無期限休業前に大鷲がケジメを付け、紅白プロレスの終了を宣言!しかしSOSが継続を申し出ると、Kenやバラモン兄弟も同調!
紅白プロレス合戦
第15回紅白プロレス合戦
日時:12月22日(水) 開始:19:00
会場:新木場1stRING
観衆:350人(超満員札止め)
22日、新木場1stRINGで行われた『第15回プロレス合戦』。紅白プロレスの中心人物である大鷲透が年内をもって無期限休業に入るため、今回は大鷲のケジメとして今までの流れを無視して外敵を呼ばずに、紅白プロレス合戦立ち上げ当初のレギュラーメンバーを中心に開催されることになった。
大鷲の対戦相手に名乗りをあげたのが、これまで何度も抗争を繰り広げてきたバラモン兄弟。何と大鷲と1vs.2のハンデキャップマッチを行うことになったのだが、大鷲は勝った場合、バラモン兄弟はセーラーボーイズから出直し。逆にバラモン兄弟が勝った場合はキ○タマをケイに移植するというワケの分からない条件が付けられた!
オープニングで大鷲はハンデキャップマッチとはいえ、タッチした相手と1vs.1でやることを条件に挙げたが、バラモン兄弟は序盤こそしっかりタッチして交代していたが、すぐに2人がかりで攻撃。怒った大鷲が2人まとめてタックルで吹っ飛ばすと、ケイは場外へエスケープ。すかさずシュウに攻撃していくと、シュウも場外へエスケープ。バラモン兄弟はそのままリング下に移動していき、大鷲もその後を追いかける。
何やらリング下で大乱闘が起きている音だけが聞こえていたが、リング下から出てきたバラモン兄弟の手には何と豚の首が! 「大鷲の首獲ったぞ〜」と言って豚の首をリング上で痛ぶるバラモン兄弟。そこに大鷲がスッと戻って来て「動物をバカにするのはやめてくれ〜」と叫びながら突進! またも場外戦になったが、今度は完全に2vs.1で、しかもバラモン兄弟は凶器を駆使して大鷲を攻撃。大鷲のセコンドについた大家健が必死に檄を飛ばすが、リングに戻された大鷲の顔面にお告ゲルが吐き出され、さらにシュウがスリーパーに捕らえると、エプロンからケイが豚の首を持って挑発。何とかバラモン兄弟の合体ブレーンバスターを逆に投げていった大鷲は、2人まとめてドラゴンスクリューで投げてから、ケイにのど輪落としを狙うが、ケイはこれを飛び付き腕十字に切り返す。
シュウも反対側の腕の十字をかけていくが、大鷲は何とかロープに脱出。バラモン兄弟は2人一緒にダイビング・フットスタンプを落とすと、シュウがゾンビキングを狙うが、大鷲は十字架固めに切り返す。カウント2でケイがカットすると、バラモン兄弟はサンドイッチ・スライディングキック。そしてケイが墨汁ミストを噴射してから首固めで丸め込むが、これもカウント2。ロープに飛んだケイだが、ここで大家が足を取って倒すと、大鷲は墨汁を口に含んでシュウに向かって噴射! そしてのど輪に捕らえると、そこにケイが飛んでくる。だが、もう片方の手でケイをキャッチした大鷲はケイにも墨汁ミストを噴射すると、両手でののど輪落としでバラモン兄弟を同時にマットに叩き付け、そこからT2P時代の得意技だった千秋楽固めで2人まとめて絞め上げる!
すると、ここで突如ブードゥーマスクが乱入! イスで大鷲を殴打すると、バラモン兄弟にもイス攻撃を見舞って試合をブチ壊す! 無効試合を告げるゴングが鳴らされると、何と稔とTARUも登場し、9・29第14回大会でバラモン兄弟あちに勝利し、紅白プロレスから撤退を宣言したブードゥー・マーダーズ(以下VM)が再び登場!
TARUが「こんなインディーの興行で俺らブードゥーが出てくることはないんだが、今日で紅白も最後にしてくれるかのぉ」と言うと、バラモン兄弟は「お前には借りがある。お前ら3人いるな、ちょうどいい!」と言い出す。TARUが「お前ら数も数えられんのか? 3vs.2やないか」と言うと、何とバラモン兄弟は大鷲とタッグを組み、VMにリベンジするという。これには場内も一気に盛り上がる。
そして特別試合のゴングが鳴ると、いきなり激しい場外戦に。セコンドの大家も巻き込まれる中、TARUはそこからケイをリングに戻すとキャメルクラッチで絞め上げる。何とか逃れたケイがジャンピングキックで反撃すると、続いてシュウが稔と激しいエルボー合戦。そこから稔はドロップキック、ブレーンバスターから腕十字へ。何とかロープに逃れたシュウはバックを取った稔に対し、サムソンクラッチから急所にニードロップを投下。
そして大鷲がブードゥーマスク(以下Vマスク)に襲いかかるが、今度はVマスクが大鷲に急所蹴り。すかさずTARUと稔が入ってきて大鷲をY字に捕らえると、股間にTARUがカカト落としを落とす。大鷲のピンチにバラモン兄弟が救出に入り、Vマスクに大鷲を加えた3人でトレイン攻撃。さらに大鷲に頭を叩かれながらも渋々3人同時ドロップキックを叩き込むと、ややタイミングを外しながらも大鷲とケイが2人一緒にダイビング・ボディプレス。
そして大鷲がトドメのパワーボムを狙うが、これはVマスクがウラカンに切り返す。背後からは稔がイスを投げつけ、さらに稔がイスを殴打しようとしたが、大鷲がかわしたためVマスクに誤爆! すかさずケイがジャンピングキックを叩き込み、間髪入れず大鷲がパワーボムで叩き付けて3カウント。一時は紅白プロレスを完全制圧したVMに、ようやく一矢報いることが出来た。
試合後、引き揚げようとするバラモン兄弟の腕を取って勝ち名乗りを受けた大鷲。そして1人残ったリング上で「皮肉なものというか、あれだけ倒すのに苦労したVMに、シュウとケイと組んで倒すことが出来ました。アイツらと何年も抗争して闘い続けてきたけど、アイツらは俺の後輩です! あまり言うと問題が起きるからこれくらいにしておくけど、アイツらとは同じ釜の飯を食いました。それはSOSも一緒。ここに上がっている仲間と約2年間、紅白プロレスというリングで、いい思い出が出来ました。いろいろ考えました、紅白プロレスがどうあるべきか。俺は無期限の休業に入りますので、いつ帰ってくるかの保証はありません。その間、俺の家を放っておくわけにはいきません。だから今日を持って紅白プロレスは終了とさせていただきます!」と、ElDoradoの活動休止後にみんなが集まれる場所として立ち上げた紅白プロレス合戦の終了を宣言。
だが、そこに大鷲と一緒に紅白プロレスを立ち上げたツトム・オースギとヘラクレス千賀のSOSが登場。オースギが「俺、今日タイトルマッチで負けたんで、こんな形で終わるわけにはいかないです!」と言い出すと、千賀も「もう紅白プロレスは大鷲さんだけのものじゃないんです! 大鷲さんが戻ってくるまでここは僕らが守ります!」と紅白プロレスの継続を訴える。大家もSOSに同調するが、肝心なところで噛んでしまい大鷲に制裁されてしまう......
大鷲がSOSに対して「お前らだけで興行を回していけるのか?」と詰め寄っていくと、Ken45°が登場。Kenは「俺もコイツらに賛成だ。あんなが帰ってくる場所を、俺とオースギと千賀と稲葉(雅人)で守ってやるよ!」とSOSに賛同。さらにSOSはリザーブ池田氏がすでに来年2・9新木場を押さえ、チケットも作ってあることを告げると、思わず目頭を押さえた大鷲。すると、そこにバラモン兄弟が再登場! バラモン兄弟は「もうチケット作っちゃったのか? 大鷲がいないほうがいいんじゃないか? 俺たちも混ぜろよ。もうElDoradoみたいになるのは嫌だからな!」と紅白プロレスへの継続参戦を表明。
そして大鷲は「もう俺がどうこう言う問題じゃないな。ありがとう。ただ自分たちが集まる家が欲しくて紅白プロレスを作りました。今までいろいろなことがあったけど、今日で報われた気がしました。これで安心して休業に入れます。お前らただの後輩じゃない、本当の仲間だよ」と言って1人1人と握手。KOされていた大家とも握手を交わした大鷲は「コイツも闘龍門の同期です」と言ってニッコリ。
そしてVMを除いた出場全選手がリングに上がると、最後に大鷲は「約2年、紅白プロレス続けていくことが出来ました。俺が作り上げた紅白プロレスは今日で終了します。また新しい紅白プロレスが2月9日から始まります。新しい道が開けます。また俺は絶対、この紅白プロレスに戻って来ます! 最後にスリー、ツー、ワン、紅白プロレス合戦!」と再び紅白プロレスに帰ってくることを宣言して締めくくった。
なお、オースギ、千賀、Ken、稲葉が大会終了後に緊急会見を開き、2・9新生・紅白プロレス合戦では藤田ミノル&政宗のUWA世界タッグ王座の防衛戦(対戦相手未定)と、オースギ&千賀&Kenがメインに出場することを発表。そこにバラモン兄弟が乱入して「俺たちもメインに混ぜろ!」と主張。オースギたちはもう1人連れてくることを条件に承諾し、新生紅白のメインはオースギ&千賀&Kenvs.バラモンケイ&シュウ&Xに決定した。
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼第1試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
ヤス・ウラノ(DDT)/○大石真翔(K-DOJO)/平田一喜(DDT)
10分54秒 ミラクルエクスタシー→エビ固め
卍丸(フリー)/佐々木大輔(フリー)/●西村賢吾
▼第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負
葛西純(大日本)/○レイチェル(紅組応援団長)
10分3秒 ウラカン・ラナ
アントーニオ本多(フリー)/●マンボー(白組応援団長)
▼第3試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○HARASHIMA(DDT)
10分20秒 蒼魔刀→体固め
●稲葉雅人
▼第4試合 スペシャル6人タッグマッチ
○関本大介(大日本)/菅原拓也(フリー)/Ken45°(フリー)
7分36秒 原爆固め
アブドーラ小林(大日本プロレス)/男色ディーノ(DDT)/●CHANGO(フリー)
▼第5試合 UWAタッグ選手権 時間無制限1本勝負
[王者組]ツトム・オースギ/●ヘラクレス千賀
18分38秒 サスケだましセグウェイ→片エビ固め
[挑戦者組]○藤田ミノル(東京愚連隊)/政宗(大阪プロレス)
※第15代王者組が初防衛に失敗。藤田&政宗が第16代王者組に
▼第6試合 ハンディキャップマッチ 60分1本勝負
大鷲透
14分51秒 無効試合
バラモンシュウ(フリー)/バラモンケイ(フリー)
▼特別試合 時間無制限1本勝負
○大鷲透/バラモンシュウ(フリー)/バラモンケイ(フリー)
9分17秒 パワーボム→エビ固め
TARU(VM)/稔(VM)/●ブードゥーマスク(VM)
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