NIGO®氏とゆでたまご先生のコラボで誕生したAPEGON。翼をもがれながらも勇気を出してダイブ!船木は初のマスクマン体験に悪戦苦闘
A Bathing Ape
A Bathing Ape presents BAPESTA!! PRO-WRESTLING 2010
日時:5月7日(金) 開始:19:00
会場:後楽園ホール
観衆:1700人
7日、後楽園ホールで行われた『A Bathing Ape presents BAPESTA!! PRO-WRESTLING 2010』。この大会はアパレルブランドのA Bathing Apeが、主に全日本プロレスとコラボレーションして行われるプロレスイベント。約1年半ぶり6回目の開催だが、後楽園ホールには今回が初進出となる。
しかもメインには『キン肉マン』の作者であるゆでたまご嶋田先生が、BAPESTA!!のプロデューサーも務めるA Bathing ApeのNIGO®氏とコラボして誕生したニューキャラクターのAPEGONが登場! いま話題の小島聡とタッグを組み、高山善廣&ザ・グレート・サスケの異色タッグと激突した。モチーフが『キン肉マン』に出てくる超人・ペンタゴンだけに翼があって空中殺法を得意とするAPEGON。
いきなり奇襲攻撃に来たサスケを場外に追いやり、翼を広げてコーナー最上段からダイブ! ところがリングに戻って来たAPEGONは高山によって翼をもがれてしまう! ペンタゴンがそうであったように、やはりAPEGONも翼が弱点だった模様。その後、完全に捕まってしまったAPEGONに、コーナーから小島が必死に檄を飛ばす。
何とかドラゴンスクリューを返したAPEGONが小島にタッチすると、小島はマシンガン逆水平から行っちゃうぞエルボー。すっかり吹っ切れた様子の小島はこの日明るく元気いっぱいにファイト。ところが、勝負所でコーナーに登ったAPEGONが、突然怯えてコーナーから飛べなくなってしまう。やはり翼がなくては飛べないのか? その間、小島は高山とサスケに袋叩きにされてしまったが、それでも小島はニーリフトを叩き込んできた高山を羽交い締めにし、コーナー上のAPEGONに向かって「飛べ!」と叫ぶ。
ようやく覚悟を決めたAPEGONはミサイルキックを発射! 小島もラリアットで高山、サスケを立て続けに吹っ飛ばすと、何かが吹っ切れたAPEGONは気合いを入れてコーナーに登りムーンサルトプレスを投下。見事に3カウントを奪った。大会終了後、APEGONの感想をNIGO®氏は「かなりデザイン性がすごくて、かなり完成型というか。すごく素晴らしい超人だった」と絶賛し、嶋田先生は「マンガの世界をもうちょっと広げられる感があった。立派なリングで素晴らしいレスラーたちと闘えて幸せですね」と感無量の様子で語った。
新日本プロレスでデビューした当初はマスクマンになることに憧れていた船木誠勝が、念願叶ってついにマスクマンに変身。NIGO®氏がデザインしたAPEMANの別バージョン、APEMAN SOLDIER a.k.a船木誠勝となり迷彩柄のマスク&コスチューム姿で登場した船木、いやAPEMAN SOLDIER。
だが、相手が稔ということもあって試合スタイルは基本的に蹴りと関節技を軸にしたいつも通りのスタイル。逆にブードゥー・マーダーズのスタイルではなく、ZERO1などに参戦するシルバーのコスチュームだった稔は、ドラゴンスクリューを決めると放送席の武藤敬司をチラリと見ながらLOVEポーズを披露。
しかしAPEMAN SOLDIERも突進してきた稔にカウンターでフライング・クロスチョップ! さらに稔がヒザ十字からのローキックでAPEMAN SOLDIERの足を殺していると、APEMAN SOLDIERはカウンターのハイキック一閃! そこからスクリューキックからのミサイルキックを叩き込んだAPEMAN SOLDIERは、バックドロップで投げてからチキンウイング・フェースロックへ。何とか逃れようとする稔だったが、リング中央まで引きずっていったAPEMAN SOLDIERは胴絞め式に移行。これで稔はギブアップ。
試合後、稔と握手を交わしたAPEMAN SOLDIERはインタビュースペースに戻って来ると、「(マスクは)本当に苦しいです! いつもよりも視界も狭いし、鼻にかかって目が見えなくなるし、かなりハンデでですね。いつもだったら食らわないような足の攻撃とかも入っちゃうし。本当に怖いですね」と馴れないマスクにかなり苦しんだ様子。「本当にマスクマンの人たちはどうやって試合してるんだろうなと。やってて?マークがいっぱい出てきました」としみじみ語った。
第1試合には現在何らかのジュニアヘビー級タイトルを保持している各団体のレスラーがズラリ勢揃い。各選手が自分の保持しているベルトを持って登場したにも関わらず、エル・サムライは自身が保持しているエル・メホール・デ・マスカラード王座のベルトを持ってこずに手ぶらで登場! そのため試合前の記念撮影にも混ぜてもらえないず、久しぶりにサムライGYMの看板を持参してきたNOSAWA論外からは執拗に挑発される有り様。
試合が始まっても味方であるはずのカズ・ハヤシとビリーケン・キッドからなかなかタッチしてもらえず、出番のなかったサムライだが、論外からことあるごとにちょっかいを出され何度も場外に落とされてしまう。イライラがMAXまで達した頃、ようやくビリーがサムライにタッチしたのだが、そこに論外が「松田ー!」と叫びながらラリアット。
さらに論外たちは3人がかりのパワーボムでサムライを叩きつけ、論外が首固めで丸め込む。すわ、サムライこのまま何も出来ずに完敗か?と思われたが、何とかカウント2で返したサムライをカズとビリーが救出。カズ&ビリーが合体攻撃を論外に決めると、サムライがトドメのリバースDDTを決めて逆転勝利! するとサムライは論外から東京世界ヘビー級のベルトを強奪! 論外がサムライGYMの看板で注意を引こうとしてもサムライは、まるでタイトルを奪取したかのように東京世界ヘビー級のベルトを観客にアピールしながら退場していった。
しかし、こういうサムライを見て"悲劇のマスクマン"ファンの方なら想像がつくと思うが、バックステージでは和田京平レフェリーが「貸せ、コラ!」と某現場監督(当時)ばりにサムライからベルトを奪い返して去っていった。唖然としたサムライだが、「必ずアイツからもう1回獲ってやるからな」と論外からのタイトル奪取を誓った。
▼第1試合 6人タッグマッチ 時間無制限1本勝負
カズ・ハヤシ(全日本プロレス)/ビリーケン・キッド(大阪プロレス)/○エル・サムライ(フリー)
12分06秒 リバースDDT→片エビ固め
●NOSAWA論外(東京愚連隊)/タイガースマスク(大阪プロレス)/スペル・クレイジー
▼第2試合 タッグマッチ 時間無制限1本勝負
曙(フリー)/●菊タロー(アキバプロレス)
9分27秒 ダイビング・ヒップアタック→片エビ固め
○越中詩郎(フリー)/くいしんぼう仮面(大阪プロレス)
▼第3試合 シングルマッチ 時間無制限1本勝負
○APEMAN SOLDIER a.k.a船木誠勝(全日本プロレス)
8分37秒 胴絞めチキンウイング・フェースロック
●稔(フリー)
▼第4試合 タッグマッチ 時間無制限1本勝負
○潮崎豪(プロレスリング・ノア)/APEMAN
19分22秒 ムーンサルトプレス→片エビ固め
佐々木健介(健介オフィス)/●APEMAN
▼第5試合 タッグマッチ 時間無制限1本勝負
小島聡(全日本プロレス)/○APEGON
14分29秒 ムーンサルトプレス→片エビ固め
高山善廣(高山堂)/●ザ・グレート・サスケ(みちのくプロレス)
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