FREEDOMS初のFACE大会で、貴がGENとの3本勝負を制す!高木三四郎が登場し、TKG48vs.小鹿軍団の全面対決を要求!

101215_Freedoms-1.gifFREEDOMS
FREEDOMS新宿FACE大会
日時:12月15日(水) 開始:19:00
会場:新宿FACE
観衆:285人

 15日、プロレスリングFREEDOMSとしては初進出となった新宿FACE大会。ビッグマッチということで、何とメイン級カードが3つも用意された。トリプルメイン1は葛西純、マンモス佐々木、ジ・ウインガーのFREEDOMSチームが、ディック東郷、大森隆男、高岩竜一というメジャー団体経験トリオと対戦。トリプルメイン2ではKen45°、菊地毅、リッキーフジが、グレート小鹿、アントーニオ本多、アブドーラ小林の小鹿軍団と対戦。そしてトリプルメイン3は、FREEDOMSの顔と言ってもいい佐々木貴とGENTAROが、61分3本勝負というクラシカルなルールで真っ向勝負を行った。

 オーソドックスな立ち上がりからGENTAROは貴の左ヒザを集中的に狙っていく。インディアンデスロック、逆片エビ固め、アンクルホールドとGENTAROが攻撃する度に悶絶する貴。それでもシャープシューターだけは決めさせまいと、ステップオーバーする前にロープに脱出。GENTAROも左ヒザ裏へのスピアからドラゴンスクリューを決め、もう一度シャープシューターを狙うが、貴はこれもロープに逃れてステップオーバーを阻止。ならばとGENTAROはダイビングラリアットを狙ったが、貴はミドルキックで迎撃! だが、張り手合戦で貴をダウンさせたGENTAROはニークラッシャーに行く見せかけてバックドロップで投げていくと、立て続けてにもう一発バックドロップで投げ、さらにダメ押しのバックドロップ・ホールドで3カウント。1本目を先取した。
 左ヒザを押さえて起き上がることもままならない貴だが、「(2本目も)行けるよ!」とアピールするが、GENTAROは低空ドロップキックや鉄柱攻撃、ぶら下がり式の足4の字固めでなおも左ヒザを攻撃してから、ついにシャープシューターを決めていく。必死にロープに脱出した貴は雪崩式ドラスクを狙ったGENTAROにカカト落としを落とすと、飛び付き式スイングDDTで反撃。だが、GENTAROは貴の左足を掴むと、そのまま一本背負いのようにして投げていき、足4の字固めへ!
 反転して逃れた貴はGENTAROのクローズラインをブロックすると、ハイキックから右脚。だが、蹴り足をキャッチしたGENTAROはドラスクに切り返す。しかしロープに飛んだGENTAROをキャッチした貴は、一気に直下式D-ガイストで叩き付けて3カウント奪った。これで1-1のイーブンに。
 張り手合戦からスタートした3本目だが、カウンターのゼロ戦キックを叩き込んだ貴はバキューン!キックからブレーンバスターの体勢に。これを回転エビ固めで切り返したGENTAROは貴がキックスとするのに合わせて、下からシャープシューターを決めていく。しかし、これでは決まらないと判断したGENTAROは自ら技を解くと、オクラホマスタンピートから旋回式ダイビング・ボディプレス。カウント2で返した貴は網打ち式スイングネックブリーカーから右腕、D-ガイストで反撃。しかし2発目のD-ガイストはGENTAROが卍固めで切り返す。
 さらに雪崩式フランケンを狙ったGENTAROだが、貴は雪崩式D-ガイストに切り返す! だが、貴がロープに振ろうとしたところでバックドロップに切り返したGENTAROは、もう一発バックドロップで叩き付けると、秘密兵器のシューティングスタープレス! だが、間一髪でかわした貴は右腕を狙ったが、GENTAROは卍固めで切りカス。それをさらに投げ捨てドラゴンスープレックスで切り返した貴は右脚を叩き込む。カウント2で返したGENTAROだが、貴はロープに。するとGENTAROは自らの首をかっ斬るポーズをすると、両手を広げて待ち構える。そこに貴が渾身の右腕を叩き込んで3カウント!
 試合後、貴は「オイ、GEN......GENTARO。俺はお前という人間が本当は大嫌いなんだよ。でもな、お前のレスリングは、このフリーダムズ、いやこのインディー界、いやいやこのプロレス界に絶対に必要だと思うんだよ。俺はお前に出会えたことを嬉しくに思うよ。今日だけは言うよ、ありがとう」と言ってガッチリ握手を交わした。さらに今年は代表としての仕事が多かったが、来年はよりフリーダムズを引っ張っていくと宣言。まず1・6の新木場大会を『新春殿祭り』として開催すると発表した。

101215_Freedoms-2.jpg 10月の新木場大会で、突如小鹿軍団を離脱したKen45°がリッキーフジ、さらに強力な助っ人として菊地毅を招へい。小鹿軍団もKenを制裁するため、総帥・小鹿自ら登場! アントン、アブ小という超強力トリオで迎え撃つ。さらに小鹿軍団のセコンドにはバラモン兄弟、小笠原和彦、第1試合で捕まえたマスク・ド・バディを引き連れた空手マミーがつく。
 超ハイテンションで登場した菊地は小鹿に詰め寄っていき、ケンカを売っていくが、それを見たバラモン兄弟は「あれ、レフェリーストップだろ?」とレフェリーに抗議。すると、いきなり両軍入り乱れての場外乱闘で試合開始! 小鹿はKenを捕まえて大乱闘! アントンもリッキーを場外で捕まえていくが、近くでアントンの真っ直ぐに揃った前髪を見たバラモン兄弟が思わず吹き出す。
 リングに戻ったアントンがKenに馬乗りナックルを見舞っていると、セコンドのバラモン兄弟から「ナイス髪型!」と檄が飛ぶが、Kenがカウンターエルボーで反撃すると、すかさず「変な髪型してるからだ!」と罵声が飛ぶ。Kenが菊地にタッチすると、菊地は小鹿を指名。馬場全日本出身者同士、激しく殴り合った両者だが、小鹿はサミングから噛みつきをお見舞いすると、アブ小にタッチ。
 菊地とアブ小はお互いにヘッドバットを打ち合うと、倒れずに「アー! アー!」と叫びながらマスキュラーポーズで張り合う。だが、このヘッドバット合戦でアブ小は額から流血! 続いてアントンとリッキーが入ってきて、リッキーが滞空時間の長いブレーンバスターからカミカゼを決める。続いてKenが急所蹴りからのラリアットでアントンを追い込むが、背後からバラモンシュウがイス攻撃をお見舞いすると、そのまま乱入して小鹿軍団でKenにトレイン攻撃。
 さらに小鹿とアブ小の大日本コンビが合体攻撃を決めるが、菊地が入ってきてKenを救出。しかし小鹿が菊地を場外に追いやり、さらにKenとリッキーを同時にアイアンクローで捕らえる。そこに菊地が戻ってきて小鹿にヘッドバット。ダウンした小鹿をKenがラ・マヒストラルで丸め込むと、小鹿の手はロープから外に出ていたのだが、レフェリーがそれに気付かず3カウントを入れてしまった。

101215_Freedoms-3.jpg 試合後、アントンが「社長! 社長は負けてねぇよ! おかしいだろ、いまの裁定は。俺の髪型と同じくらいおかしいだろってオイ!」とノリツッコミをしていると、小鹿が「フリーダムズの今年最後の試合で負けたな。でも待っとれ! 来年早々、小鹿軍団に助っ人がいる。来年、小鹿軍団に入団するパートナーを紹介しよう。お前ら見て驚くな! さぁ、グッドパートナー、カムイン!」と、突如小鹿軍団の新メンバーを呼び込む。
 するとそこに現れたのは、ユニオンプロレスの高木三四郎! 小鹿が三四郎に向かって「ようこそ、小鹿軍団へ! ウェルカム!」と手を差し出すと、何と三四郎はいきなり裏切りのスタナー! さらに入江茂弘も入って来てバラモンシュウに垂直落下式バックフリップをお見舞い。そして三四郎は「オイ、この野郎! ふざけるんじゃねぇ! テメーらみたいな悪党軍団に入るわけないだろ! お前らどう見ても悪投ヅラしてるじゃねぇかよ! 俺たちは国民的プロレスユニットTKG48だ! 会員番号36番の入江茂弘、そしてニューメンバー会員番号6番、菊地毅!」と、菊地もメンバーだったことを明かした上で、小鹿軍団としてではなくTKG48としてFREEDOMSに上陸! さらに三四郎は「"インデー"界に人気ユニットは2つもいらねぇんだ! 小鹿軍団はTKG48がぶっ潰してやる!」と小鹿軍団に対して宣戦布告。ここで三四郎から突如マイクを渡された菊地だが、イマイチ状況が把握出来ていなかったようで「ここで振られても困っちゃうよ! 6番! 6番?」とオロオロ。仕方なく三四郎は「もういいです。テメーらと全面対決だ!」と、菊地からマイクを引き取り、改めて小鹿軍団に全面対決を要求。
 これを聞いた小鹿は「AKGかTKGが知らんが、アイツら小鹿軍団にヤキモチ焼いているな。来年はフリーダムズだけじゃなく、TKG48、もう1枚の壁が出来たってことだ。団結してやっていくぞ!」と小鹿軍団に一層の団結を呼び掛けた。バックステージで三四郎は「すべてはこの俺様の偉大なる戦略だよ。いいか? 思い起こしてみろ、先々月、10月3日ユニオンプロレス新宿大会に、なぜ菊地毅がいたのかを! すべてはそこから始まっているのだ。俺がな、呼んだんだよ。菊地毅を呼んだんだよ」と、10・3ユニオン新宿大会に突如登場した菊地は、この日の伏線だったことを告げる。ただし、佐々木貴はFREEDOMSでもTKG48としてやっていくことになった菊地について、「FREEDOMS軍にベビーフェイスとして上がりたいっていうから呼んでやったのに! まぁ面白ければ何でもいいです。その代わり、面白くなかったらサヨナラですよ」という見解を示した。
 一方の小鹿軍団は終始アントンの髪型をイジりながら、小鹿が「軍団の団結の絆を強くして来年は頑張るぞ」と2011年はTKG48と全面対決を行うことを宣言。アントンも「あんな壁、薄っぺらいですよ! 自分の最近後退していく頭頂部ぐらい薄っぺらいですよ」と自虐ネタで盛り上げるが、小鹿に唾を頭に塗られたり、鼻ピンされた挙げ句、バラモン兄弟から「お前童貞みたいな髪型しやがって」「ローマ童貞だよ」と言われたため、最後は「今年はもう終わりですが、またあいつらをやっつけ、童貞を捨てたいと思います」という言葉で締めくくった。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼オープニングスペシャルマッチ団体対抗戦 新宿二丁目プロレスvs.小鹿軍団
○マスク・ド・バディ(新宿二丁目)/竹田誠志(STYLE-E)/円華(フリー)
8分51秒 空手マミーのチェーン誤爆→エビ固め
●小笠原和彦(押忍闘夢)/バラモンシュウ(フリー)/バラモンケイ(フリー)

▼ワラビーTV選手権 ヨーロピアンキャッチルール3分5R
[王 者]○矢野啓太(バトラーツ)
3R 2分36秒 試合放棄
[挑戦者]●HIROKI(フリー)
※王者が4度目の防衛に成功

▼ハードコアマッチ 45分1本勝負
●神威
15分38秒 ファイアーサンダー on the チェアー
○宮本裕向(666)

▼トリプルメインⅠ 60分1本勝負
葛西純/マンモス佐々木/●ジ・ウインガー
16分57秒 デスバレーボム→片エビ固め
ディック東郷(DDT)/大森隆男(フリー)/○高岩竜一(フリー)

▼トリプルメインⅡ 60分1本勝負
菊地毅(フリー)/リッキー・フジ(フリー)/○Ken45°(フリー)
15分55秒 ラ・マヒストラル
●グレート小鹿(大日本)/アントーニオ本多(フリー)/アブドーラ小林(大日本)

▼トリプルメインⅢ 61分3本勝負
○佐々木貴
2-1
●GENTARO
<1本目>
●佐々木貴
12分31秒 バックドロップホールド
○GENTARO
<2本目>
○佐々木貴
7分01秒 直下式D-ガイスト→片エビ固め
●GENTARO
<3本目>
○佐々木貴
8分41秒 右腕→片エビ固め
●GENTARO

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