両国のメインでHARASHIMAが強敵・関本から至宝奪還!ディーノとHGが涙のキス!マイケルが肛門を爆破されながらも火の鳥プレス!
DDTプロレスリング
両国ピーターパン2010 〜夏休み ああ夏休み 夏休み〜
日時:7月25日(日) 開始:16:00
会場:両国国技館
観衆:8800人(超満員)
25日、両国国技館で行われたDDTプロレスリング『両国ピーターパン2010 〜夏休み ああ夏休み 夏休み〜』。昨年両国に初進出してファンを驚かせたDDTだが、初の両国大会は大成功! すると"攻め"の姿勢を貫いたDDTは2年連続で両国に進出することに。ところがマサ高梨、大家健に続いて看板選手である飯伏幸太までもが大会直前にケガをしてしまい欠場するという緊急事態が発生! どうなることかと思われたが、フタを開けてみると昨年以上の観客が詰めかけ、この1年間でDDTが看板選手だけに頼ることなく、それぞれの選手たちが魅力的な試合を提供し、ファンを増やしていったことが証明された。
メインではこれまでDDTの主力選手をことごとく倒してきた"最強の外敵"大日本プロレスの関本大介が持つKO-D無差別級王座に、DDT内で行われた挑戦者決定トーナメントを制したHARASHIMAが挑む一戦。DDT全選手とファンの期待を背負って至宝奪還に挑んだHARASHIMAは驚異的なパワーを誇る関本に対して、真っ向から勝負を挑む。そして関本の左腕に狙いを定めて一点集中攻撃をしていったHARASHIMAは、そこからライダーキックたファルコンアローで一気呵成に攻めていく。
関本が花道にHARASHIMAを誘い出しても、HARASHIMAはリバースフランケンから花道ダッシュ蒼魔刀! だが、タックルでこれを受け止めた関本はそのままロープにHARASHIMAを叩きつけると、花道で垂直落下式ブレーンバスター。さらにリング上でもリバースフランケンを足を押さえて回転を止めると、前方のコーナーに投げつけていき、エプロンに出たHARASHIMAをロープ越しのジャーマンで投げていく。ジャーマンを堪えたHARASHIMAが腕を取ってスタンディング式のアームロックを決めていってもボディスラムで投げ捨て、HARASHIMAが蒼魔刀を連打していってもラリアットからのぶっこ抜きジャーマンで形勢逆転!
だが、ことごとく関本のぶっこ抜きジャーマンをカウント2で返してみせたHARASHIMAは、ラリアットを狙った関本にカウンターのジャンピングキック。さらにコーナーにもたれ掛かった関本に串刺し蒼魔刀を叩き込んだHARASHIMAは、関本の巨体をパワーボムで叩きつけると、ダメ押しのスワンダイブ式蒼魔刀を叩き込んでついに勝利! 期待に応えてベルトをDDTに取り戻したHARASHIMAは最後に「今回ベルトを獲れたのはみんなのお陰です。DDT、まだまだプロレス界を突っ走っていくぜ〜! なぜかって? それは鍛えているからだぁー!」と昨年の両国大会では言えなかった決め台詞を叫んだ。バックステージでは序盤に腰を痛めてしまい、立つことが出来ないくらい辛かったのだが、みんなの後押しで勝てたと語ると、目から涙が溢れてきた。でも「これは汗です。目から汗が出てますけど、鍛えてるんで大丈夫です!」と強がって笑顔を見せた。
両国大会のセミにラインナップされたのは、男色ディーノが15年来対戦を希望していたHGとの一戦。同じゲイ(キャラ?)であり、プロレスラーとしてリングに上がり、そして学生プロレス時代からの因縁がある両者。『ハッスル』時代に足を負傷したHGはそのままプロレスから引退すると言われていたが、ディーノは相方のRGとセットながら何とか両国のリングにHGを引っ張り上げた!
試合開始のゴングが鳴ると、いきなり2人は長年の恋人に再会したかのように濃厚なキスをし始めるが、RGがイス攻撃で2人の世界をブチ壊すと、ディーノがアトミックドロップ。するとRGは『ハッスル』でよく見せていたジャンプを披露。邪魔者を排除したディーノとHGはようやく試合を始めるが、早々とHGが痛めているヒザを抑えて悶絶! それでもHGはトラースキックを打ったり、エルボーを打ったりとディーノに向かっていくが、ディーノは珍しくクロスヒールホールドを出していく。
辛くもロープに逃れたHGに対し、ディーノがさらに攻撃するのを躊躇していると、負傷欠場中の高梨と大家がリングサイドに来て「ディーノさん、迷うな!」と絶叫。この言葉を聞いて迷いを振り切ったディーノは敢えてHGが痛めている足にヒザ十字を決めてギブアップを奪った。
試合後、ディーノは「やってみるまで、どんな試合になるか分からなかったけど、いまのアンタを......受け止められて、ワタシは幸せです」と言いながらも、これまではずっとHGが輝いていて、自分が日陰にいたと思いの丈を爆発させ、その上で「でもいまのワタシにはこの素敵な仲間がいる! いまのアンタには何のコンプレックスもない」と言ってみせた。そう言ったディーノはHGをこのままプロレスから引退させたくないと思っているのは、自分だけじゃないと告げる。
するとスクリーンに映し出されたのは『ハッスル』時代、HGやRGとは何度も対戦した天龍源一郎が登場! 天龍は「お前らとの大阪の試合では楽しかったなぁ。いつまでも待っているから。万全にしてまた戻って来いよ」と温かいメッセージを送った。ケガ人が続出しているDDTだが、ディーノはケガでプロレスを諦めるのがイヤだと言って、HGに檄を飛ばす。これを聞いたHGが「こんな1芸人の俺にありがたい言葉の数々。感謝しきれません。本当の男色ディーノさんの熱い思い、激しい攻撃。股間のチャックが全開です」と最後までキャラを貫き通した上で、ケガが治ったらプロレス界を盛り上げるために何でもすると約束。最後はこの闘いは終わりではなくスタートだと言うディーノや、温かい声援を送った観客と共に「フォー」のポーズを決めた。
当初は飯伏が対戦するはずだったプロレスリング・ノアの丸藤正道とは、飯伏のタッグパートナーであるケニー・オメガが対戦。試合前、飯伏から「僕の気持ちはすべてケニーに託しました」と言われたケニーはコーナーに登った丸藤に旋風脚を見舞ってから、スワンダイブ式セントーンでぶつかっていったり、断崖式AOISHODOUを狙ったり、雪崩式ドラゴンスープレックスを狙ったりと破天荒な技を次々に繰り出していく。
対する丸藤は序盤で右肩を負傷したらしく、試合中ほとんど右腕が使えない状態に! それでもトラースキックやニーを多用しながらも、エプロンでパイルドライバーを決めたり、エプロンで断崖式クロイス・ラツを狙ったケニーを逆に断崖式不知火で叩きつけたりとさすがの攻撃を繰り出していく。だが、ケニーも不知火を狙った丸藤を強引にコーナーに乗せると、何と雪崩式のクロイツ・ラスから渾身の波動拳! 一気にクロイツ・ラスで勝負に出たケニーだが、空中でニールキックを叩き込んだ丸藤はトラースキックからポールシフトを狙って(?)ケニーを抱え上げる。しかし右腕が使えなかったため、左腕一本でケニーをマットに叩きつけるような形になったが辛くも勝利した。
試合後、右肩をテーピングでガッチリ固定した丸藤はノーコメントのまま控室へ。恐らく病院に向かったと思われるが、新日本プロレスの『G1クライマックス』出場が控えているだけに心配される。しかし飯伏が肩を負傷して欠場となったのに、まさか丸藤までもが試合中に肩をケガするとは......何とも皮肉なことである。
昨年同様、肛門爆破で開会宣言をした中澤マイケルだが、今大会はチケットを自ら300枚売った甲斐あって、高木三四郎&澤宗紀の現KO-Dタッグ王者チームとタッグを組み、1年契約戦争中のヤゴウ公国軍と対戦。何とニュータイプに覚醒したというマイケルは"連邦の白いの"っぽくなって登場したのだが、試合が始まっても誤爆したりとあまり変わっていない感じ。
ダークマッチで葛西純&神威相手に両国全域を使って防衛戦を行い、見事王座防衛した変態大社長コンビが、イスの山で安土城を築いて高木のラダー上からのダイブで城ごとMSホシタンゴとアナベル・タローを押し潰してみせると、マイケルがついに覚醒! ヤゴウからヘルメットを奪い取って殴打していくと、怒ったヤゴウが自らマスクを取ってキックで応戦。
しかしマイケルは退くことなくスピアからオリンピックスラム2連発を決めると、コーナーに上ってまさかのファイアーバード・スプラッシュを投下して3カウントを奪った。ヤゴウ公国軍の両国にコロニーを落としてDDTファンを滅亡するという計画を防いだマイケルだったが、DJニラによるとすでにコロニー落としの計画は発動しているという。軌道を調整するためヤゴウが半ば強制的に宇宙(そら)に向かうと、マイケルの後を追っていき、まさかの肛門爆破でヤゴウを再び蹴散らしてコロニー落としを阻止! 最後はメイン終了後に、観客が携帯電話の光でマイケルを地球に誘導し、無事国技館に帰還したのであった。
なお、高木大社長はAKB48ばりにDDT全ブランドの選手(レギュラーやセミレギュラーも含め)を対象にした人気投票、その名も『2010 DDT総選挙』を行うことを発表。「総選挙を通して、お前らみんなに応援されてる大事さを感じてほしいからやるんだよ」と熱弁を振るった大社長によると、人気投票の結果を踏まえて"選抜メンバー"で後楽園大会を行う予定だという。総選挙の詳細は8・8新木場大会で発表される。さらに来年も7・24両国大会を行うことも決定した。
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼ダークマッチ KO−Dタッグ選手権試合 ※15:30開始予定、両国全域を使用
[王者組]高木三四郎/○澤宗紀(バトラーツ)
16分30秒 お卍固め
[挑戦者]葛西純(FREEDOMS)/●神威(FREEDOMS)
※第31代王者の変態大社長コンビが7度目の防衛に成功
▼第1試合 6人タッグマッチ>
佐々木大輔(フリー)/○高尾蒼馬/平田一喜
11分21秒 ダイビング・ギロチン・ドロップ→片エビ固め
入江茂弘(チームでら)/美月凛音/●彰人(スポルティーバエンターテイメント)
▼第2試合 UWA6人タッグ、自由が丘6人タッグ、日本海6人タッグ 三冠統一戦
[日本海6人タッグ選手権保持者]グレート小鹿(大日本プロレス)/○りほ(アイスリボン)/ミスター6号(スポルティーバ)
12分2秒 くるくるリボン
[自由が丘6人タッグ選手権保持者]KUDO/ヤス・ウラノ/●アントーニオ本多
※もう1組は[UWA6人タッグ選手権保持者]佐藤光留(パンクラスMISSION)/石井慧介/ヨシヒコ
※グレート小鹿&りほ&ミスター6号が6人タッグ3冠統一王者へ
▼第3試合 次期KO−Dタッグ選手権挑戦者決定戦 ※ガントレット方式(勝ち抜き戦)
[城西国際コンビ]●松永智充/鶴見五郎(国際プロレス)
5分31秒 アンクルホールド
[マッシブ・ブラザーズ]マッスル坂井/○ハチミツ二郎(西口プロレス)
<2組目>
[マッシブ・ブラザーズ]●マッスル坂井/ハチミツ二郎(西口プロレス)
2分5秒 片エビ固め
[人間師弟コンビ]大鷲透(フリー)/○安部行洋
<3組目>
[スーサイドボーイズ]MIKAMI/○タノムサク鳥羽
5分14秒 ラ・マヒストラル
[人間師弟コンビ]大鷲透(フリー)/●安部行洋
<4組目>
[スーサイドボーイズ]○MIKAMI/タノムサク鳥羽
10分39秒 ヴォルカニックボム→片エビ固め
[ワイルド・蛇イルド]●ポイズン澤田JULIE/中西学(新日本プロレス)
※スーサイドボーイズが次期KO-Dタッグ選手権の挑戦権を獲得
▼第4試合 シングルマッチ
●ディック東郷
6分22秒 グリーンミスト→首固め
○TAJIRI(SMASH)
▼第5試合 1年契約戦争 ノーDQキャプテンフォールマッチ
高木三四郎/澤宗紀(バトラーツ)/○中澤マイケル(C)
14分5秒 ファイヤーバードスプラッシュ→片エビ固め
●ヤゴウ・アズナブル(C)/モビルアーマー・ホシタンゴ/アナベル・タロー
※(C)がキャプテン
▼第6試合 シングルマッチ
●ケニー・オメガ
20分6秒 変形ブレーンバスター→エビ固め
○丸藤正道(プロレスリング・ノア)
▼第7試合 梅村パソコン塾スポンサードマッチ
○男色ディーノ
14分13秒 膝十字固め
●HG/RG
▼第8試合 KO−D無差別級選手権試合
[王 者]●関本大介(大日本プロレス)
24分21秒 スワンダイブ式蒼魔刀→エビ固め
[挑戦者]○HARASHIMA
※第31代王者の関本が5度目の防衛に失敗。HARASHIMAが第32代王者へ
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