苦しみ抜いた末にG1タッグリーグを制した青義軍!ファンから祝福される井上を見て、永田も思わず涙!

101107_NJPW-1.jpg新日本プロレス
NEW JAPAN TRUTH ~G1 TAG LEAGUE~
日時:11月7日(日) 開始:12:00
会場:後楽園ホール
観衆:1900人(満員)

 7日、後楽園ホールで行われた新日本プロレス『NEW JAPAN TRUTH 〜G1 TAG LEAGUE〜』最終戦。12チームがA・B2つのブロックに分かれて激戦を繰り広げてきたが、Aブロックを1位で通過したのが永田裕志&井上亘の青義軍。同ブロック2位だったのが中西学&ストロングマンの日墨マッスルオーケストラ。Bブロックを1位で通過したのが高橋裕二郎&内藤哲也のNO LIMIT。同ブロック2位だったのは現IWGPタッグ王者チームにして、昨年のG1タッグリーグ覇者であるジャイアント・バーナード&"ザ・マシンガン"カール・アンダーソンのバッド・インテンションズ。その結果、準決勝はBブロック1位のNO LIMITvs.Aブロック2位の日墨マッスルオーケストラ、続いてAブロック1位の青義軍vs.Bブロック2位のバッド・インテイションズという組み合わせとなり、準決勝の勝者チームが優勝決定戦で対戦する。

 圧倒的なパワーを誇る上にタッグリーグで試合を重ねていくうちに、チームワークもすっかりよくなっていた日墨マッスルオーケストラは、抜群のチームワークを誇るNO LIMITとしても相当厄介な相手だったが、急所蹴りから裕二郎がストロングマンをジャーマンで投げて3カウント。続く青義軍vs.バッドインテイションズはIWGPタッグを巡り何度もぶつかり合ったが、井上はマジックキラーを食らってもカウント2で返し、スピアオブジャスティスをアンダーソンに馬跳びでかわされ、背後のバーナードにニーリフトで迎撃されても、それでもアンダーソンのガン・スタンを逃れてのスピアオブジャスティスを決めて3カウント。試合後、バーナードが潔く「ナガタ! イノウエ! ガンバッテ!」と青義軍にエールを送った。

101107_NJPW-2.jpg そして迎えた優勝決定戦はNO LIMITvs.青義軍。これまで3WAYマッチなどで当たることが多かったため、こういう大舞台のメインで真っ向勝負はある意味で新鮮。執拗に永田を挑発していく裕二郎はG1の公式戦で永田を朦朧とさせた張り手も見舞っていくが、気合いが入りまくっている永田は「来い、テメーら!」と叫びながら1人でNO LIMIT2人を相手にしていく。
 しかしNO LIMITはさすがのコンビネーションを見せ、永田をコーナーに叩き付けると、そこに井上を逆さ吊りで重ね、2人同時に上下に串刺しドロップキック! その後、井上が捕まってしまったのだが、永田はリングインして「立て、井上!」と檄を飛ばす。どうにか自力でピンチを脱した井上が永田にタッチすると、永田は内藤をナガタロックIIで捕まえる。裕二郎がカットに入るが、永田はフロントキック、エクスプロイダー、垂直落下式ブレーンバスターと3倍返し。
 ここで井上が自らタッチを要求すると、永田は「よーし!」と井上に託すように力強くタッチ。井上は裕二郎にスタガリンブローからトライアングル・ランサーを決めていくと、カットに入ってきた内藤にはドラゴンスクリュー。NO LIMITも青義軍を分断すると、井上に踏み台式串刺しドロップキックから、LIMIT LESS EXPLOSIONを決め、トドメに裕二郎がムーンサルトプレス! だが、井上がヒザで迎撃すると、永田が戻ってきて串刺しニー。さらに井上がダブルアームの体勢に入るが、背後から内藤がミサイルキック。さらに井上のスピアをニーリフトで迎撃し、裕二郎がジャーマンで投げるが、カウント2で返した井上はロープでたっぷり勢いをつけてから裕二郎にスピアオブジャスティスをブチ込んでいき、ガッチリ押さえ込んで3カウント!
 感無量の表情で抱き合う青義軍を見て、満員の観客も「井上」コールと「青義軍」コールで祝福。そして井上がとびきりの笑顔で優勝トロフィーを受け取り、ファンにお礼の言葉を述べると、永田は「井上、この声援はお前が自分で起こした声援だ。俺と組んで1年間、辛かったよな。お前の目を信じて、お前を信じてよかった。お前にいっぱいのものをもらった。ありがとう」と思わず涙で声を詰まらせながら語りかけた。
 さらにセコンドについていたキング・ファレもリング上に上がるように言った永田は、「井上とまだまだ走らなきゃいけないこともあるけど、今日はこの優勝を喜びたいと思います。いくぞ、1、2、3、ゼアッ!」と敬礼ポーズで締めくくると、ファレが井上を肩車してハッピーエンドとなった。
 先にインタビュースペースに帰ってきた永田は井上を待ちながら、「あいつはあぁやって、ファンと一緒に喜ぶことを目指してずっとやってきたから。あぁやってファンが囲んでくれてる中で、1人1人に感謝してさ。それをずっと切に願ってたんだ。あいつは本当に夢というか、目標だったんですよ。もう気が済むまでやってほしいですね。上(=バルコニー席)まで行って上のお客さんまで握手して、それができなくて悔しくてずっとそういう状態にいたからね」と嬉しそうに語った。そこにスーパー・ストロング・マシンも駆けつけてG1タッグリーグ優勝を祝福していると、充実した表情で井上が戻ってきて「何よりもプロレスの素晴らしさを再実感しました。2年前、スーパージュニアを制してリング上から見た光景。ヘビー級転向して闘っては負けて、その度に考えてなかなか結果がついてこなかった時間が長かったですけど、やっぱり今のリング上からの景色見たら、俺の挑戦は間違ってなかったなと思います。本当にプロレスラー生活、リング上の闘いをしています。こういう闘いができたのも、マシンさん、永田さん、ファレ君、いま遠征で頑張ってる平澤君、みんな入ってる。そしてなかなか結果が出ない時でも、今まで通り応援してくださったファンの皆さん、本当にありがとうございます」と熱弁を振るった。

101107_NJPW-3.jpg IWGPヘビー級王者の小島聡は、デビュー20周年にして44歳になったばかりの金本浩二とスペシャルシングルマッチで対戦。小島の左腕を徹底的に蹴っていった金本は、さらにアンクルホールドで仕留めるために左ヒザも狙っていく。これで小島はロープを走ることも出来ず、金本はすかさずタイガースープレックスで投げていく。小島がカウント2で返すと金本はロープに走ったが、小島はカウンターのラリアットでカチ上げていき3カウントを奪った。
 すると試合後に後藤洋央紀が入ってきて「小島、逃げるな! 中邑とか関係ねぇんだ! 次の挑戦者はこの俺だ! かかってこい!」と宣戦布告。さらに棚橋弘至まで入ってきて「おい、小島! 後藤もよく見ておけよ。俺も諦めてねぇんだ。俺がエースだ!」と宣言するが、小島は「後藤、お前はまだIWGPの顔じゃねぇ! 棚橋、いまのエースは俺だ! 何回も言わせるんじゃねぇ! 俺は中邑としかベルト賭けてやらねぇんだよ、バカヤロウ!」と、あくまでも中邑真輔しか挑戦者として認めないという姿勢を崩さない。菅林社長は明日(8日)小島への挑戦者を決めるとした。
 なお、前王者でリターンマッチを希望していた真壁刀義は、G1タッグリーグ戦中に田中将斗のテーブルクラッシュ・パイルドライバーを食った際に首を負傷。現在は欠場中だったのだが、田中がこの日の試合後に「今日は真壁を見られなくて残念だったけど、俺もあんな簡単にボロボロになった真壁で残念やったわ。アイツはもう終わりやろ!」と言い放つと、首にコルセットをした真壁が登場! 「テメーなんぞにトドメ刺されるほど落ちぶれてねぇんだ!」と挑発する真壁に対し、「怪我人を相手にしてもしょうがないわ」とばかりに一旦背を向けた田中は、なんと不意を突いて弾丸ローリングエルボーを叩き込み、倒れた真壁を踏みつけながら「真壁、ちょっとはしゃべれるようになって俺も安心したわ。本当はスライディングD見舞ってやってもええんやが、それは今度にとっておくわ」と憎まれ口を叩いた。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 20分1本勝負
獣神サンダー・ライガー/タイガーマスク/タマ・トンガ(フリー)/●キング・ファレ
6分3秒 TTボム→片エビ固め
飯塚高史/ダニエル・ピューダー(AKアカデミー)/テリブレ(CMLL)/○テハノJr.(CMLL)

▼第2試合 G1 TAG LEAGUE 準決勝 戦無制限1本勝負
[Aブロック2位/日墨マッスルオーケストラ]中西学/●ストロングマン(CMLL)
11分54秒 ジャーマンスープレックスホールド
[Bブロック1位/NO LIMIT]○高橋裕二郎/内藤哲也

▼第3試合 G1 TAG LEAGUE 準決勝戦 無制限1本勝負
[Aブロック1位/青義軍]永田裕志/○井上亘
9分54秒 スピアー・オブ・ジャスティス→片エビ固め
[Bブロック2位/Bad Intentions]ジャイアント・バーナード/●"ザ・マシンガン"カール・アンダーソン

▼第4試合 30分1本勝負
プリンス・デヴィット/田口隆祐/●本間朋晃
10分39秒 スライディングD→片エビ固め
邪道/外道/○田中将斗(ZERO1)

▼第5試合 スペシャル6人タッグマッチ30分1本勝負
棚橋弘至/○後藤洋央紀/TAJIRI(SMASH)
9分49秒 昇天・改→片エビ固め
中邑真輔/矢野通/●石井智宏

▼第6試合 スペシャルシングルマッチ30分1本勝負
●金本浩二
13分7秒 ラリアット→体固め
○小島聡(フリー)

▼第7試合 G1 TAG LEAGUE 決勝戦 無制限1本勝負
[Bブロック1位/NO LIMIT]●高橋裕二郎/内藤哲也
17分49秒 スピアー・オブ・ジャスティス→片エビ固め
[Aブロック1位/青義軍]永田裕志/○井上亘
※青義軍がG1タッグリーグ優勝

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