東京に"巡業"というコンセプトで行われた新木場大会で、Dドランカーズ入りした谷嵜が大暴れ!急遽エニウェアフォールマッチで対戦したCIMAとスト市も大暴れ!?

100922_DragonGate-1.jpgDRAGON GATE
STORM GATE〜東京巡業〜
日時:9月22日(木) 開始:19:00
会場:新木場1stRING
観衆:400人(超満員札止め)

 22日、新木場1stRINGで行われたドラゴンゲート『STORM GATE』。これまでも望月成晃プロデュースの『武勇伝』やWARRIORS自主興行など、本戦とは違う特別興行で新木場1stを使用することはあったが、今回の新木場大会は「ドラゴンゲートが東京に"巡業"」という新たなるコンセプト。新木場1stを地方の小さな体育館に見立て、これまで地方のファンしか見られなかったアットホームな大会を楽しんでもらおうというもの。
 大会前には菊地リングアナ&玉岡レフェリー司会のもと、ファンクラブ限定撮影会を行ったクネスカ(K-ness.&横須賀享)もリングに登場して各試合の見どころを解説。これも巡業ならではの風景だ。

 全体的に巡業ということでアットホームというか、バラエティに富んだ試合が続いた今大会だが、メインには9・17後楽園大会でディープ・ドランカーズ入りした谷嵜なおきが登場! ニッカポッカ姿で登場した谷嵜には女性ファンからブーイングが飛ぶ。この試合は10・13後楽園大会で行われるWORLD-1vs.ディープ・ドランカーズの敗者ユニット解散マッチの前哨戦でもある。
 ディープ・ドランカーズは左ヒザを負傷している土井成樹に対して、当然のように左ヒザ攻撃。怒った吉野正人が谷嵜が着ていたタンクトップを剥ぎ取り、B×Bハルクがチョップを打ち込んでいく。谷嵜も「アホハルク!」と叫びながら反撃。さらにアラケンと神田裕之がハルクを場外に連れ出し、花道に寝かせると神田が客席のヒナ壇に座り、その肩の上からアラケンがダイビング・フットスタンプを投下。
 その間に谷嵜はニヤニヤしながら「土井ちゃん、足大丈夫かよ?」と言いつつ、土井の左ヒザを痛めつけていく。そこにアラケンが鉄製の棒を投げ込み、谷嵜は土井のヒザの裏側にその鉄の棒を差し込んでグイグイ逆片エビ固めで絞め上げる。どうにかロープに逃れた土井だが、神田が土井をロープに抑え付けるとエプロンから谷嵜が土井の頭にペットボトルの水を浴びせていくと女性ファンから悲鳴があがる。
 吉野とハルクが何とか救出に入ってきて土井も何とか反撃に出るが、谷嵜がかわしたため溝が出来ているハルクに誤爆! それでもWORLD-1は3人がかりの合体攻撃を決めていき仲間割れは免れ、そこから一気にハルクのマウス→吉野のトルベジーノ→土井のバカタレスライディングキックで一気に谷嵜を追い込む。しかしトドメとして出したハルクのファースト・フラッシュは谷嵜がかわしたため土井に誤爆!
 すかさず神田がダイビング・エルボードロップ→アラケンが投げ捨て阪神タイガースープレックス→神田がジョン・ウーで形勢逆転。そのままアラケンと神田が土井を抑え付けると、谷嵜がブルーボックスで殴打していき最後は神田が琉'sでトドメを刺して3カウント。すっかりヒールとなった谷嵜は「オイ、土井ちゃん、吉野さん、ハルク、大丈夫か? 来月さ、後楽園ホールで解散マッチ決まっているけどな、お前その前に負けとるやないけ。後楽園の前に解散してどっか行ってまえよ!」と憎まれ口を叩くが、吉野が「谷嵜、ボックス振り回して中途半端なことやりやがって! 谷嵜、お前は何をやっても中途半端なんじゃ!」と言い返すと観客からは歓声があがる。しかし谷嵜は「中途半端で結構じゃ! 俺らはいてもいなくてもいいようなユニットかもしれないが、お前らが来月の後楽園で負けて木股とかと組んでおけ!」と捨て台詞を吐いて引き揚げていった。

100922_DragonGate-2.jpg 10・3『GLADIATOR』新宿FACE大会で、かつてMMAマッチで渡辺久江を打撃で圧倒した韓国の女子ファイター、ハム・ソヒとキックルールでの対戦、さらに10日後のドラゲー後楽園大会ではいま話題の菊地毅と一騎打ちすることが決まっている"ハリウッド"ストーカー市川が、今大会でまずはCIMA相手に試運転!?
 入場するなりドロップキックでCIMAを場外に追いやったスト市は、コーナー最上段からプランチャをはなっていくが、CIMAは涼しい顔でかわして普通にリングに戻る。菊池さんもまるでそんな奇襲攻撃なんてなかったかのように、淡々と選手の名前をコールしてからようやく試合開始。するとスト市はまたしてもドロップキックでCIMAを場外に追いやって、コーナー最上段からプランチャを放つが、CIMAはまたしても涼しい顔でかわす。これでデジャヴか? 天丼か?
 するとスト市は「CIMA、お前逃げるなよ! お前、怖いんだろ? お前、やれんのか?」と上から目線で挑発。CIMAはかつての前田日明ばりにセコンドのドン・フジイに「やっちゃっていいですか?」と確認。それを見たスト市は突如エニウェアフォールマッチを要求! CIMAがこれを承諾すると、スト市はコルバタでCIMAを場外に追いやってトペコン気味のトペを発射!
 さらに新木場1stのシャッターを開けるボタンを押すが、シャッターが開くのは時間がかかり、CIMAは腕組みしてシャッターを見つめる。そこに背後からスト市が襲いかかっていくが、CIMAは逆にシャッターにスト市を叩き付けると、シャッターの閉まるボタンを押してからスト市を外に連れ出す。しばらくして反対側(東側)の壁から会場内に戻ってきたCIMAはスト市を花道に寝かせると、北側の壁の一番上まで登ってそこかダイブする体勢に!
 さすがに高さがあり、CIMAはダイブを断念。エニウェアらしく観客には見えない客席ヒナ壇の下に潜り込んでコブラツイストを決めたりしたCIMAは、ようやくスト市をリングに戻す。するとスト市がオールドスクールで反撃! CIMAは涼しい顔をしているが、スト市はロープ上をバックしたり、ダッシュしたりと自由自在! するとCIMAが「今日は特別に後ろの走りも披露しちゃおう!」と提案。調子に乗ったスト市が後ろ走りのダッシュを披露すると、予想通り転落して股間をロープに強打!
 すかさずCIMAは反撃に出るが、スト市はカウント2で返す。丸め込もうとするCIMAにカンチョーをお見舞いするスト市だが、CIMAはケツに力を入れて堪え「もう一丁来い!」と挑発。ならばとスト市はコーナー2段目、さらにコーナー最上段からとダイビング・カンチョーを連発。さすがに最上段からの一撃で吹っ飛んだCIMAに、スト市は735やラ・マヒストラル、イナバウアー・ジャーマンと一気に攻め込んでいく。
 CIMAが辛くもカウント2で返すと、スト市は玉岡レフェリーに猛抗議するが、横からCIMAがスト市をちょんと押すと、スト市の手が玉岡レフェリーの頬を叩いてしまう! 怒った玉岡レフェリーはラリアットを叩き込むと、CIMAのアシストを受けてジャンピング・パワーボム! これで今度はスト市が怒り出してゴミ箱をリング上に持ち込むが、逆にCIMAがスト市をゴミ箱の中に押し込む。そして動けないスト市に強烈なトラースキックを叩き込み、そのままエビ固めで抑え込んで3カウント。
 大いに会場を沸かせたあと、マイクを持ったCIMAが「東京巡業ということで普通の人とシングルでやりたかったんですけど、残念ながら市川さんでね。今日すごく楽しみにしていたんですけど、1つ皆さんにお知らせしたいことがあります。14年半、フジイさんと一緒にやってきましたけど、今日のストーカー市川戦を持って、ドラゴンゲートから一旦離れようと思います」と突如衝撃発言! 客席から一斉に「え〜〜〜〜っ!」という驚きの声があがったのだが、CIMAはニヤリと笑うと「ウソですよ〜」と言ってファンを安心させた。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 タッグマッチ 20分1本勝負
○斎藤了/Gamma
11分29秒 逆エビ固め
●琴香/ドン・フジイ

▼第2試合 NOSAWA論外・試練の1番勝負 20分1本勝負
●超神龍
8分5秒 超高校級ラ・マヒストラル
○NOSAWA論外(東京愚連隊)

▼第3試合 シングルマッチ 20分1本勝負
○CIMA
15分34秒 市川をゴミ箱につっこんでトラースキック→エビ固め
●"ハリウッド"ストーカー市川

▼第4試合 シングルマッチ 20分1本勝負
○望月成晃
8分58秒 腕固め
●Kzy

▼第5試合 タッグマッチ 45分1本勝負
YAMATO/●鷹木信悟
13分44秒 バックスライド・フロム・ヘブン
○堀口元気/ドラゴン・キッド

▼第6試合 6人タッグマッチ 60分1本勝負
B×Bハルク/●土井成樹/吉野正人
16分33秒 琉's→体固め
谷嵜なおき/新井健一郎/○神田裕之

このページの先頭へ
コラム女子プロレス団体『FEATURES』
スターダム世IV虎の番長日記
はるか悠里の格闘アイドル育成計画
スターダム須佐えりの初勝利への道
月別アーカイブ
団体