新日本6.7代々木大会 BEST OF SUPER Jr. XXII優勝決定戦、カイル・オライリーvs.KUSHIDA

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BEST OF THE SUPER Jr. XXII
日時:2015年6月7日(日)
開始:17:00
会場:東京・国立代々木競技場第二体育館
観衆:3250人(超満員)

▼第1試合 タッグマッチ 20分1本勝負
獣神サンダー・ライガー/●田中翔
6分55秒 どどん→エビ固め
○田口隆祐/小松洋平

▼第2試合「BEST OF THE SUPER Jr. XXII」スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負
○タイガーマスク
6分24秒 リバースダブルアームバー
●チェーズ・オーエンズ

▼第3試合「BEST OF THE SUPER Jr. XXII」スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負
○マスカラ・ドラダ
9分27秒 ドラダスクリュードライバー→片エビ固め
●バルバロ・カベルナリオ

▼第4試合「BEST OF THE SUPER Jr. XXII」スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負
●バレッタ
11分16秒 ヒザ十字固め
○ボビー・フィッシュ

▼第5試合「BEST OF THE SUPER Jr. XXII」スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負
○ロッキー・ロメロ
11分31秒 横入り式エビ固め
●ニック・ジャクソン

▼第6試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
天山広吉/小島聡/○本間朋晃
10分28秒 こけし→片エビ固め
永田裕志/中西学/●デビット・フィンレー

▼第7試合 タッグマッチ 30分1本勝負
○オカダ・カズチカ/外道
8分39秒 レインメーカー→片エビ固め
高橋裕二郎/●コーディ・ホール

▼第8試合 10人タッグマッチ 30分1本勝負
後藤洋央紀/真壁刀義/棚橋弘至/柴田勝頼/●キャプテン・ニュージャパン
16分19秒 垂直落下式ブレーンバスター→エビ固め
中邑真輔/○石井智宏/矢野通/桜庭和志/YOSHI-HASHI

▼第9試合「BEST OF THE SUPER Jr. XXII」優勝決定戦 時間無制限1本勝負
[Aブロック1位]●カイル・オライリー
30分45秒 ホバーボードロック
[Bブロック1位]○KUSHIDA
※KUSHIDAが「BEST OF THE SUPER Jr. 」初優勝

オライリーと30分超えの激闘を制し、KUSHIDAが悲願のSUPER Jr.初制覇!
「KUSHIDAが新日本ジュニアを明るい未来にお連れします」G1出場選手発表

第1試合

2015-6-7新日本プロレス代々木_第1試合待望のスーパージュニア初出場だったが全敗で終わった小松と、惜しくもAブロック2位に終わった田口が組んで、ライガー&田中と対戦。小松と田中がそれぞれ先輩を下げて先発を買って出る。腕の取り合いから小松がヘッドロックに捉える。ヘッドシザースで脱出した田中だが、小松はハンマーロックでねじ伏せるとストンピング。
ムッとした表情で立ち上がった田中はチョップからエルボー合戦。さらにショルダータックルでなぎ倒すと、ライガーにタッチ。カニ挟みからいきなりロメロスペシャルを狙うが、田口がヒップバットでカット。

ならばとライガーはケブラドーラ・コンヒーロから今度こそロメロスペシャルで吊り上げる。そこからカベルナリアに移行すると、田中との合体攻撃を狙う。かわした小松はドロップキック。ライガーはかわしたが、小松を直撃。タッチを受けた田口はライガーを場外に追いやると、エプロンからヒップアタックを発射。
リングに戻り、ヒップバットをお見舞いしていった田口はランニングヒップバットから腰をグラウンド。しかしライガーがカウンターの掌底を叩き込んで田中にタッチ。フライング・フォアアームから串刺しジャンピングエルボーを叩き込んだ田中は俵返しから逆エビ固め。

田口はヒップアタックを狙ったが、キャッチした田中はジャーマンで投げていく。小松が入ってきて追走式ジャンピングエルボーから、自分から走り込んでのコルバタで投げる。さらに田口とのトレイン攻撃から、小松が羽交い締めにした田中に田口がダイビング・ヒップアタックを発射。
田口はどどんを狙うがこれを首固めで切り返した田中。カウント2で返した田口に張り手をお見舞いした田中はロープに飛ぶが、田口はカウンターの延髄斬りで動きを止めると、今度こそどどんで叩き付けて3カウント。

<試合後コメント>
田中翔
「今日、スーパージュニアのこの決勝、俺は出てないよ。俺はスーパージュニアに出れなかった。出れなかったこと、悔しいよ。もちろん悔しい。そんなことより同期の小松にこんなにも差をつけられたことが一番気に食わない。俺はこの夏、G1あるだろう。俺はずっとG1出たかったんだ。ヤングライオンのうちに出てやる。小松を追い抜いて、追い抜くどころか突き放してやる」

田口隆祐&小松洋平
――今、田中選手の方から小松選手には差をつけられてしまったというコメントをもらったのですが?
小松「はい。かなり追いつけないくらい差をつけたでしょうね。今日でシリーズ終わりですけど、莫大な経験値を得たんで。全敗ですけど、全力でやって、本当に莫大な経験値を得たんで。もう僕の中でヤングライオンは完結してますね。ヤングライオンは卒業だと思ってるんでさらに上を。僕のことをもうヤングライオンって呼んでほしくないですね。まぁ僕はスターですからね。ライオンの子じゃないです。僕はスターなんで、次の目標に向けて進むのみですよ」
――黒タイツ、黒シューズからも卒業ですか?
小松「そうですね。ぼちぼち変えていきます。もういいですね、ヤングライオンは。2年やったんで。ヤングライオンのうちにスーパージュニアに出るのが目標だったんで、それを達成したら次に行かないと僕自身もステップアップしていかないんで。そのためにも見た目を変えるのも重要ですね」
田口「今シリーズ、スライディング、ケツ、どどん、ガーアンクル、カエシーノ、色んなバリエーションでフォール取った。これまでのね、一点集中攻撃。今シリーズは一点集中攻撃で攻める選手が多かったですけど、どどん、ケツ、アンクルとどのパターンでいくかって変化させていく、新しい僕のプロレススタイルというか。それを試すシリーズでもあったんですけど、それが逆に欠点になってしまう場面もあったんですけど。最後決めきれなかったですけど、新しい試行錯誤スタイルをね、リングの上での四十八手とでも言いますかね。まあ四十八手を超えたところが六十九手ですけど、六十九手殺法をね、試して上手く。結果は例年だったら2位で通過なんですけど、今年は1位までで通過できなかったんで、新しいスタイルをね。ひとつでき上がったかなと思います。IWGPヘビー級、69代チャンピオン目指して頑張ります。……いや、ジュニアで」

第2試合

2015-6-7新日本プロレス代々木_第2試合Aブロックで田口の決勝進出を阻んだオーエンズがBブロックのタイガーとシングル対決。コーナーに登ってポーズを取ったタイガーがリングインした瞬間に、ドロップキックで奇襲攻撃を仕掛けていったオーエンズはタイガーを場外に連れ出すと、脱がせたジャンパーを使ってチョーク攻撃。
さらにリングに戻してからタイガーのマスクに手をかけていくと、そこからサーフボードストレッチへ。カンガルーキックで脱出したタイガーだが、オーエンズはなおもマスクに手をかけていく。

怒ったタイガーがローキックで反撃するが、オーエンズはサミングからヒザでコーナーに押し付ける。さらにオーエンズはタイガーが痛めている左ヒジを攻撃。かなり苦しい状況となったタイガーだが、それでもどうにかオーエンズを場外に追いやって飛ぼうとする。
すぐにリングに戻ったオーエンズはライオンサルトを投下。さらにサミングを見舞っていくがタイガーは飛び付き式ヒザ十字固め。何とか逃れたオーエンズだが、タイガーは飛び付き回転十字固めで丸め込む。するとオーエンズはカウントを叩くレフェリーを蹴飛ばす。

その間にスクールボーイで丸め込んだオーエンズだが、レフェリーはまだ復活しておらずカウントが遅れる。キックアウトしたタイガーはハイキックを叩き込むが、オーエンズもパッケージドライバーを狙う。踏ん張ったタイガーにローリングエルボーを叩き込んだオーエンズだが、タイガーはソバットからタイガードライバー。
カウント2で返されると、タイガーは飛び付き腕十字から腕固め、さらに羽根折り固めに移行してギブアップを奪った。

試合が終わったにも関わらず、タイガーが痛めている左ヒジを蹴っていったオーエンズ。これにはタイガーは怒りの表情でやり返そうとするが、オーエンズはとっとと引き上げてしまった。

<試合後コメント>
チェーズ・オーエンズ
「今日はとりあえずタイガーマスク相手に爪痕は残した。それだけではなく、このリーグ戦ではライガー、田口、外道を倒すことによってクラウンド・ジュエルとしての輝きを見せた」

タイガーマスク
――やはりひじを攻められてしまいました。
「そうですね。あいつ知らないと思ったんだけどね(苦笑)。さすが前NWAジュニアのチャンピオン。俺、あいつと初めてシングルやったんだけど、あいつは前ジュニアのチャンピオン。ライガー、そして外道、田口も破ってるのかな。だったら俺はあいつに勝ってるんだ。今はあいつがチャンピオンじゃないけれど、俺が次ジュニアのチャンピオンに挑戦してやる。サーブ社長、俺をチャンピオンに挑戦させろ。NWAのジュニアチャンピオンって言ったら俺なんだよ! タイガーマスクなんだよ。ベルトが変わり、人が変わり、すべてが変わったかもしれないけど、あのベルトに一番思い入れがあるのは新日本プロレスで一番は俺なんだよ。今のチャンピオンは誰だ。なんとかアンソニーか。新日本のリングに上がってこい。俺がテメエからベルトを獲ってやる。それがいつになるのかはわからないけど、俺は会社に直訴する。当然G1もあるし、その後かも次のシリーズなのかも分からないけれど、俺が絶対ベルトを獲ってやる。そしてNWA世界ジュニアヘビー級チャンピオン、タイガーマスクをもう一度誕生させる。この新日本のリングで。タイガーマスク復活の日だ。それまで俺は言い続ける!」

第3試合

2015-6-7新日本プロレス代々木_第3試合新日本マットで実現するCMLL対決。この日の背中のペイントには色まで塗ってきたカベルナリオ。ロープにドラダを押し込んだカベルナリオは威嚇しながらブレイク。ロープに飛んだドラダはカベルナリオの攻撃をかわしてバック転。しかしカベルナリオもドラダの腕を取ってロープでリバウンドしてのアームドラッグ。
エプロンい出たドラダはスワンダイブ式エルボーアタックでカベルナリオを場外に追いやるとケブラーダを狙うが、足を掴んで阻止したカベルナリオはドラダをエプロンに激突させると、場外でボディスラム。そこからコーナー最上段に登ったカベルナリオはプランチャを投下。

場外カウント18でどうにか戻ったドラダに対し、カベルナリオはヘッドバットから串刺しラリアット、フェースクラッシャー。レッグドロップを連続投下したカベルナリオは、WORMのような動きからロープに飛び乗ってのリバーススプラッシュを投下。串刺し式トラースキックを叩き込んだカベルナリオだが、返す刀で串刺しラリアットを叩き込んだドラダはコルバタで投げていく。
エプロンに出たカベルナリオは反撃しようと立ち上がるが、そこに対角線ダッシュからジャンプして飛び付いたドラダはコルバタで場外にカベルナリオを投げていく。そこからリングに戻ったドラダはロープを踏み台にしたブリージョ・ドラダ(=変型トペ・コンヒーロ)を発射。グロッキー状態のカベルナリオをリングに戻したドラダはスワンダイブ式ボディプレス。

カベルナリオもカウンターの張り手を返すと、コーナー二段目からのミサイルキックを発射。さらにドラダの腕を決めた状態からのベアハッグに捉えたカベルナリオは、そこから後方にブン投げる。そしてもう一度ロープに飛び乗ってのリバーススプラッシュを狙ったが、ドラダは両足をあげて迎撃。
チョップの打ち合いからエルボーを連打したドラダはロープへ。カベルナリオはカウンターでアトランティダ(=アトランティス式バックブリーカー)のような体勢で抱え上げる。そこからティヘラで切り返したドラダはそのままスクールボーイ。カウント2で返したカベルナリオは背後から飛び付くが、振り解いたドラダはエプロンからジャンピングキック。

そしてスワンダイブで飛び付こうとしたドラダだが、パワーボムで叩き付けたカベルナリオ。スワンダイブを狙ったカベルナリオだが、ジャンピングキックで迎撃して動きを止めたドラダは横からスワンダイブで飛び付こうとしたが、足を滑らせて失敗。それでもドラダはまだロープ上にいるカベルナリオを捕まえると、ドラダスクリュードライバー(=旋回式ハリケーンドライバー)で叩き付けて3カウント。
試合後、両者はガッチリと握手を交わした。

第4試合

2015-6-7新日本プロレス代々木_第4試合決勝に進出した相棒オライリーの優勝に弾みをつけたいフィッシュはロッポンギ・ヴァイスのバレッタと対戦する。コーナーにバレッタを押し込んだフィッシュはバックエルボー。さらにフロントキックを叩き込むとロープに飛ぶが、バレッタはカウンターエルボーからその場飛びムーンサルト。
串刺しジャンピングニーからコーナーに登るが、フィッシュは足を引っ張って引きずり降ろす。ニーオンザベリーからネッククランチに捉えていったフィッシュはスリングショット式アトミコを投下。高速ブレーンバスターを連発したフィッシュだが、3発目を踏ん張ったバレッタは逆に投げていくが、ポジションがロープ際だったため、両者もつれるように場外に転落。

辛うじて場外カウント19でリングに戻ると、バレッタは逆水平チョップ、エルボーから延髄斬り。さらに串刺し式ジャンピングエルボーからスイングDDTで叩き付けると、立ち上がろうとするフィッシュの背中にダイビング・フットスタンプを投下。フィッシュをコーナー上に座らせたバレッタは雪崩式バックドロップを狙う。
エルボーで叩き落としたフィッシュは、プロレスLOVEポーズ。だが、そこに背後から飛び付いていったバレッタ。股下をくぐるように脱出したフィッシュはバレッタの足元を蹴って逆さ吊り状態にさせる。

エプロンからバレッタの足を蹴っていったフィッシュは、リングに戻ってコーナースプラッシュからエクスプロイダーでバレッタをコーナーに投げつける。左ヒザを傷めたバレッタにローキックを叩き込んだフィッシュはバックフリップ。そしてまたもプロレスLOVEポーズをすると、あの選手の必殺技であるムーンサルトプレス。
しかしかわして自爆させたバレッタは飛びヒザ蹴りからディードバスター(=インプラント)を狙うが、回転エビ固めで切り返したフィッシュはそのままヒールホールドに捉える。どうにかロープに逃れたバレッタだが、雄叫びをあげたフィッシュはエルボー合戦へ。

バレッタは逆水平チョップから延髄斬り。かわしたフィッシュはバレッタが痛めている左足にドラゴンスクリューを決めると、串刺し攻撃を狙う。これを蹴りで迎撃したバレッタはそのまま全体重を乗せてフットスタンプ。そこから粉ーに登ったバレッタだが、フィッシュはまたも足元を蹴っていくと、コーナーの上まで追いかけていって雪崩式ファルコンアロー。
カウント2で返したバレッタだが、その瞬間ヒザ十字固めを決めたフィッシュ。さらにヒールホールドにスイッチしたフィッシュだが、バレッタはそのままブリッジでしてレッグクラッチホールド。だが、カウント2で返したフィッシュはビクトル投げでバレッタの左足に絡みついてヒザ十字固めを決めてギブアップを奪った。

<試合後コメント>
バレッタ
「今日の試合もだが、このリーグ戦を通じてとんでもないダメージを負った。だがこのリーグ戦に参加することで世界最高峰の戦いに触れることができたし、自分自身もこれからまたここで戦っていく心構えができたよ」

ボビー・フィッシュ
――このリーグ戦でタッグプレイヤーとしてだけでなく、個々の実力も証明しましたね。
「このリーグ戦はまさに世界最高峰の戦いであり、数々のスターを輩出してきた舞台だ。古くはダイナマイト・キッドから獣神サンダー・ライガー。俺はあの獣神サンダー”ファッ●ン”ライガーと控室をシェアしてるんだぜ! 俺たちは世界的にタッグチームのエキスパートとして名を知られている。だがタッグチームとしてだけ一流なのではなく、一流のレスラー同士が組んでいるんだ。カイル・オライリーが決勝に出たのは当然の結果だ。俺たちreDragonは常に進化しているんだ。KUSHIDAが決勝まで上がったのはラッキーなだけだ。オライリーは必ず優勝する。そして優勝したオライリーと共に再びreDragonは日本に戻ってくる」

第5試合

2015-6-7新日本プロレス代々木_第5試合公式戦でも実現したニックvs.ロメロが再び激突。ブルーのマスクを被って入場したロメロ。ハンマーロックに捉えたロメロをコーナーに押し込んでブレイクしたニックは「Su●k It!」と挑発。ロメロもロープに振られたところでロープに飛び乗って挑発。しかしニックはトラースキックで場外に蹴落とすと、花道の奥まで連れていって入場ゲートから中に投げ入れる。
何とかリングに戻ったロメロだが、ニックはXファクター(=相手の頭を掴んでジャンプして決める開脚式フェースバスター)で叩き付けると、ロメロの青いマスクを被ってからスペース・ローリング式背中引っ掻き攻撃からの「Su●k It!」。

マスクを脱ぎ捨てたニックはダブルアーム式バックブリーカー。さらにコブラツイストに捉えるが、何とか脱出したロメロは突進してきたニックをエルボーで迎撃してからコーナー二段目からダイブして地獄の断頭台。さらにコルバタで投げたロメロは串刺しラリアットを狙ったが、ニックはハイキックで迎撃。
コーナーに登っていったニックだが、下から殴っていったロメロはコーナー最上段まで登っていって雪崩式腕十字。辛くもロープに逃れたニックだが、ロメロはその左腕にミドルキックを叩き込むと、トップロープに上にニックを乗せてからFromコーナーtoコーナー。これをかわしたニックはスワンダイブ。

ニーリフトで迎撃したロメロだが、ニックも回転エビ固めで丸め込む。カウント2で返したロメロはトラースキック。しかしニックもロメロを場外に追いやると、エプロンからランニングロー。ロメロをすぐにリングに戻したニックはスワントーンボムをロメロの背中に投下。エルボーから「Su●k It!」と挑発していったニックは、さらに唾を吐きかける。
ここでロメロは目潰し。だが、バックエルボーを返したニックはロープへ。ロメロはそこへカウンターの飛びヒザ蹴り。ロメロをエプロンに追いやったニックは三角跳びドロップキック。さらに自らもエプロンに出たニックは断崖式ツームストン・パイルドライバーを狙う。

どうにかこらえたロメロを場外に追いやったニックはケブラーダを投下。かわしたロメロは着地したニックにバックエルボーを叩き込むと、鉄柱を蹴り上げてスライス・ブレッド(=不知火)を決めたロメロ。リングに戻ると連続で串刺しラリアットを叩き込むが、3発目をかわしらニックはトラースキック。
しかしロメロは走り込んでのラリアットからスライス・ブレッドを狙う。これをツームストンパイルドライバーで切り返したニックはランニングニー。何とかカウント2で返したロメロにニックは串刺しランニングキックからランニングニーを狙ったが、かわしたロメロはスクールボーイで丸め込んで3カウント。

IWGPジュニアタッグ王者のニックにシングルで2連勝したロメロ。当然ヤングバックスの持つタッグ王座にロッポンギ・ヴァイスで挑戦させろと要求してくるだろう。

<試合後コメント>
ニック・ジャクソン
「言っておくけれど、俺はIWGPジュニアのタッグチャンピオンだ。俺の後ろには兄貴がいるんだ。ロッキー、お前が誰を連れてこようとタッグならお前なんざ俺たちの足元にも及ばないんだ!」

ロッキー・ロメロ
「今夜、俺はニックを倒した。先月と合わせて2回も倒した! IWGPジュニアタッグチャンピオンの片割れをな。ニック、俺は正式に大阪城ホールでの挑戦を宣言するぞ。ロッポンギ・ヴァイスは大阪城ホールでIWGPジュニアタッグチャンピオンになる。そしてパーティーをやるんだ。ノリノリダゼ〜!(通訳担当の川名氏に)大阪でパーティーをやるのはどこがいいかな? 」
――ミナミですかね?
「ミナミ? ドウトンボリ? OK! レッツゴー、ドウトンボリ! イエス! ミスター・カワナ! お前が払ってくれ! ゴチソウサマデシタ! ゴッチャンデス! ゴッチャンデス! ミスター・カワナが払うってよ! アリガトウ! ドウトンボリ・ヴァイス!」

G1出場選手発表

試合後、スクリーンで『G1クライマックス25』への出場選手が発表された。

オカダ・カズチカ(前年度優勝者/4年連続4回目の出場)
AJスタイルズ(IWGPヘビー級王者/2年連続2回目の出場)
後藤洋央紀(IWGPインターコンチ王者/8年連続8回目の出場)
真壁刀義(NEVER無差別級王者/12年連続12回目の出場)
天山広吉(NWA世界ヘビー級王者/5年連続20回目の出場)
棚橋弘至(14年連続14回目の出場)
永田裕志(17年連続17回目の出場)
小島聡(6年連続14回目の出場)
内藤哲也(6年連続6回目の出場)
柴田勝頼(3年連続5回目の出場)
中邑真輔(9年連続12回目の出場)
矢野通(9年連続10回目の出場)
石井智宏(3年連続3回目の出場)
高橋裕二郎(6年連続6回目の出場)
カール・アンダーソン(6年連続6回目の出場)
ドク・ギャローズ(2年連続2回目の出場)
バッドラック・ファレ(2年連続2回目の出場)
マイケル・エルガン(ROH/初出場)
飯伏幸太(2年ぶり2回目の出場)
本間朋晃(2年連続2回目の出場)

以上の20名が出場。ブロック分けと公式戦のカードは7.5大阪城ホール大会で発表される。全体会をNJPWワールドで配信することも決定した。

第6試合

2015-6-7新日本プロレス代々木_第6試合まずは本間vs.中西で試合開始。ショルダータックルでも倒れない中西に逆水平チョップを叩き込んだ本間だが、それでも倒れない中西が逆に逆水平チョップで本間をダウンさせるが、本間もボディスラムから小コケシを投下。かわした中西がフィンレーにタッチすると、本間は天山にタッチ。
ヘッドバットから串刺し攻撃を狙った天山だが、かわしてフィンレーはドロップキック。そこに小島が入ってきて天山を救出すると、テンコジはモンゴリアンチョップとエルボーを交互に叩き込んでからヘッドバットとスリングショット式エルボーを同時投下。

そこから天山はブレーンバスターで投げるが、フィンレーもカウンターでヒザへの低空ドロップキックを返して中西にタッチ。ヒザへのストンピングからチョップ合戦を挑んでいった中西だが、天山はモンゴリアンチョップ。ヒザをついた中西だが、マッケンローでなぎ倒して永田にタッチ。
天山とエルボーからフェイントを挟んでの低空ドロップキック。そこからミドルキックを叩き込んでいった永田は串刺しフロントキック。再びエルボー合戦になると、天山のモンゴリアンチョップをブロックした永田がガットショット。しかし天山もカウンターでマウンテンボムを返して小島にタッチ。

マシンガンチョップから串刺しジャンピングエルボーを叩き込んだ小島は行っちゃうぞエルボーを投下。永田もチョップ合戦からニーリフトを叩き込むと、フェイントを入れてから張り手。しかし小島もDDTを返すと、右腕のサポーターを外して走り込む。これをエクスプロイダーで投げていった永田は腕固めへ。
天山が入ってくるが、中西がアルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げる。永田が白目を披露すると、本間がカットに入るが、中西が担いでいた天山を投げつける。さらにフィンレーが小島にジャンピングエルボーを叩き込んでいくが、小島はコジコジカッターを返して本間にタッチ。

串刺しジャンピングエルボーからフェースクラッシャーを決めた本間は小コケシを投下。これもかわされた本間に、永田組はトレイン攻撃。さらにフィンレーがニールキックを叩き込むがカウントは2。フィンレーはファイアーマンキャリーで担ぎ上げるが天山がカット。永田が飛び込んでくるが、テンコジがテンコジカッター。だが、中西が入ってきてスピアーでテンコジをなぎ倒すと、フィンレーの背中を叩いて「行けー!」と指示。
果敢に向かっていくフィンレーだが、本間はコケシロケットでアタックすると、間髪入れずコケシ(=頭を斜めにして前のめりに落下するダイビング・ヘッドバット)を投下して3カウント。

<試合後コメント>
永田裕志&中西学&デビット・フィンレー
中西(フィンレーに日本語で)「大丈夫か? 気持ちで負けるな! お前の親父はめっちゃ凄かったぞ。親父も器用な方じゃなかったけど、気持ちじゃ全然負けてなかった。やれよ、お前も!」
永田(フィンレーに英語で)「こけしはどうだった?」
フィンレー「きつかったです(苦笑)」
永田「スーパージュニアは?」
フィンレー「ハードでした。でもアメイジングな体験でした。この経験は僕の転機になると思います」
――今日の試合を見て将来的にはヘビー級でも活躍してくれるのではと思いましたが。
フィンレー「いつかはね(照れ笑)」
永田「18年前にWCWに行っている時に、お父さんのフィット・フィンレーが何人か子供を連れて来ていたのを思い出しましたよ。あれから18年、俺もかなりのキャリアを積んだんだなって思いましたし、時代が動いているリングに1か月ぶりに上がった時に、ここが俺の立ち位置なんだなって思いましたね。23年やってきた中で、俺のロード・トゥというとリタイアメントなのかなって(笑)。でもその道筋を太く長くするのが俺の努力なんだろうし。それを短くしてしまうとしたら俺もどうしようもない事情だったんだろうし。そういうのを思いながら日々、戦っていかなくちゃいけないなと。でも今日はいい体調を作って上がった甲斐がありました。こういう若い選手が育っている中で、まだまだという気持ちを持ち続けて頑張っていきます」

天山広吉&小島聡&本間朋晃
小島「やっと俺が新日本プロレスに帰ってきた。その意味をこれから証明してやる。ジュニアのシリーズは休んでいたけど、こうやって帰ってきたことで俺の居場所、必ず見つけるから。……居場所見つけるとか、俺はそんなレベルの選手じゃないんだ。俺は唯一無二の、他の誰もまねできないプロレスラーだ。俺はかつてこの会場で三冠ヘビー級チャンピオンになり、それからずーっとトップを走ってきたプロレスラーだ。この新日本プロレスでまたのし上がって、G1クライマックスで優勝してやるぜ、バカヤロー!」
天山「ちょうど1か月ぶり。シリーズ終わって休みもらってこのジュニアの最終戦に来ましたけど。先シリーズがきつかった分、しっかり治して今日は来たつもりなんやけど、久しぶりなんで試合勘の方は若干不安はあったけどね。まぁコジもこけしも力強いチームでできたし。点最近(こけしの)命中率が高いですね? コジもいいけど、そろそろこけしに乗り換えようかなってちらっと思ったけど。とにかく1日明日休んで、NWAのタッグの挑戦決まってるし。どこのリングか、鈴木軍のリングか知らんけど、テンコジが一番目立って、存在感見せてやると。もう一回NWAのタッグをテンコジのベルトにしたいなと。そのためにも今日もしっかりやったんですけど。俺にとってはこのベルトにタッグも獲って2冠と」
――今日はG1の出場選手の発表もありましたが。
天山「ドキドキしましたよ。俺の名前が出るかなって。ほんと目の前に来たな。今年もレスラーやってる以上、新日本にいる以上はやっぱりG1というのは絶対出ないといけない。自分の中では使命だと思っているんで。発表されて正直うれしいし、出るからにはいろんな若いやつ出てきてるけどまだまだ負けない。新日本のG1といったら天山広吉。夏男は俺だってもう一回やりたいですよね」

第7試合

2015-6-7新日本プロレス代々木_第7試合裕二郎は超ハイレグ水着を着たユカという名の新しい女性を帯同して登場。するとBULLET CLUBはゴング前に奇襲攻撃を仕掛け、外道を場外に放り出すとオカダに対して合体攻撃を狙う。だが、オカダも突進してきたホールを場外に追いやると、裕二郎を座らせて顔面にベースボール・スライド(=スライディング式ドロップキック)。
タッチを受けた外道は左肩にテーピングをしているものの、控えのホールを挑発しておいて、リングインしようとするところをロープを蹴り上げての急所攻撃。さらに裕二郎にはサミングをお見舞い。

裕二郎も外道をトップロープに投げつけると、羽交い締めにする。そこにホールがパンチを叩き込むと、裕二郎が外道の頭をロープから外に出した状態で抑え付ける。そこにエプロンのホールがビッグブーツ。ホールはテーピングをしている外道の左肩を容赦なく攻撃していくと、リフトアップしてからローリングパンチ。
タッチを受けた裕二郎は釣り鐘ストンピングから外道の頬を叩いて挑発。串刺しフロントキックをかわした外道だが、エプロンからホールが外道を捕まえる。だが、目潰しを見舞った外道は裕二郎にマンハッタンドロップからナックルを叩き込んでオカダにタッチ。

フラップジャックで裕二郎を叩き付けたオカダは、飛び込んできたホールにDDT。さらに裕二郎の串刺し攻撃をかわしてリバース・ネックブリーカー(=こうもり吊りの体勢から相手の後頭部にヒザに叩き付ける)を決めるとコーナーに。裕二郎が立ち上がると飛び越えていったオカダだが、裕二郎はフラップジャックでロープに叩き付けると、フィッシャーマンバスター。
タッチを受けたホールはガットバスターからジャンピング・フロントキックを叩き込む。そこに裕二郎が入ってきて串刺しフロントキックを叩き込むと、ホールがローリングラリアット。カウント2で外道が辛くもカットしたが、裕二郎が外道を場外に連れ出す。

しかしアウトサイダーズエッジを狙ったホールをリバースで切り返したオカダは、裕二郎とホールに連続でドロップキックを叩き込むと、ダイビング・エルボードロップを投下してからレインメーカーポーズ。そして盤石のレインメーカー(=相手の腕を掴んで引き込むように決めるアックスボンバー)を叩き込んで3カウント。
敗れた裕二郎はユカ嬢のヒザ枕で慰められてから肩に担がれて引き上げていった。

<試合後コメント>
オカダ・カズチカ&外道
オカダ「7月5日、誰とやるんだ? AJだろ。さっさとAJ、連れて来い。早くしないとBULLET CLUBは壊滅しちゃうぞ。言い訳するんじゃないぞ。大阪城ホールだけ来て、負けた時には言い訳するなよ? さっさと来やがれ、この野郎!」
外道「おい! BULLET CLUBのザコ相手にウォームアップするのも飽きたんだよ。おい! 大将連れて来い、この野郎! AJ! テメェだよ!」

第8試合

2015-6-7新日本プロレス代々木_第8試合真壁vs.石井のNEVER前哨戦で試合開始。いきなりロープに押し込んだ石井が逆水平チョップ。真壁もエルボーで応戦すると、ショルダータックルでのぶつかり合いに。お互い一歩も退かないと石井は張り手。真壁はハンマーで応戦してバチバチの殴り合いに。そこからショルダータックルでようやくなぎ倒した真壁だが、石井もエルボーで向かって行く。
ここで柴田がタッチすると、相手コーナーを指差して桜庭を指名。タックルを仕掛けた桜庭だが、柴田がバックを取ると桜庭はグラウンドに持ち込んでいきなりフットスタンプ。かわした柴田は棚橋にタッチ。ここで桜庭は矢野にタッチしようとするが、矢野はタッチを拒否してリングを降りてしまう。

仕方なく桜庭はYOSHI-HASHIにタッチ。ボディスラムからエルボードロップ、サマーソルトドロップを落とした棚橋はロープへ。しかし矢野がエプロンから捕まえて羽交い締め。そこにYOSHI-HASHIが飛び込むが、棚橋がかわして矢野に誤爆させる。だが、桜庭らが串刺し攻撃を狙った棚橋を捕まえてコーナーに乗せると、YOSHI-HASHIが跳び込んできて串刺し攻撃。
そこから矢野が棚橋を場外に連れ出して客席に叩き付けると、柴田と桜庭も嬢が乱闘。棚橋がリングに戻ると、YOSHI-HASHIがトップロープに逆さ吊りにしてドロップキック。そして矢野がコーナーポストが外され、金具が剥き出しになったコーナーに棚橋を投げつける。続いて中邑が棚橋をコーナーに乗せてから串刺しニーリフト。

後藤がカットに入ると、中邑は棚橋を自軍のコーナーに投げつけて、桜庭以外の4人全員で踏みつけバイブレーション。しかし棚橋も中邑のヒザに低空ドロップキックを返し、飛び込んできた矢野を金具剥き出しのコーナーに投げつけて後藤にタッチ。追走式ラリアットから串刺し式村正(=ニールキック)を叩き込んだ後藤。
中邑もスーパーマン式エルボーからコーナーに登るが、引きずり降ろした後藤はバックドロップ。さらに蹴り脚をキャッチしての牛殺し。後藤は一気に昇天を狙うが、背後に逃れた後藤はリバースパワースラムからボマイェを狙う。これをラリアットで迎撃した後藤だが、中邑もスピンキックを返す。

そして桜庭と柴田がリングイン。柴田はエルボーの連打で桜庭をコーナー下に釘付けにすると、串刺し式の低空ドロップキック。さらにハーフハッチで投げた柴田だが、桜庭は正面から飛び付いてグラウンドに引き込むと、腕十字を決めながらフットチョーク。どうにかロープに逃れた柴田だが、桜庭は背後からスリーパーに捉えると、そのまま背中に乗って柴田のお株を奪うパロ・スペシャル。
これをキャプテンがカットすると、桜庭はムッとした表情でキャプテンを蹴散らす。ニーリフトを叩き込んでいった桜庭だが、柴田は肩口に担ぎ上げるとバックフリップ。タッチを受けた石井が走り込むが、柴田はキチンシンクで迎撃して真壁にタッチ。

YOSHI-HASHIも飛び込んでくるが、コーナーに投げつけた真壁は石井とYOSHI-HASHIに連続で串刺しラリアット。さらに石井をダブルリストアームサルトで投げた真壁だが、石井もノータッチヘッドバット。真壁もヘッドバットの相打ちに持ち込むが、石井はパワースラムで叩き付けると、ショートレンジラリアット。
真壁もショートレンジラリアットを返すと、ラリアットの相打ちの連発に。最終的に打ち勝った真壁はパワーボムを狙うが、YOSHI-HASHIが跳び込んできてラリアットでカット。だが、キャプテンも入ってきてCHAOSを地獄突きで蹴散らすと、本隊は石井にトレイン攻撃。さらに柴田の串刺し式低空ドロップキックから、キャプテンが後藤のアシストを受けてのダイビング・ヘッドバットを投下。

キャプテンはカリビアンデスクリップ(=コブラクロー)に捉えるが、中邑がカンフーキックでカット。次々に選手たちが飛び込んでくると、キャプテンは石井に地獄突きを連発。だが、石井もカウンターでラリアットを叩き込む。真壁がカットに入り、さらに矢野とYOSHI-HASHIをダブルラリアットでなぎ倒すが、石井が真壁にラリアット。
その間にキャプテンから石井をサムソンクラッチで丸め込むが、石井がカウント2で返した瞬間、中邑がボマイェで飛び込んでくる。続けて石井が垂直落下式ブレーンバスターで叩き付け毛3カウント。最後、すぐに真壁と睨み合う石井。後藤と中邑も睨み合いになるかと思いきや、中邑が素っ気なく後藤に「下がれ」というジェスチャー。

<試合後コメント>
新日本本隊
本間「地に足がついてない浮足立った感じで試合に挑んでしまってほんと申し訳ない。なんでかってそれはもう、今度のG1クライマックス。去年とは違う形で、参加することが決まったから。ほんともう楽しみになっちゃって。やる前にそんなに気にするつもりはなかったんだけど、気分が高まっちゃって高まっちゃって。今になんだかわかんなくなっちゃって。去年はね、多分判官びいきでちょっとね、(ファンの方も)せっかく出たなら応援してやろうって気持ちはあったのかもしれないし、今年はそんな気持ちは全然ないんで、。お客さんの気持ちも持って俺も飛び込んで、去年とは全然違う気持ちなんで。今年は俺が一勝とか何勝とかじゃなくて、俺が今年のG1クライマックス、過去最大に熱くしてやります。そうすれば結果とかついてくると思うんで」
真壁「おい、こちとら負けてんだ、馬鹿野郎! おい、何べんでも言ってやる。テメェがいくらほざこうがよ、構わねぇ。オイ、大阪、覚悟しとけよこの野郎。テメェただじゃすまさねぇぞ、この野郎!」
棚橋「今まで散々矢野の行動に惑わされてきたけど、もう迷うのはやめたよ。俺は、天の道を歩いて行くから」
後藤「このベルトは自由なベルトだ。この俺が中邑の呪縛からこのベルト、解き放つ」

CHAOS
矢野「6月24日! レスラー初! ラフォーレ原宿イベントあるぞ! お前ら来い、バカ野郎! それだけだ!」

第9試合

2015-6-7新日本プロレス代々木_第9試合22回目を迎えたジュニアヘビー級の最強戦士決定戦『BEST OF THE SUPER Jr. XXII』を勝ち上がってきたのは初出場でいきなりAブロック1位となったROHのカイル・オライリー。対するは2年連続で決勝進出となるBブロック1位のKUSHIDA。

まずはreDragonのパートナーであるボビー・フィッシュをセコンドにつけてオライリーが入場。KUSHIDAは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のテーマ曲を前奏に付けたテーマ曲で入場。
オライリーが握手を求めるとKUSHIDAも慎重に応じてから試合開始。足をすくてKUSHIDAを倒したオライリーはパスしてサイドを取ろうとするが、KUSHIDAもそう簡単に取らせない。グラウンドでの攻防は互いに譲らず一旦立ち上がる。

片足タックルを狙ったKUSHIDだが、下になったオライリーは足をうまく使ってスイープ。上になったオライリーは四つの状態から押し込む。ブリッジしたKUSHIDAの上に乗っていったオライリーだが、KUSHIDAは下から両足で挟んでアームロック。だが、スイープしたオライリーに対してKUSHIDAは回転体で応戦。
先に立ち上がったKUSHIDAはバズソーキックを放っていくが、紙一重でかわしたオライリー。ヘッドロックに捉えたオライリーをロープに振ったKUSHIDAだが、オライリーはショルダータックルからアームホイップを狙ったKUSHIDにを逆さ押さえ込み。KUSHIDAもマンハッタンドロップからヒザへの低空ドロップキックで動きを止めると、側転フェイントから低空ドロップキック。

キーロックに捉えたKUSHIDAだが、オライリーはロープに逃れる。逆水平チョップを叩き込んでいったKUSHIDAだが、オライリーはロー、ミドル、さらに水面蹴りを返す。シュミット流バックブリーカーからKUSHIDAの手首を掴んだオライリーはエルボー。KUSHIDAもエルボーを返すが、オライリーは腕をロックしたまま足掛け式DDT。
左腕を抑えて悶絶するKUSHIDAに対し、オライリーはハンマーロックでねじ伏せてからニースタンプ。さらにスライディングニーから腕固めで痛めつけたいったオライリーは、一転して丸め込みからのグラウンド卍。

追い込まれてきたKUSHIDAだが、右腕だけで逆水平チョップ。ソバットを返したオライリーはロコモーション式の変型ダブルアーム2連発から最後はフェースバスターのように投げつける。ブレーンバスターをヒザを落として脱出したKUSHIDAは、エプロンからジャンピングキックを叩き込むと、ロープ越しにショルダーアームブリーカー。
そこからスワンダイブ式ブレーンチョップを落としたKUSHIDAはハンドスプリングエルボー。しかし左ヒジのダメージが大きく動きが鈍るKUSHIDA。その股下をくぐったオライリーだが、KUSHIDAもヨーロピアンクラッチの体勢から腕十字。オライリーも腕十字で切り返すと、KUSHIDAは腕を引き抜いて脱出。

飛びヒザから前から飛び付いたオライリーは胴絞めフロントネックロック。しかしKUSHIDAはその体勢のままアームロックに捉えると、後転して絞め上げるが、オライリーは完全に決まる前にロープに脱出。オライリーも左ヒジにかなりのダメージだが、コーナーへ。しかし下からKUSHIDAがジャンピングキック。
そこから追いかけていったKUSHIDAはコーナー上でアームロック。しかしオライリーもアームロックを返すと、そのままダイブして腕決め式DDTのような技を雪崩式で決めてから腕固め。どうにか堪えたKUSHIDAは投げ捨てジャーマン。オライリーはアイルビーバックを狙うが、再びバックを取ってジャーマン。カウント2で返したオライリーはスリーパー。

投げて逃れたKUSHIDAだが、オライリーは追走して飛びヒザ。15分が経過し、KUSHIDAもロープに飛んだオライリーを追走して倒立キック。これで場外に出たオライリーに対し、コーナーに登ったKUSHIDAは鉄柱越えのトペ・コンヒーロを発射。リングに戻ろうとするオライリーに低空ドロップキックを叩き込んだKUSHIDAはムーンサルトプレス。しかしオライリーは両足を広げて待ち構え、そのまま三角絞めで捕獲。
辛くもロープが足に届いたKUSHIDA。オライリーはKUSHIDAの左ヒジのテーピングを剥ぎ取ると、KUSHIDAをコーナー上に座らせる。しかしKUSHIDAはショルダーアームブリーカーでオライリーを叩き落とす。だが、立ち上がったオライリーは背後からジャンピングエルボーを叩き込んでからもう一度コーナー。

最上段から雪崩式バックドロップで投げたオライリーだが、カウントは2。お互いに左腕を抑えているが、オライリーのランニングローを受け止めたKUSHIDAは、蹴り脚をキャッチしてから張り手からのミドルキックを連打。だが、キャッチしたオライリーはアサルトポイント(=レッグロック・スープレックス)で投げていく。
カウント2で返したKUSHIDAにナックルパートを叩き込んだオライリーだが、KUSHIDAもマサヒロ・タナカ(=投球フォームからのグーパンチ)を返す。オライリーのショルダーアームブリーカーにオーバーヘッドキックを返したKUSHIDAだが、オライリーはアイビーバックからのラリアット。KUSHIDAもアイルビーバックを狙ったが、オライリーはラリアットで迎撃。

そこから垂直落下式ブレーンバスターで叩き付けたオライリーは腕十字。ロープに逃れようとするKUSHIDAだが、オライリーはオモプラッタから腕固めへ。これもどうにかロープに逃れたKUSHIDAだが、左ヒジを抑えて絶叫。エプロンに出たKUSHIDAに対し、オライリーもエプロンに出てミドルキック。さらにショルダーアームブリーカーを狙うが、突き飛ばしたKUSHIDA。しかしオライリーは胴絞めフロントネックロックで飛び付く。
だが、KUSHIDAはそこからぶっこ抜いて断崖式ブレーンバスターでエプロンにオライリーを叩き付ける。場外カウント19でどうにかリングに戻った両者だが、立ち上がれないためダウンカウントが数えられる。お互いに両ヒザをマットについたまま、右腕一本でエルボーを打ち合う。

そのままの状態で立ち上がると、KUSHIDAはエルボーの連打。それでも倒れないオライリー。お互いに相手の髪の毛を掴んだままエルボーを打ち合うと、オライリーが渾身のローリングエルボーを打ち抜く。前のめりにダウンしたKUSHIDAだが、何とか立ち上がると走り込んできたオライリーをシェル・ショック(=コンプリート・ショット)でコーナーに叩き付ける。
さらに背後から左腕を蹴り上げたKUSHIDAは欠場中のパートナー、アレックス・シェリーの得意技であるスライス・ブレッド(=不知火)を決めたがカウントは2。ならばと今シリーズ封印していたミッドナイトエキスプレス(=スカイツイスタープレス)を解禁したが、ダメージのせいで当たりが浅くカウントは2。ならばと左腕をもう1回蹴り上げてからホバーボードロック(=アームロックの体勢から後転して改めてアームロック)。リング中央まで回転して絞りあげたところでオライリーがついにギブアップ。

2015-6-7新日本プロレス代々木_エンディングついに悲願のスーパージュニアを初制覇したKUSHIDA。30分超えの激闘を勝ち抜いたKUSHIDAは歓喜のガッツポーズ。そしてKUSHIDAがオライリーに正座をして一礼すると、オライリーも正座をしてKUSHIDAに一礼すると、KUSHIDAの腕をあげて勝利を称えた。
優勝トロフィーを菅林会長から受け取ったKUSHIDAは、思わずトロフィーを抱きしめる。そして大「クシダ」コールの中、マイクを持ったKUSHIDAは「今年のスーパージュニア、応援本当にありがとうございました。スーパージュニアが向こう100年、200年、300年続くようにまた力を貸してください。……どこから来たじゃなくて、どこに行くが重要で。何をしたかじゃなくて、これから何をするか。KUSHIDAが新日本ジュニアを明るい未来にお連れします! 本当に応援ありがとうございました」とマイクアピール。大歓声の中、コーナーに登ったKUSHIDAはトロフィーを万感の表情で抱きしめた。

<試合後コメント>
カイル・オライリー
「この3週間、本当に世界のベストな選手が集まってきていた。試合には負けたし、KUSHIDAは素晴らしいレスラーだったが、俺はこれからまた1年後にこのスーパージュニアに帰ってきて、次こそは頂点に立ち、自分がベストであることを証明する」

KUSHIDA
※棚橋やスーパージュニアに出場した選手たちが乾杯で祝福。棚橋がKUSHIDAに振ったビールを勢いよく浴びせると、KUSHIDAも嬉しそうにお返ししてから一人一人と握手。
――あらためて優勝おめでとうございます!
「もう言葉になんないです。感無量です。はい」
――トロフィーの重さもひとしおではないですか?
「いやぁ、嬉しいです。嬉しいです、ほんと。10年前、メキシコでデビューして、ここまでのプロレス人生、簡単な道じゃなかったです。全然舗装されてないし、もう凸凹だし。ここに辿りつけてこんなに、こんな光景見られるなんてほんとに10年前想像できなかった事で、本当に嬉しいです」
――今回のリーグ戦はKUSHIDA選手には負けられない理由が本当にいくつもあったと思いますが?
「そうですね。もう試合中、覚えてないですね。気づいたら腕取ってましたね。……ちょっと、なんでしたっけ?」
――負けられない理由です。
「そうですね。負けられない理由っつっても僕に失うものは何もないし、僕には野心しか無いですよ。俺はこの、今いるこの新日本プロレスジュニアっていうものを、一段階ニ段階、もっと上にステージを上げなきゃ、プロレスラーじゃないでしょう。棚橋、中邑、オカダ。アメリカに行っても、誌面を見ても、テレビを見ても。新日本プロレスはその三人だけじゃないんだよ。新日本プロレスジュニアがここにいる。100kgもない、身長も、言っちゃえば入門規定に満たない人間ばかりですよ。だから僕はメキシコに行った。勝るものは、気持ちでしょう。それと道場で培った技術。最初に桜庭さんに習って、TAJIRIさんに習って。メキシコ行って、新日本プロレス道場で磨いて、僕は、やわじゃないですよ。エリートじゃない。誰に踏まれてもコツコツ一歩一歩上がってきたから、失うものもなければ、いっぱい沢山負け、挫折も経験してきたんで、あとは上がるだけです。新日本プロレスジュニアがなめられてたまるか! です」
――高田道場からスタートしたKUSHIDA選手としては、決勝の相手がオライリー
選手というのは一番良かったのではと思うのですが?
「そういう対戦相手もすごくめぐり合わせっていうか、。シェリーもそうだし、一番最初新日本プロレス上がるきっかけ、SMASHでプリンス・デヴィットと闘って、ほんとに彼にはリング上、リングの外でも色んな事学びました。そういうライバルが僕を強くさせてくれましたね。ほんとに感謝したいです」
――今、名前が上がったシェリー選手のシェルショック、スライスブレッドと今日は本当に有効に決まりましたが。
「新日本プロレスで今KUSHIDAってポジションがあるのはシェリーが押し上げてくれた。シェリーがもし3年前にやってきてくれなかったら、僕一生上がれなかったです、上に。上がれなかったし、僕が言う言葉に説得力が生まれなかったと思います。本当にシェリーにありがとうを言いたいし、まだ恩返しできてないから、いつでも待ってる、そう伝えたいですね」
――先日の後楽園で言っていた「一つ抜けなくちゃいけない」という事を実実践するチャンスを大阪城ホールで得たわけですが。
「そうですね。もうスーパージュニアに全力を尽くしてきたから、先のことはまだ考えられないけども、このトロフィー、物じゃなくて人だと思ってるから。大事にするし、今チャンピオンが持ってるIWGPのベルト、数ヶ月間太陽の光に浴びられてないですよね? 忘れられてますよね?優勝したらそのチャンピオンベルト。チャンピオンベルトも幸せな思いにさせてあげたいです。リング上で言ったように何をしてきたか、何をやってきたか、どこから来たか。これが大事なんじゃなくて、これからどこに行くか、何をするかがこれから大事でしょう。新日本ジュニア、KUSHIDAが(これまで誰も)行った事が無い、明るい未来の先に、KUSHIDAがお連れします。ペーパードライバーですよ、僕なんか。しっかりシートベルトつけてついてきてください、ありがとうございました!」
――ちなみに賞金の使い道は?
「そうですね。前の団体やめて会社に属せず海外修行という無謀な賭けに出たので、その時は給料ももらえなかったので(苦笑)、母親にお金を借りて海外修行に行って。その数万円がなかったらこのリングに立てなかったので、産んでくれた両親と育ててくれた母親に感謝で、賞金はプレゼントしたいですね。ありがとうございました!」

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