DDT48総選挙1位だったディーノが「ワタシが夢を創ります!」とエース宣言!高木がユニオンへの移籍を電撃発表!
DDTプロレスリング
DDT48総選挙結果発表無料イベント大会
日時:10月7日(木) 開始:19:30
会場:新木場1stRING
観衆:400人(超満員)
7日、新木場1stRINGで行われたDDT『DDT48総選挙結果発表無料イベント大会』。7・25両国国技館大会のエンディングで、突如高木三四郎大社長から発表されたDDT48総選挙。「総選挙を通して、お前らみんなに応援されてる大事さを感じてほしいからやるんだよ」と熱弁を振るった大社長は、DDTの全ブランドを対象に、各ブランドの所属選手、フリー選手、セミレギュラーの他団体の選手の中から48人を候補者として選出。8・15DDT名古屋大会から10・6マッスルまでの10大会を選挙の対象とし、チケットを買ったお客さんや3000円以上のグッズを買ったお客さんに投票券が与えられた。
USTREAMによる選挙演説や、各選手のブログやTwitterでの選挙活動を行った結果、まず8・29後楽園大会で1回目の中間発表が行われた。この時点では1位が男色ディーノ、2位がHARASHIMAと入江茂弘、4位が高木三四郎、5位がディック東郷、飯伏幸太、ヨシヒコといった結果だった。続いて9・26後楽園大会で行われた最終中間発表の結果は、1位がやはり男色ディーノ、2位がHARASHIMA、3位が佐藤光留、4位が飯伏幸太、5位がヨシヒコといった具合だった。
そして迎えた結果発表。候補者のほとんどがコスチューム姿でひな壇席に並んだ状態から(一部の候補者は欠席)、観客はもちろん、座っている選手全員が結果を知らない中、スクリーンで当選発表を行っていくことに。まずは当落ラインにある18位を敢えて外して17位から順に発表されていく。ディック東郷の順位が意外と低かったり、ユニオンプロレスから木高イサミが当選すると、諸橋晴也が地団駄を踏んだり、DJニラが早々とヤサぐれてビールを飲み出したりと、結果が出る度に選手と観客が一喜一憂!
中間発表ではなかなか18位以内に入れなかった大鷲透が、12位と発表された瞬間は観客だけでなく選手たちも満面の笑みで拍手をして大鷲を祝福。「今日は長野にいたんですが、ここに来てよかったですよ! 同情してくれてありがとう! バラエティ班の班長やっていてよかったです......あ、それは撤回します」と愛されキャラらしい喜びの言葉。
さらに18位以内に入れなかったら引退を考えると宣言していた中澤マイケルは、何と7位! 「イヤよイヤよも好きのうち〜! 本当に僕、真剣に引退を考えていたんで」と本当にホッとした様子のマイケルだったが、鶴見亜門GMから前日の『マッスル』に来ずに旅行に行っていたことを暴露された上、変態團の佐藤光留からはこの日に結果発表があることを少し忘れていたことまで暴露され、ブーイングを浴びた。
総選挙の言い出しっぺである高木は6位。ネット上では「大社長を18位以下にしたほうが面白い!」という意見もあり、高木自身もそれを見てかなりビビっていたそうだが、6位に入って大社長の面目躍如といった感じ。すると高木は「DDTを僕は経営者としてどんどん盛り上げていきたいと思います。同じく、プロレス界も盛り上げていきたいと思います! DDTは13年間やってきましたけど、昨年度、今年と両国大会を成功させることが出来ました。自分はDDTグループを統括する者として、私ごとではございますが、12月をもってユニオンプロレスに移籍したいと思います!」と衝撃発言!
何とこのことは観客はもちろん、全選手が知らなかったことで、高木はユニオンのナオミ・スーザン代表にしか話していなかったという。DDTが2年連続両国大会を成功させたのを見て、そのDDTに比べてユニオンがイマイチ世間に発進出来ていないと感じたため、だったら自分が移籍してしまおうと考えたという。スーザン代表は「ユニオンの選手たちから反発があるかもしれないが、ユニオンを大きくしたいという気持ちは同じはず。小さいままやってていいわけないと思っているので、ある意味高木さんのネームバリューというか、いろいろなものを利用させてもらおうと思っている」と語った。
なお、当落ボーダーラインの18位は若手の石井慧介! この日、石井を含む若手6選手で『第2回ヤングドラマ杯』の開催が発表されただけに、DDTの未来を感じる結果となった。
そして1、2位のワンツートップも考えられた現KO-D無差別級王者のHARASHIMAと、ゴールデンスター飯伏幸太は、意外にもそれぞれ飯伏が5位でHARSHIMAが4位。その代わりに3位に入ったのは、何とユニオンのチェリー! 紅一点の女子レスラーが何と3位に入るという大波乱! それというのもチェリーは今後の進む道を高木大社長に相談。その様子をUSTREAMで中継された結果、チェリー自ら一緒にプロレスをやる仲間を捜すUSTREAM中継を始めたのだが、結果的にそれら一連の行動が票に結び付くカタチとなり、チェリーは思わずうれし涙を流した。
2位はこの総選挙に全身全霊を賭けていた佐藤光留! 結果が発表された瞬間、本気で1位を狙っていた光留は天を仰ぎ、「自分はパンクラス所属なので、正直部外者だからって見られたくなかったので。家はパンクラスだけど、僕のホームリングはDDTだと思ってずっとやってきました。みんなにもう一度ドラマチックなドリームを見せるつもりでやってきました!」と無念そうに語った。亜門GMによると、光留は2日前まではぶっちぎりで1位だったという。なお、大会終了後に光留は「(2位だったのは)マウント取って下から殴られたときと同じショックですよ」と語った。
その光留を最後の1日で抜き去って1位を獲得したのは男色ディーノ! リングに上がって観客を見渡したディーノは「昨日友人のマッスル坂井がいなくなりましたよ。来年6月には東郷さんがいなくなると。来年のこの時期、もうこのメンバーが揃うことはないんですよ。その時、このリングに夢はあるのかと! お金のためならほかの仕事やったほうがいいわよ。ようするに少なくともワタシは夢っていうのは、プロレスで感動したいんだと思ってるの! 感動させるんじゃなくて、自分が感動したいと思ってやらないとやってらんない! 夢は全然あるよ! ワタシがDDTに来てよかったと思うのは夢があるって分かったことなの。だからワタシたちの夢は終わらないよね! ありがとうなんて言わない。一緒に夢見ようよ! ......で、2位が発表された時点で切り替わっちゃった。ベルトじゃない価値がワタシにある。少なくてもこの1年は......いいわ(HARASHIMAを)差し置いて言う。ワタシが夢を創ります!」と堂々エース宣言!
盟友・マッスル坂井がプロレス界から去り、今後どうプロレスに接していこうか迷っていたという亜門GMも「いまのディーノの言葉で決めました。僕はこのDDTで夢を追っていこうと思います」と語った。この結果、10・24後楽園大会でディーノがHARASHIMAの持つKO-D無差別級王座への挑戦が決まったが、HARASHIMAが「夢? 自分だっていつでも持ってやってんだよ。ディーノの夢がどんなものかガッチリ受け止めて自分が勝つんで。楽しみにしてるぜ」と言えば、ディーノも「ちょっと勘違いしてないかしら? ワタシもチャンピオンですよ」といって総選挙1位の表彰状を突き付け、「受け止める? 受け止められるかしらね? ワタシの夢はおっきいよ! 楽しみにしてるぜ」と返した。
なお、ディーノは大会終了後、「同い年の友達が(プロレスを)辞めてね、実家を継ぐみたいなことになったら、いろいろ考えるんだけど、でもやっぱりこの結果を見ていますぐには辞められないなって。ワタシもそんなに長くないと思ってるけど、いまはまだ......。昨日のマッスル坂井の引退を見て、引き際について考えたのよ。すごい綺麗な引き際だったけど、それはそれでいいことなんだけど、ワタシはそうではないかなって。自分に価値がなくなったら、サッと辞めようと思っているのよ。犬が死ぬときにいなくなるみたいな、そんな感じでいたかったから、とりあえずいまはまだ闘える! 立ち上がれる! と思って」と噛みしめるように語った。
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼タッグマッチ30分1本勝負
諸橋晴也/●妻木洋夫
16分24秒 スライディングキック→片エビ固め
HARASHIMA/○平田一喜
▼シングルマッチ30分1本勝負
●高尾蒼馬
7分0秒 ダイビング・テディベア→体固め
○入江茂弘
▼DDT48選挙結果発表(有効投票総数5973票)
1位 512票:男色ディーノ
2位 498票:佐藤光留
3位 309票:チェリー
4位 258票:HARASHIMA
5位 254票:飯伏幸太
6位 233票:高木三四郎
7位 231票:中澤マイケル
8位 230票:アントーニオ本多
9位 225票:石川修司
10位 213票:MIKAMI
11位 209票:ヨシヒコ
12位 206票:大鷲透
13位 183票:ヤス・ウラノ
14位 182票:木高イサミ
15位 171票:ケニー・オメガ
16位 162票:ディック東郷
17位 159票:KUDO
18位 146票:石井慧介
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19位 132票:安部行洋、入江茂弘
※上位18人が10・24後楽園ホール『DDTスペシャル』に出場。1位の男色ディーノは賞金100万円獲得及び、10・24後楽園大会でHARASHIMAの持つKO-D無差別級王座への挑戦が決定。
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