天下分け目の関ヶ原の決戦で、蝶野信長がまさかの復活!信長の加勢により、西軍が東軍に勝利する"歴史if"が起こる!

100307_SengokuBushoMatsuri-1.jpgKOEI Presents
戦国武将祭
日時:3月7日(日) 開演:16:00
会場:さいたまスーパーアリーナ

 7日、人気ゲーム『戦国無双』シリーズなどを手掛けるKOEIとフジテレビがタッグを組んで、さいたまスーパーアリーナで開催された"史上最大級の戦国イベント"『戦国武将祭』。2日連続で行われるこのイベントの2日目には、プロレス界から昼の後楽園ホール大会を終えて駆け付けた全日本プロレス勢をはじめ、みちのくプロレスの新崎人生やK-DOJOのTAKAみちのく、そして前日に引き続きDDT勢ら多数のレスラーが出場した。
 レスラーは『戦国無双』に登場する歴史上の人物に扮し、当時の合戦をリング上でのプロレスに置き換えて行う。しかしゲーム同様、試合結果が必ず史実通りになるとは限らないというのがミソ。初日には本能寺の変で謀反を起こした明智光秀(AKIRA)が、織田信長(蝶野正洋)に返り討ちにされるという"歴史if"が起こった。
 ところが、2日目にも同じカードが組まれたところ、今度は初日にピンフォールを獲られた信長のパイルドライバーを光秀がカウント2でキックアウトし、逆にサイドキックでダウンを奪った光秀が必殺のムササビプレスを投下して3カウント! 光秀の謀反に怒った信長は部下たち(DDTの若手)を花道で投げ飛ばしながら、スクリーンに映し出された燃え上がる本能寺の中に消えていった......

 伊賀の忍者・服部半蔵となった稔はもちろん忍者コスチュームに身を包んだのだが、マスクのデザインが幸か不幸かHEATを彷彿させる。一方、ペイントを施し、忍者というよりは猿っぽくなったNOSAWA論外は風魔小太郎に。同じ忍者ながら急所蹴りなど細かいテクニックを使っていった風魔に対し、半蔵はいつもよりさらにトリッキーな動きを織り交ぜ、最後はズバリとミノルスペシャルを決めて勝利した。

100307_SengokuBushoMatsuri-2.jpg 小田原の戦いは初日とは内容が違い、初日に対戦した武田信玄(武藤敬司)と上杉謙信(小島聡)がタッグを組み、柴田勝家(新崎人生)と豊臣秀吉(TAKAみちのく)と対戦という、上杉軍と武田軍による北条家への侵攻が舞台に。体格的にかなり不利な秀吉だが、「天下獲りじゃー!」と叫びながら向かっていく。
 だが、信長は秀吉を場外に連れ出すとイスや階段を使った攻撃で大暴れ! 思わずリングサイドの女性客が「キャー!」と悲鳴をあげるほど。その分、勝家が謙信を捕らえて念仏拝み渡りを決めていったのだが、秀吉も調子に乗って信玄に念仏拝み渡りを仕掛けていく。ところが、勝家がロープを歩くことでロープが揺れ、秀吉は遭えなく転落!
 それでも自らタッチを要求して出てきた秀吉だったが、信玄がドラスク→シャイニング・ウィザードを叩き込むと、謙信が豪快にラリアットで吹っ飛ばし敗れ去った。勝利した信長は花道を引き下げる際、観客の歓声に応えずっと我慢していた(?)LOVEポーズを気持ちよさそうに決めてみせた。

100307_SengokuBushoMatsuri-3.jpg 合戦の最後、つまりメインイベントは若き西軍と、本多忠勝(高山善廣)&伊達政宗(HARASHIMA)の奥州筆頭のタッグに秀吉の智将であった加藤清正(高木三四郎)を加えた東軍による天下分け目の大一番、関ヶ原の合戦!
 初日同様、圧倒的なパワーでボディスラムやショルダースルー1つで観客をどよめかせる本多。さらにかなり張り切っている様子だった加藤は、何とドラゴンリングイン→ドロップキックや花道ダッシュ・ラリアットなどもうやりたい放題の大暴れ。政宗も独眼竜にも関わらず、「いくぜお!」と叫んでのライダーキックを叩き込む。西軍も石田三成(飯伏幸太)のムーンサルトムーンサルトなどで反撃したが、力の差は歴然。
 もはや勝負あったかと思われたとき、館内に「是非もなし!」という声が響き渡り、何と炎上する本能寺をバックに、行方不明だった信長がまさかの登場! 「余興は終わりだ。さぁ地獄の開幕ぞ」と言い放ったサングラス姿の信長は、花道で襲いかかってくる本多と加藤を蹴散らすと、リング上で政宗にパイルドライバー!
 強力な援軍を得た西軍は幸村のLAT→直江のライオンサルト→石田のその場跳びシューティングスターと一気に政宗を追い込み、最後は石田がドラゴンスープレックスで投げてからのフェニックス・スプラッシュで西軍が勝利! 史実では西軍だった小早川秀秋が、東軍に寝返ったこともあって東軍が勝利しているが、ここでは信長が復活して西軍が勝利するという"歴史if"が起こった。

 そんな信長はステージ上でお市(佐々木希)と共にガッツポーズ! オイシイところを持っていった蝶野信長だったが、その後にGACKTが出てくると、初日以上に観客が熱狂! 総立ちの中、GACKTは『戦国無双3』のイメージソングを歌い上げた。歴女やゲームファン、そしてGACKTファンにプロレスはどう映ったのだろうか。


▼第一合戦 本能寺の変
●蝶野正洋(織田信長)
ムササビプレス→片エビ固め
○AKIRA(明智光秀)

▼第二合戦 天正壬午の乱
○稔(服部半蔵)
ミノルスペシャル
●NOSAWA論外(風魔小太郎)

▼第三合戦 小田原の戦い
武藤敬司(武田信玄)/○小島聡(上杉謙信)
ラリアット→体固め
●TAKAみちのく(豊臣秀吉)/新崎人生(柴田勝家)

▼第四合戦 関ヶ原最終決戦
KAI(真田幸村)/○飯伏幸太(石田三成)/カズ・ハヤシ(直江兼続)
フェニックス・スプラッシュ→片エビ固め
高山善廣(本多忠勝)/●HARASHIMA(伊達政宗)/高木三四郎(加藤清正)

※試合時間は主催者の意向により全試合未発表。

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