絶対に負けたくない華名に勝ち、メインの重責を果たした朱里は号泣!イサミとの10年ぶりの再会でKUSHIDAは有刺鉄線ボードの餌食に...

100625_Smash4-1.jpgSMASH
SMASH.4
日時:6月25日(金) 開始:19:00
会場:新宿FACE
観衆:600人(超満員札止め)

 25日、新宿FACEで行われた『SMASH.4』。今大会のメインではSMASHでは初となる女子レスラー同士のシングルマッチ! プロデューサーのTAJIRIが「例え東京ドームでやるとしても、この試合をメインにする」というほどイチオシのメインカードは、朱里vs.華名の遺恨対決!
 そもそも某専門誌で酒井代表と対談したのをキッカケにして、前回大会を酒井代表の隣で観戦した華名。ところが自分の試合を終えた朱里が、突如「お前の上がれるリングじゃねえんだよ。バカ!」と激しく華名を挑発。この発言に怒った華名がバックステージまで朱里を追いかけていって襲撃するという事件が起こったのが遺恨の始まり。SMASHに対してシンパシーを感じている華名だが、一方の朱里は「(華名は)女子プロから追放された感じで居場所がなく、SMASHに擦り寄って来ないで欲しい」と嫌悪感を露わにする。水と油な両者だけに、ヘタをしたらお互いの感情が激しくぶつかり合うだけで試合として成立しない可能性もあるが、敢えてメインにしたということは今後のSMASHにとっても重要な一戦である証。
 気合い十分の表情で先に入場した朱里。ホームリングということもあって大歓声が朱里を後押しする。一方、太々しい態度で登場した華名は、リング上の朱里をずっと睨み付けたまま入場。しかもアウェーということもあり、歓声も紙テープも華名にはまったくない。戦前、両者の遺恨を考えると感情的になってバチバチやり合うか、ヘタをしたら試合として成立しないような喧嘩マッチになるかと思われたが、予想に反して試合は真正面からの打撃戦とグラウンドでの関節技が中心の展開に。
 だが、例えば男同士の因縁試合の場合、相手に対して「打ってこい!」と挑発してお互いの技を受ける我慢比べのような展開をよく見かけるが、朱里vs.華名の場合は相手の技を受けるという意識はほとんどなく、「アンタだけには負けたくない!」という意地が技1つ1つに籠もっている感じ。だから相手の蹴りをかわす場面も多かったし、華名のジャーマンや朱里の飛びヒザは見た目はやや不格好だが、その気迫のこもった一撃に場内がどよめく。
 最後は朱里の飛び付き腕十字を華名がロープに逃れた直後、華名は朱里の蹴り足をキャッチしてキャプチュードを狙うが、これは朱里が踏ん張って投げられず。続く華名のバックブローも朱里がかわす。苛立った華名は感情をぶつけるようなナックル攻撃から、強引にブレーンバスター。しかし華名のハイキックをかわした朱里は、しゃがんで下から華名の顔面を蹴り上げるとランニングニー。華名はなおも立ち上がってハイキックを放つが、これもかわした朱里が逆に右ハイキックを叩き込んで3カウント。

100625_Smash4-2.jpg SMASHで初めてメインを務め、さらにSMASHで初勝利をあげた朱里。敗れた華名は呆然としたままフラリと立ち上がると、握手をすることもなくそのままフラ〜ッとリングを降りていった。その背中をずっと見つめていた朱里は華名の姿が見えなくなると号泣。そして泣きながら「この試合が決まって本当に夜も眠れなくて、本当にプレッシャーに押し潰されそうになってました。でも、この試合が終わって私はすごく感動してます! 本当にこのSMASHに一員でいれることが嬉しいです。そしてSMASHという団体は皆さんが感動出来る、そんな場所だと思います」とマイクアピール。
 一方その頃、華名はバックステージで「ネクストステージへの扉が開きましたね。歩いていくだけです。そのためにはTAJIRI選手、朱里がおるSMASHの世界が一番必要やと思います。朱里には言いたいですね、私のために生贄になってくれてありがとうって。私はもう準備は整ったんで、もう一度やらせてもらいます」と敗者とは思えない弁。そしてTAJIRIはKUSHIDAから拍手で迎えられた朱里はバックステージに入った瞬間、その場にしゃがみ込んでまたも号泣。だが、ひとまず泣き終え、涙を拭いてからインタビュースペースへ移動した。
 勝利出来たことと感動出来たことは満足気な朱里だったが、華名に対しては「やっぱりこのSMASHのリングに上げたくなくて、でも上がらせてしまって。でも、まだSMASHのリングで上げたくないという気持ちはあります」と闘い終えて和解というわけにはいかない様子。
 両者の再戦の可能性を聞かれたプロデューサーのTAJIRIは「華名さんが(もう一度やりたいって)言ったんですか? うーん......それはただ単に負けて悔しいからだとかじゃないと思うんですよ。何か華名さんには考えがあるんだと思います。それほど違ったんですね、華名さんの今までの試合と」と答えた一方で、メインの重責を果たした朱里を涙を堪えながら絶賛した。

100625_Smash4-3.jpg 前回大会では新日本プロレスのプリンス・デヴィットと対戦し、惜しくも敗れたKUSHIDAだが、その後出場した新日本プロレスの『BEST OF THE SUPER Jr.ⅩII』では「SMASHのKUSHIDA、ここに在り!」という存在感を存分にアピールしてみせた。
 ひと回り大きくなってホームリングに戻ってきたKUSHIDAだが、今大会ではKUSHIDAと対戦するためにワールドトライアウトを受けたというユニオンプロレスの木高イサミと対戦! かつて高田道場で一緒に総合格闘技の練習をしていたこともある両者だが、その後プロレス界で進んだ道は両者大きく違った。新日本やWWEなどメジャー志向のKUSHIDAに対し、デスマッチを中心にインディー志向のイサミ。そんな両者が"ルール無用マッチ"で対戦。
 開始早々、場外戦を仕掛けていったイサミだが、逆にKUSHIDAがイサミを客席に叩きつけていった際にイサミは額から大流血! しかしこれでイサミのデスマッチ魂に火が付き、ラダーを持ち出したイサミはKUSHIDAにラダーをぶつけて倒すと、その上にラダーを置き、自分はイスを手にコーナーへ。そのままKUSHIDA&ラダーの上にイスを下敷きにした上体でダイビング・ダブルニードロップを投下!
 自分のスネにも大きなダメージを負ったイサミだが、今度は有刺鉄線ボードを持ち出す。そしてKUSHIDAをボードに向かってホイップ! KUSHIDAは初めて有刺鉄線の餌食となってしまい悶絶! 倒れたKUSHIDAに今度はボードを乗せたイサミだが、何を思ったか有刺鉄線が張り巡らされた面を敢えて上にすると、そのボード目がけてスワントーンボムを投下!
 まさしくスーサイドダイブを見せたイサミに場内騒然! そこから両者意地のエルボー合戦からイサミがグーパンチを叩き込めば、KUSHIDAはローリングエルボーでダウンを奪いムーンサルトプレスを投下。だが、首を振って「まだまだ」というジャスチャーを見せたKUSHIDAはイサミのパンチをかわすとドラゴンスープレックスで投げて3カウント奪った。
 試合後、健闘を称え合った両者。そしてイサミは「どうだバカだっただろ、俺! 10年ぶりに会って、率直な感想言うよ、面白かったよ。お前もお前でどんどんその道を行けよ。俺も俺の道を突き進むから。また機会があったらどっかでやろう」と言ってのけた。インタビュースペースでKUSHIDAは「生き様に勝ち負けはないって言うかね。実際、彼が今のリングネームを名乗る前から、本名の時代から知ってるんで。まさか中学・高校生の頃にプロレスラーになって再会することも想像できないし、ましてや向こうがデスマッチファイターになって、ルール無用マッチで闘うなんて信じられないですね。何か言葉じゃなくて、目と目でエールの交換じゃないですけど、魂の交換をしたすがすがしい気持ちですね」と語った。

 そのKUSHIDAだが、7・24昼・夜、新宿FACE大会ダブルヘッダーを予定しているSMASHは夜の『SUMASH.6』でKUSHIDAvs.新日本プロレスの内藤哲也を行うことを発表した。その瞬間、場内からはどよめきが起こり、TAJIRIプロデューサーも内藤をチョイスした理由を「(内藤は)天才。KUSHIDAも天才だし、前回のデヴィットとKUSHIDAは技術的に噛み合うのが想像ついたんですけど、今度は想像つかない」と語ったように、最近はNO LIMITのイメージが強い内藤だが、ヘビー級の身体で難易度の高い飛び技が出来たりと、そのシングルプレイヤーとしての才能をファンもTAJIRIも高く評価している様子。
 KUSHIDAは接点はこれまでなかったが、ちょうど同時期にお互い海外で武者修行をしていたため、ジェラシーは抱いていたことを吐露。その上で「彼の試合もすごいカッコイイし、僕が最初にプロレスを見た武藤(敬司)さんにそっくりだし。何て言うんだろう、リングに立った瞬間から勝負だと思ってますから、絶対負けたくないです」と語った。
 なお、7・24ダブルヘッダーにはすでに発表されている元WWEのユージン、スカリーIIホッティ、ミッキー・ジェームス以外にも、女子プロレスラーの植松寿絵や、FCFの代表スター・バックの参戦も発表された。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 シングルマッチ
○AKIRA(フリー)
8分31秒 オールドボーイ
●児玉ユースケ

▼第2試合 タッグマッチ
小路晃/○Mentallo
10分36秒 ムーンサルトプレス→片エビ固め
キム・ナンプン/●ユン・ガンチョル

▼第3試合 ワールドトライアウトマッチ(ルール無用マッチ)
○KUSHIDA
11分54秒 ドラゴンスープレックスホールド
●木高イサミ(ユニオンプロレス)

▼第4試合 6人タッグマッチ
TAJIRI/●大原はじめ/リン・バイロン
パンプ・ハンドル・スラム→片エビ固め
○ヘイモ・ユーコンセルカ(FCF)/スターク・アダー(FCF)/ジェシカ・ラブ(FCF)

▼第5試合 シングルマッチ
○朱里
右ハイキック→片エビ固め
●華名(フリー)

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