19時女子についに松本都が参戦!"直球"帯広に対し、"変化球"都は「帯広に足りないところを今日は教えてあげた」
19時女子プロレス
19時女子プロレス・10
日時:6月22日(火) 開始:19:00
会場:アイスリボン道場
USTREAM
(http://www.ustream.tv/channel/19pro)
観衆:848人
22日、アイスリボンがバックアップし、USTREAM発の女子プロレスとなる『19時女子プロレス』も早いものでもう第10戦。『19時女子プロレス』で初めて女子プロレスを見る人も多いと思われるが、さくらえみの口から「このカードで初めて19時女子プロレスを見る方がいませんように! 絶対、ケガ人が出るからやりたくないカード」と言われていた松本都(アイスリボン)vs.帯広さやかがついに実現してしまった!
この日も解説を務めたGENTAROだが、まずは前日(21日)に行われたFREEDAMSの後楽園ホール大会に関して、超満員だったこととメインでグレート小鹿と対戦したことについて語った。68歳の小鹿とメインで闘ったことをギネスに申請したいと熱く語るGENTAROに対し、リングアナの"マッドマックス"都宮ちいは「ぜひ申請しましょう」と棒読み......。
そして現在FREEDAMSの葛西純とタッグを結成し、アイスリボンのタッグベルトを保持している都が、『19時女子プロレス』を視聴しながらTwitterで参戦を直訴したことにより、今日のカードが実現したという経緯が説明された。ちいからは「(都が)出たら19時女子プロレスが終わる気がする」、GENからは「初めて見たときは、『この女、何やってんの!? 非常識だ』と思った」と試合開始前からボロボロに言われる都。
試合前のインタビューで「自分が19時やアイスでやってきた事を出して思いっきりぶつかれば勝てると思っています!」と自信に満ちたコメントを出した帯広に対し、「全力でやればいいだけではいけないと思います。業界の厳しさを伝えます」と思い切り上から目線で言ってのけた都。GENも都の強気発言に呆れ顔になりながらも、「帯広の方が体力では勝っているけど、都のほうがメンタルで勝っている。都の試合は初めて見る人にどう説明したらいいか分からない。非常識なことが行われましたとしか言えない試合だが、葛西とベルトを持っているという現実がある」と分析した。
大物ぶりを漂わせながら入場した都だが、持参した凶器のバットは速攻でレフェリーの真琴が没収。そして、いざ試合が始まると、いきなり帯広が決めポーズをしている都の背中に蹴り。しかし都もサッカーボールキックをお返しからボディシザースに捕らえていく。オーソドックスな立ち上がりに、Twitterの観客席がざわつき始めるが、そこから都はいちいちオーバーアクションを織り交ぜながら蹴りを入れていく。
しかし都のフェースロックを噛みつきで脱出した帯広。都も噛みつき返していくと、今度は帯広のチョップに対して都がエルボーを返す。打ち勝った都がクロスボディを放つが、それをキャッチした帯広はマットに叩きつけ、そこから得意のドロップキック。だが、これをかわした都が逆にドロップキックを叩き込む。
都は必殺のマンマミーアを決めようとしたが、すぐに立ち上がった帯広が背後からドロップキック。すかさずレッグロックを狙った帯広だが、もう片方の足で蹴り上げた都が逆にレッグロック。丸め込みで切り返した帯広は、カウント2で返されるとコーナーに登っていくが、都が追いかけていって場外に叩き落とす。
場外のマットで帯広を簀巻きにして動けなくした都はリングアウト勝ちを狙ってリングに戻るが、帯広はカウント9で辛くも生還! ならばと都はスリーパーで絞め上げていくが、コーナーに叩きつけて脱出した帯広は串刺しドロップキックからドロップキックを連打。しかしカウント3が奪えない。帯広はコーナーから帯広パック(コーナー2段目からの回転エビ固め)で決めるが、これを返した都はスイングキックからのクロスボディ。さらにダイビングエルボー気味にコーナーからまたもダイブしていった都は、さらにコーナーに登っていくが、帯広が追いかける。
しかし、リングに向かってジャンプすることで避けた都。ならばとドロップキックを叩き込んだ帯広は、コーナー2段目からのミサイルキックを狙ったが、足を滑らせて転落! すかさず逆エビ固めに捕らえていった都は、何とかロープに逃れた帯広をボディスラムで叩きつけると、ダイビング・ボディプレスを投下。それでも2で返した帯広だったが、続くマンマミーアは返すことが出来ず、都が勝利した。
勝った都は「自分はこの前の土曜日に(帯広と)闘って、19時代表とかすごいチヤホヤされて調子ノっているくせに、プロレスを通して何がしたいのか何にも伝わってこなかったんですよ。全力投球なんて当然だし、誰でも出来る。自分のような変化球じゃないけど、こうした闘い方もある。帯広に足りないところを今日は教えてあげた」とコメント。
一方、敗れた帯広は「都さんが先ほど変化球と仰っていたが、自分はまだまだ変化球を使えるほどの経験が足りないので、直球で頑張ります!」とコメントした。この発言を受けてGENTAROが「都は変化球だけしか投げないから。星飛雄馬に例えると、いまは球質が軽いと言われた状態だと思う」と帯広をフォロー。
しかし帯広は「変化球だけで組み立てられるのは素晴らしいと思う。いま私は大リーグボール養成ギブスを着ている状態なので。外して素晴らしい直球を投げれるようにします。今は伝わらないかもしれないが頑張ります!」と"目の中の炎を燃やしながら"力強く言い放つ。ちいからは「直球ほど印象に残らないものはない。印象に残ってないのでコメントのしようがない」とバッサリ斬り捨てられても、帯広は「覆します!」とあくまで前向きだった。
なお、リアルタイムで見ていたアイスリボンのさくらえみから、24日のアイスリボンで松本都vs.帯広さやかの再戦を行うことと、23日の『19時女子プロレス』では真琴vs.帯広の3度目の対決を行うと発表された。
▼第1試合 シングルマッチ 15分1本勝負
○松本都(アイスリボン)
12分34秒 マンマミーア→片エビ固め
●帯広さやか
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