YOUNGプロレスわっしょい！提供試合、アイスリボン提供試合のあと、ADULTリボンと題し、なぜかFMWの同窓会マッチ的な試合が行われた。怨霊＆GOEMONと対戦したのはさくらえみ＆謎のオカマレスラーX。そして登場したオカマレスラーXは、金髪のカツラに覆面、さらに巨体をグリーンのワンピースで包んだ大男。リングアナから「工藤あづさ」とコールされたが、あの"性転換レスラー"として一時期話題になった頃とは大きくビジュアルが変わっていた！
　そんな試合もありながらもメインでは、合同興行らしく666とアイスリボンの選手が混合タッグを組み、3チームでミックスド3WAYで激突するという一戦。これがまた絶妙なチーム分けで、666のヤンキー宮本裕向はアイスリボンの毒舌キャラである都宮ちいとタッグを結成。666の性爆弾である忍はアイスリボンのHPでの今大会画像でグラビアポーズを披露した星ハム子とタッグ。そして666の正統派ダイナスティは、アイスリボンの正統派である真琴とタッグ。
　試合は宮本がリングイン直後に真琴に奇襲攻撃を仕掛け、さらにこの日は会場の客席が東側がアイスファン、西側が666ファンに別れていたにも関わらず、敢えてアイスファン側の客席に真琴を連れ出して乱闘を繰り広げるというヤンキーっぷり！　ほかの選手たちも激しい場外乱闘を繰り広げていたのだが、リングに戻ると真琴、ちい、宮本、ダイナスティが一斉にハム子を攻撃しようとする。そこでパートナーの忍が自らの体で制止するが、その忍の腕をダイナスティが捻り上げていくと、この手の試合では名物でもあるハンマーロックの数珠つなぎ状態に。
　最後に宮本は腕を捻りあげると、まるでダンスのウェーブをするようにダメージが伝導していき、一番端の忍がなぜか痺れてしまう！　そこで忍が宮本の横に移動し、今度は宮本の腕を捻りあげてダメージを伝導させていくが、一番端のダイナスティがロープを掴んでいたため、ダメージの伝導がリバースし、結局忍が痺れるハメに。さらに真琴＆ダイナスティがハム子に合体ストレッチを決めると、その横で宮本が忍に逆エビ固めを決め、そこにちいがキャメルクラッチで加勢と、完全に4vs.2の展開に！
　それでも忍とハム子はほかの4選手をコーナーに叩き付け、ハム子の串刺し体当たり3連発をお見舞い。さらにハム子は忍のSEXボンバーを拝借したSEXYボンバーで宮本を吹っ飛ばしてみせる。だが、宮本＆ちいもファンタスティックフリップで反撃すると、またも宮本が真琴を狙ってムーンサルトプレスを投下。これを真琴がかわすと宮本はうまく着地したが、何と真琴が急所蹴りをお見舞い！　すかさず宮本の対してほかの選手たちが次々に得意技を決めていき、最後は真琴が三田さん固めで丸め込んで3カウント！　真琴からまさかの3カウントを奪われた宮本は、真琴ファンに襲いかかって悔しさをぶつけていた。

　メイン終了後、ボーナストラックとして行われたヤンプロvsアイスリボン全面対抗戦!？ 新木場☆秋の大運動会。第1競技では花道の網を抜け、リング上に置かれた粉の入った洗面器から口だけで飴を見つけ、セカンドロープを渡りきったら、おたまの上にピンポン球を乗せてリング下の障害をクリアしながら花道まで戻るという障害物競走！
　1人メンバーが足らなかった666側には新木場1stの管理人である斉藤さんが入ったのだが、第3走者はその斉藤さんとさくら。前半666側が大きくリードしていたのだが、ここでさくらが斉藤さんに妨害を仕掛けていったため、その差が一気に縮まる！　第4走者の宮本とみなみ飛香も子供のケンカのように小競り合いをしながらも、アンカーのダイナスティと藤本つかさにほぼ同時にバトンタッチ！　後半藤本が一気に追い上げたものの、最後は紙一重の差でダイナスティがゴールして666が勝利。
　続く第2競技はパンスト綱引き。お互いに頭にパンストを被って結び、手を使わずに引っ張り合ってパンストが脱げたほうが負けというバラエティ番組でよく見るアレだ。帯広さやか、ハム子が連勝したあと、タレントとしての性か松本都がパンストを被るのを嫌がる。それでも渋々被った都は、試合が始まるといきなりマンマミーアの要領でクルクル回転。パンストを巻き付けると、一気にダッシュ！　これで相手の乞食のパンストがスルッと脱げ、都が頭脳作戦で勝利し、アイスリボン3連勝！
　最後の試合は怨霊vs.志田光。怪奇派レスラーの怨霊がパンストを被るのもスゴイが、都と違いなぜか潔くパンストを被った上に堂々ポーズまで取って見せる志田。しかも怨霊にケンカを売っていくという太々しさ。ところが志田はパンスト綱引き関係なしで怨霊にストンピング！　だが、エキサイトするあまりにパンストが脱げてしまい、結局この時点での得点は3-2でアイスが辛くもリード！

　最終決戦はハム子とTHE101がそれそれコーナーに座って頭の上にバケツを持ち、選手はもちろん、こぼれ玉を拾ったファンも参加していい玉入れ競争！　しかも勝ったチームには666点が加算されるという。だが、いざ玉入れ競争が始まると、両チームとも玉を入れることよりも相手チームにぶつけることに必死！　さらに藤本がコーナーの上のTHE101にビーナスシュートを叩き込んで蹴落とし、怒ったTHE101がハム子をコーナーから引きずり降ろしたため収拾の付かない状況に......
　仕方なく再試合をすることになったのだが、アイス側は志田が藤本をトスしてダンクシュートという作戦に出るが、藤本の玉がことごとく入らない！　さらにこぼれ玉を拾ってちゃんと玉を入れる協力的なファンは666のほうがやや多い感じ。そして、ようやく玉入れが終了し、バケツに入った玉を1つ1つ数えていったところ、何とアイス側は65個で終了、そして666側は66個で終了と、何とわずか玉1個の差で666が勝利！
　見事大運動会を制した666だが、THE101が勝利の歌を歌おうとすると、背後からさくらが蹴りを入れて阻止！　そして「私も歌いたくて。負けたけどせっかくの合同興行じゃないですか。ギスギスしたのは最後くらい止めましょう」と言ったさくらは、なぜかTHE101と一緒に『世界で一つだけの花』を歌おうとしたのだが、今度はいざ歌おうとしたところでほかの選手たちから一斉に蹴りを浴びてしまう！
　結局、両団体の選手たちがマイクを回していきながら、最後はみんなで『世界で一つだけの花』を歌って大団円。ちなみに大運動会で敗れたアイスリボンには、厳しい罰ゲームをやってもらうことになるという。その模様は近日発売される今大会の模様を収めたDVDに特典映像として収録されるとのこと。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合「これがヤングプロレスわっしょいだ！」タッグマッチ20分1本勝負
○小仲＝ペールワン／K666
11分52秒　座禅式セントーン
●THE101／乞食

▼第2試合「これがアイスリボンでございます！」タッグマッチ20分1本勝負
藤本つかさ／○志田光
12分15秒　長滞空ブレーンバスター→片エビ固め
●帯広さやか（19時女子）／松本都

▼第3試合「ADULTりぼん　〜FMW同窓会!？　あの頃僕等は若かった〜」メモリアルミクスドタッグマッチ30分1本勝負
怨霊／○GOEMON（隼計画）
14分45秒　スワントーンボム→片エビ固め
●さくらえみ／工藤あづさ

▼第4試合「おいでよヤングりぼんの森へ」ミックスド3WAYタッグマッチ30分1本勝負
●宮本裕向／都宮ちい
17分44秒　三田さん固め
ダイナスティ／○真琴
※もう1組は忍／星ハム子

▼ボーナストラック「ヤンプロvsアイスリボン全面対抗戦!？ 新木場☆秋の大運動会」
【第0競技】チケット売り上げ対決
●６６６
72－76
○アイスリボン
※DVDの表紙がアイスリボンに決定。裏表紙がヤンプロ

【第1競技】障害物競走（1点）
○［ 6 6 6 ］Ｋ６６６→小仲＝ペールワン→新木場の斉藤さん→宮本裕向→ダイナスティ
1－0
●［アイス］都宮ちい→真琴→さくらえみ→都宮ちい→みなみ飛香→藤本つかさ

【第2競技】パンスト綱引き（各1点）
＜1人目＞
●［ 6 6 6 ］ＴＨＥ１０１
1－1
○［アイス］帯広さやか
＜2人目＞
●［ 6 6 6 ］忍
1－2
○［アイス］星ハム子
＜3人目＞
●［ 6 6 6 ］乞食
1－3
○［アイス］松本都
＜4人目＞
○［ 6 6 6 ］怨霊
2－3
●［アイス］志田光

【第3競技】玉入れ（666点）
○６６６
668－3
●アイスリボン
※アイスリボンは今大会のDVDで罰ゲーム収録が決定