鷹木に続き望月からもDG王座を死守したYAMATO。堀口には神が宿り、クネスカの夢と努力が報われる!
DRAGON GATE
AGGRESSIVE GATE 〜開幕戦〜
日時:5月13日(木) 開始:18:30
会場:後楽園ホール
観衆:2300人(超満員札止め)
13日、後楽園ホールで行われたドラゴンゲート『AGGRESSIVE GATE』開幕戦。この日は後楽園ホールにも関わらず、トライアングルゲート、ツインゲート、ドリームゲートと三大タイトルマッチが行われた。5・5愛知県体育館大会で鷹木信悟を下してドリームゲート王座2度目の防衛に成功したYAMATOは、前回の4・14後楽園大会のときにYAMATOvs.鷹木の勝者に挑戦することが決まった望月成晃と、中1週間という強行スケジュールで3度目の防衛戦を行った。
いきなり場外戦で望月のエプロンからのスーパーケンカキックを食らってしまったYAMATOは、場外カウント19でもリングに戻る気配なく呆然としてしまう! 思わずレフェリーがカウントを取るのを躊躇していると、慌ててYAMATOはリングに生還。完全に出鼻を挫かれたYAMATOに対し、望月は蹴りと関節技で徹底的に左腕を破壊。しかしYAMATOもイス攻撃と場外での足4の字固めで望月の左ヒザを破壊して、リングアウト勝ち寸前まで追い込む。
左ヒザのダメージで得意の蹴りが出せなくなった望月を挑発していったYAMATOは、力ない望月の蹴りを敢えて受け止めると、「気持ちよくな〜い」と飛行機ポーズで挑発。これに怒った望月は張り手からFK、ツイスターと決めると後頭部にバズソーキック。さらに一角蹴り→ソバット式一角蹴りを叩き込んでYAMATOをダウンさせる。
カウント2で返したYAMATOに対し、望月はKING OF GATEのときに勝利した裏ツイスターを仕掛けるが、YAMATOはこれをギャラリアで切り返す。だが、トドメのギャラリアを狙ったYAMATOに対し、今度は望月が裏ツイスターで切り返す。そこから最強ハイキックで仕留めにいった望月だが、間一髪でかわしたYAMATOはギャラリアからの胴絞めスリーパー。しかしこれを何とか逃れた望月は、最強ハイキックを叩き込むと逆に胴絞めスリーパー!
するとYAMATOはボディシザースを決めていた望月の足を、自分の両足で挟み込むレッグロックでスリーパーから脱出すると、望月の両足をクロスしてからのSTFをガッチリ決めてギブアップを奪った。苦しい試合を制したYAMATOは望月に「俺がアンタをドラゴンゲートの鉄人に任命してやるよ。今日のところはキャリアより若さが勝った、それだけだ。またアンタとやるのを楽しみにしているよ」と声をかけた。
ベテラン軍のCIMA&Gamma&堀口元気は、5・5愛知大会で望月&ドン・フジイ&曙が奪われたトライングルゲート王座を取り戻すために、ディープ・ドランカーズに挑戦。この日の第1試合であまりにもドラゴン・キッドのことだけを忘れている斎藤了に、キッドが怒りの張り手を見舞ったことで、ようやくキッドのことも思いだし、これで正式にWARRIORSの一員として仲良くなった斎了とキッドがセコンドにつく。
そのため堀口がピンチになる度に観客に「H・A・G・E」コールを促そうとするCIMAを斎了が「まだ早い!」と制す場面も。さらにKzyが試合中にも関わらずマイクを持ち出し、CIMAに対して「ドラゴンゲートのマイク=CIMA、そんな時代は終わったんだよ。いまやドラゴンゲートのマイク=このKzy様だよ!」 と豪語すると、CIMAがKzyばりにラップ調(?)マイクで対抗する場面も見られた。
そんなこんなで堀口が捕まり、菅原拓也がコブラツイストに捕らえたところで、セコンドの斎了が身を乗り出して堀口のダメージを確認。ここでようやく斎了が観客に「H・A・G・E」コールを促す懐かしの場面が解禁される! 観客の「H・A・G・E」コールを受けて堀口が蘇生。WARRIORSはチャンスとばかりに反撃に出たのだが、ディープ・ドランカーズもダメージの大きい堀口に対して一気に攻め込む。
混戦の中、大阪06のダブルトラースキックがかわされて堀口に誤爆! すかさずディープ・ドランカーズは持参した玉子を堀口に投げつけ、その上からプロテインパウダー攻撃! もうグチャグチャになった堀口を神田裕之が琉'sで仕留めようとした瞬間、堀口に"神が宿り"バックスライド・フロム・ヘブンに切り返す! 菅原とKzyは勝利を確信していたため、コーナーの上。その結果、堀口が大逆転フォール勝ち!
試合後、バックステージでCIMAが「アイツらは防衛(回数)0だ。一週間天下だよ。ザマアミロ! マイクで挑んでええのはマイティ井上さんだけや!」と豪語すれば、主役の堀口も「オイ、調子に乗らせてもらうぞ! 誰でもかかって来い!」と完全にイケイケモード。するとメイン終了後、YAMATOと鷹木は5・5愛知大会で分裂寸前だったKAMIKAZEを1つにまとめた立役者であるKAGETORAに対して「俺たちに出来る恩返しがあるだろ」と言ってトライアングルゲート王座への挑戦を表明。
CIMAは「お前ら何を残したんや? 仲直りしたからってすぐに挑戦出来るベルトがどこにあるんや?」と挑戦を突っぱねる態度だったが、堀口がKAMIKAZEの前に立ちはだかり、「いまの俺は負ける気がしねぇ。こんなガキに舐められたら堀口元気の名が廃るってもんだろ。お前らの挑戦、この神が宿る堀口元気ならびにCIMA、Gammaが受けてやるよ!」と勢いのまま承諾! この結果、6・10後楽園大会でCIMA&Gamma&堀口vs.YAMATO&鷹木&KAGETORAのトライングルゲート戦が決定した。
また、トライングルゲート王座から陥落した菅原は、全試合終了後にリングを片付けようとしていた吉野正人を襲撃! 「俺はフリーだから次の獲物を早く見つけないとよ、メシが食えないからよ! これがフリーの生き方だよ」と豪語する菅原に対し、昨年末の金網戦で坊主にされている吉野は「アイツは俺のプロレスに付いてこられるのか? やんのやったらやったんぞ!」と激怒。さらに吉野からは「愛知のメイン(YAMATOvs.鷹木)、そして今日のメイン、俺は見ていても納得いってないからよ。近日中に動き出すから」とドリームゲート王座挑戦を臭わせる発言も......
鷹木はサイバー・コングとのタッグでツインゲート王座を保持しており、この日はK-ness.&横須賀享のクネスカと防衛戦を行った。ディープ・ドランカーズとの抗争にひと区切りつけ、ユニットには所属せずタッグ王座を狙うことを決めたクネスカにとってはようやくのタッグ王座挑戦。しかし鷹木はYAMATOとひとまず和解し、サイバーも正式にKAMIKAZE入りしたことで、王者組は絶好調! 圧倒的なパワーでクネスカを寄せ付けない。
しかし横須賀は鷹木とのエルボー合戦に打ち勝つと、足横須賀。からの串刺しラリアット。さらに雪崩式エクスプロイダーで投げていくと、K-ness.も鷹木のラストファルコンリーを着地して介錯を叩き込む。そしてクネスカは須賀ドラニーからの幻壊という連続合体技を決めていき、横須賀がトドメのジャンボの勝ち!を狙ったが、鷹木はラリアットの相打ちで迎撃! さらにサイバーがK-ness.にコーナースプラッシュからのボディプレスをお見舞いし、鷹木のSTAY DRAEMを挟んでからサイバーがサイバーボムで豪快に叩きつける。これは横須賀がカウント3寸前でカットしたが、ならばと王者組は横須賀にダブルインパクト。
だが、今度は鷹木がトドメとして狙ったパンピングボンバーを横須賀がラリアットの相打ちで迎撃。続く横須賀のジャンボの勝ち!は鷹木がMADE IN JAPANで切り返したが、王者組のサンドイッチ・ラリアットをかわして同士打ちさせた横須賀は、さらにサイバーのパイナップル・ボンバーを鷹木に誤爆させる。そこにK-ness.が入って来て昇龍脚を叩き込むと、続けて横須賀がジャンボの勝ち!2連発を叩き込んでサイバーから3カウント!
クネスカ結成10年目にして悲願のツインゲート王座を奪取した横須賀の目からは涙が......。だが、そこに「全然納得いかんのじゃ、もう1回やらせろ」と言いながらサイバーが蹴っていくと場内からは大ブーイング。「お前、人が泣いてんだぞ、邪魔するな! いま俺、勝ったでしょ!」と涙声で言い返した横須賀は「納得いかなくても俺が勝っちゃったんだよ。それでも納得いかないのなら、俺とサシで勝負だ」とサイバーにシングル戦を要求。この結果、6・10後楽園で横須賀vs.サイバーのシングル戦が決定。さらにサイバーは鷹木との因縁が再燃しているB×Bハルクに対しても宣戦布告した。
「俺たちはいつも2番手でした。決してトップには立てることが出来ず、俺はヘルニアで第一線を退いて、享とのタッグを解消しどん底でしたが、それでも諦めずに地道に努力をしてきました。人はどんだけ谷底に突き落とされようが、夢と努力を惜しまなければ必ず頂上まで這い上がれることが出来ます!」と叫んだK-ness.に、超満員の観客からは惜しみない拍手が贈られた。なお、インタビュースペースで早速ハルク&谷嵜なおきがクネスカに対して挑戦表明を行った。
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼第0試合 シングルマッチ 10分1勝負
○谷嵜なおき
9分5秒 グラウンド卍固め
●琴香
▼第1試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負
土井成樹/吉野正人/○PAC
13分4秒 シューティングスタープレス→片エビ固め
ドン・フジイ/●斎藤了/ドラゴン・キッド
▼第2試合 シングルマッチ 20分1本勝負
○橋誠(フリー)
11分4秒 ゴリラーマン・ドライバー→片エビ固め
●新井健一郎
▼第3試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○B×Bハルク
7分48秒 E.V.O.P→片エビ固め
●KAGETORA
▼第4試合 オープン・ザ・トライアングルゲート選手権試合 60分1本勝負
[王 者 組]●神田裕之/菅原拓也/Kzy
15分55秒 バックスライド・フロム・ヘブン
[挑戦者組]CIMA/Gamma/○堀口元気
※WARRIORSが第27代王者組となる
▼第5試合 オープン・ザ・ツインゲート統一タッグ選手権試合 60分1本勝負
[王 者 組]鷹木信悟/●サイバー・コング
22分49秒 ジャンボの勝ち!固め
[挑戦者組]K-ness./○横須賀享
※クネスカが第12代王者となる
▼第6試合 オープン・ザ・ドリームゲート選手権試合 60分1本勝負
[王 者]○YAMATO
23分4秒 クロス式STF
[挑戦者]●望月成晃
※第11代王者のYAMATOが3度目の防衛に成功
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