンに手を振ってドームに向かった。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 シングルマッチ 10分1本勝負
○つくし
4分9秒 オースイ・スープレックスホールド
●くるみ

▼第2試合 シングルマッチ 10分1本勝負
○さくらえみ
5分28秒 ロメロスペシャル
●宮城もち

▼第3試合 タッグマッチ 15分1本勝負
紫雷美央(トリプルテイルズ/フリー)/○紫雷イオ(トリプルテイルズ/フリー)
12分21秒 変形エビ固め
●星ハム子/帯広さやか(19時女子)

▼第4試合 タッグマッチ 20分1本勝負
○宮本裕向(666)/都宮ちい
8秒 ラリアット→体固め
●中澤マイケル(フリー)/松本都
<再試合>
宮本裕向(666)/○都宮ちい
9分4秒 ウラカンラナ→エビ固め
●中澤マイケル(フリー)/松本都

▼第5試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○下田美馬(CMLL)
11分9秒 デスレイクドライブ→片エビ固め
●真琴

▼第6試合 インターナショナルリボンタッグ選手権 20分1本勝負
[王者組]○志田光/藤本つかさ
15分8秒 ジャンピングスリーカウント→片エビ固め
[挑戦者組]●みなみ飛香/りほ
※第14代王者組が初防衛に成功

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