ウナギ・サヤカが敗者追放マッチに勝利もまさかの展開!後味悪いバッドエンドに場内困惑!

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 12日、東京都・後楽園ホールにて、GLEAT『G PROWRESTLING Ver.49 -Invader(侵略者)-』が開催され、ウナギ・サヤカが宮城倫子との敗者GLEAT追放マッチに勝利した。

 GLEATは、2021年7月に田村潔司とNOAHの元親会社であるリデットエンターテインメントが本旗揚げした新団体。GLEATには令和のUWFを創ることを目的とする“LIDET UWF”と、純プロレスを追究する“G PROWRESTLING”、 総合格闘技の“GLEAT MMA”の3部門が存在し、この日はG PROWRESTLING(以下G PRO)が後楽園ホール大会を実施。

 GLEAT女子部には、かつてセンダイガールズやスターダムで活躍した宮城倫子が所属。
 宮城はG PRO、LIDET UWFの双方で活躍を見せるGLEAT女子のアイコン的存在であり、数々の外敵を迎え撃ってきた。

 現在、GLEATには、“ギャン期”に突入してスターダムから武者修行の旅に出ているウナギ・サヤカが襲来しており、「GLEATの女子部が盛り上がっていないのはお前がいるからだ」と指摘。ウナギも「お前が負けたら2度とこのリングに上げない」と受けて立つ姿勢を見せ、敗者GLEAT追放マッチで激突することとなった。

 ともにスターダムに縁が深い2人だが、宮城は2020年1月12日を最後にスターダムを去り、ウナギは同年11月にスターダムマットに登場。在籍期間は被っていないものの、互いに強く意識する部分が見受けられた。


 試合は感情むき出しのエルボー合戦に始まり、場外戦へとなだれ込んで宮城が場外パイルドライバー、ウナギがエプロンからの断崖式城門突破(※ブレードランナー)を見舞う乱戦へ。
 激しい打撃戦に打ち勝った宮城がキークラッシャーからスリーパーホールドで絞り上げ、パイルドライバーで頭から突き刺すもカウント2。信じられないといった表情を浮かべた宮城がもう一度パイルドライバーを狙うが、ウナギが城門突破で切り返し、大儀であった(※変形MADE IN JAPAN)で突き刺して3カウントを奪った。

 マイクを取ったウナギは、「宮城倫子、今日でGLEAT追放!……と言いたいとこだけど、これはきっとプロレスラーにしか分かんねーことかもしれないけど、お前との試合で、お前のプロレスへの愛がいてーほど伝わってきて。お前はカサンドラとか、アンドレ?みたいな他の名前もあるようだし、追放とかなくてもいいんじゃないかな?お前ともっとここで試合がしたい!」と手を差し伸べる。
 しかし、宮城は「お前と試合できて私は楽しかったよ。私の今まで誰にも見せたことない内面、言葉、全部引き出してくれてよ、心から感謝するよ。が!約束は守らせてくれ。じゃねーとカッコつかねーんだわ。最後にカッコ、つけさせてくれよ。今までありがとうございました!」と自ら追放を受け入れて会場を後にしようとする。

 妹分の細川ゆかりが必死に引き留めようとするも、宮城は「ウナギ・サヤカ、細川をよろしく」と細川をウナギに託して退場。喜怒哀楽のどの感情でもなく困惑一色に包まれて静まり返る会場で、細川はウナギとの一騎打ちを要求。ウナギも「前にシングルしたときよりGLEATしてんな。細川ゆかり、もう1度お前を査定してやるよ」と細川とのシングル戦を約束。


 ウナギはバックステージに細川を伴って現れ、「こんな、勝って後味悪い試合があるのは想像してなかったけど、私は宮城倫子の気持ちを背負って新しいGLEATを細川ゆかりと作っていきたいと思います」と語り、泣きじゃくる細川の肩を抱いて去っていった。

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