急遽元WWE戦士としてSMASH軍と対戦したのはTAKAみちのく!華名は朱里をわずか186秒で叩き潰す
SMASH
SMASH.5
日時:7月24日(土) 開始:12:00
会場:新宿FACE
観衆:590人(超満員)
24日、新宿FACEで行われた『SMASH.5』。この日は同所で昼・夜のダブルヘッダー興行を開催し、両大会が超満員に埋まることがJCBホール進出の条件となっていた。ところが昼の大会の目玉だったユージン、スカリーIIホッティ、ミッキー・ジェームスの元WWE戦士揃い踏みが、ミッキーの負傷欠場により消滅! プロデューサーのTAJIRIは代替選手としてギリギリまで元WWE戦士の招へいに全力を尽くすと語っていた。
そして、"X"となっていた3人目の元WWE戦士は何とTAKAみちのく! 試合巧者のTAKAを加えた元WWE軍はまずホッティが「ストップ!」とKUSHIDAの動きを手で制すると、ダンスを披露して完全にKUSHIDAを翻弄。さらにユージンも勇猛果敢に攻撃してくるリン・バイロンに対して619をキャッチしてのキス攻撃!
完全に自分たちの世界を作り上げた元WWE軍だが、ヒザに爆弾を抱えながらもTAJIRIはTAKAと相対して緊張感のある攻防を展開。しかしTAKAはサミングを見舞って、再びもとWWE軍のペースに戻そうとする。KUSHIDAやリンが初遭遇となるTAKAに対して、「これがSMASHAだ!」とばかりに攻撃を繰り出していくが、ユージンが入ってきてジョン・シナやザ・ロックのムーヴを次々に披露。そこからTAKAとユージンがTAJIRIとリンを場外に追いやると、ホッティにKUSHIDAに必殺のWORMを決めて勝利した。
試合後、TAJIRIから「ミッキーが急に来られなくなって今日オファーしたんですけど、すごく大事な用があったのにキャンセルして来てくれました」と感謝されたTAKAは、久しぶりに会ったホッティ、さらに初対面だというユージンとの"元WWEタッグ"に関して「俺だけ"元WWF"だけど、また機会があったら組んでみたいね。スカリーもどこか分からないけど、6人タッグのベルトを狙いたいと言ってるし」と上機嫌だった。
前回の6・25『SMASH.4』のメインで激突し、名勝負を繰り広げた朱里と華名が再び激突。前回朱里に敗れた華名は、試合後「ネクストステージが開いた」という謎の発言。そして今回は長かった髪の毛をバッサリ切り、朱里に勝った暁にはセカンドステージに向かうマニュフェストを発表するという。
リングインしてきた朱里に奇襲攻撃を仕掛けていった華名。朱里も必死に応戦しようとしたが、完全に主導権を華名に握られてしまう。立ち上がろうとする朱里の目の前で雄叫びを挙げて挑発してみせた華名は、怒りを露わにして反撃してきた朱里にバックブローを叩き込むと、腕を取ってストレートアームバーに捕らえる。そこからニヤリと笑った華名はクルックヘッドシザースに移行。朱里の悲痛なる叫び声が館内に響き渡る中、華名は腕固めを極めていき、ついに朱里はタップアウト。
勝った華名は不適な笑いを浮かべたままリングを降りると、インタビュースペースで「記者会見で言ったように朱里の試合や感情は私の掌にある。これからはSMASHという舞台で、女子レスラーのプロレスの次のステージを鮮明に見せて行きたいと思ってます。もしかすると、本当にもしかすると、今後の女子のプロレスの在り方や方向性は変わってくると思います」と意味深発言。試合前の"公約"だったマニュフェストは「楽しみにしてください」と近々発表することを臭わせた。
夜の『SMASH.6』でTAJIRIに奪われたFCF(ファイト・クラブ・フィンランド)の至宝奪還に挑む"FCFの総帥"スターバックが、まずは大原はじめ相手に日本初ファイト。SMASHで結果が出てない上に、この日が誕生日の大原は気合いを入れて挑むが、ゆったりとしたペースのスターバックは大原のタックルを簡単に受け止める。
「この野郎!」と殴りかかっていった大原だが、ナックルで返り討ちにしたスターバックは豪快なシュミット流バックブリーカーを決める。フィストドロップ2連発を食らった大原だが、何とか反撃しようと突進するが、スターバックは素早くトラースキックで迎撃すると、来日前からその破壊力が噂になっていた必殺のパイルドライバーで大原の脳天をマットに突き刺し、最後は指1本で大の字の大原をフォールして勝利。
夜にタイトルを賭けて対戦するTAJIRIは「FCFで見たときはそんな気がしなかったのに、今日はすごく大きく見えた」と、ヒザの爆弾に加えてスターバックの驚異的な強さにやや不安の表情を浮かべた。
ひとまず昼の大会は590人という超満員の観客を動員し、夜の大会のチケットも完売目前。JCBホール進出はほぼ確実となったSMASHだが、8・30『SMASH.7』新宿FACE大会ではMentallovs.ケニー・オメガ(DDT)の因縁対決が行われることや、プリンス・デヴィットがイギリス時代にタッグを組んでいたポール・トレイシーの参戦決定が発表された。
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼第1試合 シングルマッチ時間無制限1本勝負
●児玉ユースケ
4分48秒 逆エビ固め
○三上恭佑(新日本プロレス)
▼第2試合 ワールドトライアウトマッチ時間無制限1本勝負
○AKIRA(フリー)
5分51秒 ムササビプレス→片エビ固め
●ガルビンダー・シラ
▼第3試合 シングルマッチ時間無制限1本勝負
●朱里
3分6秒 腕固め→ギブアップ
○華名(フリー)
▼第4試合 シングルマッチ時間無制限1本勝負
●小路晃
6分23秒 RUMENTAJA→片エビ固め
○ヴァレンタイン(FCF)
▼第5試合 シングルマッチ時間無制限1本勝負
●大原はじめ
9分18秒 パイルドライバー→体固め(指一本)
○スターバック(FCF)
▼第6試合 6人タッグマッチ時間無制限1本勝負
TAJIRI/●KUSHIDA/リン・バイロン
17分12秒 WORM→片エビ固め
ユージン(元WWE)/○スカリーIIホッティ(元WWE)/TAKAみちのく(K-DOJO)
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