【試合詳細】5・30 ドラディション後楽園ホール大会 藤波辰爾&船木誠勝&新崎人生vs越中詩郎&高橋ヒロム&AKIRA 長井満也&諏訪魔&シュン・スカイウォーカーvs岡林裕二&関本大介&MAZADA LEONAvs北村彰基

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『レック株式会社 Presents DRADITION 15th ANNIVERSARY THE RISE OF SPIRIT TOUR PHASE-1 IN TOKYO』
日程:2023年5月30日(火)
開始:19:00
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:856人

▼タッグマッチ 15分1本勝負
○倉島信行/三州ツバ吉
6分28秒 腕ひしぎ十字固め
●洞口義浩(フリー)/酒井博生(HEAT-UP)

▼3WAYマッチ 20分1本勝負
○青木優也(大日本)
10分12秒 リングアウト
●MUSASHI(みちのく)、●アンディ・ウー(フリー)

▼シングルマッチ 15分1本勝負
△LEONA
15分0秒 時間切れ引き分け
△北村彰基(ZERO1)

▼タッグマッチ 30分1本勝負
望月成晃(DRAGON GATE)/○吉田綾斗(2AW)
14分7秒 バックドロップ→片エビ固め
樋口和貞(DDT)/●吉野コータロー(2AW)

▼6人タッグマッチ 45分1本勝負
○長井満也/諏訪魔(全日本)/シュン・スカイウォーカー(DRAGON GATE)
18分10秒 キャプチュードバスター→体固め
岡林裕二(大日本)/関本大介(大日本)/●MAZADA(フリー)

▼メインイベント 60分1本勝負
○藤波辰爾/船木誠勝(フリー)/新崎人生(みちのく)
12分17秒 ドラゴンスリーパー
越中詩郎(フリー)/高橋ヒロム(新日本)/●AKIRA(魔界)

ドラディション15周年大会で藤波とヒロムが激突しシングルマッチで対戦が実現へ!LEONAが北村とバチバチの死闘!誕生日を迎えたシュンを長井&諏訪魔が祝福?

オープニング


 まずは5月31日から会員が募集開始されたファンクラブ『DRAGON FAMILY』や若手大会『DRAGON STADIUM』などに関して、藤波辰爾が登場し説明。

 DRAGON STADIUMは新世代の若手のための興行。第一弾は2AW、ZERO1、HEAT-UPが参戦する。この模様はYoutubeにて無料配信される予定だ。

藤波「えー本日はご来場いただきまして本当にありがとうございます。えー昨年、デビュー50周年を無事に終わりました。さぁ!これから、ドラゴンがどうするか、そういう中で、どこかで聞いたね。さぁどうする?今、ご説明があった通り、若手を軸に、もう少し、僕にプロレスの夢を見させてください。皆さんと一緒に、プロレス界を盛り上げて、一緒に夢を見ていきましょう。よろしくお願いします」

 映像制作部門『DRADITION FILN』がスタートしたことが発表され、監督の小野寺昭憲氏がリングへ。

小野寺「本日はご来場いただきまことにありがとうございます。ただいま紹介に預かりました、ドラディションフィルムで映像監督を務めます小野寺と申します。思い返せば、ドラディションの映像を手掛けさせていただいてもう十数年になります。40周年の藤波さんのツアーから映像を作らさせていただきました。そして今日、このドラディション旗揚げ15周年という栄えある会で、こうして新しいドラディションフィルムというレーベルが発表できますことを非情に誇りに思います。映像というのは、メインではありませんけども、戦いのドラマ、それに対する少しのスパイスになるような映像、そういったものをこれからも作り続けていきたいと思います。それでは皆様、今後とも藤波選手、そしてドラディション、ドラディションフィルム、そしてドラゴンスタジアム、よろしくお願いいたします」

第1試合


 先発は洞口と倉島。ロックアップからバックの取り合いになりリストの取り合いへ。洞口がヘッドロックで捕らえるが、倉島がリストを取って切り返すと投げようとする。耐えた洞口とグラウンドの攻防から、倉島がバックをとるが洞口がリストを取って切り返す。リストの取り合いからグラウンドの攻防に戻り、倉島が潰していくが洞口が逃れて距離を取る。
 手4つから洞口がバックを取るが、倉島が巻き投げて潰すが洞口が下から蹴りつけて倉島は一度距離を取る。倉島は三州にタッチ。

 三州がローで牽制し、がっぷり組むが洞口がフロントネックで捕らえる。そのまま下がり酒井にタッチ。

 お互いローで牽制からミドルの打ち合い。酒井が左右の掌底からミドル。三州もミドル連打。酒井がキャッチすると反対の足で延髄斬りからフォールも2。
 三州がキーロックも倉島がロープに足を伸ばしブレイク。
 三州が掌底から左右のミドル連打。酒井がキャッチして掌底を叩き込み、ケンカキックで吹っ飛ばす。三州はたまらず倉島にタッチ。

 倉島が走り込むも酒井はジャンピングスピンキックを叩き込んで迎撃し洞口にタッチ。

 洞口はビッグブーツからネックブリーカードロップ。フォールも2。
 洞口は投げようとするが、耐えた倉島がバックエルボーで逃れる。洞口がすぐさまビッグブーツで倒し、ボディスラムを狙うが耐えた倉島の背中にチョップ。洞口はボディスラムで投げ捨てフォールも三州がカット。
 洞口はロープに飛ぶが、倉島は一本背負いで迎撃し腕ひしぎ。これで洞口がギブアップした。

第2試合


 コール合戦ではMUSASHIだけが劣勢に。MUSASHIとアンディが握手してロックアップからバックの取り合い。青木はコールをし続けていたため入り込めずにうろうろする。MUSASHIとアンディはドロップキックの相打ちになるが、青木がワンテンポ送れてドロップキックから向かい合う。

 青木は「3WAYだぞ!」と注意し、「ホットジャパン!」と叫ぶとアンディとともにMUSASHIをロープに振る。だがMUSASHIはアンディを場外に投げ捨て、青木とロープワークでのかわしあいから青木がコーナーに振って走り込むが、MUSASHIが避けてアームホイップからコルバタ。アンディが走り込み青木をフォールもMUSASHIがカット。
 MUSASHIが青木をフォールもアンディがカット。

 アンディと青木がロープに振ってダブルのバックエルボーから再度ロープに振ってダブルのドロップキック。
 アンディがハイタッチしようとした青木に裏拳からスクールボーイも2。
 アンディは首固めも2
 アンディはラ・マヒストラルもMUSASHIがカット。

 MUSASHIはアンディを場外に投げ捨て、青木の背中にハンマーブロー。さらにエルボーを打ち込むと青木もチョップで返す。チョップの打ち合いからMUSASHIがケンカキック。さらにコーナーで顔面を踏み潰し、首投げから顔面にストンピング。
 MUSASHIは顔面を踏みつけてグリグリするもレフェリーが注意。
 エプロンのアンディを蹴り落としたMUSASHIに青木がビンタ。
 MUSASHIは蹴りつけて倒しエルボードロップからフォールも2。

 MUSASHIはコーナーに叩きつけ、エプロンのアンディを蹴り落としてから串刺しドロップキック。フォールも2。

 MUSASHIは逆片エビ固め。青木はロープに手を伸ばすが届かず、アンディがカット。
 MUSASHIがアンディにガットショットから場外に投げ捨て、青木にチョップ。
 青木は前に出てMUSASHIのチョップを受け続けていき、チョップ連打から振りかぶるがMUSASHIが強烈なチョップからロープに振る。だが青木はハンドスプリングエルボーで迎撃し、MUSASHIを引き起こしてコーナーに振るとアンディが串刺しエルボー。青木も串刺しバックエルボーからダブルのブレーンバスターでMUSASHIを叩きつけ、ハイタッチして普通に喜ぶ。
 アンディがMUSASHIを羽交い締めにするかに見せて場外に投げ捨てると、コーナーに登った青木に雪崩式フランケンから横入り式エビ固めも2。
 アンディは青木のボディに膝蹴りからロープに飛ぶが、MUSASHIが青木を突き飛ばすとアンディに低空ドロップキックからロープに飛んで側頭部にドロップキック。青木がMUSASHIにミサイルキックも、アンディが青木に水面蹴りからコーナーに上るが、MUSASHIがナックルから雪崩式ブレーンバスターの体勢。青木がMUSASHIの尻を蹴りつけてから股に潜り込み、まとめてパワーボムで投げ捨てる。
 さらに場外に転がった二人へ青木がプランチャ。
 リングにMUSASHIが走り込み、ノータッチトペ・コンヒーロ。

 MUSASHIがリングに戻ろうとするが、アンディと青木が引きずり落とすと、エプロンで青木とアンディがチョップとエルボーの打ち合い。MUSASHIが二人の足を掴んで場外に引きずり落とし、打撃戦から青木がエプロンを走り込んでミサイルキック。すぐさま青木がリングに戻り、ここでカウント20が数えられアンディとMUSASHIは場外リングアウトとなった。

第3試合


 北村がタックルもLEONAが切るが、北村は再度片足タックルからテイクダウンを奪うと、フロントネックで捕らえようとするがLEONAは立ち上がりブレイク。
 LEONAが片足タックルも北村がこれを潰して足を巻き投げるが、LEONAが上を取り一度離れる。
 LEONAは手4つを要求し、北村が手を伸ばすとLEONAはフロントネックで捕らえる。すぐに頭を抜いた北村が潰しながらフロントネックも、LEONAは立ち上がりロープに押し込みクリーンブレイク。

 手4つからLEONAが巻き投げるが、北村がヘッドシザースから上を取り返し腕ひしぎ。LEONAは回転してバックを取るが、北村はロープに押し込みブレイク。

 ロックアップからLEONAがヘッドロック。北村がそのまま回転してフォールも2でLEONAが絞り上げてスタンドへ。
 北村が突き飛ばすもLEONAはショルダータックルで倒し、ロープに飛ぶも北村が投げようとする。だがLEONAが切り返してアームドラッグから首投げも、北村が立ち上がるがLEONAがすぐにロープに振るも、北村はゼロ戦キックで迎撃。
 北村はストンピングからサッカーボールキックを叩き込みフォールも2。

 北村はスリーパーで捕らえるが、LEONAはロープに足を伸ばしブレイク。

 北村はフロントネックからボディに膝蹴り。さらに首投げからサッカーボールキック連発。フォールも2。

 チョップの打ち合いから北村が足を刈って倒し、コーナーで顔面を踏みつける。立ち上がったLEONAとチョップの打ち合いから、LEONAがエルボーを打ち込みエルボーとチョップの打ち合いへ。さらにエルボー合戦から北村がチョップを打ち込んでコーナーに押し込むと、顔面ウォッシュ2連発。
 北村はチョップからコーナーに振って串刺しジャンピングエルボーからフェイスバスター。フォールも2。

 北村はフィッシャーマンの体勢も、耐えたLEONAがコーナーに振ってからロープに飛んでマッケンロー。
 LEONAはランニングエルボー連発からロープに振ってドロップキック。 LEONAはストンピングから顔面を蹴りつけ、尻にキック連発からインディアンデスロック。そのまま左右の掌底を叩き込み、引き起こすと背中にチョップから走り込む。だがLEONAが耐えてロープに突き飛ばすが、北村が走り込んでタックルを仕掛けたLEONAの背中にチョップからロープに飛んでラリアット。だがこれを巻き込んだLEONAが足をとってドラゴンスクリューからコーナーに上りダイビングニードロップから足4の字。北村はロープを掴みブレイク。

 エルボーの打ち合いからLEONAがヘッドバッド。北村もヘッドバッドを返し、フィッシャーマンスープレックスホールドも2。

 LEONAがボディブロー連発からエルボースマッシュ。さらにビンタからダブルアームスープレックス。フォールも2。

 北村はランニングニーを叩き込むが、LEONAが飛び込みエルボー。ここで時間切れ引き分けとなった。

<試合後コメント>

LEONA
「引き分けでしたね。別に憎いわけじゃない。ただ、負けたくないんですよ。ホームだからたくさん声援貰えるかもしれない。そんなもの関係ない。見て、この胸、顔!憎しみ?そんなんじゃない。彼の上を行きたかっただけ。それが15分で足りなかったのが悔しい。自分のゲームプラン、途中から全部通じなかった。でも、プロレスラーとして生きてるなって。コロナが終わって、DRADITIONが15年経って、レスラーとして生きてんなって。こんだけ胸を切られて、顔を傷つけられて、それで黙ってるんだったらレスラー辞めたほうがいいかなって。だからまた、明日からレスラーとしていきます。まだ、足りないかな。彼の顔を吹っ飛ばすのを、背中蹴っ飛ばすのを」

――試合後には再戦を誓い合っていた
「もちろん。息が合わないとかじゃない。最後はそういうことじゃないんだ。お互いぐちゃぐちゃだから、気持ちが。でももう1回やりたい。これは憎しみじゃないですよ。プロレスラーとしてもう1回やりたい。ただそれだけです。僕にとっていい15周年の発奮になりました。また明日からプロレスラーとして生きます」

第4試合


 先発は望月と吉野。グラウンドの攻防から望月がヘッドロックで絞り上げる。吉野がエルボー連打からヘッドロックで取り返し、ショルダータックルを打ち込んでいくが望月はこれを受けきりソバットからロープに飛ぶと、吉野は足を伸ばしてカットしショルダータックルで吹っ飛ばす。望月は吉田にタッチ。吉野も樋口にタッチ。

 リストの取り合いから吉田がヘッドロック。樋口はリストを取って切り返し、吉田がボディに膝蹴りも樋口がロープに振る。吉田はロープを掴んで足を伸ばすが、樋口はチョップからロープに飛ぶ。吉田はビッグブーツを打ち込むが、樋口は受けきりショルダータックルでなぎ倒す。
 樋口は背中にチョップを打ち込んでいき、アイアンクローも吉田はロープを掴みブレイク。
 樋口はチョップを打ち込んでいき、コーナーに押し込み吉野にタッチ。

 吉野もチョップから首投げで倒しリバーススプラッシュ。フォールも2。
 吉野は担ぐが、着地した吉田のボディにエルボー。ロープに振るが、吉田はジャンピングラリアットでなぎ倒し、望月の足に吉野を叩き込み望月にタッチ。

 望月は首投げから背中にサッカーボールキック。コーナーに叩きつけてチョップから吉野がエルボー連打。望月がミドルキック連打からフォールも2。
 望月は吉田にタッチ。

 吉田はチョップを打ち込み、のたうつ吉野に再度チョップ。
 吉野は投げようとするが、耐えた吉田がソバットからロープに飛んで側頭部にドロップキック。フォールも2。
 吉田はコーナーに振ろうとするが、耐えた吉野のボディに膝。コーナに振って串刺し攻撃を狙うが、吉野は足を伸ばしてカットし、ドロップキックを叩き込んで樋口にタッチ。

 樋口はチョップ連発からダブルチョップ。カットに来た望月にもダブルチョップも、望月と吉田はダブルのガットショットからロープに振るが、樋口はダブルラリアットで迎撃。
 樋口は吉田と望月に串刺しラリアットを狙うが、望月がビッグブーツで迎撃すると樋口はドロップキックで場外に叩き落し、走り込んできた吉田にアバランシュホールドからフォールも2。
 樋口はアイアンクローを狙うが、ガードした吉田がボディに膝。樋口がコーナーに振って走り込むが、吉田はジャンピングニーからロープに飛ぶ、二段式の回し蹴りから望月にタッチ。

 望月はロープに飛んでPK。受けきった樋口がチョップを叩き込み、ミドルキックとチョップの打ち合い。
 望月がチョップからロープに飛ぶが、樋口はアイアンクローでキャッチし、カットに来た吉田にもアイアンクロー。望月と吉田はダブルのローキックで逃れて投げようとするが、樋口は二人まとめてブレーンバスター。樋口は吉野にタッチ。

 樋口はつっぱりでコーナーに押し込み、吉野も一緒につっぱり連打。コーナーに振って吉野が走り込むが、望月がカカト落としで迎撃し、樋口にもカカト落としからロープに飛ぶが、樋口と吉野はダブルのショルダータックルで迎撃。
 吉野はコーナーに上りフロッグスプラッシュからフォールも吉田がカット。
 吉野は走り込むが、望月は膝蹴りで迎撃し吉田にタッチ。

 吉田と望月はサンドイッチサッカーボールキックからフォールも樋口がカット。
 吉田はバズソーキックからフォールも2。
 吉田はジャンピングニーも、避けた吉野に走り込むが、吉野はルーテーズプレスで迎撃しフォールも2。
 吉野はスパインバスターからフォールも望月がカット。
 樋口が望月にアイアンクローも、望月は背負投げ。吉野がトラースキックも、望月がトラースキックで返し、吉田が吉野にブサイクへの膝蹴りからフォールも2。
 吉田はバックドロップからフォールし3カウント。

第5試合


 先発は関本と長井。
 ロックアップから関本がロープに押し込むが、長井が切り返してクリーンブレイク。
 ロックアップから関本がヘッドロックで捕らえ、ロープに飛ぶが長井がビッグブーツ。受けきった関本とエルボー合戦から長井がエルボー連打。ロープに飛ぶとビッグブーツも、関本が受けきりショルダータックルでなぎ倒す。フォールも2。
 関本は岡林にタッチ。長井も諏訪魔にタッチ。

 手4つから岡林が潰すが、諏訪魔がガットショット連発から潰し返す。岡林もガットショットからそのまま強引に投げ捨て、動揺した諏訪魔にシュンがタッチを要求。諏訪魔はシュンにタッチ。岡林もMAZADAにタッチ。

 シュンがビッグブーツから投げようとするが、避けたMAZADAが走り込むも、飛び越えたシュンがブレーンバスター。
 シュンは髪を掴んで動きを止めてエルボーも、避けたMAZADAがコンプリートショット。フォールも2。
 シュンはサミングから場外に投げ捨て場外乱闘へ。
 リングに戻り、ストンピング連発から長井にタッチ。

 長井は首投げからチンロック。フォールも1。
 カウントが遅いレフェリーにシュンが詰め寄ると、長井はMAZADAにサミングから場外乱闘へ。
 リングに戻り、長井はフロントネックで捕らえて諏訪魔にタッチ。

 諏訪魔は背中にハンマーブローからボディに膝。コーナーに振って串刺しラリアットからフロントスープレックス。フォールも2。
 諏訪魔はシュンにタッチ。

 シュンはストンピングから髪を掴んでいき、MAZADAはボディにエルボー連打もシュンはチョークでロープに押し込む。これを離すとロープに飛ぶが、MAZADAはエルボー。シュンはガットショットから再度ロープに飛ぶが、MAZADAはエルボー。シュンはチョップからロープに飛ぶが、MAZADAはエルボー連打。シュンはソバットも、MAZADAはロープに吹っ飛ぶとその勢いでラリアットでなぎ倒す。MAZADAは関本にタッチ。

 関本はショルダータックルで倒し、アトミックドロップからサソリ固め。これは諏訪魔がカット。
 諏訪魔と長井は関本をロープに振るが、関本はダブルラリアットで迎撃。

 関本はコーナーに振って走り込むが、シュンはソバットからダブルチョップ。さらにラリアットを巻き込んでブラスターで叩きつけるとフォールも2。
 シュンは串刺しビッグブーツ。諏訪魔がシュンに強引にタッチ。

 諏訪魔はチョップからフロントスープレックス。フォールも2。
 諏訪魔はスリーパーで絞り上げ、ラストライドを狙うが関本はリバースしてバックフリップ。関本は岡林にタッチ。

 岡林は串刺しボディスプラッシュからブレーンバスター。さらにアルゼンチンで担ごうとするが、耐えた諏訪魔とチョップの打ち合い。諏訪魔がエルボーも岡林は強烈なチョップ。諏訪魔はダブルチョップからスリーパーで絞り上げ、長井がその背中にタッチ。

 長井はブレーンバスターからミドルキック連打。岡林はキャッチしてスパインバスターからフォールも2。
 岡林は投げようとするが、MAZADAがタッチを要求。岡林はしぶしぶタッチ。

 岡林と関本がサンドイッチラリアットから岡林が垂直落下式ブレーンバスター。さらに関本がダイビングボディプレスを投下し、MAZADAがフォールも諏訪魔とシュンがカット。
 岡林が諏訪魔を、関本がシュンをアルゼンチンで担ぎ、MAZADAが長井をフォールも2。

 諏訪魔が関本と岡林に交互にチョップからショートレンジラリアットでなぎ倒すが、MAZADAがサミングからエルボー連打。長井にもエルボーを叩き込み、シュンも呼び込むとそれぞれにエルボーを打ち込みロープに飛ぶ。だが諏訪魔がラリアットで迎撃し、シュンがRKOからその場飛びムーンサルトダブルニー。さらに長井が陸牙を叩き込み、キャプチュードからフォールし3カウント。

 試合後にレックの永守社長がリングに登場。
永守社長「皆様こんばんは。レック株式会社の永守でございます。普段から弊社の商品ご使用いただきありがとうございます。そして後楽園ホール大会にご来場いただきありがとうございます。この場をお借りしてご報告がございます。10月29日大阪ATCホール大会、11月17日後楽園ホール大会、ドラディション2大会を引き続き弊社がスポンサーをさせていただく事になりましたのでよろしくお願いします。それだけではなく、モニターをごらんいただきたいんですが、タッグトーナメントを行います。ドラゴンカップタッグトーナメント2023と題しまして、2日間で決定するトーナメントを開催させていただきます。よろしくお願いします」

<試合後コメント>

長井満也&諏訪魔&シュン・スカイウォーカー
長井「びっくりしたよなあ!ドラディションはじめて」
諏訪魔「いやドラディションだけではなあ、人気者なんだよ俺。全日本ではイマイチだけどなあ、ドラディションだけでは人気あんだよ」
シュン「おいおいおいおい、俺がいなくて何勝手にコメント出してんすか、俺がいないと始まんないでしょ!」
長井「だったら早く来てくれよ!」
シュン「今日が何の日か知ってるんですか?5月30日、シュン・スカイウォーカー、生誕記念日!」
長井&諏訪魔「おめでとう!」
シュン「ありがとう!」
長井「めでたい日だったらもっとお前活躍してみろよお前!」
シュン「いや十分活躍してただろ!あんた負けそうになった時に最後ごっつぁんで獲っただけだろ!まあ、初参戦だから、握手」
長井「お前こん中で一番最年長だぞお前」
シュン「年齢を武器にしてはいけませんキャリアを武器にしてはいけません」
長井「お前それ渕さんにも言えんのかお前?渕さんの前でも言えんのか?」
諏訪魔「オメェ渕さん馬鹿にすんなよ!」
シュン「渕さんの話やめろ!」

長井「お前昨日負けてるけどなんかもう吹っ切れてるじゃねえかよ!」
諏訪魔「んにゃ!お前ドラディションだお前!本当は今日は藤波辰爾をマーダーバッグに入れるはずだったんだよ!」
長井「お前今『藤波辰爾』って呼び捨てにしたろお前」
諏訪魔「いいんだよお前!」
長井「そういうとこだよちゃんとしないと…」
諏訪魔「違う違ーう!!!」
長井「何が違うんだよ」
諏訪魔「藤波……辰爾さん、ですよ。」
長井「OK!お前全日本でも今日みたいにビシビシ行けよ!またドラディションのリングで一緒にやろうぜ」
諏訪魔「おう!!!」
長井「ビシビシ行くぜドラディションでも!!!」
諏訪魔「めちゃめちゃだねえ!たださぁ、やっぱ藤波辰爾に、いや、藤波辰爾さん、だなあ!藤波さんに『ドラディションのリングにようこそ』って直接言ってもらえたんで、それは今日俺にとって一番嬉しかったことかな。それが今日の試合で一番俺にとってプラスになった。自分自身のこと、今後どうしようかって迷ってる、考えてる、時期なんだけどいいヒントになったんじゃないかな、と。思いますよ。」

第6試合


 先発はヒロムと藤波。ロックアップからヒロムがコーナーに押し込むが、藤波が切り返してクリーンブレイク。
 ロックアップから藤波がリストをとり、ヒロムが切り返すも藤波は首投げからスリーパー。さらにヘッドロックからグラウンドになるが、ヒロムが切り返して潰しフロントネック。藤波はロープを背にしてブレイク。
 ヒロムはチョップを打ち込んでいき、ヘッドロックもすぐに抜けた藤波がビンタ。ヒロムは驚いて下がりAKIRAにタッチ。藤波も船木にタッチ。

 組み合うと船木が巻き投げてヘッドシザースもAKIRAがすぐに抜ける。ロックアップからロープ際で体勢を切り返しあい、AKIRAがコーナーに押し込むがブレイク。
 AKIRAが突っ込むも船木がキャッチし首投げからスリーパー。AKIRAが切り返すと腕をとってエルボー連打も、船木は巻き投げてヘッドロック。立ち上がったAKIRAが突き飛ばすが、船木はショルダータックルで倒しグラウンドへ。AKIRAはヘッドシザースで抜けて距離を取る。両者タッチ。

 越中が走り込むが新崎はエプロンで微動だにせず。
 リングに入った新崎と越中がロックアップから越中がヘッドロック。すぐに新崎がヘッドシザースで抜けて距離を取る。
 新崎がガットショットから地獄突き。ロープに飛んでショルダータックルも、受けきった越中がロープに飛んだ新崎にヒップアタック。たまらず新崎は場外へ。
 リングに戻った新崎に越中が首投げからフェイスロック。コーナーに押し込み船木にタッチ。

 船木はミドルキック連打も、越中はキャッチし足への空手チョップ。さらに脳天に空手チョップからAKIRAにタッチ。

 AKIRAと越中は交互にガットショットから、AKIRAがチョップを打ち込むとチョップの打ち合いへ。
 船木がローからミドル。キャッチしたAKIRAが足へのナックル連打からヒロムにタッチ。

 ヒロムはチョップ連発でコーナーに押し込み、コーナに振って串刺しラリアット。さらにロープに飛んで低空ドロップキックからフォールも2。
 ヒロムは投げようとするが、船木が脇固めを狙う。耐えたヒロムのボディに膝蹴りから首投げで倒しサッカーボールキック。フォールも2。
 チョップの打ち合いから船木がローからミドル。さらにチョップから膝蹴りを叩き込み、首投げからPK。フォールも2。
 船木は新崎にタッチ。

 新崎はスワンダイブ脳天唐竹割りから、コーナーに登りダイビングショルダーアタック。フォールも2。
 ヒロムのチョップをキャッチした新崎がコーナーに登ろうとするが、ヒロムがガットショットから新崎の手を握りコーナーに登ろうとする。だが新崎がガットショットから手を握るが、ヒロムがサミングから手を握る。新崎はナックルも、避けたヒロムがガットショットから手を握り、拝み渡りも船木がロープを蹴りつけてヒロムが落下。ヒロムはたまらず転がり越中にタッチ。

 新崎が越中にガットショットから拝み渡り。さらに投げようとするが、越中が逆にブレーンバスター。
 新崎は藤波にタッチ。

 越中はリングに入ろうとする藤波にヒップアタック連発。さらにヒロムがトラースキック。
 越中がボディスラムからAKIRAにタッチ。

 AKIRAがムササビプレスを投下しフォールも船木がカット。

 ヒロムがトラースキックも、キャッチした藤波がドラゴンスクリュー。走り込んで来たAKIRAにバックブリーカーからスリーパーで捕らえ、ドラゴンスリーパー。これでAKIRAがギブアップ。

藤波「おいヒロム帰るんじゃないよ。なんて言った?シングルでやれ?」
ヒロム「どうせだったらやりましょうよ。6人タッグじゃ、藤波辰爾さんを感じる事ができませんでした。なので!シングルでやりましょう藤波さん」
藤波「おい待ってろじゃあ。その時お前に、良い返事を返してやる」
ヒロム「藤波辰爾さんありがとうございました!よろしくお願いします」
藤波「最後までご観戦ありがとうございました。久々のリングでちょっと足がおぼつかなかったですけども、ああいう高橋ヒロム。ああいう選手がいるならこれからちょっとは動けるようになるかな。冒頭に言ったように僕とプロレスにね、夢を見させてください。一緒に楽しみましょう。今日は本当にありがとうございました」

<試合後コメント>

高橋ヒロム
「今日の6人タッグ、ただただ…楽しかったよ。ファンに戻ったような楽しさだ。でも、俺にはそれしかなかった。そんだけしか残らなかった。やっぱり藤波さんを、6人タッグじゃ、感じることは出来ませんでした。生意気なこと言ってるのは百も承知です。でもああやって、やっぱりすごいよね。まさかリング上であんな風に言われるとは思わなかった。やらざるを得ないでしょ。やるしかないでしょ。いつでもいいですよ。いつでもいい。今年でもいい。来年でもいい。再来年でもいい。藤波辰爾さんが、俺に、『勝てる!』……そう思うときまで、俺は待ってます。生意気なんでねえ!やっぱり、俺は間違ってなかった。ジュニアの最初の人間を感じたい。ただそれだけです。藤波辰爾さん、本当に、ありがとうございます。心の底から、尊敬してます。ただ、リング上では生意気なもんで、申し訳ございません」

藤波辰爾
――ヒロム選手と初めて闘った感触は
「やっぱり体幹というのか、やっぱり、あれだけ動いてると俺なんかこう、ちょっと、なんちゅーか、足が地につかないような状態だったけどね。でもやっぱり、相手にせざるを得ない状況に、彼はそういうオーラを持ってるね、うん。まぁ楽しみました。いやあ、いい汗かいた」

――試合後に挨拶ではなくああいった形でマイクを持つのは珍しい
「そうですね。だからあんまり普段マイクが得意じゃないんだよね。活舌もよくないんで。でもね、色んなファンがみんな楽しんでくれれば、やっぱり、長くやっとくもんだなと。長くやってれば、なんか色んな今まで経験してない楽しさを味わわせてくれるんでね。今日、高橋ヒロム君ともこういう接点は本来は無かっただろうにね。でも1年でも長くやってるからこういう戦いが出来たんで。そういう意味では、いつかは限界が来るでしょうけど、しばらく自分自身のために、自分自身のファン、夢の続きをね、もうちょっと見ていきたいなと。色んな、ドラゴンスタジアム、これからこれからの動きがあって。とにかく自分が今度は若手を見ていきたいっていう。どういう選手が化けていくのかな。プロレスラーは不思議なもんでね、ちょっとしたタイミングで世にボン!と出ちゃう選手がいっぱいいるんでね。そういう選手にきっかけを作ってあげたいというのかね。これもだから、そういうアレを一切を取っ払ってね、これから自分が見て、真っ白な状態で若い選手を見てというのを色んなところでやっていきたいかなという。とにかく、もう50周年過ぎて、アフター50周年どうするかっていう中でね、常に自分の中で色んなことが、こういうものがやりたい、ああいうものをやりたいととにかく自分の中で浮かんでくるんで、そういうのをとにかく、糧としながらリングに上がり続けたいかなと」

――ヒロム選手とのシングルはその糧の1つになるか
「ねっ!これは俺もねえ、最後はやっぱお客さんの、どうしてもね、我々もファンがあってのプロレスなんだけど、ファンのああいうのについポロっとね。彼自身が『これ明日とか言わんだろうな』。とにかく、これはもう、期限はね、ちょっととにかく抜きに、そういう自分でしっかりと『いいよ!シングル受けてやるよ!』っていうものをね、どっかで投げかけとかないと色んなものが始まっていかないんでね。スタジアムもそう、ドラゴンファミリーもそう。とにかく色んな、これだけレスラーもみんな夢を見てるから、ファンもこれだけ長く応援してくれてるから、ファンと一緒にもう1回盛り上がる材料を創ってあげたいと」

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