SHFが会場を凍らせつつも6人タッグ三冠王座を奪取!アントン&佐々木がディーノを裏切ってタッグ王座獲りを狙う!

101103_DDT-1.jpgDDTプロレスリング
DDTより愛を込めて 新木場5周年記念SP
日時:11月3日(水) 開始:12:00
会場:新木場1stRING
観衆:447人(超満員札止め)

 3日、新木場1stRING5周年記念イベント『新木場プロレスパーク2010』(11月1日〜6日)で行われた、DDT『DDTより愛を込めて 新木場5周年記念SP』。この日DDTは新木場1stRINGでDDT→ユニオン→若手通信と3興行連続で開催するが、その先陣を切って行われるDDT新木場大会だが、注目なのはタイトルがどうしても欲しい上に、アイスリボンのりほとの絡みを熱望していた佐藤光留の念願叶い、グレート小鹿&りほ&ミスター6号の持つUWA世界6人タッグ、自由が丘6人タッグ、日本海6人タッグの三冠王座に光留&中澤マイケル&松永智光のシットハート♥ファウンデーション(以下SHF)が挑戦した一戦。

 マイケルと松永が観客とハイタッチしながら入場しようとするが、観客が全然応じないという"分かっている人たちが集う独特の空気"が漂う中、佐藤だけが大人気! しかも相手が小鹿&りほ&6号ということで完全にヒールのSHFは奇襲攻撃を仕掛けていくと、何と佐藤が場外でりほに抱きつき、それを止めようとする小鹿を松永が抑え付ける中、リング上では6号をマイケルが攻撃!
 それでも6号は一本背負いで何度もマイケルを投げると、ウラカンホイップで場外に追いやりトペを発射してみせる。だが、リングに戻ったマイケルは6号のマスクを前後反対にしていくと、大ブーイングを浴びながらハットトリックを決めて会場を凍らせる。さらに佐藤が6号をスリーパーに捕らえると、マイケルは「落とせ」コール。完全に場内をドン引きさせるマイケルを佐藤はグーパンチで制裁していく。
 佐藤の腕十字をロープに逃れた6号は、ジャーマンを狙った佐藤をヒザ十字固めに切り返すと、さらにLOVEポーズからのシャイニング・ウィザードをマスクが前後反対のまま見事に決めてみせ、ようやく小鹿にタッチ! アイアンクローで攻め立てる小鹿に対し、佐藤も腕十字に切り返そうとし、両者が激しい攻防を展開。その末に両者ともタッチし、りほがリングインすると松永にタッチしてしまった佐藤は「あ、しまった!」とポロリ。
 りほのジャンピングニーに松永がジャンピングニーを返すと、りほは小鹿にタッチ。小鹿が松永をアイアンクローに捕らえると、背後からマイケルが近付いていって急所攻撃! さらにSHFは口移しでローションを分け与えると、場外のりほと6号に向かってローションを吐きかけるという非道なる攻撃を繰り出す! 6号が身を挺してりほがローションを被るのを防いだというのに、リングに戻ったマイケルは脱いだタイツを小鹿の口の中にねじ込み、松永がラリアットから小鹿を抑え込んで3カウント! SHFが6人タッグ三冠王座を奪取してしまった!

101103_DDT-2.jpg メインでは男色ディーノ&アントーニオ本多&佐々木大輔と高木三四郎&MIKAMI&タノムサク鳥羽が対戦。試合前、いつも持ち歩いているKO-Dタッグのベルトを無くしてしまい、控室で探しまくるディーノの様子がスクリーンで映し出される。するとなぜか対戦相手の鳥羽がディーノの横で試合の支度をしていたため、ディーノやアントンは鳥羽が盗んだんじゃないかと勘繰る。そんな疑いをかけらた鳥羽だが、鳥羽もヒザのサポーターがないと探している。
 結局、そのまま試合をすることになったのだが、鳥羽はシレッと入江のサポーターをしている。ますます鳥羽が盗んだんじゃないかと怪しむディーノ。さらにタッグベルトを欲しがっていたMIKAMI、最近財布をなくした高木も怪しく見えだしたディーノは、高木組が「盗みました!」と認めた時点(またはディーノ組が「疑ってごめんなさい」と誤った場合)で試合終了となるアイクイットマッチを要求。
 奇襲攻撃を仕掛けていったディーノが鳥羽に馬乗りになり、「アンタが盗ったんでしょう?」と迫ると、鳥羽は「私がと、と、と......鳥羽です」とかわす。その後も高木がアントンに乗っかっていき、マイクを近づけていくが、アントンは「ごめ、ごめ......五味太郎」となぜか絵本作家の名前を出してセーフ。さらに佐々木が鳥羽のサポーターを指差して「コレは盗ったんすか?」と迫るが、鳥羽は「信じてください! 借りたんでーす!」と半泣き状態。
 そんな鳥羽のバックを取ったディーノは、休日の昼間だというのにガンガン腰を振っていき、前からは佐々木が「オイ、気持ちいいんだろ? 気持ちいいって言ってみろ?」と迫る。思わず「気持ちいいです」と言ってしまった鳥羽だが、何とかピンチを脱出して高木にタッチ。ドラゴンリングインからのゆずポンキックを見舞った高木は、アントンにパラダイスロックを決めて「どうだ恥ずかしいだろ? 俺たち謝るんだ!」と迫る。しかしアントンは「ご、ご......ゴミ砂漠」と返してセーフ。
 そして場外乱闘の間にリング上のディーノが鳥羽に男色ドライバーを決めて、馬乗りになりマイクを近づけて行くが、何とそこにKO-Dタッグのベルトを持ったアントンが花道から登場! そのままリングに上がり佐々木とハイタッチしたアントンは、そのベルトでディーノを殴打していく! ベルトを盗んだ犯人は何と仲間だと思ったアントンだった!

101103_DDT-3.jpg ノーコンテストを告げるゴングが鳴らされると、アントンは「久しぶりに故郷に帰ったようだぜ、悪事を働くっていうのはな! オイ、ゲイ! ゲイ、まぁ表向きは裏切りってやつだな! お前が選挙で1位になったとき『プロレスで感動したいのよ』と言った。ああそうだよと思ったが、加えるならワクワクしたいと思った。俺は知っているんだよ。裏切られた瞬間も、殴られた瞬間も来たな〜と思ったのを。俺には俺のプロレスがある! 感動だけじゃねぇ! ワクワクも詰まってんだよ! だから大阪府立でオフィシャルにこのベルトを手に入れようと思う! 亜門さん、俺のプロレスはこういうのに詰まってます!」と訴える。
 この訴えを受けて鶴見GMは11・14大阪大会で、男色尻侍が持つKO-Dタッグ王座に、アントン&佐々木が挑戦することを決定する。盗んだベルトを散々アピールしたアントンは景気づけに自分のテーマ曲をかけさせると、ベルトをリング中央に置いて引き揚げていった。すると、今度はギターを持った矢郷良明が登場!
 矢郷さんは鶴見亜門GMに向かって「私は完全平和主義を唱えるSMASH親善大使の矢郷良明である。SMASHにはDDTにないものがあるぞ。それを聞きたくはないか? DDTにはなくてSMASHにはあるもの、それはカネだ! まぁそれはいいとして、今日は少しお願いに来た。私は8月以来まったく試合をしていない。ところが11月28日SMASHのJCBホールで試合をしなくてはいけない。でもまったく試合勘がないのだ。そのためにこのDDTを貸してもらいたいのだ」と、SMASHのJCB大会前に試合勘を取り戻すためにDDTで試合をさせてほしいとお願いする。
 だが、これを聞いた大社長が「そんなのおかしいじゃねぇか! 何ならいまここで俺様がやってやる!」と反論し、一触即発のムードに。そこに鶴見GMが割って入り、今日はもう時間がないので11・14大阪大会で高木と矢郷でタッグを組み、マッチメークから余った選手によるタッグ3組掛けを行うと発表。すると、今度は佐藤光留が登場! 「いまそんなこと煽っている場合じゃないだろ! もっと煽らなきゃいけないことがあるだろ! なぜ今日佐藤光留vs.HARASHIMAの前哨戦が行われず、マイケルの11月とは思えない寒〜い試合が行われなきゃいけないんだ!」と訴える。
 鶴見GMが「すっかり忘れてました! 煽りましょう!」と慌ててHARASHIMAを呼び込むと、佐藤は「HARASHIMA! 10月の後楽園であんたと男色ディーノのタイトルマッチ見たよ。試合後のあの満足そうなオーラ、俺は許せない! アンタは一体何のためにプロレスをやってんだ!」と詰め寄る。HARASHIMAが「なんでかって?」と言うと、佐藤は「そういうのが俺は気にくわない! そういうセリフを言えばいいと思っているこの団体も、ファンも。それを変えるためにまず大阪で俺がベルトを獲る!」と宣戦布告!
 さらに佐藤は鶴見GMに対しても「いつものテンションで俺とHARASHIMAの試合に茶々入れたら、例えGMだからって容赦しないからな!」と牽制すると、HARASHIMAは「亜門さん、何も心配することないよ。何かあっても俺が守ってやるって。とにかく11月14日、俺が佐藤光留をブッ倒します! 11月14日、絶対勝ってやるって! なんでかって、それは鍛えているからだー!」と叫んで大会を締めた。
 なお、11・14大阪大会で行われるHARSHIMAvs.佐藤光留のKO-D無差別級戦の勝者には、11・28後楽園大会でディック東郷が挑戦することもこの日正式決定した。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 6人タッグマッチ30分1本勝負
[Granma]ディック東郷/ヤス・ウラノ/○GENTARO(FREEDOMS)
12分25秒 ダイビング・エルボードロップ→片エビ固め
KUDO/星誕期/●高尾蒼馬

▼第2試合 バラエティ班長100番勝負第1戦30分1本勝負
○大鷲透(フリー)
3秒 首固め
●DJニラ(フリー)

▼第2試合 バラエティ班長100番勝負第2戦30分1本勝負
○大鷲透(フリー)
3分10秒 戦意喪失
●DJニラ(フリー)

▼第3試合 ヤングドラマ杯公式戦15分1本勝負
●美月凛音【勝ち点0】
5分47秒 あべ†ほりっく
○安部行洋【勝ち点3】

▼第4試合 ヤングドラマ杯公式戦15分1本勝負
○石井慧介【勝ち点5】
5分13秒 ニールキック→片エビ固め
●入江茂弘(チームでら)【勝ち点2】

▼第5試合 UWA世界6人タッグ、自由が丘6人タッグ、日本海6人タッグ 三冠戦 60分1本勝負
[王者組]●グレート小鹿(大日本)/りほ(アイスリボン)/ミスター6号(スポルティーバ)
13分33秒 トミーボンバー→体固め
[挑戦者組/シットハート♥ファウンデーション]佐藤光留(パンクラスMISSION)/中澤マイケル/○松永智充
※初代三冠統一王者組が2度目の防衛に失敗。SHFが第2代三冠統一王者組へ

▼第6試合 タッグマッチ60分1本勝負
飯伏幸太/○ケニー・オメガ
11分9秒 クロイツ・ラス→片エビ固め
HARASHIMA/●平田一喜

▼第7試合 I quit or 白状マッチ60分1本勝負
高木三四郎/MIKAMI/タノムサク鳥羽
12分5秒 本多と佐々木の裏切り→無効試合
男色ディーノ/アントーニオ本多(フリー)/佐々木大輔(フリー)

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