大鷲を下して紅白プロレスを黒赤プロレスにすると宣言したVMに対し、バラモン&ディーノが宣戦布告!世界佐藤級選手権は、佐藤家vs.佐々木家の全面戦争に
紅白プロレス合戦
第13回紅白プロレス合戦
日時:8月13日(火) 開始:19:00
会場:新宿FCAE
観衆:390人
13日、新宿FACEで行われた『第13回紅白プロレス合戦』。大鷲透をはじめ、元ElDorado勢が中心になって開催されてきた紅白プロレス合戦が、新宿FACEに初進出! メインでは大鷲がユニオンプロレスの石川修司、DDTのケニー・オメガとタッグを組み、白組としてTARU、ヘイト、稔のブードゥー・マーダーズ(紅組)と対戦。
稔がケニーを指名すると、スピーディーなロープワークから稔が先にドロップキックを叩き込むと、ケニーも負けじと低空ドロップキックからのコタロー・クラッシャーを返す。これまでDDTvs.全日本という図式はあまりなかっただけに、こういう魅力的なカードが実現するのも紅白プロレスならでは。しかしブードゥー・マーダーズ(以下VM)がいつまでもクリーンなファイトに徹するわけはなく、セコンドについていたMAZADAが度々介入し、ケニーを捕まえる。
何とか自力で脱出したケニーから石川にタッチし、一気に流れを変えようとした白組だったが、TARUがケニーをレフェリーにぶつけていき、レフェリー不在の状態から石川の股間にカカト落とし。ここで大鷲が入ってきてVMに波状攻撃を見舞っていくが、そう簡単に3カウントは取れない。やや勝負を焦る大鷲に対し、背後からMAZADAが凶器攻撃をお見舞いすると、ヘイトが消化器を噴射! すかさずTARUがラ・マヒストラルで丸め込んで3カウント。
悪の連係で白組を下したVMのTARUが「もう紅白プロレスを黒赤プロレスにしてもいいよな」と言い出すと、そこにバラモン兄弟が登場! バラモン兄弟はVMに対して4vs.4の全面対決を要求。TARU、ヘイト、稔、MAZADのVMに対し、バラモンケイ、シュウ、Ken45°に加えてバラモン兄弟はとっておきの秘密兵器を用意。そこに現れたのは何と男色ディーノ! 稔に狙いを定めたディーノだが、間一髪で稔がかわすとヘイトにリップロックが誤爆! 一見微動だにしていないように見えたヘイトだが、何と立ったまま失神! 慌てて引き揚げていくVMに対してディーノは「安心せい! 峰打ちじゃ! なにが黒赤プロレスよ! ワタシたちは力を合わせてアンタたちをぶっ潰して、七色プロレスにしてやるわ! 稔ちゃん、楽しみにしてるわよ!」と宣戦布告。
TARUも秘密兵器として引退した"brother"YASSHIさんをリングサイドまで連れてきたが、YASSHIさんは復帰するわけではなく、たまたま遊びに来ただけ。とんだ肩透かしを食らったディーノは最後、バラモン兄弟の決め台詞をアレンジして「勃ってるかー? 勃ってますかー? いくぞー! 紅白プロレス合戦は蛆虫だぁー!」と、トンデモナイことを叫んで大会を締めた。次回の紅白プロレス合戦9・26新木場大会で、バラモン&Ken&ディーノvs.VMの4vs.4全面対決が行われることが決定した。
王者・バラモンケイにバラモンシュウや佐藤光留をはじめ、我こそは世界一の佐藤と名乗る佐藤が挑み、最強の佐藤を決める世界佐藤級選手権なる試合が組まれたのだが、リング上に登場したのは王者を含む3選手のみ。しかし光留曰くアルタ前には腕に自信のある佐藤さんが500人は並んでいて、その中から310人の佐藤さんが試合に出場するという。そして光留が310人の佐藤さんを呼び込むと、そこに現れたのは佐々木大輔!
「俺は佐藤が大嫌いなんだよ!」と突如佐藤に対して喧嘩を売った佐々木に対し、光留も「佐藤は嫌いだ!」と応戦するが、佐藤3人で佐々木をいじめるのは気が乗らないという。すると佐々木はちゃんとパートナーを用意していると言って、ほかの佐々木さんを呼び込む。そこに現れたのは佐々木貴と佐々木義人! 思わぬ強豪の登場に「それが佐々木のやり方か?」と某現場監督ばりに詰め寄る光留だが、大輔は「これが佐々木のやり方だ!」とバッサリ。
光留は半ばヤケクソ気味に「全員苗字を代々木に変えてやる!」と叫びながらバラモン兄弟と共に佐々木家に奇襲攻撃。世界佐藤級選手権だったはずの試合が、いつの間にやら佐藤家vs.佐々木家全面対抗戦に! お互いに「佐々木!」「佐藤!」と叫びながら激しくぶつかり合う佐藤と佐々木。
混戦の中、大輔を羽交い締めにしたバラモン兄弟は「おい、ヨソの佐藤!」と光留に攻撃するように指示。しかし、ことごとく光留の攻撃は大輔にかわされてバラモンに誤爆! バラモン兄弟は光留に大輔を抑えておくように指示して攻撃しようとしたが、またしても大輔にかわされてしまう。するとバラモン兄弟は怒って光留を制裁し、さらに「こんな試合やってられるか!」と試合をボイコット。佐藤家空中分解のため、ローンバトルを強いられた光留に対し、貴がD-ガイストからの右脚で仕留めようとすると、大輔がシレッとジャックナイフ式エビ固めで丸め込んで3カウント。この結果、大輔が初代佐々木級王者に認定されたが、貴は最後まで納得がいかない様子だった。
アントーニオ本多vs.葛西純というなかなか興味深いシングルマッチが実現。クラシカルな攻防かた一転して葛西がイス攻撃でアントンの額を叩き割ると、アントンは大流血! ニヤリと笑いながら傷口に噛みつき、さらにコーナーポストをズラして剥き出しになった金具にアントンを叩きつけていった葛西。
厳しい攻めに悲痛なうめき声をあげながらも耐えたアントンは、逆に葛西をコーナーの金具に叩きつけるとナックルパートからダスティン。さらに卍固めに捕らえるが、葛西はロープに脱出。そしてバックドロップで投げていった葛西は、続けてクロスアーム式ジャーマンで投げると、パールハーバー・スプラッシュを投下。これをヒザを立てて迎撃したアントンは再びナックルパートからのダスティン。だが、腕でブロックした葛西は張り手。
アントンは朦朧としながらも素早く卍固めからグラウンド卍で丸め込むが、葛西はカウント2で何とかキックアウト。コーナーに登ってダイビング・フィストドロップを落としたアントンだが、これをかわした葛西はハイキックからリバース・タイガードライバーで叩きつけて勝利。しかし試合後、葛西はアントンの健闘を称えた。
そして藤田ミノル&政宗がバナナ千賀&ベアー福田に勝利したあと、千賀とケガで欠場となったためセコンドについていたツトム・オースギに向かって「ケガが治ったら正式に俺たちにタッグタイトル緒戦させろよ!」とSOSの持つUWA世界タッグ王座への挑戦を表明。すると、そこにアントンと葛西が肩を組んで登場! アントンは「葛西さんが裏で囁いた。『アントン、組んでみてもいいんじゃないか』。俺は返す刀で囁いた。『お願いします! 仕事ください!』。両者が受諾したいま、俺たちは今日から正式にアントンモンキーだ! アントンモンキーもベルトに挑戦するぜ、ベイベー!」と、何と葛西と新タッグ"アントンモンキー"を結成してUWA世界タッグ獲りを表明。
さらにこの日、大石真翔&CHANGOに勝利したオオクワガタ小林&ジャッキー沼澤の"サウンド・オブ・サイレンス"も登場し、急造タッグのアントンモンキーに向かって沼澤が「俺とオオクワガタさんは20年タッグを組んでんだ!」とウソぶきながらタッグ王座挑戦を表明。この結果、アントンが藤田&政宗vs.アントンモンキーvs.サウンド・オブ・サイレンスによる3WAYタッグマッチを、次期UWA世界タッグ王座挑戦者決定戦として行うことを提案。次回大会で行われることになった!
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼第1試合 タッグマッチ20分1本勝負
稲葉雅人(フリー)/●西村賢吾(フリー)
10分44秒 ニールキック→片エビ固め
○石井慧介(DDT)/山田真弘(フリー)
▼第2試合 タッグマッチ30分1本勝負
○オオクワガタ小林/ジャッキー沼澤
10分55秒 ダイビング・バカチンガー・エルボードロップ→片エビ固め
大石真翔(K-DOJO)/●CHANGO(フリー)
▼第3試合 スペシャルシングルマッチ30分1本勝負
○葛西純(FREEDOMS)
13分7秒 リバースタイガードライバー→体固め
●アントーニオ本多(フリー)
▼第4試合 タッグマッチ45分1本勝負
○藤田ミノル(東京愚連隊)/政宗(大阪プロレス)
17分53秒 サスケだましセグウェイ→片エビ固め
●バナナ千賀(フリー)/マンゴー福田(フリー)
▼第5試合 世界佐藤級選手権 佐藤家vs.佐々木家全面対抗戦 60分1本勝負
[王 者]バラモンケイ(フリー)/[挑戦者]バラモンシュウ(フリー)/[挑戦者]●佐藤光留(パンクラスMISSION)
15分5秒 ジャックナイフ式エビ固め
[挑戦者]○佐々木大輔(フリー)/[挑戦者]佐々木貴(FREEDOMS)/[挑戦者]佐々木義人(大日本プロレス)
※初代佐藤級王者が初防衛に失敗。佐々木大輔が初代佐々木級王者に認定
▼第6試合 6人タッグマッチ60分1本勝負
[赤組]○TARU(VM)/ヘイト(VM)/稔(VM)
15分30秒 ラ・マヒストラル
[白組]●大鷲透/石川修司(ユニオン)/ケニーオメガ(DDT)
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