噂の都が葛西とのタッグ、385邪猿気違'sでまさかのタッグ王座奪取!メインではさくらがりほに貫禄勝ち
アイスリボン
GOLDEN RIBBON
日時:5月3日(月) 開始:12:00
会場:後楽園ホール
観衆:895人
3日、後楽園ホールで行われたアイスリボン『GOLDEN RIBBON』。昨年後楽園に初進出し大成功を収めたアイスリボンが、今年も後楽園大会を開催。しかも今年は9月にもう一度後楽園大会を行うことを事前に発表しており、もはや後楽園での大会が当たり前になりつつある。どこの団体も決してラクではない状況の中、女子プロレス団体であるアイスリボンのこの急成長ぶりは特筆モノだ。
そして今回の後楽園大会でメインを務めるのは、この4月に中学生になったばかりのりほ(12歳)。後楽園での大会でメインを務めるプロレスラーとしては、恐らく最年少記録だろう。現在ICE×60王者のりほは後楽園大会のメインで行う防衛戦の相手にさくらえみを指名! 団体の長であるさくらは何とか10kg近い減量をクリアして、この日のメインに立った。
長い睨み合いから先に仕掛けていったのはさくらだったが、りほはアームドラッグで投げていくと、エルボーやジャンピングニーを連発。さくらもロメロスペシャルで吊り上げたり、「クソガキ!」と叫びながらボディスラムで叩きつけ、倒れたりほの顔面を足蹴にしていく。だが、りほはさくらのモンゴリアンチョップに対し、エルボーで応戦し、さらに打ち勝ってみせる。
フットスタンプや変形のソル・ナシエンテ、ノーザンライト・スープレックスと次々に攻撃していくりほに対し、「負けてたまるかー!」と叫んださくらはさくらえみ59.8キロ(自己申告)からのムーンサルトプレスで応戦。しかし二階からのニャンニャンプレスをかわしたりほはそうまとうを発射! さくらは爆弾を抱えている腰が悲鳴を上げ、さらに減量による体力消耗で思うように動けない。チャンスとみたりほはそうまとうとくるくるリボンで一気にさくらを追い込むが、さくらはそうまとうをかわしてのラ・マヒストラルで丸め込んで3カウント!
りほが押している場面での一発逆転勝利だっただけに、敗れたりほはガックリと項垂れる。ICE×60王座を奪取したさくらも厳しい表情を崩すことなくりほを見つめていたが、りほは自ら立ち上がるとさくらに握手を求めていった。そして、さくらは「今日の試合は(りほと出会ってから)4年間のすべてが出せたと思います。アイスリボンはもっともっと、いま行けると思うんですよ。もっと今より高いステージに行けると思います。だから私はこのベルトから逃げないし、誰に譲ることもなくアイスリボンのトップ選手としてアイスリボンを引っ張っていきたいと思います。アイスリボンが一番になるぞー!」と絶叫。
敗れたりほも「今日は本当にすべてを出し切りました。ベルトは獲られたんですけど、後楽園でメインをやれてよかたっと思います。これからどんどん成長していって、いまのプロレスは出来なくなってしまうと思うんですけど、必ずトップに立ちます!」とマイクアピール。メインは中学生になり、環境も体型も変わってきて今まで通りのプロレスが出来なくなってきているりほと、満身創痍ながらここでベルトを獲ってアイスをもっと上にあげてやるというさくらとの"気持ちの差"が出た結果となった。
あの葛西純から「キチ○イ」として認められたアイスの選手が松本都! 都を認めた葛西は385邪猿気違's(ミヤコジャンキーズ)というタッグチームを結成し、パッションレッドの高橋奈苗&しもうま和美の保持するインターナショナルリボンタッグ王座への挑戦を表明。しかも、そこにGENTARO&矢野啓太を加え、レフェリーが何となく危険と判断した攻撃以外が許されるというトライアングル・トルネード・ハードコアリボンルールで激突!
葛西とお揃いのゴーグル&バンダナ姿にラダーを持って登場した都を見て、場内からどよめきが起こる。さらに試合が始まると葛西がいきなりコールドスプレーを噴射しまくるキ○ガイぶりを発揮。すかさず都は必殺技のマンマミーアを葛西との合体で決めようとするが、葛西が把握しておらず息が合わない。
GETAROが得意の張り手で形勢逆転すると、葛西は都にも張り手を見舞うGENTAROに向かって「オイ、顔はやめろ!」と猛抗議。どうにか反撃した385邪猿気違'sだが、またも合体マンマミーヤが決まらず、ついに仲間割れを起こす! ところが食ってかかっていった都を葛西が持ち上げたことで、偶然にも(?)合体式マンマミーヤがズバリと決まり385邪猿気違'sはスンナリ和解。
そうなるともう止まらない385邪猿気違's! 葛西は場外にテーブルをセットし、都にバルコニーダイブを指示。勢いよくバルコニー席に登っていった都だが、下ではGENTAROが逆に葛西をテーブルの上に寝かせていたためダイブを断念。しかし南側客席の中段通路に2台のテーブルをセットした385邪猿気違'sは、それぞれGETAROと矢野をテーブルの上に寝かせると、出入り口の壁から同時にダイブしてテーブルクラッシュ!
場内から「キチ○イ!」コールが起こる中、リングに戻り3チームがカオス状態でやり合う。するとGENTAROがコーナーに登り、奈苗がそれを追いかけていったところに、都がラダーをブチ当てていき、何とそのまま裏摩周を決める! さらに都はゴーグルを装着してコーナーに登るとパールハーバー・スプラッシュを投下。そこから葛西がしもうまにリバース・タイガードライバーを決め、都がマンマミーアで抑え込んで3カウント! 385邪猿気違'sがまさかまさかのタッグ王座奪取し、場内大歓声! 調子に乗った葛西は都にキスをしようとしたが、都は悲鳴を上げながら引っぱたいた......
「マイナスのコスプレ」を宣言した真琴は飯伏幸太とタッグを結成すると、対戦相手の澤宗紀のパートナーにK-DOJOのバンビを指名。「その理由は言えませんけど、想像してください」と意味深発言をしていた真琴は、まるでバンビに対抗するように胸元が大胆に開いた新コスチュームを披露!
真琴はバンビに無気力キックを連打していくが、スリーパーを噛みつきで脱出バンビは澤にタッチ。すると澤は藤原喜明ばりの関節技を次々に極めてから「来いよ!」と挑発しながら張り手。真琴も奇声を上げながら必死に張り手を返していくが、澤はすべてを受け止める。すると観客から「真琴、グーで行け!」の声。澤も「グーでもいいぞ」と言うと、真琴は渾身のグーパンチを連打!
さすがにこれにはダウンした澤。ようやくタッチを受けた飯伏はその場飛びカンクントルネードからロンダート・オーバーヘッドキックを叩き込むと、バンビにもレッグボンバー。続いて真琴がミサイルキックを発射し、側転プレスを落とすと、飯伏もその場飛びムーンサルトで続く。だが、澤がドラゴンスクリューを連発してバンビを救出すると、バンビは真琴にファルコンアロー式フェースバスター。
そして澤が飯伏をお卍固めに捕らえている間に、スタンディング・シャイニングウイザードを叩き込んだバンビが真琴から3カウントを奪った。試合後、インタビュースペースで真琴は「バンビさんが白いワンピースの水着を着られていた時にすごく憧れていました。すごく影響を受けたといいますか、それで今回対戦を希望したんです。今の女子プロ界はみんな同じようなコスチュームで、ガイジンさんとか誰か分からない。自分はバンビさんからヒントを得まして、他の人とは違う一目で真琴だと分かるような格好にしたいなと思い、今日変えてきました」と、マイナスのコスプレというのはバンビのコスチュームを意識したこの日の新コスチュームであることを明かした。なお、このコスチュームは「直したいところがたくさんあるんで......。着れたら着ます」とのこと。
▼第1試合『フレッシュオープニングファイト』イリミネーション15分間
○みなみ飛香/つくし/帯広さやか
9分0秒 ブロックバスターホールド
牧場みのり/志田光/●くるみ
※退場順:帯広→牧場→志田→つくし→くるみ
▼第2試合『帰ってきたラストボス・市来貴代子復帰戦』タッグマッチ 15分1本勝負
○市来貴代子(フリー)/星ハム子
10分9秒 コーナートップからのジャンピングニー→体固め
高梨マサ子(ユニオン女子部)/●都宮ちい
▼第3試合『殴りあう女たち』シングルマッチ3分2R
△市井舞
時間切れドロー
△藤野恵実
※オープンフィンガーグローブ着用の打撃が認められるプロレスルール
▼第4試合『新・真琴乱舞』タッグマッチ20分1本勝負
飯伏幸太(DDT)/●真琴
11分18秒 スタンディング・シャイニングウィザード→片エビ固め
澤宗紀(バトラーツ)/○バンビ(K−DOJO)
▼第5試合『NEO認定ハイスピード選手権試合』30分1本勝負
[王 者]○夏樹☆たいよう(パッションレッド)
16分44秒 たいようちゃん☆スパニッシュフライ
[挑戦者]●藤本つかさ
※第3代王者が2度目の防衛に成功
▼第6試合『インターナショナルリボンタッグ選手権・トライアングル・トルネード・ハードコアリボン』時間無制限1本勝負
[王 者]高橋奈苗(パッションレッド)/●しもうま和美(パッションレッド)
19分53秒 マンマミーア→片エビ固め
[挑戦者]葛西純(FREEDOMS)/○松本都
※もう1組は[挑戦者]GENTARO(FREEDOMS)/矢野啓太(バトラーツ)
※第9代王者組が初防衛に失敗。385邪猿気違'sが第10代王者組へ
▼第7試合『ICE×60選手権試合』20分1本勝負
[王 者]●りほ
15分49秒 ラ・マヒストラル
[挑戦者]○さくらえみ
※第7代王者が初防衛に失敗。さくらえみが第8代王者へ
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