「時の流れに身をまかせた結果」DESPERADOから決別の襲撃を受けたTAJIRIはKAIと共闘するのか?

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WRESTLE-1の5.30新宿FACE大会で田中稔とのダブルタイトルマッチを闘ったTAJIRIだが、何と試合後に所属していたDESPERADOに襲撃されてしまう。そこへKAIも飛び込んできて、因縁の相手である河野真幸とイスチャンバラ。河野がKAIの脳天にイスを振り下ろそうとした瞬間、TAJIRIが河野に向かってグリーンミストを噴射!
結果的にDESPERADOからお互いの危機を助け合う形になったKAIとTAJIRI。その後は視線を合わすだけでお互いひと言も発しなかったが、TAJIRIはこの先どのように動くのだろうか? 渦中のTAJIRIに話を聞いた。

ーー5.30新宿FACE大会の試合後にDESPERADOから襲撃を受け、結果的にKAI選手とお互いを救い合う形になりました。また試合後のバックステージのコメントではKAI選手とタッグ結成を呼び掛けるようなコメントがありましたが、改めて今の心境をお聞かせください。
TAJIRI「別に彼と何かしたくてああいう事になったわけではないことをまず事前に言わせて頂きます。まぁあの日はああいう事になる定めがあったような気がして。別にKAIを救うとかいうつもりで河野たちに『もういいじゃん』って言った訳ではないんですよ。ただああいう風にとられてしまったという事は、それは運命だったんだと思います。で、久しぶりに思い出しました。時の流れに身を任せるというのが僕の生き方のポリシーであったんですけど、ここしばらくそれを忘れていてですね。あの日その感覚を久しぶりに思い出しました。で、ふと気が付くと目の前にKAIがいて、河野がイスで殴りかかろうとして。で、なんとなくミストを吹きたくなったんです。そしたら結果的にKAIを救う事になって。その流れからなんとなく組んでみるような流れになっているのかなぁ〜って。流れに無理のないことを言っただけなんですよ、僕は」

ーー試合後のコメントでは、KAI選手は以前から気になっていたなどのコメントもありましたが?
TAJIRI「そんなこと言いました? 記憶にないですね」

ーーDESPERADOとは一緒にやっていけない、また本隊とも船木選手を裏切った経緯もあるから一緒にやっていけないかもしれない、ともおっしゃっていましたが今後の自身の身の振り方はどのように考えているのでしょうか?
TAJIRI「さっき言った通り、流れのままに、時の流れに身を任せようかなと。今は何も考えていないです」

ーー5.30新宿FACE大会の自身のタイトルマッチ後の乱闘の末に、KAI選手と向き合いましたが両選手とも一言も発せずにリングから降りました。その真意を教えて頂けますでしょうか?
TAJIRI「KAIとは組むのか、それとも闘うのかはわからない。おそらくあの日、前の試合でKAIはDESPERADOにこっぴどくやられて。それでDESPERADO憎しで入って来たんだろうけど、敢えて俺がやられているシーンで入って来たことを考えると、まだ彼自身も気づいていない潜在的な意識の中に俺が引っかかっていたのかもしれない。それと同じような気持ちが僕の中にもあったのかもしれない。だからKAIがやられているところを止めたのかも」

潜在的な部分でKAIとはお互い引っかかっていたのかもしれないと語るTAJIRI。しかしKAIとこれから一緒に組むのか、闘っていくもわからないとのこと。TAJIRIの語る“時の流れ”次第では、WRESTLE-1で新たな風景が見られるかもしれない。

【記事提供/WRESTLE-1】

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