【試合詳細】2・18 アイスリボン道場マッチ トトロさつき&柳川澄樺 vs 朝陽&神姫楽ミサ 石川奈青 vs 鈴木ユラ vs 海乃月 星いぶき&咲蘭 vs 大空ちえ&YuuRI 松下楓歩 vs キク

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『アイスリボン1260』
日程:2023年2月18日(土)
開始:14:00
会場:埼玉県・アイスリボン道場
観衆:50人

▼シングルマッチ10分1本勝負
○松下楓歩
8分33秒 変形ブロックバスター→片エビ固め
●キク

▼タッグマッチ15分1本勝負
星いぶき/●咲蘭
9分35秒 フィッシャーマンズスープレックスクラッチ
○大空ちえ(PURE-J)/YuuRI(ガンバレ☆プロレス)

▼トライアングルリボン15分1本勝負
○鈴木ユラ(AlmaLibre)
9分19秒 横入り式エビ固め
●海乃月
※もう一人は石川奈青

▼タッグマッチ20分1本勝負
○トトロさつき/柳川澄樺(JTO)
13分54秒 動くこと雷霆の如し→エビ固め
●朝陽/神姫楽ミサ(JTO)

悩み多き朝陽へトトロが「私はすぐ助けられる場所にいる」とエール!2月が誕生日の仲間たちが祝福され14歳を迎える咲蘭がモデルになる夢を語った!

第1試合


 同日デビューの同期である楓歩vsキクの、21年4月19日配信マッチ以来となるシングルマッチ。試合前、握手を交わした楓歩は、その握手の手を離さずにキクを引き込むと、そのまま一気にブレーンバスターを決め、開始のゴングと同時にカバーに入ったが、カウントは2。続けて2度、抑え込むもキクがいずれもキックアウトし、逆に楓歩を丸め込むもカウント2。起き上がった楓歩はストンピングから首投げ、自ら倒れ込んでのサーフボードから前方にキクを叩きつけると、正面からのドロップキックでカバーに入るもカウントは2。キャメルクラッチに入った楓歩だが、これをしのいだキクはボディスラム3連発からカバーもカウント2。

 楓歩をコーナーに振っても踏みつけから、もう一度、対角に振ろうとしたキクだが、切り返してキクをコーナーに振った楓歩は串刺しエルボーからPKを決めカバーもカウント2。楓歩がフェースロックで絞め上げ、さらにはりつけドロップキックを決めれば、キクもすぐにはりつけドロップキックでお返ししカバーもカウント2。すぐに脇固めに決めたキク。ロープに逃れた楓歩はエルボーで反撃。キクも応戦しての打ち合いから、楓歩がSTOを決めカバーもカウント2。コーナーに上がった楓歩をデッドリードライブに決めたキクがサッカーキック3連発からPK。ボディスラムを狙うも、こらえた楓歩がソバットをヒット。しかしキクもスクールボーイの連続フォールで反撃もいずれも楓歩がカウント2で返し、逆にキクを丸め込むもカウント2。楓歩が延髄ハイキックをヒットさせれば、キクは左ミドルキックの連打で楓歩を倒してカバーもカウント2。キクがキクロックを狙うもこらえた楓歩がキクの左ミドルキックをカットし右ハイキックをヒットさせると、ブレーンバスターでカバーもカウント2。楓歩がバズソーキックからカバーもカウント2。引き起こした楓歩が変形ブロックバスターを決め、カウント3を奪った。

第2試合


 アイスリボン所属のいぶき&咲蘭が2020年デビュー組で、今回が初タッグ結成の大空&YuuRIと対戦。試合前、なぜか涙ぐむ咲蘭に動揺する大空とYuuRI。試合はいぶきvs大空でスタートもいきなり咲蘭がリングイン。2人で大空をコーナーに振ると咲蘭が串刺しエルボー、いぶきが串刺しボディアタックを決め、さらにYuuRIも巻き込んでのアイストレインからYuuRIを大空の上に叩きつけ、咲蘭といぶきがフットスタンプからダブルのダイビングヘッドバットを決め、いぶきが大空をカバーもカウント2。いぶきが咲蘭と交代。咲蘭が入ると大空がドロップキックを決めYuuRIに交代。

 YuuRIも続けてドロップキックをヒットさせ、ボディスラム、片逆エビ固め。ロープに逃れた咲蘭はカウンターの低空ドロップキックをYuuRIの膝にヒットさせると、さらにドロップキックでカバーもカウント2。代わったいぶきが串刺しボディアタック、ドロップキックを決めダブルチョップを狙うが、これをYuuRIが身をかがめてかわす。いぶきはそのYuuRIの背中にダブルチョップを叩き込む。YuuRIもローキックでいぶきを倒すとサッカーキック3連発からPKを決め、サマーソルトドロップから旋回プレスでカバーもカウント2。YuuRIのブレーンバスターをこらえたいぶきがコードブレーカーから飛び込みチョップを叩き込みカバーもカウント2。YuuRIがミサイルキックで反撃し、大空に交代。大空がショルダーアタック、串刺しドロップキック、片膝のいぶきにドロップキックを決めてカバーもカウント2。大空がエルボー、いぶきが逆水平チョップを打ち合う。いぶきのチョップの腕を捉えて脇固めで大空がテイクダウン。

 さらにキャトルミューティレーションを決める。フィッシャーマンズ・スープレックスをこらえたいぶきがドロップキック、そうまとうを決めカバーもカウント2。ライトニングスパイラルを大空がこらえアシストに入ったYuuRIに大空がいぶきを振る。YuuRIがカウンターのトラースキック、大空がDDTを決めカバーもカウント2。いぶきがトラースキック2連発から右ハイキックを決めたところで、咲蘭がいぶきにタッチを求める。代わった咲蘭がドロップキック3連発からミサイルキックでカバーもカウント2。咲蘭がおんぶスリーパー。ロープに逃れた大空は咲蘭が飛び込んでくるところをカニばさみでロープ際に倒し、そこにYuuRIが619、続けて大空がコーナー2段目からのダイビングショルダーアタックでカバーもカウント2。咲蘭がスクールボーイ、逆さ抑え込みと仕掛けるも、いずれもカウント2。いぶきがトラースキック、咲蘭がコーナーからダイビングボディアタックでカバーもカウント2。咲蘭がコーナーに振られるも高角度回転エビ固め、さらにレッグロールクラッチでカバーもカウント2。大空がドロップキック。起き上がった咲蘭をフィッシャーマンズ・スープレックス・クラッチに決め、逆転カウント3を奪取。YuuRIは前回の道場マッチでの神姫楽との初タッグに続き、大空との初タッグでも勝利をモノにした。

第3試合


 2月23日横浜リボンの第2試合に出場する3選手によるトライアングル戦。この日が1月29日新木場大会以来の試合出場となった石川は“自分探しの冒険家”から“こてこての冒険家”として、コスチュームも見るからに冒険家テイストとなり、双眼鏡をアイテムに入場した。ゴングと同時に、当然のように、海乃、ユラ2人に襲われた石川だが、2人を同時にヘッドロックに決めて応戦も、すぐに逃げられ2人がかりのストンピングを浴びる。さらにクローズラインで石川を倒した海乃とユラ。ここで海乃が裏切り、ユラも逆さ抑え込みもカウント2。ユラが石川と共闘し、海乃をロープに振ってのダブルタックルで吹っ飛ばす。石川がユラにヘッドロック、さらにグラウンドに倒してのフェイスロックでグイグイ絞め上げる。さらにスタンディングでのスリーパーからヘッドロックを決めた石川はユラをコーナーに振ろうとするが、これを切り返したユラが串刺しニーを決めPKからカバーもカウント2。ユラが脇固めに移行。

 ロープに逃れた石川をボディスラムに決め、ロープに飛んだユラだが、リング下から海乃がユラの足をすくい上げる。リングに戻った海乃は石川との連係でのボディプレスにいくと見せかけて、石川をユラにプレスさせると、石川をどかせてカバーもカウント2。石川が海乃をコーナーに振っての串刺し攻撃からロープに振ってのタックルを決めカバーもカウント2。起き上がった海乃は石川の顔面狙いのドロップキックを放ちカバーもカウント2。同じ攻撃からのカバーを2度繰り返すも石川がキックアウト。海乃が石川をボディスラムからカバーもカウント2。海乃のフィッシャーマンズ・スープレックスをこらえた石川はポケットからおもちゃの蛇を取り出し海乃の顔面に投げると、目突きからカバーもカウント2。石川が海乃をサソリ固めに決めるもユラがカット。

 石川はユラにカウンターのタックルを決めると、海乃をボディスラムに決め、コーナーに上がると「いくぞーっ!」とアピール。シャインホワイトインスペースを狙うも海乃が「長いよ!」起き上がり距離を取る。仕方なくコーナーから降りた石川を海乃がフィッシャーマンズ・スープレックスでホールドもユラがカットし、海乃に膝十字固めを決める。ロープに逃れた海乃に蹴りを狙ったユラだが、これをかわした海乃はエプロンに出ると、トップロープにユラの喉元をたたきつけ、ロープ2段目に倒れ込んだユラにエプロンでのドロップキックをヒットしカバーもカウント2。ユラのブレーンバスターをこらえた海乃はユラの背中をはたくもユラが首固めに決めカバーもカウント2。石川がユラをスクールボーイもカウント2。石川と海乃がユラをダブルのブレーンバスターに決める。海乃が石川の顔面に蹴りを叩き込む。石川が吹っ飛ばされ、海乃がマットに受け身を取るタイミングで、ユラが海乃を丸め込む。一度はキックアウトした海乃だが、続けて丸め込んだユラがカウント3を奪取。

 試合後、納得のいかない海乃はユラに蹴りを叩き込み、さらに襲い掛かる。セコンドが2人を分けたあと、ユラが握手のフェイントから海乃に張り手を見舞いリングを降りる。その後ろ姿を睨みつける海乃。2月23日横浜リボンでは2人が対角に立つだけに、海乃がリベンジに燃えることは間違いない。ちなみに試合の決着に関係ない「あと1人」になった冒険家=石川は我関せずでリングを降りると、水筒で水分補給をしながら、1人花道から引き揚げていった。

第4試合

 2017年デビューのトトロと朝陽、2020年デビューの神姫楽と柳川がそれぞれ対角に分かれてのタッグマッチがこの日のメイン。トトロと朝陽は2月23日横浜リボンのメインでタッグを組むことが決まっているだけに、あえて対角に分かれての対戦ということも注目ポイントだった。

 試合は朝陽、神姫楽の奇襲でスタートし、トトロvs朝陽へ。手探りから腕の取り合い、そして朝陽がトトロの腕を取ってのエルボー連打も、これを真正面から受けて立ったトトロはボディスラムで朝陽を叩きつけ、柳川に交代。柳川はフルネルソン、腰へのダブルニー、はりつけジャンピングニー、ドロップキックと畳みかけてのカバーもカウント2。コーナーに振られた朝陽がエプロンに逃れ、低い体勢でリングインしてのフェースクラッシャーのムーブを狙うが「させるか!」と押し倒した柳川がカバーもブリッジで逃れた朝陽がドロップキックから神姫楽を呼び込んでのダブルでのクローズライン、さらにダブルドロップキック、さらに朝陽がフェースクラッシャーでカバーもカウント2。

 朝陽が神姫楽と交代。神姫楽が一本背負いからロープに飛ぶも、柳川が足を掛けて神姫楽をテイクダウンさせ弓矢固めを狙うも「重い…。」と苦しみながら、神姫楽を上げることをあきらめた柳川。怒った神姫楽がストンピングからサーフボード、逆エビ固めへ。ロープに逃れた柳川は神姫楽のラリアットをかわしてのコードブレーカー。エルボーの打ち合いから柳川が後ろ回し蹴りを決めカバーもカウント2。代わったトトロがセントーン5連発でカバーもカウント2。トトロのコーナーへの飛び込みをかわした神姫楽が串刺しラリアットからリバースパロスペシャル、さらにタックルからお返しのセントーン5連発でカバーもカウント2。代わった朝陽が飛び込みのドロップキックをヒットさせカバーもカウント2。

 朝陽のヒップドロップを受け止めたトトロ。高角度の後方回転エビ固めで切り返した朝陽がカバーもカウント2。朝陽がロープに飛んでのヒップドロップからカバーもカウント2。ブレーンバスターを狙う朝陽だが、トトロがこらえる。ロープに飛んだ朝陽に柳川がリングインして蹴りを決め、倒れた朝陽にトトロがボディプレスもカウント2。トトロのエルボーをかいくぐり、逆さ抑え込みを狙う朝陽。こらえるトトロに神姫楽がラリアットを決め、その勢いで朝陽が逆さ抑え込みを成功させるもカウント2。さらに朝陽がスクールボーイもカウント2。朝陽がネックブリーカードロップ、神姫楽が倒れたトトロにエルボードロップ。朝陽がキャトルミューティレーション。柳川がカットに入り、トトロが朝陽をカミカゼからカバーもカウント2。神姫楽がアシストのドロップキックをトトロに決め、朝陽が619からカバーもカウント2。朝陽がミサイルキックから丸め込むもカウント2。トトロが飛び込みラリアットでカバーもカウント2。続けてもう1発ラリアットを決めカバーもカウント2。朝陽を引き起こしたトトロは朝陽を肩口に担ぎ上げると、動くこと雷霆の如しを決めカウント3を奪った。

 試合後、マイクを手にしたトトロは「朝陽に言いたいことがあります。」と朝陽と向かい合うと「朝陽の周りではいろんなことが起きてるよね。そして、どういうことがあって、どういうことで悩んでいるのかを話したい相手は私やないと思うけど、これは忘れないでほしい。私はすぐ助けられる場所にいるから。それは忘れないでほしいです。今日はありがとう。横浜、よろしくお願いします。」と語り、朝陽も笑顔で「お願いします!」と応えた。

 そして、告知タイム終わりで再びトトロが「最近、お誕生日の人、いますよねー!」と、MIOレフェリー(2月14日生まれ)、柳川(2月13日生まれ)、咲蘭(2月21日生まれ)、伊藤コーへーリングアナ(2月20日生まれ)を呼び込み、バースデーケーキを渡し、選手全員で祝福。

「2月14日、バレンタインデー、みんながイチャイチャうひゃうひゃしている日が誕生日でした。祝ってもらえないのが当たり前だと思っていたんですけども、祝ってもらえて、とっても嬉しいです。ダイエットします!(ケーキ)いただきます!」(MIO)

「こうやって、プロレスラーとしてリング上で、皆さんに祝ってもらえるのはすごく幸せです。ありがとうございまーす!」(柳川)

「実はアントニオ猪木さんと誕生日が同じで、学生時代からずーっと周りに自慢していたんです。リング上で祝ってもらうのは心苦しいんですけども、本当にありがとうございました。」(コーへー)

「21日で14歳になります。今年は自分がやりたいことを好きなようにやりたいと思います。自分は夢があるので、それに向かって…(周囲から「どんな?」と振られて)モデルになるのが夢なんで、それに向けて頑張っていきたいと思います。」(咲蘭)と語り、咲蘭が「プロレスでハッピー!アイスリボーン!」で締めた。

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