「もう我慢の限界でしょ。コロナ、終わらせようよ」高橋ヒロムがIWGPジュニア王座を防衛しSANADAのIWGP世界ヘビー級王座へ挑戦表明!

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 8日、東京都・両国国技館にて、『CSテレ朝チャンネル Presents テレビ朝日 新日本プロレス放送50周年記念 SAKURA GENESIS 2023』が開催され、高橋ヒロムがIWGPジュニアヘビー級王座の3度目の防衛に成功した。

 ヒロムは今年1月4日の東京ドーム大会で5度目のIWGPジュニア王座戴冠。新日本内の活躍だけでなく、団体の垣根を超えたオールスター戦『ジュニア夢の祭典 〜ALL STAR Jr FESTIVAL 2023』の開催を企画するなど、ジュニア界のアイコンとなっている。
 3月の長岡大会では、VTRにてTMDKへの電撃加入を明かしたロビーが登場しヒロムに挑戦表明。2021年9月にはロビーが王者としてヒロムを下してIWGPジュニア王座の防衛に成功しており、今回は立場が逆の状態での闘いとなった。


 試合が始まるとロビーが速攻を仕掛け、ヒロムの負傷箇所である左足を徹底して攻撃。ヒロムがハサミワザで窮地を脱そうとする場面もあったが、足で挟む力が足りずロビーに抜け出された挙げ句左ヒザのテーピングをすべて剥がされてしまう。ロビーはロン・ミラー・スペシャルでさらに足を潰し、アサイDDTからワープ4.5を発射も、ヒロムが痛む足での剣山で迎撃。
 ヒロムはビクトリー・ロイヤルで反撃し、ジャーマン・スープレックスで交互に投げ合う意地の張り合いを制して串刺しデスバレーボムからTIME BOMB。さらにロビーのハイキックいなしてヒロムちゃんボンバーを連打し、TIME BOMB IIを狙うが、ロビーがコーナーに上げて雪崩式リバース・フランケンシュタイナー。さらに足へのワープ4.5からロン・ミラー・スペシャル。
 あわやギブアップというところでヒロムが丸め込みで脱出し、ターボ・バックパックを切り返して名も無きヒロムロール。さらにTIME BOMB 2.5からヒロムちゃんボンバー、TIME BOMB IIと畳み掛けて3カウントを奪った。

 その後行われたメインイベントでは、SANADAがオカダ・カズチカを撃破し、悲願のIWGP世界ヘビー級王座戴冠。
 試合後にはIWGPジュニアのベルトを持ったヒロムがリングに上がり、「L.I.Jを抜けて正解だったと証明しましたねえ。早速ですけど、そのIWGP世界ヘビー級王座、俺に挑戦させてくださいよ」と、かねてから語っていた“IWGPジュニアを巻いたままIWGP(世界)ヘビーのベルトも巻く”という夢へ一歩踏み出す。

 これを受けたSANADAが「ヒロムさん、いいんですけど、その前にやるべき相手がいるんじゃないですか?」と金丸義信にマイクを託すと、金丸が「お前、俺の名前出してたな?SANADAに挑戦する前に、俺がお前のジュニアのベルト、挑戦してやるよ。お前に決定権はない。次は俺がお前のベルトに挑戦する」とジュニア王座に挑戦名乗り。

 ヒロムは「SANADAさんとやる前に、金丸さんが、このベルトに挑戦する?はははは!そんなのただのご褒美じゃねーか!やってやるよ金丸さん!IWGPジュニア王座のベルトを巻いたまま、IWGP世界ヘビー級王者を獲る夢を叶えに行こうか!やってやるよ金丸さん!SANADAさん、L.I.Jが俺色に染まる瞬間を見ててください」と決意を叫んだ。

 バックステージに戻ったヒロムは、「どちらが勝っても挑戦するつもりだったけど、やっぱり心のどこかで“SANADAさんに勝って欲しい。SANADAさんとやりたい”、そんな風に思ってたのかもしれない。SANADAさんがL・I・Jを抜けたこと……、正直オレは……心にきたよ。でもさ何か気持ち、わからなくもないなって。言ってることわからなくないなって。L・I・J、居心地良すぎるよね。わかるよ、それは。でもさ、オレ、L・I・Jに入った理由があるんだよ。オレは内藤哲也とシングルをやる為にL・I・Jに入った。シングルで初めて当たる為にL・I・Jに入ったんだ」と心境を吐露。

 そして、「もう、そろそろじゃないの。ねえ、見たいでしょ。もうみんな我慢の限界なんじゃない? ただただ、IWGP世界ヘビー級のベルトを欲しいだけじゃない。オレは夢を叶えることだけじゃないんだ。みんな、もう我慢の限界でしょ。コロナ、終わらせようよ。内藤さん、アップ、始めて下さい」と語り、身体のダメージを気にしながらも「オレは追い詰められて追い詰められて応援されて応援されて強くなるから。今は、楽しくて仕方ないです。さあ、夢を叶えに行こう」と満面の笑みを見せた。

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