【全文掲載】ひめかが引退セレモニーで30人駆け!涙と笑顔のセレモニーを終え「ひめかを応援してくれて、支えてくれて、笑顔にしてくれて本当にありがとうございました」

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『Last Jumbo Princess ~ひめか引退セレモニー~』
日程:2023年5月14日(日)
会場:後楽園ホール
観衆:1509人(超満員札止め)

 白のドレスに身を包んだひめかが現れると、舞華がロープをあけてリングに招き入れる。

さくら「ひめかさん、私まだひめかさんと試合したことないです。なので、今、ここで、私と試合してください」
白川「OK!OKOKOK、みんな求めてるよ。みんな求めてるから、そしたらいいこと思いつきました―!STARDOMの、所属選手!全員、1分間ずつ試合したらどうだー!やりたいやつ!っていうか所属選手!カモン!やりますか?やりませんか」
ひめか「みんな戦ってる姿見たい?」

▼ひめか引退セレモニー 各1分間


<1本目>
○ひめか
52秒 JPコースター→片エビ固め
●さくらあや

 さくらが突っ込みドロップキック連発。さらにエルボー連打から左右のミドルキック。続けてハイキックから投げようとするが、ひめかが逆にボディスラム。ひめかはショートレンジラリアットからアルゼンチンで担ぎ、JPコースターで叩きつけ3カウントを奪った。

<2本目>
○ひめか
35秒 横入り式エビ固め
●HANAKO

 HANAKOとショルダータックルのぶつかり合い。これをひめかが制するが、HANAKOがすぐに起き上がりショルダータックルで倒す。
 HANAKOはJPコースターを予告するが、ひめかが耐えてスクールボーイで3カウント。

<3本目>
△ひめか
時間切れ引き分け
△飯田沙耶

飯田「ジャンボプリンセス―!お前、このリング降りたら、もう、この緑ゴリラと遭遇することはないんだろ?だから最後に!この緑ゴリラ!しかと、おがめ!」
 飯田がポージングを始め、ひめかがコールをするのにあわせて飯田が「もっとくれー!」とアピール。最後は握手をし、飯田が逆水平チョップを叩き込んでリングを降りた。

<4本目>
△ひめか
時間切れ引き分け
△妃南

 妃南が走りこんでスクールボーイも2。
 妃南が横入り式エビ固めも2。
 さらに首固めも2。
 妃南はエルボー連打から投げようとするが、ひめかが逆にボディスラム。
 ひめかがラリアットも、避けた妃南が足を刈って倒し外道クラッチも時間切れ。

<5本目>
△ひめか
時間切れ引き分け
△レディ・C

 レディがビッグブーツから逆水平チョップ連発でコーナーに押し込み、串刺しビッグブーツからフォールも2。
 レディはジャイアントスイングを狙うが、蹴り飛ばして逃れたひめかが逆にジャイアントスイングを狙うも重たくて上がらず時間切れに。

<6本目>
△ひめか
時間切れ引き分け
△天咲光由

 天咲が四方からのドロップキック連発。さらに低空ドロップキックから膝十字で捕らえ、腕もおさえるが時間切れに

<7本目>
△ひめか
時間切れ引き分け
△月山和香

月山「お前に!1つ言いたいことがある!写真、撮ってください!」
 水を飲ませ、リフレッシュしたひめかとポーズをして四方にアピール。
 そのまま時間切れに。

<8本目>
△ひめか
時間切れ引き分け
△羽南 with 向後桃

 羽南が前蹴りからロープに振って腰投げから大外刈り連発。フォールも2。
 羽南が投げようとするが、耐えたひめかがロープに飛ぶも、向後が出てきてドロップキック。羽南が後頭部にランニングニーから、向後とともにポーズを決める。ここで時間切れに。

<9本目>
△ひめか
時間切れ引き分け
△コグマ

 コグマがくまポーズをひめかといっしょにしながら四方に写真撮影。
 ハイタッチから抱き合い、そのまま試合終了。

<10本目>
△ひめか
時間切れ引き分け
△葉月

 葉月が走り込みドロップキックから顔面ウォッシュ。
 コーナーに振って串刺しバックエルボーからロープに飛んでコードブレイカーを狙うが、キャッチしたひめかとエルボーの打ち合い。葉月がエルボー連打。そのまま試合終了。

<11本目>
△ひめか
時間切れ引き分け
△壮麗亜美

 ぐったりとするひめかを壮麗が引き起こし、コーナーに振って串刺しボディスプラッシュ。さらにダブルチョップ連発からフォールも2。
 壮麗は逆エビ固めで捕らえるがここで時間切れに。

<12本目>
△ひめか
時間切れ引き分け
△MIRAI

 MIRAIが壮麗と交互にもちつきチョップ。ロープに振ってダブルのダブルチョップで倒し、フォールも2。
 MIRAIはミラマーレで捕らえ、これを離すとラリアットでなぎ倒す。ここで時間切れに。

<13本目>
△ひめか
時間切れ引き分け
△AZM

AZM「おいひめかー!おい、でかいくせに足が早いで有名なひめか。おい」
ひめか「どこ」
AZM「ここだ。南の一番上まで走って、リングに早く戻ってきたほうが勝ちだ―!ゴングと同時に合図お願いします」

 ひめかとAZMが南の一番上まで走るが、AZMは早々に戻ってくるもひめかが息切れしてしまいぐったりとしながらリングに戻る。
 そこをAZMがあずみ寿司も2。
 コーナーにしがみつくひめかのバックをAZMがとるが、ひめかは「もうやりたくなーい!」と叫び試合終了。

<14本目>
●ひめか
21秒 起死回生
○鹿島沙希

鹿島「最後にひめかあげるぞ~!」

 鹿島がアルゼンチンで担ごうとするが、耐えたひめかがラリアット。避けた鹿島が起死回生で3カウント。

<15本目>
△ひめか
時間切れ引き分け
△渡辺桃

 桃がバットを持ってリングに上がり、ボディにバット攻撃からロープに振ってボディにフルスイング。
 さらに正面ロープにくくり、エプロンに降りるとボディにバット攻撃連打で場外に落とす。
 そのまま南客席に連れていき、場外でバット攻撃を叩き込み試合終了。

<16本目>
△ひめか
時間切れ引き分け
△刀羅ナツコ

 鉄パイプをもったナツコが南客席に現れ、桃が振ったひめかに鉄パイプをフルスイング。
 そのまま場外を連れ回しつつ客席に叩き込み、イス攻撃で試合終了。

<17本目>
△ひめか
時間切れ引き分け
△スターライト・キッド/△吏南

 そのままキッドが引き継ぎ客席に叩き込み、西客席のボードにひめかを連続で叩き込む。
 さらに東客席にも叩き込み、吏南がひめかをボードに叩き込んでいく。
 キッドが髪を掴んでリングに投げ入れたところで時間切れ。

<18本目>
△ひめか
時間切れ引き分け
△琉悪夏

 琉悪夏が正面ロープにくくると大江戸隊で記念撮影。
 これを離すと琉悪夏がロープに飛んでセントーン連発。コーナーに振ると大江戸隊でトレイン攻撃から琉悪夏が担いでランニングパワーボム。ここで時間切れ。

<19本目>
△ひめか
時間切れ引き分け
△岩谷麻優

 ぐったりとするひめかを見て、岩谷がリングに入らず舞華が水を飲ませて休憩に。
岩谷「ひめか、最後に、野球やろうよ」
 レフェリーにキャッチャーミットをもたせ、桃からバットを奪う。

 ひめかがバットを持ち、岩谷がボールを投げるとキャッチャーの急所に直撃。
 2球目はキャッチャーの頭上を抜ける大暴投。
 3球目はふわっと投げるも、ひめかはこれを打ち切りホームラン。岩谷と握手してゲームセット。

<20本目>
●ひめか
56秒 グランド朱雀
○朱里

 朱里が前蹴りから首投げで倒しサッカーボールキック連発。PKも叩き込みフォールも2。
 朱里は朱雀で捕らえギブアップを奪った。

<21本目>
△ひめか
時間切れ引き分け
△テクラ

 テクラは正座すると、ひめかが腕を広げ抱き合う。
 立ち上がるとテクラは飛びついて胴締めフロントネック。ひめかはコーナーに叩きつけるがテクラはなかなか離さず、ひめかは再度コーナーに叩きつけて逃れるとロープに振ってラリアット。避けたテクラが蜘蛛の巣で捕らえるが、そのまま時間切れに。

<22本目>
△ひめか
時間切れ引き分け
△桜井まい

 桜井が握手で引き起こし、そのままエルボーを打ち込むとエルボーの打ち合いへ。
 桜井がエルボー連打もひめかもエルボー連打。ロープに飛ぶが、桜井が追走ビッグブーツからロープに飛んでケンカキック。
 さらにエプロンを走り込んでのケンカキックから、ロープを使ったスタナー。ここで時間切れに。

<23本目>
△ひめか
時間切れ引き分け
△中野たむ

たむ「ひめか!今日は、最後だから!どっちが宇宙一カワイイか決着つけよう!」

 たむが寝そべってあざといポーズ。ひめかも横で寝そべってかわいいポーズ。たむが腰を降ってかわいいポーズも、ひめかが後ろからボ・ラギノール。たむは驚きながらコーナーに登ってポーズをきめるが、ひめかは容赦なくボ・ラギノールから担いでパワーボムの体勢。
 暴れて着地したたむにラリアット。よけたところで時間切れになるが、そのままなつぽいが走り込む。

<24本目>
△ひめか
時間切れ引き分け
△なつぽい

 たむとの連携ドロップキックからローリング・ネックブリーカードロップ。フォールも2。
なつぽい「ひめか、最後に!一発、ください!」
 後ろ手にくんだなつぽいにひめかは強烈なエルボーを叩き込み、ひめかも「一発くだぽい」となつぽいのエルボーを受ける。
 さいごになつぽいが抱きついてDDMポーズで試合終了。

<25本目>
△ひめか
時間切れ引き分け
△白川未奈

 白川がひめかの腕を上げて四方に写真撮影。
 白いベルトを外して「ずっと大好きだよ」と握手から首固めも2。
 白川はスクールボーイもここで時間切れ。

<26本目>
△ひめか
時間切れ引き分け
△高瀬みゆき(フリー)

 高瀬がコーナーに駆け上がり、ミサイルキックから串刺しラリアット。さらにダイビングフォアアームからフォールも2。
 高瀬は担ごうとするが、耐えたひめかに逆水平チョップから、正面ロープにくくり「感謝の水平チョップ!」と胸への逆水平チョップ連発。時間いっぱい叩き続け試合終了。

<27本目>
△ひめか
時間切れ引き分け
△関口翔

 関口翔が出てきて高瀬とサンドイッチドロップキック。
 さらにアクトレスガールズポーズを3人でしてから、関口が抱きしめて立たせる。関口はSTOからフォールも2。
 関口は髪を掴んで引き起こそうとするが時間切れ終了。

<28本目>
○ひめか
56秒 体固め
●ジュリア

 ジュリアがリングに上がり、膝立ちになると両手を広げ「こい!」と要求。
 ビンタの打ち合いから抱き合い、そのままひめかが押し倒してフォール。これで3カウント。

<29本目>
[舞ひめ]△ひめか/舞華
時間切れ引き分け
[AphroditE]△林下詩美/上谷沙弥

 詩美と上谷が同時に上がり、舞華が上がるとタッグマッチへ。
 詩美がひめかを、上谷が舞華を蹴りつけ、詩美とひめかがショルダータックルのぶつかり合い。詩美がエルボーからロープに振り、そこへ上谷がスワンダイブクロスボディ。フォールも何故か詩美がカットしフォール。上谷もカットして詩美と睨み合い、そこへ舞華がダブルラリアット。舞華とひめかはサンドイッチラリアットを叩き込み、さらにスライディング・サンドイッチラリアット。フォールも2。
 ここで時間切れに。

ひめか「ちょっと、ちょっと待って、あの、紙テープをさ、あのガウンで浴びたいわけ。しかも髪の毛もつやつやで、ティアラつけて浴びたいわけ。ちょっと、時間もらってもいい?そんなかからないから、ガウン着させて。私のガウン、ガウンどこ」

 ひめかが一度バックステージに戻り引退セレモニーへ。

▼引退セレモニー


 再度プリンセスガウンとティアラをつけてひめかがリングに登場。


 花束及び餞別の贈呈へ。
 週プロ、クラブヴィーナス、ゴッズアイ、大江戸隊(ヤング大江戸)、クイーンズクエスト、スターズ、コズミックエンジェルズ、ドンナデルモンド、高瀬みゆき&関口翔(WAVE代表)、つぼみ大革命(ひめかが好きなアイドル)、高橋奈七永、堀田祐美子、秋山準、ロッシー小川EP、ブシロードファイト原田社長から贈られた。

 略歴が安藤リングアナから語られ、最後の挨拶へ。

ひめか「本日は、まことにご来場ありがとうございます。こんなに、満員の後楽園ホールで、プロレスラーとしての幕を閉じれること、本当に嬉しく思います。30人がけしたら何言おうとしたか忘れちゃったんですけど、なんか、引退を発表してから一日一日がすごく早くて、でも不思議と後悔がなくてもっとこうしとけばよかったとかもっとこうしたかったというのがなくて、本当に笑顔で駆け抜けてこれたと思います。でもそれはきっとファンの方が悲しい顔見せずに笑顔で送り出してくれようとしたからなんだろうなと思って、この突然の発表、すごく申し訳なく思ってます。でも、今の私輝いてますよね?一番輝いている姿でリングを降りれること、本当に嬉しく思います。一つ、レスラーとして悔いがあるとしたら・・・父に、この姿を見せれなかったことが、何よりも、悔しいです。でもそれ以外は、悔いがなくリングを降りれるので、皆さんも最後、笑顔で送り出してくれたら嬉しいなと思います。これからの私の人生は、私自信で幸せに生きていくので、みんなもプロレスを見て、STARDOMを見て、好きな選手を見て、幸せに過ごせますように。それじゃいくよ?でかいは強い。でかいは正義。そして、でかいはカワイイ」

 大ひめかコールのあと10カウントゴングへ。選手たちがかわるがわるゴングを叩き、最後の10カウント目は舞華が叩いた。
 ひめか念願の紙テープが投げ込まれ、記念撮影の後にDDMで騎馬を作り、ひめかを乗せて会場をあとにした。

▼ひめか引退式後コメント


ひめか
「無事に引退セレモニー、終わりました!急遽、30人駆け。所属選手、ほぼ全員。こんなボロボロの姿で終わる予定ではなかったんですけど(笑)でも、みんなから愛されてリングを降りることが出来たかなって。身体的にも心的にも感じました。5年間を振り返って、本当に悔いがなく、自分は恵まれててプロレスラーは本当に天職だなと思っているので、多分これ以上自分に合う職業はないって言い切れます。本当にこの5年間、自分と出会ってくれた方々に感謝だし、支えてくれた方にも感謝ですし。『ありがとう』という言葉しか今は浮かばないです。あと、引退っていう実感もないんですけど、こうして怪我もなく元気に笑顔でリングを降りられること、本当に嬉しく思います。今まで5年間、プロレスラー・ひめかを応援してくれて、支えてくれて、笑顔にしてくれて本当にありがとうございました。これからは、人前に立つことはないと思うんですけど、どこかで見かけたら……そっとしておいてください(笑)以上、ひめかでした!ありがとうございました~♪」

――引退ロードを振り返って
「闘えば闘うほどに、自分たちって身と心を削ってリングに立っているんだなってことを実感して、それだからこそ、人に勇気とか生きがいを与えられる職業だなって思うんですけど、本当に、プロレスラーはすごいんだなって心の底から感じた引退ロードでしたね」

――5年間のキャリアを笑顔で終われた理由は
「多分、みんなに愛されていたからだと思います(笑)誰からも嫌われたくない性格なので多分レスラーには向いてないと思うんですけど、だからこそ、会場のお客さんもそうだし、選手の方々も笑顔で送り出してくださったっていうのが、自分が今笑顔でいられていることにつながっているのかなと思います」

――第二の人生について
「猫ちゃんと静かに暮らしたいです(笑)」

――30人駆けで印象に残った試合は
「えっ、大江戸隊。なんか引きずられて、なんか大江戸隊のフルコース。あっ、琉悪夏がランニング・パワーボム出してた。初めて食らいました、ランニング・パワーボム。でも、あれを必殺技にしてくれたら嬉しいなって思います」

――セレモニーで涙をぬぐっていた。それでも涙を見せずに終わりたかった?
「そうですね。やっぱり、泣き顔よりも笑顔の方がかわいいので(笑)どんなときでもかわいくいたいと思って、涙をなるべく見せないようにと思ったんですけど、涙は出てくるものですね」

――最後の紙テープについて
「久々すぎて、『あっ、こんな感じだった~』って懐かしい気持ちになったんですけど、スターダムっていうリングで紙テープを浴びて幕を閉じられることを嬉しく思いました、その瞬間に」

――秋山準さん、堀田祐美子さんという、ある意味で生みの親と育ての親が来てくれた
「引退を発表する前に、ご挨拶させていただいて。それからご飯とかも、秋山さんとの取材もあったりしたので、会ってはいたので。でも、リングで会うのは本当に今日が最後なんだなって。やっぱり、あのお二方がいなければ今の自分はいないので、やっぱクるものがありました(笑)」

――今後は二度と受け身を取らないと思う
「取れませんね。取らなくていいと思います!(笑)絶対取らない方がいい!(笑)でも、とっさの判断で受け身を取れるので、怪我はしないと思います。なにがあっても」

――今プロレスに対して思うことは
「この2週間試合がなかったんですけど、なんか自分がリングに立っていないスターダムの写真を見ることが多くて、寂しいって気持ちもないし、『ここに私がいたらな』って思うこともないし、素直にもう引退した選手として応援してた気持ちというか。『みんなスゴいなあ』って気持ちで見てたし、DDMがどうなっていくのかも見ていたので、なんかもう1ファンっていう気持ちで、今はスターダムのことを応援してました。勝手に(笑)」

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