【試合詳細】4・14 スターダム後楽園ホール大会 【ハイスピード】AZMvs鹿島沙希 舞華&ひめかvsジュリア&朱里 林下詩美&上谷沙弥vsレディ・C&天咲光由vs白川未奈&マライア・メイ&ジーナ&ジェシー 小波vs月山和香

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『スターダム後楽園ホール大会』
日程:2023年4月14日(金)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:1,013人

▼3WAYバトル 15分1本勝負
[Queens Quest]○妃南
7分39秒 外道クラッチ
●さくらあや
※もう1人はHANAKO

▼タッグマッチ 15分1本勝負
[God‘s Eye/THE NEW ERAS]○MIRAI/壮麗亜美
10分38秒 ジャンピング・ラリアット→エビ固め
●水森由菜(フリー)/ラム会長(666)

▼タッグマッチ 15分1本勝負
[COSMIC ANGELS/meltear]中野たむ/○なつぽい
10分6秒 ローリング・レッグクラッチを切り返してのエビ固め
[Donna Del Mondo]桜井まい/●テクラ

▼シングルマッチ 15分1本勝負
[God‘s Eye]▲小波
4分52秒 両者リングアウト
[COSMIC ANGELS]▲月山和香

▼8人タッグマッチ 20分1本勝負
[Queens Quest]林下詩美/上谷沙弥/●レディ・C/天咲光由
11分36秒 ジョイライド→片エビ固め
[Club Venus]白川未奈/マライア・メイ/ジーナ/○ジェシー

▼STARSvs大江戸隊 イリミネーションマッチ 30分勝負
[STARS]岩谷麻優/葉月/コグマ/羽南/飯田沙耶/●向後桃
16分20秒 黒虎天罰→片エビ固め
[大江戸隊]刀羅ナツコ/渡辺桃/○スターライト・キッド/琉悪夏/吏南/フキゲンです★

<1人目>
[STARS]●コグマ
7分46秒 エビ固め
[大江戸隊]○フキゲンです★

<2人目、3人目>
[STARS]●羽南
9分27秒 ダブルOTR
[大江戸隊]●吏南

<4人目>
[STARS]○葉月
9分48秒 垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め
[大江戸隊]●フキゲンです★

<5人目>
[STARS]○飯田沙耶
11分10秒 飯田橋
[大江戸隊]●琉悪夏

<6人目>
[STARS]●飯田沙耶
12分32秒 人でなしドライバー→エビ固め
[大江戸隊]○渡辺桃

<7人目、8人目>
[STARS]●葉月
13分50秒 ダブルOTR
[大江戸隊]●刀羅ナツコ

<9人目、10人目>
[STARS]●岩谷麻優
14分4秒 ダブルOTR
[大江戸隊]●渡辺桃

<11人目>
[STARS]●向後桃
16分20秒 黒虎天罰→片エビ固め
[大江戸隊]○スターライト・キッド
※キッドの1人残りで大江戸隊の勝利

▼ハイスピード選手権試合 30分1本勝負
【王者/Queens Quest】○AZM
4分28秒 あずみ寿司
【挑戦者/大江戸隊】●鹿島沙希
※AZMが11度目の防衛に成功。

▼ひめか引退ロード~ラスト舞ひめタッグマッチ~ 30分1本勝負
[Donna Del Mondo/舞ひめ]舞華/●ひめか
15分54秒 ノーザンライト・ボム→体固め
[Alto livello KABALIWAN]○ジュリア/朱里

舞ひめvsアリカバの旧友対決は涙涙の大団円!AZMが鹿島の攪乱戦術を制しハイスピードV11!キッドが向後へ「憧れを捨てろ」と愛の檄!

第1試合


 ゴングが鳴ると、HANAKOが圧倒的な身長差を生かして手4つを仕掛けるが、2人は結託してHANAKOに攻撃し、さくらがドロップキック。妃南も続くと見せかけてさくらをボディスラムで叩きつけ、キャメルクラッチで痛めつけてコーナーシュート。

 妃南が串刺し攻撃を狙うがさくらがかわして自爆させ、今度はさくらが串刺し攻撃を狙嘔吐したところをHANAKOがカットし、アルゼンチン・バックブリーカー。さくらを振り回して突っ込んできた妃南を蹴散らし、さくらを豪快に放り捨ててから妃南にショルダータックル。さらにラリアットを狙うが、妃南がキャッチして大外刈。ブレーンバスターを狙うが、HANAKOが逆にブレーンバスター。これはさくらがカット。

 HANAKOとさくらがエルボー合戦を展開し、HANAKOが連打で打ち勝ってビッグブートを発射も、さくらがかわして走りヒザへの低空ドロップキックから胸板へのドロップキック。さらにボディスラムを狙うが、HANAKOが背面着地し、学プロ時代から使っているレインメーカー式ビッグブート。さらにブレーンバスターを狙うが、妃南がカットし、2人へそれぞれ払腰。

 妃南はさくらへノーザンライト・スープレックス・ホールドを狙うが、さくらが回転エビ固めで切り返し、さらにスクールボーイ、オクラホマロールと丸め込みで粘りを見せるが、妃南がカウンターのランニングネックブリーカードロップを決め、ロープに飛ぶ。するとHANAKOがリングに飛び込んできてさくらを持ち上げ、妃南にドロップキックの形でぶつけると、さくらにビッグブートを発射。さくらはこれをかわしてHANAKOの側頭部にハイキックを叩き込み、妃南にボディスラムからミドルキック、サイドキック、バズソーキックを発射も、最後の一発をかわした妃南が足払いをかけ、外道クラッチで丸め込んで3カウントを奪った。

第2試合


 壮麗とラム会長の対面でゴングが鳴ると、リストの取り合いからヘッドロックの奪い合いとなり、ラム会長がショルダータックルでぶつかっていくも壮麗はビクともせず。何度もロープに走ってバテてしまったラム会長は、壮麗に走るよう要求。壮麗がロープに飛ぶと、ラム会長がカニバサミで倒してフットスタンプ。ラム会長が水森にタッチしようとすると、壮麗がラム会長に手4つを求めて挑発。

 ラム会長は組み合おうとするも、「無理無理無理!」と諦めて自軍コーナーに戻って水森を引っ張り込み、自身を肩車させて壮麗の上から手4つで組み合う。その状態のままリストロックの取り合いが展開されていくが、ニコニコとその様子を見守っていたMIRAIが背後から忍び寄って水森にヒザカックン。ベチャリと落下する形になったラム会長が水森を責める中、THE NEW ERASが2人をコーナーに重ねてまとめて串刺し攻撃を狙う。

 ラム会長のみ攻撃をかわし、突っ込んでくるMIRAIの攻撃を壮麗に誤爆させて勝ち誇っていると、THE NEW ERASの2人がラム会長の前に仁王立ち。この日がリアルバースデーであったラム会長へ、「お誕生日おめでとうございま~す!」と交互に祝福の逆水平チョップを打ち込んでいき、同時のダブルチョップでなぎ倒す。MIRAIがバックエルボーからボディスラム。さらに壮麗がボディスラムを狙うが、ラム会長がバックを取ってスタンド式の胴絞スリーパーホールド。壮麗は背面からコーナーにぶつけて脱出するも、ラム会長がフェイスクラッシャーで叩きつけて水森にタッチ。

 水森は壮麗にフライングショルダーからボディプレス。さらに水車落としを狙うが、壮麗が着地して担ぎ上げてデスバレーボム・ホールド。これを返されるとMIRAIにタッチ。

 MIRAIは水森をコーナーに振って往復串刺しラリアットから「魂込めて行くぞ~!」と雄叫びを上げ、ミサイルキック。さらに担ごうとするが、水森がアームドラッグで切り返し、片腕をロックしたままのスライディングラリアット。さらにスライディングクロスボディからラリアットを狙うが、MIRAIがキャッチして担ぎ上げてバックフリップ。MIRAIがラリアットを狙ってコーナーに走ると、水森がカウンターのドロップキックをクリーンヒットさせ、コーナーに上ってトロピカル☆ヤッホープレス。続けてラリアットを狙うが、MIRAIが巻き取ってミラマーレ。これはラム会長がカットし、壮麗に飛びついて高角度DDT、さらにMIRAIにコードブレイカーで追撃。

 水森がMIRAIをラリアットで叩き伏せ、MIRAIを押さえつけてラム会長にダイビング・クロスボディを出させるが、MIRAIが回避したため水森に誤爆。THE NEW ERASがロープに飛び、壮麗がラム会長に、MIRAIが水森に同時のラリアット。


 壮麗がラム会長を担ぎ上げてトップロープ越しに場外へ投げ捨てる荒業を見せる中、MIRAIが水森にラリアット、さらにロープに飛んでフライング・ラリアットを叩き込んで3カウントを奪った。

<試合後コメント>

MIRAI&壮麗亜美
MIRAI「God’s Eye、新格闘プリンセス・MIRAIです。まず今日こうやって勝利することが出来ました。ラム会長、お誕生日おめでとうございます!」
壮麗「おめでとう!(※拍手)」
MIRAI「今日はこうやって一緒に組んで一緒に勝利を手に入れたわけですけど、明日はシンデレラ・トーナメント準決勝。相手は?壮麗亜美。もう対角になったからには正々堂々、遠慮とかなくぶつかりあいましょう!」
壮麗「もちろんです」
MIRAI「そして自分は絶対に勝って、決勝へ。決勝、誰とは言いませんが……必ず勝ち上がってこい。そして、自分は今まで信じてきたあの景色をもう1度。魂込めて、輝きのリアルストーリーを掴みます」
壮麗「明日、シンデレラ・トーナメント準決勝、決勝と。今日はね、最後、MIRAIの入場曲が鳴って自分も退場してきたんですけど、明日は私の入場曲でしっかり優勝して、退場して、グリーンのドレスを着たいと思います。明日も楽しみにしていてください」

第3試合


 たむと桜井の対面でゴングが鳴ると、バックの取り合い、ヘッドロックの奪い合いと堅実なレスリング戦を展開。桜井がロープに飛ぶとなつぽいが飛び込んできて桜井の攻撃を側転でかわしながらmeltearのダブルドロップキック、ダブルのヘッドハンターが炸裂。なつぽいにタッチ。

 なつぽいは後頭部への低空ドロップキックからボディスラムを狙うが、桜井が逆にボディスラムで叩きつけテクラにタッチ。
 テクラはなつぽいをコーナーに誘い込んでぶら下がり式首4の字固め。桜井もロープ上からなつぽいの顔を踏みつける。テクラがボディスラムで追撃し、桜井にタッチ。
 桜井はビッグブートを発射も、なつぽいがかわしてスクールボーイの形で転がしてから低空ドロップキック。たむにタッチ。

 たむは串刺しバックエルボーから片腕を取った状態でミドルキックを連打し、踵落とし。テクラがカットに来るも、たむは2人の首を同時にロックし、桜井をリバースDDT、テクラをDDTで同時に突き刺す。

 たむと桜井がエルボー合戦を展開し、たむが優勢となるも桜井が強烈なビンタで怯ませ、ノアールランサー・ハイ。テクラにタッチ。

 テクラはたむをロープに振って貫通ビッグブート。さらにリバース・インディアン・デスロック、鎌固めで痛めつけるもなつぽいがカット。テクラがロープに飛ぶが、たむがバックを取ってバックドロップ。なつぽいにタッチ。

 なつぽいはロープにもたれかかるテクラに貫通ドロップキックを発射も、テクラが回避して顔面へスライディングキックを発射。なつぽいがこれをかわすと、2人同時に右ストレートを振りかぶるも互いに寸止め。

 なつぽいとテクラがエルボー合戦を展開し、各パートナーも加勢に。meltearがダブルのジャーマンを狙うが、2人がこれを振り払い、テクラがダブルのフェイスクラッシャー。ロープ際に吹っ飛んだなつぽいに桜井、テクラがそれぞれビッグブートを見舞い、桜井のスタナーからテクラのダイビング・クロスボディ。

 テクラがなつぽいにトラースキックからバズソーキックを発射も、なつぽいがかわしてソバット。なつぽいがコーナーに上ってフェアリアル・ギフトを狙うが、桜井が下からビンタ。たむが桜井を排除してテクラをリングに叩き落としてデスティニーハンマー。なつぽいがフェアリアル・ギフトを投下もカウントは2。カットに来た桜井をたむがスピンキックで排除し、なつぽいが投げっぱなしジャーマン。さらにジャーマン・スープレックス・ホールドを狙うが、テクラが後方回転エビ固めからレッグロールクラッチを狙うが、なつぽいが下からひっくり返してエビ固めに捕らえ、そのまま3カウントを奪った。

(※大・貴婦人コールの中で桜井がマイクを取る)
桜井「今日は、解散寸前の庶民ANGELSにうっかり負けてしまいましたわぁ~!明日は貴女たち庶民ANGELSを、この私達崇高なるDonna Del Mondoが宇宙のゴミクズにして解散に追い込んで差し上げますわ?覚悟してなさい!そして、後楽園ホールにお越しの庶民の皆様ぁ~?今日は花金だっていうのに、相変わらずモテない男ばかりがお集まりですこと!(笑)貴方たち庶民は明日の代々木に備えて早く帰ってこの貴婦人様を思い出して眠りにつきなさい!それでは、御免遊ばせ」

第4試合


 ゴングとともに月山が突っ込んでドロップキックを連打していくが、小波は倒れること無く両手を広げ「そんなもんか」と不敵な笑み。さらに月山のドロップキックをすかして自爆させてからサッカーボールキックを見舞い、トライアングルランサーの体勢に入るも、月山が振り払って変形オースイ・スープレックスを狙う。

 これを読んでいた小波は、自ら後転して抜け出しロープに飛ぶが、月山が追走ドロップキックで場外に叩き出すも、小波がエプロンからのサッカーボールキック。小波は月山をリングに戻してサッカーボールキック、フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドと連撃しコーナーに上っていくが、月山がデッドリードライブ。

 月山がコーナーに上がると小波も追っていくが、月山は上から小波をスリーパーホールドで宙吊りに。エプロンに着地した小波へ月山がミサイルキックで追撃し、場外でスリーパーホールド。必死にリングに戻ろうとする小波を押し留めて執拗にスリーパーホールドを狙っていく月山だったが、仕留めきってリングに戻ることが出来ずカウント20。両者リングアウト負けとなった。

<試合後コメント>

月山和香
「私はスターダムに来たてのとき、小波選手にずっと憧れてまして、小波選手と闘うってなって、でも早々に倒せなくて……ホントは、初めてのシングルはこんなんじゃなくて、明日のシンデレラに向けて弾みを付ける最高のシングルにしたかったから、すごいやるせない気持ちでいっぱいです!また、シングル組んでください。次はこんなことにはなりません。ありがとうございました!」

第5試合


 白川によるClub Venusのメンバー紹介からQQのコールに移り、上谷が最後にコールを受けた瞬間に白川にドロップキックを放って奇襲。全員入り乱れた混戦となる中、上谷はリング内で白川の顔面を執拗に蹴りつける。
 上谷がロープに飛ぶと、マライア、ジーナ、ジェシーが飛び込んできて3人での合体フェイスバスター。さらにClub Venusの4人でクアドラプルトラースキック。白川は多彩なニークラッシャーの連打からジェシーにタッチ。

 ジェシーは上谷の足にエルボードロップ連打からニーロック。ジーナにタッチ。
 ジーナはヒザへの低空ドロップキックからラリアットを狙うが、上谷が回避。そこへレディが飛び込んできてビッグブートを叩き込むアシストを見せ、上谷がニールキックで一矢報いて詩美にタッチ。

 詩美はジーナにドロップキック。マライアが加勢に入って詩美を2人でロープに振るが、天咲が飛び込んできて2人を同時に急角度DDTで突き刺すアシスト。さらに詩美&天咲がドロップキックの競演を見せるが、ジーナ&マライアも2人同時のダブルアーム・スープレックスを見せる競演。2人はヒップタッチを交わし、黄色い歓声が飛ぶ中で2人同時のバックフリップ。ジーナが詩美を旋回式スパインバスターで叩きつけ、マライアにタッチ。

 マライアは詩美にミサイルキック。さらに身軽かつセクシーな動きで詩美の攻撃をかわして翻弄しスイングDDTを狙うが、詩美が振り払ってラリアットを狙う。マライアはバックを取ってジャーマン・スープレックスも、詩美がすぐに立ち上がってお返しのジャーマン・スープレックス。両者タッチ。

 再び上谷と白川の対面となり、白川の低空ドロップキックを上谷がジャンプでかわしてスピンキックを発射も、白川もこれをかわして足殺しのローキック連打。上谷はスクールボーイ・スープレックスでの切り返しを狙うが、白川が暴れて脱出しロープに飛ぶ。上谷はドロップキックでカウンターしノーザンライト・スープレックス・ホールドからカミゴェ式ビッグブート。さらにスター・クラッシャーを狙うが、白川がドラゴンスクリューで切り返し足4の字固めを狙う。これは決まり切る前にQQ勢が総出でカット。

 白川がバックドロップを狙うが、上谷が振り払ってビッグブート。白川も耐えてローリングエルボーを叩き込み、そのまま足を止めてのエルボー合戦へと発展。両者バタリと倒れ込み、それぞれタッチ。

 レディとジェシーの対面となり、ショルダータックルの打ち合いを制したジェシーがカウンターのエルボースマッシュから旋回式バックフリップ。さらに串刺し攻撃を狙うが、レディがこれをかわし、詩美&レディ&天咲のトリプルキックが炸裂。レディがランニングネックブリーカードロップからジャイアント・バックブリーカーも、白川がカット。上谷が白川を場外に放り出し、エプロンからのクロスボディで追撃。

 詩美&レディ&天咲のトリプルドロップキックがジェシーに突き刺さり、レディがチョークスラムから再びジャイアント・バックブリーカーも、マライアがビッグブートでカットし、ジーナがスライディングラリアットで追撃。ジェシーがランニング・ビッグブートを叩き込み、ジェシー&マライア&ジーナの合体水車落としが炸裂。最後はジェシーがジョイライド(※シュバインの体勢から旋回して放つフェイスバスター)で3カウントを奪った。

 試合後、上谷がベルトを掲げて白川をにらみつけると、白川も不敵な笑みを浮かべて歩み寄る。その瞬間に上谷が白川の顔面に毒霧を噴射。のたうち回る白川を見た上谷は満足そうに退場していった。

<試合後コメント>

上谷沙弥
「まあ今日の毒霧はこの前のお返しってことで。まあね、今日はものすごく足を攻められてしまったけど、タイトルマッチ当日は、私の隅から隅まですべてを味わうといいかな。私にはトラウマがあるけれども、その折れかけた翼をしっかりと戻して、タイトルマッチ当日、ゴールデンフェニックス大復活!皆さん見届けに来てください!」

白川未奈&Club Venus
白川「アハハハハハッ♪アハハハハハハハハハハハッ♪上谷ィッ!これだァ!上谷はいつもいい子ぶるでしょォ?!こういうのが私はほしかったんだよ!痛いよ!滲みる!上谷ぃ、いいじゃん。でもさあ、私とおんなじようなことやってどうするの?なんかもっと面白いこと考えてきてよ。私がやった同じことを仕返ししただけでしょ?まあでも上谷のドス黒い……?ドス緑か。ドロヘドロみたいな感情が心にあるってことだよね?お互いそれを出し合って、横浜はぶっ潰すのみですね。この間の広島で、最後上谷に『このベルトは絶望だった?希望だった?』って聞かれました。今度は横浜アリーナで同じことを上谷に私が聞いてやります。私が上谷から必ず白いベルトを、剥がす!フンッ!」

第6試合


 大江戸隊の奇襲から場外乱闘となる中でゴング。
 キッドが向後をリングに戻してボディスラムから「一発喰らえ!」とその場飛びムーンサルト・プレス。さらにフットスタンプで追撃してナツコにタッチ。
 ナツコはヘアホイップから向後をロープにくくりつけ、大江戸隊全員で痛めつけながら記念撮影。さらにナツコがバックフリップ、セントーンと追撃してロープに飛ぶが、向後がカウンターのドロップキックを見舞って岩谷にタッチ。

 岩谷はナツコにドロップキック、ソバット、バカタレスライディングキックと連撃し、カットに来た琉悪夏も2人まとめてアームドラッグ。STARS勢が大江戸隊メンバーをそれぞれロープ際に追い込み、リング四方で6人同時の顔面ウォッシュ。

 コグマとフキゲンの対面となり、コグマがロープ際でのふみふみから串刺し攻撃を狙うが、フキゲンが回避。「デース!デース!フキゲンデース★」とポーズを決めてから突っ込んでいくが、コグマがビッグブートで迎撃。この流れを繰り返していく中でダメージが溜まっていったフキゲンはバーブ佐々木レフェリーを巻き込んで攻撃させようとするが、コグマがかわして「デースデース!コグマデース!」とポーズを決めて突っ込んでいくが、ここに大江戸隊の面々がなだれ込んできてコグマがトレイン攻撃の餌食に。

 ナツコのハリケーンドライバーからフキゲンのダイビング千豚♪。さらに「ブレーンバスターデース★」と宣言してポーズを決める負けフラグを立てると、ナツコが「やめろーっ!」と悲痛な叫び。案の定カットされ、向後のドロップキック、羽南の払腰が連続ヒット。さらに、コグマのフェイスバスター+葉月のコードブレイカー+飯田のフライング・ダブルチョップ+岩谷のフェイスクラッシャーという豪華な合体攻撃炸裂し、コグマがミサイルキックで追撃。

 コグマがジャーマンを狙ったところをフキゲンが後方回転エビ固めを狙うが、コグマもスクールボーイで切り返す。しかし、さらにフキゲンが下から丸め込んで3カウント。コグマが失格。

 羽南と吏南の対面となり、吏南がハイドレンジアからドロップキック。姉妹でのバチバチのエルボー合戦から羽南がブーメランアタックを狙ったところを吏南がエプロンに突き落とし、2人がトップロープを超えた状態でエプロンに落ちて打撃戦。フキゲンが2人に足払いをかけ羽南に低空ドロップキックを発射、葉月も同時に走り込んで吏南に低空ドロップキックを発射しており、羽南と吏南の2人が同時にOTRで失格。

 2人目を仕留めて得意気なフキゲンを葉月が垂直落下式ブレーンバスターで突き刺して3カウント。フキゲンが失格。

 飯田と琉悪夏の対面となり、ショルダータックルでのぶつかり合いを制した飯田が逆水平チョップ、フライング・ダブルチョップ、エルボードロップと連撃。さらにロープに飛ぶも、ナツコが飛び込んできて琉悪夏と2人でダブルショルダータックルで迎撃。琉悪夏がフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドを狙ったところを着地した飯田が飯田橋で押さえ込んで3カウント。琉悪夏が失格。

 桃と飯田の対面となり、桃が強烈なミドルキックを連打も、飯田もローリング逆水平チョップからのスライディング・バックエルボーで反撃。ラリアットを狙ってロープに飛ぶが、キッドが飛び込んできてコルバタで放り捨て、桃がサッカーボールキックで追撃。さらにナツコのラリアットから桃が人でなしドライバーで突き刺して3カウント。飯田が失格。

 葉月と桃の対面となり、エルボー合戦を展開する中で岩谷が加勢に入り、葉月のビッグブート+岩谷のトラースキックの同時攻撃が炸裂。さらに2人でロープに飛ぶが、ナツコがダブルラリアットで2人をトップロープ越しにエプロンへ落とし、2人もナツコ&桃をトップロープ越しにエプロンへ誘い込む。狭いエプロンで4人が打撃戦を展開する中、桃がナツコに、キッドが岩谷に同時に619を見舞い、2人が場外へ落下。岩谷、ナツコが失格。

 残るは向後とキッドの2人。向後はブーメランアタック、ドロップキックと連撃してロープに飛ぶが、キッドはカニバサミで倒して619。向後はこれをかわして619を決め、スワンダイブ式ミサイルキック。さらにドロップキックから岩谷麻優直伝のトラースキック。さらにネックスクリューからネクターピーチを狙うが、キッドが耐える。


 向後はエルボー連打からロープに飛ぶが、琉悪夏がエプロンからボックス攻撃。さらにナツコの鉄パイプ+桃のバット攻撃が同時にヒットし、キッドが黒虎天罰で突き刺して3カウント。
 キッドの1人残りで大江戸隊の勝利となった。

キッド「史上初の6vs6のイリミネーションマッチ、大江戸隊が勝ちましたぁ~。(※STARS勢が「反則してたじゃねーか!」と口々にツッコミ)なに言ってるか全然わかんなぁ~い(笑)オイ、向後桃。お前は今、誰からも勝てやしねーんだわ。『憧れはやめましょう』って大谷翔平がWBCの決勝前に言ってたっけなぁ~?だから今、このSLKがハッキリとお前に教えてやるよ。お前がSTARSや、スターダム選手たちに憧れてる内は、勝てねーってことをな!そのちぃ~さな脳みそでよく考えとけ、ボケ!」

<試合後コメント>

向後桃
「(※呆然と座り込み、長い沈黙の後に)……ごめんなさい」

第7試合


 試合開始前の記念撮影の際には、ロッシー小川EPが普段から頑なに取ろうとしない帽子を鹿島が取り上げてしまいロッシーが大慌て。AZMも思わず吹き出してしまう。
 ゴングが鳴ると、鹿島が「本日タイトルマッチですので、秒殺などは一切せず、正々堂々とやりたいと思います!正々堂々よろしくお願いします!」と握手を求める。AZMが露骨に怪しみながらも握手に応じると、鹿島は即座に起死回生。

 AZMが即座にキックアウトすると、鹿島は「嘘嘘!もう1回!お願いします!」と再び握手を求める。AZMはその手を取ってあずみ寿司に入ろうとするが、鹿島は「あぶねーなあ?!」と回避し、エビ固めのシーソーゲームへ突入。

 両者キックアウトして距離を取ると、今度はAZMが「チャンピオンからもどうぞよろしくお願いします!」と握手を求める。鹿島も「正々堂々!」と応じるフリをしてビッグブートを発射。もちろんこれを読んでいたAZMがハイキックを叩き込み、ジャーマン・スープレックス。
 倒れ込んだ鹿島に「お願いします!」と上から握手を求めるが、鹿島はその手を引き寄せながらの首固め。AZMがこれをキックアウトすると、鹿島はAZMを場外に放り出してプランチャ。リングに戻してダイビング・フットスタンプ、ダブルアーム・フェイスバスター、バズソーキックと猛攻。さらにハイキックを発射も、AZMが回避してあずみ寿司。


 鹿島がキックアウトして顔面にビッグブートを叩き込み、my emblemを狙うが、AZMが掟破りの起死回生。鹿島も起死回生の連発で粘りを見せるが、AZMが二段階式のあずみ寿司で押さえ込んで3カウントを奪った。

 見事11度目の防衛に成功し、ベルトとトロフィーを授与されたAZMに鹿島が笑顔で歩み寄り、AZMの手を掲げあげて祝福。鹿島が握手を求め、AZMが応じた瞬間にビッグブートを発射も、AZMが飛び退いて回避。鹿島が一目散に逃げ出す中でトロフィーを持ち上げたAZMだったが、紅白飾りの付いた先端部分がポロリと落ちてしまい大慌てしながら退場していった。

<試合後コメント>

AZM
「あぁ、トロフィーが壊れたぁ!壊れたけど、無事11度目の防衛に成功しましたぁ~!やったあ~!まあ勝ったんだけど、勝ったんだけど、鹿島沙希の手のひらの上で転がされている感じがすごくして、いやまあ、圧勝?なんだけどちょっと腑に落ちない感じがするかな。またやってあげてもいいよ。そして、なんかTwitterで駿河メイちゃんからなんか『チャンピオンじゃない私(AZM)には興味ない』みたいな言い方をされたけど、ちゃんとベルトを持って帰ってきたから!私とちゃんとタッグ組んでください!」

第8試合


 4人それぞれ握手を交わし、朱里と舞華の対面でゴング。じっくりとしたグラウンドレスリングが展開され、クリーンブレイクから両者タッチ。
 ジュリアとひめかがロックアップで組み合い、ジュリアのアームドラッグを圧倒的パワーで阻止したひめかがアームドラッグ。さらにラリアットを狙うが、ジュリアがアームドラッグで切り返してドロップキック。さらに、ジュリアの低空ドロップキック、朱里のサッカーボールキックと連撃。

 すると、ジュリア&朱里がそれぞれのセコンド陣を呼び込み、引退試合などでよく見る“サヨナラトレイン”を指揮。DDMメンバーの他、壮麗、MIRAI、小波も参加。さらにジュリアが村山大値レフェリーも参加させようとするが、村山レフェリーが必死に抵抗している隙にひめかがジュリアにショルダータックル。舞華がタッチを要求するも、しれっとトレイン攻撃に参加していたこともあってか、ひめかが頭をひっぱたく形でタッチ。
 
 舞華はジュリアに串刺しラリアットからショルダータックル。朱里が加勢に入るも、舞華は朱里にドロップキックを見舞って倒し、その上にジュリアをブレーンバスターで投げ落とす。さらに舞華がジュリアにラリアットを放つも、ジュリアがキャッチして蜘蛛の巣。舞華がコーナーに叩きつけて外すも、ジュリアがスイングDDTで突き刺して朱里にタッチ。

 朱里は舞華に串刺しジャンピングニーからハーフハッチ・スープレックス。さらにロープに飛ぶが、舞華はパワースラムで迎撃しひめかにタッチ。

 ひめかは朱里をショルダータックルでふっ飛ばし、足をを止めての壮絶なエルボー合戦に打ち勝って串刺しショルダータックル、バックフリップと連撃。さらにアルゼンチン・バックブリーカーを狙うが、朱里がバックを取ってジャーマン・スープレックス。ジュリアにタッチ。

 ジュリアは朱里とともにダブルの串刺しバックエルボーからダブルのドロップキック、腕を組んでの合体エルボードロップ。さらにジュリアがSTFで絞り上げるも、ひめかがロープブレイク。

 ジュリアがコーナーに上っていくと、舞華が追いすがって雪崩式ブレーンバスターを狙う。朱里がこれをカットし、ジュリアのトップロープからの雪崩式ダブルアーム・スープレックス+朱里のセカンドロープからの雪崩式バックドロップの合体攻撃。しかし、舞華は即座に起き上がり、ジュリアにラリアット。そして、舞ひめが朱里に裏摩周。

 ジュリアがひめかに片足ドロップキックも、ひめかが受けきってラリアット。さらにジャンピングニーからJPコースター、舞華とのサンドイッチラリアット、合体高角度チョークスラム。

 さらにひめかがラリアットを狙うが、ジュリアがバックを取ってジャーマン・スープレックス。さらにゴツリと音が響くヘッドバッドを叩き込むも、ひめかも頭蓋骨同士をぶつけ合うヘッドバッドで反撃し、ラリアット2連発からパワーボム。これは朱里がカットし、飛び込んできた舞華を武者返しで排除。さらに朱里がひめかにハイキックを放つも、ひめかがかわして担ぎ上げてパワーボム。

 ジュリアがひめかをバックドロップで叩きつけるも、ひめかは鬼の形相で即座に起き上がる。ジュリアは容赦ない顔面蹴りからVトリガー。さらに朱里との合体コードブレイカー。そしてジュリアがひめかにグロリアス・ドライバー、朱里が舞華に流炎。

 そして、アリカバがひめかを大蛇(※合体式変形フィッシャーマン・バスター)で突き刺し、最後はジュリアがノーザンライト・ボムで叩きつけて3カウントを奪った。

ジュリア「アリカバ、一夜復活。そして、ラスト舞ひめ、いかがだったでしょうか?やっぱ、舞ひめってメチャクチャ強いよね。そんで、私はもう、今日このカード、ひめかが提案してくれて、叶った。朱里と久しぶりにアリカバを皆様にお見せすることが出来て、本当に感謝してる。最後の舞ひめタッグに選んでくれて、本当にありがとう。朱里?(※マイクを渡す)」

朱里「(※感極まって涙しながら)……えっと、なんか、ひめかが引退するって、聞いて、全然、なんか実感が……ごめんなさい(※涙で声をつまらせる)実感が、湧かなかったんだけど、今日試合をして、終えて、本当にひめか、いっちゃう……引退しちゃうんだなって。なんか、寂しくなってえ、もう何も言えないんだけど、このカードが出来て、本当にありがとう!ひめか!」

舞華「ラスト舞ひめ、皆さんいかがだったでしょうか!本当に、本当に、こんなかけがえのないパートナーと、ずっとタッグを組むことが出来て本当に嬉しく思います。ただ、横浜アリーナ、舞ひめ対決があるので、最後まで後悔なく。ひめか、やり合いましょう」

ひめか「まず、舞華、ジュリア、朱里。出会ってくれてありがとう。そして、DDMがどれだけの人に愛されてたか、今日心から実感できました。引退まで、残り少ないですけど、怪我なく、私らしく、突っ走りたいと思います。そして皆さんも一緒に走っていってください。明日の代々木……(※観衆の1人の「大好き!」の声に)ありがと♪大好き♪明日の代々木、そして23日横浜アリーナ、28日新宿FACE。あと3試合。でも、1ヶ月後、またここで会いましょう。デカいは強い。デカいは正義。そして、デカいは、かわいい♪」
ジュリア「アリベデルチ!せ~のっ!」
全員「「「「ありがとぉ~~~っ!!」」」」

<試合後コメント>

舞華&ひめか
ひめか「舞ひめラスト。……ああ、なんか、引退まで泣かないって決めてたのに、なんか毎試合泣いてない?(笑)」
舞華「泣いてるぅ~(笑)」
ひめか「このカードを提案してから、この日が来てほしいような、来てほしくないような、なにかが、自分の中とかお客さんの中で終わってしまう気がして。やっぱ終わると寂しいんだよ。でも、まだ3試合ね」
舞華「まだまだあるから」
ひめか「アリカバも今じゃ違うユニットなのに、快く引き受けてくれて本当にありがとう。そして舞華、ずっと隣りにいてくれてありがとう。舞華への感謝のときは泣かないよ(笑)」
舞華「おい、ふざけんなよ!(笑)まあね、まあね、私も泣いたりとかしまして、ひめかとのシングルマッチ、4・23横浜アリーナまでには、しっかりとひめかを見届ける準備をしっかりやってきました。やっとね、私の中ではその準備がもうこの前に出来ているので、横アリで、舞華vsひめからしい闘いを、そして1番スターダムの中でベストマッチだったと言われるような、後悔のないような試合をしていきたいと私は思います」
ひめか「最後までよろしく!(※ガッチリ握手して見つめ合い、吹き出す)まだ明日あるからね(笑)」
舞華「まだ明日もあるしね(笑)それまで私はひめかの隣をず~っと一緒に歩いていこうと思いま~す♪」
ひめか「また後楽園は1ヶ月後。バイバ~イ♪」

ジュリア&朱里
ジュリア「ハイ!終わりました~。アリカバ一夜復活、舞ひめラストマッチで。……いや終わってしまいました」
朱里「終わっちゃったね~……」
ジュリア「ありがとうございました」
朱里「ありがとう!ひめかの引退が無かったらアリカバで組むこともなかったと思うし、久しぶりに組めてすごく嬉しかった。それもやっぱひめかのおかげだと思うし、自分が抜けて、3人と離れて、この4人で試合が出来るなんて思ってなかったの。だから、すごく今日それが実現できて嬉しかった。本当にありがとう。ひめかも本当にありがとう」
ジュリア「なんか、ホントに、ひめかが……引退しちゃうっていう実感が本当にずっと無くて」
朱里「無かった……」
ジュリア「なんか本当にいざこうやってやると、言葉出ないっすね」
朱里「終わった後にすごい、キちゃって、ヤバい。またちょっと……(涙が)出ちゃうけど」
ジュリア「(※朱里の肩を抱いて)まあでも、引退するけどまたひめかには会えるし、ちょいちょい会場にも来てもらって。まあね、会えなくなるわけじゃないから。ただ、このリングから、この女子プロレスから1人のひめかっていう、かわいい、デカくて強いかわいい選手がいなくなっちゃうというのは、寂しいッスね。でも私たちもこれで止まってる訳にはいかないんで。まあ、横アリに向けて」
朱里「お互いね」
ジュリア「はい。やりましょう」
朱里「やってやろう!ちょっと、最後にアリカバの締めをやろうよ」
ジュリア「やろうじゃねえか。行きますよ。フォルツァ!」
朱里「パソ!」
ジュリア&朱里「アリカバ~!」
ジュリア「アリベデルチ!」
朱里「サラマポ♪」
ジュリア「またなっ!」

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