石川も大家も敗れたが、TKG48が大暴れし、ユニオンが後楽園を超満員にすることに成功!期待のニューカマー冨永がデビュー!
ユニオンプロレス
1富士、2鷹、3ユニオン全席2000円興行!!
日時:1月3日(月) 開始:18:30
会場:後楽園ホール
観衆:1955人(超満員札止め)
3日、後楽園ホールで行われたユニオンプロレス『1富士、2鷹、3ユニオン全席2000円興行!!』。昨年12月から高木三四郎がDDTからユニオンに移籍してきたことで、大きく変わろうとしているユニオン。マッスル坂井の引退によって活動休止した『マッスル』から受け継いだ"1・3後楽園"を成功させるため、チケット代を全席2000円に設定!
高木から超満員にするためには超大物を招へいしたほうがいいと提案されたナオミ・スーザン代表は、翌4日に東京ドーム大会を控えている新日本プロレスと交渉。ザンスー代表の見事な交渉術によって中西学の参戦が決定! ユニオンが誇る実力者・石川修司と注目のシングル戦を行った。
上背では中西を上回る石川。だが、いざ試合が始まると中西の逆水平チョップがあまりにも強烈。逆水平チョップ合戦はもちろん、石川がエルボーで反撃していっても中西は一発の逆水平チョップで石川をダウンさせる。さらにベリートゥベリーで石川の巨体をブン投げた中西だったが、石川は鈍い音が館内に響き渡るくらい強烈なヘッドバットで反撃! 中西の串刺し攻撃をショルダータックルで迎撃し、串刺しフロントキック。さらに踏ん張る中西をブレーンバスターでひっこ抜いた石川は「よっしゃ担ぐぞ!」と叫んだ石川はアルゼンチンを狙ったが、中西はそれは許さない! のど輪で石川を捕まえ、ショートレンジラリアットを叩き込んだ中西は、豪快なブレーンバスタースラムで叩き付ける。
だが、中西がコーナーに登ったところに追いかけていった石川は雪崩式ブレーンバスターでブン投げ、さらにミサイルキック、ビッグブーツ、変型ツームストンパイルからTSUNAMIを叩き込んでカウント2まで追い込む。だが、スプラッシュ・マウンテンを水車落としで切り返した中西はミサイルキックで場外まで吹っ飛ばすと、プランチャを投下。そしてリングに戻り、「ホー」の雄叫びからステップを踏むとラリアットをなぎ倒す。
張り手合戦からTSUNAMIを打っていった石川だが、中西も腕でブロック。しかし背後から後頭部にTSUNAMIを叩き込んだ石川は、正面からドロップキック。そして改めて正面からTSUNAMIを狙っていったが、中西はここで中邑真輔のボマイェ対策として考案した荒鷲掴みで切り返すと、コーナーに叩き付けていき、その反動でジャーマン! そこからアルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げた中西は、必殺のヘラクレスカッターで叩き付けて3カウントを奪った。
試合後、石川が「今日は完敗です。でも必ずあなたを超えてみせる!」と言うと、中西は「そんな身体してこれだけ多くの人に応援してもらえるなんて、そうはいないぞ。1つだけ言っておくぞ。いままでの頭突きで一番効いたよ。ええもん持ってんねんから、そっから伸ばしていけよ。明日の東京ドーム、勉強になるから観に来いよ。バックボーンにこだわって小っちゃくなるな。お前の肩にみんなの希望がかかってんねんからな」とシビレル言葉をかけてリングを降りた。
学生プロレス界ではエドワード・ネゲロのリングネームで活躍し、『学プロサミット』では3年連続メインを務めた冨永真一郎。冨永のデビュー戦の相手は、ドラゴンゲートなどにも参戦したことがあるアメリカインディー界の大物エル・ジェネリコ。飯伏幸太同様、プロレスごっこの延長線上にプロのリングがある冨永だが、期待のニューカマーとしてどういう試合を見せるか期待が集まった。
まずはアームドラッグの応酬から試合が始まったが、冨永が打点の高いドロップキックやウラカンホイップを見せると、ジェネリコはプロの洗礼とばかりに強烈な逆水平チョップをガンガン打ち込んでいく。さらに機敏な動きを見せていた冨永を、落差のある風車式バックブリーカーやシュミット流バックブリーカーで叩き付けて悶絶させる。場外でもマットのない床の部分にボディスラムで叩き付け、客席にホイップする。朦朧とする冨永をイスに座らせたジェネリコはヤクザキック。
何とか場外カウント19で生還した冨永は気合いの入ったエルボーを打っていくと、ヤクザキックを狙ったジェネリコをうまく場外に追いやると、コーナーからケブラーダを発射。さらにリングに戻ってクロスボディを放ち、対角線をダッシュしていったが、ジェネリコはカウンターで捕まえると、そのまま旋回してシットダウンボム。だが、コーナーに登っていったジェネリコに冨永はジャンプして飛び付き、雪崩式フランケン!
続いてJKを叩き込み、必殺のエロワードライバーを狙ったが、ジェネリコはうまく回避して逆に変型みちドラIIで叩き付ける。さらに投げ捨てドラゴンスープレックスで投げていったが、冨永はカウント2で返して意地を見せる。ヤクザキックを食らいながらも首固めで丸め込んでいった冨永は、キックアウトして突進してきたジェネリコをトラースキックで迎撃! そして勝負を賭けたムーンサルトプレスを投下。
だが、これをヒザで迎撃したジェネリコはヤクザキックから冨永をコーナーに乗せると、ターンバックルにツイスターで叩き付けるBrainbustaaaaahhhhh!!!!を決めて3カウント。敗れたとはいえ、期待のニューカマーに相応しいプロデビュー戦を見せた冨永は、「プロレスごっこでも敵わなくはないかなと思いましたね。ただ、紙一重かなと。やっぱりプロレスラーすごいですね。僕はまだプロレスラーになれてない。次が決まったら、いま以上に精進して、プロレスラーとしての自覚持って闘いたいと思います。そして早く勝ちたいですね。あと『ファイヤープロレスリング』に出たいです」と語った。なお、冨永は2・3新宿FACE大会で、大阪プロレスのタイガースマスクとのシングルマッチが決定した。
昨年6月から左ヒザの陥没骨折で長期欠場したいた大家健。復帰戦に向けて肉体改造をし、ハイブリッドボディを手に入れたという大家だが、復帰戦の相手はTKG48の会員番号6番の菊地毅。すると煽りVで両者の対戦がパン食いデスマッチで行われることが発表される。しかも大家が負けた場合は菊地のバイト先であるアシスト物流で、大家もバイトをすることに。
このパン食いデスマッチ、通常のプロレスルールでは一切決着が付かず、10分間のあいだにリング上に吊されたパンをより多く食べたほうが勝ち。菊地には特別に牛乳が与えられるという過酷なルール! せっかく食事制限をして身体を絞ったのに、よりにもよって復帰戦が食べる試合となった大家......
試合が始まるなり、吊された無数のパンに食らいついていった大家だが、菊地は「お前、プロレスラーなんだろ?」と言ってエルボーを打ち込んでいく。大家も応戦していくと、菊地は大家を鉄柱まで連れて行き、ガムテープで縛り付けていく。そして大家が動けなくなった間に、菊地はパンに食らいつく。何とかガムテを外した大家は菊地に襲いかかると、ガムテで菊地の口をグルグル巻きにしていく。
菊地が自力で口のガムテを取ると、大家は堅いフランスパンで殴りかかっていくが、菊地は「食い物を凶器にするんじゃねぇよ!」と一喝。2人でそのパンを食べ始めるが、喉が渇く。菊地曰く「大家には何の権限もない」ため、自分だけ特別に牛乳を用意した菊地は牛乳を飲もうとするが、大家もその牛乳を奪おうとする。新品のキャンバスをこぼした牛乳で汚しながら、菊地は大家がパンを食べるのを防ごうと、逆片エビ固めに捕らえるが、大家は這ってパンに近付いていき食らいつく。
ようやく「残り5分」のアナウンスがされると、松井レフェリーが「まだ5分もあるの? こいつらまだ1個も食ってないよ」とぼやき出す。もう菊地も大家も相手を抑え込みながら必死にパンを奪い合い、口にねじ込んでいったため、松井レフェリーは半ばヤケクソ気味に0.5ブレッドずつ食べたと判定。さらに大家が必死にパンを口の中にねじ込んで飲み込み、合計1.5ブレッドに。すると菊地は一発逆転を狙って食パン一斤に食らいつく!
大家が何とか阻止しようとすると、ついに手を使ってもいいとルール変更。早速パン1個を口に入れて飲み込んだ菊地も、これで計1.5ブレッドに。残り1分となり、大家は菊地にしがみついてくるが、菊地はそんな大家を突き飛ばし、どうにかパンを口にねじ込み、牛乳で流し込むことに成功! この結果、2.5ブレッドvs.1.5ブレッドで菊地が勝利! 敗れはしたが、大家が「半年前にケガして、肉体改造をして、やってここに戻ってきたぞ〜! 今日は惜しくも負けてしまいましたが、これからはいっぱいパンを食べて頑張っていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします!」と叫ぶと、場内は大・大家コール。
一方の菊地はメイン終了後に、TKG48のメンバーと共に現れると、石川に向かって「お前それでもユニオンのリーダーか? お前とやってやるよ!」とシングル戦を要求。そこに大家が割って入ってきて、「オイ、菊地! どっちがユニオンのリーダーかハッキリさせようじゃないか! 石川とのシングルマッチ受けてやるよ!」と例によって勝手に対戦を受諾。さらに大家が復帰したことで、二代目大家健こと大家拳號(真霜拳號)とタッグパートナーの円華に対し、高木三四郎が経営者として「お前らはもう用済みだ。超満員札止めでも赤字なんだよ」と"使い捨て"を宣告!
すると、そこにDDTから高木に使い捨てにされた矢郷良明が現れ、真霜&円華と新ユニットを結成し、「これ以上私のようなレスラー難民を増やさないため、高木三四郎の暴走を止めるのが、この矢郷良明の使命である!」と宣言。早速、2・3新宿FACE大会でTKA48vs.矢郷軍の3vs.3全面対決が行われることになった。
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼第1試合 軍団対抗戦 20分1本勝負
諸橋晴也/●妻木洋夫
12分49秒 ドラゴン・スプラッシュ→体固め
○伊東竜二(TKG48会員番号8番)/入江茂弘(TKG48会員番号36番)
▼第2試合 同世代で女子プロレス応援キャンペーン 20分1本勝負
○チェリー/松本浩代(エスオベーション)/大畠美咲(エスオベーション)
12分49秒 春夜恋
ブラックチェリー1号/●ブラックチェリー2号/ブラックチェリー3号
▼第3試合 DDT EXTREAM選手権試合〜キャプテンフォール6人タッグマッチ 時間無制限1本勝負
[王 者]●キム・ナンプン【キャプテン】/趙雲子龍(新北京)/曹彰(新北京) With 真琴姫
7分23秒 ダイビング・ダブルニードロップ→片エビ固め
[挑戦者]○木高イサミ【キャプテン】/矢野啓太(バトラーツ)/サバイバル飛田(埼玉)
※第14代王者が初防衛に失敗。イサミが第15代王者に
【退場順】サバイバル飛田→趙雲子龍→矢野啓太→キム・ナンプン
▼第4試合 大家健復帰戦 パン食いデスマッチ10分1本勝負
●大家健
判定1.5ブレッド−2.5ブレッド
○菊地毅(TKG48会員番号6番)
▼第5試合 冨永真一郎デビュー戦 30分1本勝負
●冨永真一郎
16分11秒 Brainbustaaaaahhhhh!!!!→体固め
○エル・ジェネリコ(ROH)
▼第6試合 タッグマッチ 60分1本勝負
○高木三四郎(TKG48プロデューサー)/澤宗紀(TKG48会員番号4番)
19分43秒 シットダウンHIMAWARI-BOMB→エビ固め
大家拳號/●円華(フリー)
▼第7試合 シングルマッチ 60分1本勝負
●石川修司
13分44秒 ヘラクレスカッター→体固め
○中西学(新日本プロレス)
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