JCB進出が決定したが、SMASH初のバッドエンド!TAJIRIがFCF王座から陥落し、大原が涙の決別!天才対決を制した内藤はKUSHIDAを高評価

100724_Smash6-1.jpgSMASH
SMASH.6
日時:7月24日(土) 開始:18:00
会場:新宿FACE
観衆:600人(超満員札止め)

 24日、新宿FACEで行われた『SMASH.6』。この日は同所で昼・夜のダブルヘッダー興行を開催し、両大会が超満員に埋まることがJCBホール進出の条件となっていた。昼の『SMASH.5』が590人で超満員になり、『6』のオープニングでTAJIRIと共にリングに上がった酒井代表から『6』の観衆が600人で超満員札止めになったため、見事JCBホール進出の条件をクリアしたことが発表された!
 イケイケムードの中、メインではTAJIRIが5・29『SMASH.3』でヴァレンタインから奪取したFCFチャンピオン王座に、"FCFの総帥"スターバックが挑んだ。新日本プロレスのリングで矢野通にヒザを破壊されたTAJIRIだが、JCBに進出するに辺りこのベルトを手放すわけにはいかない。だが、試合が始まるとスターバックはロープに押し込んで言ってもニヤリと笑ってクリーンブレイクし、爆弾を抱えるTAJIRIのヒザを攻撃するチャンスがあっても敢えて攻撃しない。
 タイトルマッチではこの余裕が命取りになりかねない。TAJIRIは突進してくるスターバックをカニ挟みで倒し、横十字固めや首固めで丸め込んでいくが、スターバックもカウント2でキックアウト。さらに必殺のパイルドライバーの体勢に入ったスターバックに対し、足元をすくってクルスフィックスで丸め込んだが、カウントは2。ならばと必殺のバズソーキックを放つが、スターバックがかわすとヒザの痛みで動けなくなってしまい、すかさずスターバックがトラースキックからのパイルドライバーを決めて勝利!

100724_Smash6-2.jpg 大の字に倒れたTAJIRIを尻目に至宝を奪還したスターバックが歓喜のガッツポーズをしていると、そこに昼の『5』ではスターバックに敗れたが、夜の『6』ではFCFのヴァレンタインにムイ・ビエンで勝利した大原はじめが入ってくる。スターバックを一瞥した大原は、TAJIRIを介抱するのかと思いきや、何とまさかの決別のエルボー!
 観客が唖然とする中、マイクを持った大原は「TAJIRIさん、こんなことしてスミマセンでした。しかし自分の出した答えはコレです。自分が変わるためには、自分がもっと上に行くためには今までと同じことやってもダメだって気付いたんです。スミマセン、これが僕の答えです」と涙声で言うと控室へと消えていった。
 そこにKUSHIDAや朱里、小路晃といったSMASHのメンバーもリングに上がってくるが、スターバックが立ちふさがる。そしてスターバックは大原が消えていったのと同じ方向へと引き揚げていった。「スミマセンでした。人生いろいろなことがあるから大原も......」と涙ながらにファンに謝ったTAJIRIを、大原以外のSMASHメンバーで抱き起こすと、そのまま円陣を組み「JCB、頑張るぞ!」と気合いを入れ直した。
 まさかの行動に出た大原は取り囲む報道陣に向かって「合っているか、間違ってるかとかよく分からないです。ただ、今までと同じことをしていたら変われないと思いました。僕はSMASHが大好きです。だけど、このまま今までと変わらないことをしていたら、自分が上には上がっていけない。そう思いました。これから先、具体的に何をするとか、そんなことは見えてません。ただ、自分の手で自分の未来を変えたかったです。今の状態を変えたかったです。その一歩を今日踏み出しました」と自分の気持ちを吐露し、スターバックとの合体はとりあえず否定した。
 この日が偶然にも誕生日だった大原はひとまずSMASHとは決別というか、距離を置くことに。しかし「SMASHが大好き」と語っているように、これを持って即離脱ということはなさそう。TAJIRIも「大原どうするのかなぁ、これから」と心配そうに語っており、大原の今後の行動が注目される。

100724_Smash6-3.jpg 最近は新日本プロレスにもセミレギュラー参戦しているKUSHIDAだが、ホームのSMASHではプリンス・デヴィットや木高イサミなどと注目のシングルマッチが組まれることが多い。この日も新日本の内藤哲也との"天才対決"が実現! 近年はタッグ屋のイメージが定着している内藤だが、そのレスリングセンスの高さに加え、ヘビー級の体でも高度な飛び技が使えるためシングルプレイヤーとしても評価が高い。
 そんな内藤相手にゴング前に奇襲攻撃を仕掛けていったKUSHIDA。だが、内藤も着ていたTシャツを凶器代わりに使って応戦。ラフ攻撃を織り交ぜながらKUSHIDAを痛めつけた内藤が「天才肌、来いよ!」と挑発すると、KUSHIDAもミサイルキックで反撃。さらにその場飛びムーンサルトや串刺しダブルニーアタック、そして「行くぞ、JCB!」と叫んでのクロスボディと一気に攻め込んでいったKUSHIDAだが、内藤は突進してきたKUSHIDAに対してレフェリーを盾にして防御。
 レフェリー不在の中、KUSHIDAは飛び付きDDTからムーンサルトプレスを投下するが、カウントを数える者がいない。ようやくレフェリーが起き上がってカウントを数えるが、内藤はカウント2でキックアウト。さらに急所蹴りからスライディング式のジャックナイフエビ固めというNO LIMITでの必勝パターンを繰り出すが、KUSHIDAは辛くも返すと逆に丸め込み技で応戦。内藤はカウント3寸前で返すと、フライング・フォアアームを叩き込み、必殺のスターダストプレスを投下して勝利。
 改めてシングルプレイヤーとしての実力を発揮した内藤だが、試合後KUSHIDAの健闘を称えて握手を求める。しかし新日本マットでCHAOSと抗争を繰り広げているKUSHIDAはこれを拒否。試合後、内藤は「すっごい緊張しちゃって、硬くなっちゃった。でもさすがだよね。さすが世界のTAJIRIが天才って言うだけあるよね。俺、スーパージュニア見てたけど、同じような年代の人が出てたんで、1人ずつやっていきたいなって思ってんだよね。勝手な意見だけどさ。そういう意味では今日のKUSHIDA戦、スゲーやってよかったなと思ってます」と改めてKUSHIDAを高く評価した。

100724_Smash6-4.jpg 奇抜なメイクとコスチューム、ピンピンに立った前髪でお馴染みの女子レスラー・植松寿絵。"卑怯者"キャラクターで活躍する彼女だが、かつて師匠・長与千種から「TAJIRIさんを見て勉強しろ」と言われたという植松は、そのTAJIRIと同じリングであるSMASHに参戦するに辺り"素の植松寿絵"でリングに上がることを予告。
 その言葉通り、前髪を立てることもなく、ナチュラルメイクに白とオレンジの爽やかなコスチュームで登場した植松は照れくさそうに入場。小路とタッグを組んだ植松は、女子プロレス界の期待の星であるリン・バイロン&AKIRAと対戦。勇猛果敢に攻めようとするリンに対し、丸め込みや挑発など緩急を織り交ぜた老かいな動きで翻弄してみせた植松は、殴りかかると見せかけてニッコリ笑ってリンの頭をナデナデ。
 さらにパートナーの小路も暴れ馬のようなリンの背中に乗ると、お尻をペンペン。何とかAKIRAが植松のクロスボディをキャッチしてコーナーに逆さ吊りにして反撃開始。リンもスペース・ローリング・エルボーやしゃがみ込んでからの地獄突きをお見舞いすると、植松に対して鮮やかなドラゴンスクリューから足4の字固めを決めていく。すると植松は苦しまぎれに(?)リンのシューズのヒモを解いていきながら、何とかロープにエスケープ。
 まだ足にダメージが残っている植松に対し、リンはストンピング攻撃を見舞っていくが、解けた靴紐が気になってしまい、試合中にも関わらずヒモを結び直そうとする。このチャンスを植松が見逃すわけがなく、すかさずスクールボーイで丸め込んで3カウント! 頭を指差して作戦勝ちであることをアピールした植松は、お茶目に小路に飛び付いてお姫様抱っこをしてもらうとピースサインでファンの声援に応えた。なお、試合後のスクリーンではTAJIRIが「華があるので僕からお願いしました」と、次回8・30『SMASH.7』に中川ともかの参戦が決まったことが発表された。
 なお、観客かた「かわいい!」という声も飛んでいた植松は、「やめてください、36(歳)に向かって」と照れながらも、「普通のコスチュームを着て、普通の格好をするとこんなに恥ずかしいものかって初めて気が付きました。癖になるかなって。次もあったら頑張っちゃいます」と次回も"素の植松寿絵"で試合をすることに乗り気だった。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 シングルマッチ時間無制限1本勝負
●児玉ユースケ
4分19秒 ダイビング・エルボードロップ→片エビ固め
○ガルビンダー・シラ

▼第2試合 タッグマッチ時間無制限1本勝負
小路晃/○植松寿絵(フリー)
11分36秒 スクールボーイ→エビ固め
AKIRA(フリー)/●リン・バイロン

▼第3試合 シングルマッチ時間無制限1本勝負
○大原はじめ
6分13秒 ムイ・ビエン
●ヴァレンタイン(FCF)

▼第4試合 シングルマッチ時間無制限1本勝負
●KUSHIDA
12分49秒 スターダストプレス→片エビ固め
○内藤哲也(新日本プロレス)

▼第5試合 タッグマッチ時間無制限1本勝負
○ユージン/朱里
13分15秒 スクールボーイ→エビ固め
●スカリーIIホッティ/TAKAみちのく(K-DOJO)

▼第6試合 FCFチャンピオンシップ60分1本勝負
[王 者]●TAJIRI
9分8秒 パイルドライバー→体固め(指一本)
[挑戦者]○スターバック(FCF)
※スターバックが新FCFチャンピオンとなる

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