第2回コラソンプロレスで高木が永田に「負けたらエビスコで居酒屋修行」を要求!坂井はテロリスト村上相手に恐怖体験

100902_Corazon-1.jpgコラソン・ジャパン
コラソンプロレス
日時:9月2日(木) 開始:19:00
会場:新宿FACE
観衆:296人

 2日、新宿FACEでスポーツ関連企業コラソン・ジャパンが主催する『コラソンプロレス』が行われた。コラソンとコラボレーションしてTシャツを発売している選手や団体の選手が参戦するため、あっと驚くような顔合わせが実現するコラソンプロレスだが、2回目となる今回も普段ではあまり見られない組み合わせが実現!
 メインでは昨年5月に行われた『コラソンプロレスin調布』のメインで対戦した新日本プロレス永田裕志とSTYLE-E田村和宏がタッグを組み、高木三四郎&入江茂弘のDDTチームと対戦した。すると試合前には永田にK-1 63kg級ジャパントーナメント・ファイナリストの久保優太から花束贈呈が行われた。

 一方、気合い十分の表情で入場してきた高木はいきなり「オイ、永田裕志! この試合はコラソンプロレス軍vs.新宿歌舞伎町プロレス軍の最終決戦だ! 俺様もさっきその概要を知ったが、新宿歌舞伎町を甘く見るんじゃねぇぞ。俺様たちが勝ったらエビスコ酒場の厨房に入って居酒屋修行をしてもらおう。中国エステのお姉ちゃんとビラを撒いてくれ!」と仰天要求を突き付けた。そのまま永田vs.高木の先発で試合開始。いきなりショルダータックルで永田をなぎ倒した高木は、永田の蹴りをかわすと敬礼ポーズで挑発してみせた。
 その後もDDT組は田村を捕まえて集中攻撃していったが、高木が田村に永田ばりの腕固めwith白目を決めていくと、さすがにカットに入ってきた永田。高木は素早く場外に逃走すうと、永田はパートナーの田村に「立て、コラ!」とストンピング! さらに張り手を見舞って喝を入れた。これに奮起した田村は合体攻撃を狙うDDT組をドロップキックで迎撃し、ようやく永田にタッチ。「よくもやってくれくれたな!」と言いながら高木に串刺しフロントキックからエクスプロイダーを見舞った永田。高木もラリアットで応戦していくと、田村が手を伸ばしてタッチを志願!
 永田がその心意気に応えてタッチすると、田村はミサイルキックやスリングブレイドで反撃。しかし飛び付き腕十字は高木が持ち上げて脱出。タッチを受けた入江がバックフリップ、キャメルクラッチに捕らえると、カットに入ってきた永田を高木がスタナーでカット。さらに田村に高木のスピコリドライバー→入江のテディベアと決めていったがカウントは2! 田村は入江に低空ドロップキックからのハイキックで反撃すると、永田にタッチ。張り手とミドルキックを入江に見舞った永田だが、入江も踏ん張る。ならばとエクスプロイダーで投げていった永田は、問答無用のナガタロックIIで絞め上げてギブアップを奪った。
 試合後、マイクを持った永田は「大社長。何かずいぶんお疲れのようですね。これぐらいでバテバテになっているようじゃ、俺をエビスコ酒場でバイトさせるのは難しいな。おい小僧(=入江)、悔しいか? ガッツだけはちょっといいものを持っているよ。悔しいならこの思いをレスラーでいる限り忘れるな。お前次第でいくらでも強くなれるよ。ファンの人は温かいな。この温かさを忘れるようなら、お前レスラー辞めたほうがいいぞ」と言葉をかけると、最後は「このプロレスという素晴らしい空間をさらに広げていくためにコラゾンプロレスを続けていくでしょうから、皆さんの力でこの輪をさらに大きくしてきましょう」と言って1、2、3、ゼアッの敬礼ポーズで締めくくった。
 バックステージで高木が報道陣に向かって「さすがだな! 天下を取り損ねた男だけのことはあるよ、この野郎! 永田裕志〜、もうちょっとで歌舞伎町の魔の手におびき出す最大のチャンスだったのに。世田谷区自由が丘から歌舞伎町だよ!」と叫んでいると、そこに永田が通りかかり、「今度はエビスコ酒場に一杯飲みに行かせてもらいます」と声をかけてガッチリ握手。すぐさま大社長は低姿勢になり、「サービスさせてもらいます! 今日、僕らが負けたんで、ドリンクサービスします!」と申し出る。それを聞いた永田さんはご機嫌になり、打ち上げをするためエビスコ酒場へと向かっていった(※エビスコ酒場に来店した永田は、試合に勝ったにも関わらず厨房に立って居酒屋修行をしてみせたとのこと)。
 
100902_Corazon-2.jpg 10月に引退が決まっているマッスル坂井にとって、引退前の試練の一番となったこのビッグ村上戦。入場の時点で一旦リングをスルーして逃亡を図ろうとした坂井だが、何とかリングに上がると、そこに村上が"人を殺しそうな顔"で入場。坂井は村上に背を向け、一切目を合わせようとしない。村上が坂井に近付いていって睨みを利かせると、坂井も思いきって顔を上げて村上と目を合わせる......その瞬間!
 何と坂井は自らの胸元をタップしてギブアップを宣言! 試合終了のゴングが鳴る中、坂井はシレッと控室に戻っていくが、当然村上も観客も納得しない。すると坂井のテーマ曲が再びかかり、松井レフェリーに引っ張られながら坂井が再入場。再試合のゴングが鳴ると、坂井は恐る恐る村上に握手を求めていく。
 それに村上が応じると、「痛い、痛い! 折れた!」とまたも試合終了をアピールする坂井だが、松井レフェリーは認めない。坂井はそのまま場外にエスケープし、村上が追いかけていくと観客を盾にしたり、八つ当たりしながら逃走! だが、村上のセコンドの臼田勝美に対してはなぜか強気で口論を始める。臼田との口論に熱くなっている坂井の背後には、いつの間には村上が近付いてきており、「坂井、後ろ、後ろ!」の声に坂井が振り返ると、そこにはテロリストが!
 一気にパンチと踏みつけでラッシュした村上だが、坂井は命からがら急所攻撃をお見舞いすると、「来いや、コラァ!」と挑発する村上に対して意を決して突進......からの足を踏みつけ攻撃! この大人気ない攻撃になぜか村上も同じ攻撃で対抗したのだが、「や〜めた!」と叫んだ村上はまたもパンチでラッシュ! 坂井は何とかスクールボーイで丸め込み、カウント2で返されたところに突進するが、村上はカウンターのSTO! さらに自ら走り込んでSTOボンバーを決めて坂井から3カウントを奪った。
 頭をしこたま打ち付けた坂井は朦朧としながら「村上さん、今日はどうもありがとうございました。最後ちょっと覚えてないですけど、失礼とかなかったでしょうか? 自分、来月引退してしまうんですけど、ご実家が近いようなので今度新潟の新鮮な海の幸をご実家にお持ちしまうので、これからもよろしくお願いします」と挨拶。これを聞いた村上は「オイ、お前新潟らしいな。めっちゃ近所らしいな。お前、言ったな! 甘エビ頭付き10kgってこい! それで2人で佐渡島行くぞ」と返し、坂井とお友達になった。

100902_Corazon-3.jpg 当初対戦相手が決まっていなかった鈴木みのるの相手に、DDTの星誕期が名乗りをあげたことで鈴木vs.誕期という異色対決が実現! いきなり誕期をグラウンドにねじ伏せてみせた鈴木に対し、誕期は立ち合いの体勢になって相撲勝負を要求。観客もこれを後押しするが、当然鈴木は「反則!」と抗議して嫌がる。しかし誕期の「相撲やれよ」という挑発に応じ、"エア塩まき"から立ち合いの体勢に。
 だが、誕期が立ち合いからブチかまそうとしたところに、鈴木はまさかのフロントキック! 観客からブーイングが起こると、怒った誕期がショルダータックルで今度こそ鈴木をなぎ倒す。だが、誕期のブエノスアイレス午前零時をかわした鈴木は低空ドロップキックから変形のヒザ十字、正調ヒザ十字と誕期のヒザを破壊していく。
 何とかロープに逃れる誕期だが、鈴木はすぐにニーリフトからヒールホールド。それでもロープに逃れた誕期は走り込んできた鈴木をネックハンキングボムで叩き付けると、コーナースプラッシュからのラリアット。鈴木はカウント1で返す意地を見せるが、なおもブレーンバスターで投げる誕期。さらにロープに走ろうとした鈴木のタイツを掴んで阻止すると、そのままのど輪落としで叩き付け、さらに今度こそブエノスアイレス午前零時を投下。
 しかしアルゼンチン・バックブリーカーを狙った誕期に対し、スリーパーで切り返した鈴木は、そのままゴッチ式パイルドライバーで叩き付けて誕期から3カウントを奪った。試合後、鈴木は「オイ、元お相撲さんのおじちゃん。もうちょっと練習してから来い。そしたらまた相手してやるよ。あの練習してないおじちゃんと、そこの296(コラソンプロレス・プロデューサー)! 俺はお前らに言いたいことがある......今日の試合後、売店でサイン会やります! 皆さん来て下さい! ありがとう!」と凄んでおいてから、サイン会を告知するお茶目な一面を見せた。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 女子プロレスの為に菊タローを討伐!! 30分1本勝負
●菊タロー(アキバプロレス)
9分48秒 ジャーマンスープレックスホールド
○華名(フリー/トリプルテイルズ)

▼第2試合 FC東京愚連隊再武装 45分1本勝負
NOSAWA論外(東京愚連隊)/○FUJITA(東京愚連隊)
12分38秒 SAYONARA→体固め
バラモンシュウ(フリー)/●バラモンケイ(フリー)

▼第3試合 コラソンvs新宿 60分1本勝負
○鈴木みのる(パンクラスMISSION)
11分47秒 ゴッチ式パイルドライバー→体固め
●星誕期(DDT)

▼第4試合 コラソンvs新宿 60分1本勝負
○ビッグ村上(ビッグマウス・ラウド)
38秒 ギブアップ(戦意喪失)
●マッスル坂井(DDTテック)
<再試合>
○ビッグ村上(ビッグマウス・ラウド)
5分59秒 STOボンバー→片エビ固め
●マッスル坂井(DDTテック)

▼第5試合 コラソンvs新宿 60分1本勝負
○永田裕志(新日本プロレス)/田村和宏(STYLE−E)
17分7秒 ナガタロックⅡ
高木三四郎(DDT)/●入江茂弘(チームでら)

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