2度目の挑戦でまたも11人掛け全勝達成のさくらが、しもうまには非情通告!田村様には対戦要求!
アイスリボン
アイスリボン233
日時:11月3日(水) 開始:18:00
会場:アイスリボン道場
観衆:91人
3日、アイスリボン道場で行われたアイスリボン『アイスリボン233』。今大会では2007年4月以来となる"24の瞳ベルト"選手権が行われた。24の瞳ベルトはさくらえみが初めてNEO二冠王座に挑戦する(2007年5月3日、vs.田村欣子)前の2007年4月22日にアイスリボンで行われたさくらの11人掛けが発端になっている。
アイスの選手11人と連続と対戦し全勝したさくらに、健闘を称える意味と共に二冠戦挑戦へのエールを込めて、希月あおいが制作したリボンが24個ついた段ボール製のベルトが進呈された。さくらはそのベルトを自分を含めて、当時その場にいた全所属選手12人にちなんで「アイスリボン認定24の瞳チャンピオン」と命名した。
その際、「今後、今回と同じように11人に勝利した場合にもらえるタイトル」と制定されたが、現在まで挑戦者が現れなかった。しかし、その試合を観戦した31人の観客の中に、何としもうま和美がおり、年内で引退を表明しているしもうまは、自分がプロレス入りするキッカケにもなった24の瞳ベルトに、自身初のプロデュース興行となる11・27『川崎リボン』で挑戦することを表明!
そこで初代王者のさくらが、この日のアイスリボンの中で再度24の瞳ベルトに挑戦することになったのだが、所属選手の実力はさくらが最初に11人掛けをやった頃と比べると格段に上がっているため、難易度としては相当難しいと思われる。
しかも1人目は3年前のときには11人目として登場し、当時「すわ、さくらから白星か?」と期待された真琴。この3年間で11人掛けの1番目、つまりさくらが一番疲れていない状態で当たる選手が真琴というのは成長の証。最初からガンガン攻めていった真琴は、逆片エビ固めを決めながらロープに伸ばそうとするさくらの両腕を羽根折り固めで防御。だが、何とか逃れたさくらは真琴の髪の毛を掴んでブン投げると、逆片エビ固めをお返し。真琴はさくらの髪の毛掴んで逃れようとするが、いまのさくらには掴む髪がない!
真琴がローキックを打っていっても「中途半端」と吐き捨てたさくら。怒った真琴はダブルアーム・スープレックス、W・W・ニー、ネックハンキングボム、ローリングセントーン3連発と一気呵成に攻め込むが、さくらは背面でコーナーに登ろうとした真琴を背後から捕まえると、強引にジャーマンで叩き付けていく。腰にダメージを負った真琴だが、それでもなおさくらに向かって行く。だが、さくらはそんな熱くなる真琴を逆撫でするように、何と三田さん固めで丸め込んで3カウント!
その後、さくらは苦しみながらも帯広さやか、星ハム子に連勝。そして4人目として登場したのが曲者・松本都。逆エビ固めにいこうとしてもさくらが重たくてステップオーバー出来ない都は、さくらの頭頂部をマットに擦りつける"炎のコマ"状態から、さくらにロメロスペシャルを決められても、腕のフックだけ外して足をフックされたまま上体を起こして決めポーズ。バカ負けしそうになるさくらに追い撃ちをかけるように「エースクラッシャー!」と叫んでおいてフェースクラッシャーをやったりと、もうやりたい放題! だが、さくらも最後は都の技であるみやここクラッチを逆に決めて3カウントを奪った。
ここまで相手の得意技を要所要所で出していったさくらだが、5人目の藤本つかさが繰り出すビーナスシュートはさすがにマネが出来ず、その代わりに久しぶりに自分の得意技であるアイスドライバーを決めて勝利。6人目のみなみ飛香が先に世界一のブロックバスターホールドを決めれば、カウント2で返したさくらはブロックバスターホールドを返し、そこから腕十字を決めて勝利。7人目の都宮ちいは場外乱闘に持ち込み、凶器攻撃も見舞っていったが、リングに戻ったさくらはちいのジャングルクラッチをジャングルクラッチで切り返して3カウント。
昼間のDDTで6人タッグ三冠王座から陥落したりほも、気持ちを切り替えてフットスタンプやそうまとうでさくらを追い込んでいったが、最後はさくらがシュークリームで貫禄勝ち。さらに続く志田飛光がリングインするなりスリーカウントを出していくと、それをかわしたさくらはラ・マヒストラルで丸め込み、わずか6秒で勝利。ついに10人目まで連勝したさくらだが、納得がいかない志田は試合後もさくらにスリーカウントを叩き込むと、止めに入ったしもうまレフェリーにもスリーカウントを叩き込む暴走っぷり!
そして最後の11人目は10人目までレフェリーを務めていたしもうま和美なのだが、志田の暴走のせいで両者ダウン状態から試合開始。ダウンカウント9で立ち上がった両者だが、まずはしもうまがコブラツイストに捕らえると、さくらも卍固めで応戦。しもうまがそこから脱出すると、一転して張り手合戦へ。10人連続で試合をして疲れているはずのさくらだが、見るからに強烈な張り手でしもうまに片膝をつかせる。
しもうまもチンクラッシャー、シュミット流バックブリーカー、ハーフスラムバスターと攻め込んでいくが、ゾンビのようにしぶといさくらは、まだ大技の雪崩式フランケンまで繰り出す。ならばと女の執念で丸め込んでいったしもうまだが、カウント2で返したさくらは逆に女の執念! さらにさくらは見事なバックドロップで投げると、コーナー二段目から「ナイトメアー!」と叫びながらボディプレス。そこからムーンサルトプレスを投下すると、ダメ押しの二階からのニャンニャンプレスを決めて3カウント!
格段に難易度が上がった11人掛けだが、何とさくらはまたしても11人掛けを達成し、第2代24の瞳チャンピオンとなった。試合後、全選手がリングに上がり、多くの選手が「自分の技をさくらさんにやられて悔しい」と口にしたが(藤本のビーナスシュートだけは出来なかったため、その点では藤本はご満悦)、とくに11人目の相手を務めた上、自身も27日に24の瞳ベルトへの挑戦を表明しているしもうまは「今日......最後の11人目だし、必ず勝たなきゃいけない試合だったけど負けたこと、あとレフェリーをやってみてさくらえみはスゴイと言いたいけど、まだまだ言いたくないし......。自分が11人掛け挑戦して、必ず達成したいと思います!」と悔しさ一杯の弁。
するとさくらが「川崎の24の瞳は今日しもうま和美が負けたのだから、やる意味がないと思う。ここで24の瞳を認めてしまうと、引退するなら何を言っても許されるようになってしまう。自分はしもうまに最後までプロレスラーでいてほしいので、川崎でしもうまが24の瞳ベルトに挑戦することは認められません!」と涙ながらに通告! これを聞いたしもうまは「悔しいけど、その通りかもしれません。いまやるべき試合があると言われて思いました。7月19日に獲ったトライアングル(リボン選手権)のベルト、まずはこのタイトルマッチをいま一番やらなければいけないんだと思います。ちゃんと防衛戦やらないといけないと思います。24の瞳も諦めてないけど、川崎でトライアングルのタイトルマッチやらせてください。さくらさんに挑戦者としてやってもらいたいですし、もう1人は手を挙げて誰かにやってもらいたいです」と、自身初のプロデュース興行となる11・27『川崎リボン』では24の瞳挑戦の代わりにトライアングルリボン選手権を行うと発表した。
そして最後にさくらは「人の技を使って、最後に自分の大きな技で獲るっていうのは作戦通りなんですけど、心が痛みます。このメンバーといろんな技を大事にしていきたいです」と言うと、今回11人掛けに成功したらやりたいことがあったという。それは3年前の1回目の24の瞳ベルト挑戦のあと、嫌々対戦した田村欣子に今回はさくら側から対戦要求をブチ上げた! 試合後、バトニュー記者がさくらを直撃したところ「今日のテーマは技について考える。さくらえみの11人掛けじゃなくて、誰の11人掛けなのかっていうことを皆に訴えかけるつもりで、選手それぞれの技を研究して出しました」と語った(全文は携帯サイトで!)。
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼エキシビジョン3分間勝負
つくし
エキシビジョンのため勝敗なし
くるみ
▼第2代アイスリボン認定24の瞳ベルト選手権 各試合時間無制限1本勝負
<1人目>
○さくらえみ
10分22秒 三田さん固め
●真琴
<2人目>
○さくらえみ
1分30秒 帯固めを潰す→エビ固め
●帯広さやか(19時女子)
<3人目>
○さくらえみ
3分10秒 すもうラリアット→片エビ固め
●星ハム子
<4人目>
○さくらえみ
2分28秒 みやここクラッチ
●松本都
<5人目>
○さくらえみ
3分54秒 アイスドライバー→片エビ固め
●藤本つかさ
<6人目>
○さくらえみ
1分28秒 腕ひしぎ十字固め
●みなみ飛香
<7人目>
○さくらえみ
3分38秒 ジャングルクラッチ
●都宮ちい
<8人目>
○さくらえみ
2分28秒 ローリングフューチャー→エビ固め
●市井舞
<9人目>
○さくらえみ
2分49秒 シュークリーム
●りほ
<10人目>
○さくらえみ
6秒 ラ・マヒストラル
●志田光
<11人目>
○さくらえみ
6分7秒 2階からのニャンニャンプレス→片エビ固め
●しもうま和美
※さくらが第2代アイスリボン認定24の瞳チャンピオンとなる
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