神戸ワールド大会直前に吉野がKAMIKAZEから勝利!クネスカは大阪06に辛勝!菊地毅の奇行に場内騒然!
DRAGON GATE
RAINBOW GATE
日時:7月8日(木) 開始:18:30
会場:後楽園ホール
観衆:2200人(満員)
8日、後楽園ホールで行われたDRAGON GATE『RAINBOW GATE』。3日後にドラゲー年間最大イベントである神戸ワールド記念ホール大会を控えたこの後楽園大会。メインでは神戸ワールド大会で激突するYAMATOと吉野正人、鷹木信悟とB×Bハルクの前哨戦としてKAMIKAZEとWORLD-1が6人タッグで激突することになったのだが、前回の後楽園大会でKAMIKAZE相手にトライングルゲート王座を防衛した直後、勝利の余韻をWORLD-1の乱入によってブチ壊された堀口元気が「お前ら、脇役は下がってろ!」と言って、KAMIKAZEvs.WORLD-1の抗争に割って入ったため、WARRIORSを加えた6人タッグ勝ち残り3WAYマッチが行われた。
試合が始まるなり堀口が観客と共に「H・A・G・E」コールを大合唱! しかしそんな堀口をガン無視してYAMATOと吉野は前哨戦のシリアスな闘いを展開。怒った堀口は吉野と共闘してYAMATOにダブルドロップキックを決めるが、その直後に堀口が吉野にコルバタをお見舞い。その後も基本的にはKAMIKAZEvs.WORLD-1の闘いが中心になり、WARRIORSはシレッと闘いの輪に加わらず、いざ倒れた選手が出て来たら即座にカバーするという漁夫の利作戦に出る。
しかしそんな作戦がいつまでも続くわけがなく、徐々に試合は三つ巴のスピーディーな攻防が展開されていく。場外戦から鷹木信悟をリングに戻した堀口&斎了は久しぶりにマラハイサッパを決めるが、土井吉が入ってきて堀口の後ろ髪(付け毛)を捻り上げて徹底的に攻撃! 精神的にも毛根的にも大きなダメージを負った堀口を、斎了たちは「H・A・G・E」コールで励まし、堀口は辛くも脱出。ドラゴン・キッドがズバリと鷹木にウルトラ・ウラカン・ラナを決めたがカウント2! さらに堀口はバックスライド・フロム・ヘブンを狙ったが、これを堪えた鷹木が堀口を肩車すると、サイバー・コングとダブルインパクトを決めて堀口が撃沈。まずはWARRIORSが退場となった。
WORLD-1は鷹木に対して3人で次々に攻撃を決めていき、さらにハルクが鷹木に対して気迫溢れる攻撃を繰り出していく。ハルクはサイバーにも雪崩式E.V.O.を決めると、続いて土井成樹がDOI555で叩きつけ、ハルクのファースト・フラッシュを挟んでから土井がバカタレスライディングキック! これでも決まらなかったが、吉野がサイバーに対してトルベジーノからのソル・ナシエンテ! サイバーは持ち上げてからマットに叩きつけて脱出しようとしたが、吉野はそれでも離さず最後はサイバーが力尽きた。
神戸ワールドでは鷹木とハルクが髪の毛を賭けて、YAMATOと吉野がDREAMゲート王座を賭けて激突する。
クネスカが持っているツインゲート王座を狙っているベテラン軍。この日はCIMA&Gammaの大阪06がノンタイトル戦でクネスカと激突。大阪06は抜群のコンビネーションとかなり厳しい攻撃でK-ness.を長い時間捕まえていく。時には竹刀で殴打したり、ペットボトルの水をブチまけたりと、反則気味の攻撃に場内からブーイングが飛んだが、CIMAは「潰してええのか?」と言いながら踏みつける。
しかし自力で脱出したK-ness.が横須賀享にタッチすると、横須賀はジャンボの勝ち!を連打。だが、CIMAもヴィーナスからのアイコノクラズムで叩きつけるが、横須賀は雪崩式エクスプロイダーを返す。クネスカは須賀ドラニーを狙うが、これを防いだ大阪06はGammaのブリッツェン+CIMAのフットスタンプを決めていく。それでもK-ness.はCIMAに昇龍脚を叩き込み、横須賀のジャンボの勝ち!を挟んでからK-ness.が介錯を叩き込むが、CIMAもパーフェクトドライバーからのシュバインを返すと、奥の手クロスファイヤー!
だが、これでも勝負は決まらず、大阪06は場外でイスの山を築くと、その上に横須賀を合体ブレーンバスターで叩きつけていき、リングに戻ってK-ness.にトカレフ二丁拳銃からGammaのガンマスペシャル→CIMAのメテオラという必殺フルコース。これをカウント2で横須賀がカットすると、横須賀はCIMAにジャンボの勝ち!固め。これを横十字固めに切り返したCIMAだが、横須賀がカウント2で返すと、CIMAの顔面にK-ness.がスライディング式の介錯を叩き込み、そこから横須賀が横十字固めで丸め込んで3カウント。
ほぼ試合を優位に進めながらも最後の最後で敗れたCIMAだが、試合後「クネスカ、負けておいてこんなん言うのはアレやけど、この程度なら神戸でモチフジに潰されるぞ! いまの3カウント入りましたか? 入ったようにも見えましたか? 俺にはレフェリーが3カウント叩いたように見えた」と捨て台詞を吐くと、もう来月のタッグリーグ戦に気持ちを切り替えた。
そのクネスカの持つツインゲート王座に神戸ワールド大会で挑戦するモチフジは、橋誠が連れてきた助っ人・元ノアの菊地毅とタッグで激突! いきなり菊地が自らヘッドバットで額から流血すると、菊地は『太陽にほえろ』のジーパン刑事ばりに「なんで俺が血出してんだ!」と絶叫。
ドン・フジイがそんな菊地にチョップを打っていっても、菊地はゴリラ顔で耐えてみせ、その形容しがたい耐える姿にさすがのモチフジも「こりゃ危ないぞ!」と色々な意味で警戒心を強める。菊地がダイビング・ヘッドバットを根らyと、フジイがエプロンから足を掴んだのだが、橋が入ってきてフジイを場外に叩き落とすと、菊地はそこからヘッドバットを投下! しかし距離が足らず自爆!
それでも菊地はフジイを場外に追いやってプランチャを投下すると、「橋、頼むぞ!」と勝利を橋に託す。だが、橋をツイスターで叩きつけた望月成晃はFKからハーフダウンの橋にミドルとハイをガンガン叩き込むと、珍しく走り込んでのラリアットから抑え込む、いわゆる横須賀のジャンボの勝ち!固めを決めて3カウント。
試合後、菊地は橋の首を冷やしていた氷嚢を取り上げて、中の水を飲み始めるという奇行に出ると、握手を求めてきたモチフジにはエルボーで返答。止めに入った橋にもエルボーを見舞った菊地は、なおも氷嚢の水を飲みながら中の氷を投げつける......。理解不能な菊地の行動に思わず望月が「オイ、菊地毅! 今日は俺たちの負けでいいよ」と根負け発言をすると、菊地は「オイ、そっち負けだぞ! チャンピオンシップか? 違うだろ? オイ!」と訳の分からないことをわめき散らす。すると橋が「スミマセンでした! 僕が悪いんです!」となぜか謝りながら菊地を強引に控室へと連れて帰った。火の玉ボーイは一体どうなってしまったのだろうか......
なお、敵であるはずの菅原拓也に、必殺技であるインプラントを伝授したという疑惑が持ち上がっている谷嵜なおきが、その疑惑を晴らすために菅原と一騎打ちを行ったのだが、そのインプラントを食らって完敗。試合後、菅原は谷嵜に対してタッグを組んでタッグリーグ戦に出場しようと提案。その代わりに自分の必殺技である十三不塔を使っていいと言い出した。
Kzyが無理矢理谷嵜と菅原を握手させると、谷嵜とのタッグでリーグ戦出場が決まっているハルクが入ってきて菅原とKzyを蹴散らしていく。しかし谷嵜のボックス攻撃はハルクに誤爆! それでも谷嵜はKzyにやや不格好な十三不塔を決めると、「菅原! お前がタッグリーグに名前が入っていないのは、俺の知ったことか!」と吐き捨て、ハルクには「スマンかった。全部水に流して仲直りして、タッグリーグでいい結果残そうぜ」と謝ったのだが、ハルクの表情から谷嵜への不信感は完全に消えていないようだった......
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼第0試合 10分1本勝負
△超神龍
時間切れ引き分け
△琴香
▼第1試合 6人タッグマッチ20分1本勝負
神田裕之/新井健一郎/○Kzy
11分44秒 韻波句徒→片エビ固め
スペル・シーサー/NOSAWA論外(東京愚連隊)/●マーク・ハスキンス
▼第2試合 シングルマッチ30分1本勝負
○菅原拓也
8分4秒 インプラント→エビ固め
●谷嵜なおき
▼第3試合 タッグマッチ30分1本勝負
○望月成晃/ドン・フジイ
11分42秒 ジャンボの勝ち!固め
菊地毅(フリー)/●橋誠(フリー)
▼第4試合 シングルマッチ30分1本勝負
○PAC
13分40秒 360°シューティングスタープレス→片エビ固め
●KAGETORA
▼第5試合 タッグマッチ45分1本勝負
●CIMA/Gamma
22分8秒 横十字固め
○横須賀享/K−ness.
▼第6試合 6人タッグマッチ3WAYマッチ時間無制限勝ち残り戦
<1組目>
YAMATO/○鷹木信悟/サイバー・コング
20分56秒 ダブルインパクト→体固め
ドラゴン・キッド/●堀口元気/斎藤了
<2本目>
土井成樹/○吉野正人/B×Bハルク
29分39秒 ソル・ナシエンテ
YAMATO/鷹木信悟/●サイバー・コング
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