「なにもかもが思い出になる」引退を控えたひめかがファンの大歓声を受け笑顔の勝利

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 17日、東京都・後楽園ホールにて、スターダム『TRIANGLE DERBY I』が開催され、4月23日に引退するひめかが盟友・舞華とのタッグで勝利を飾った。

 ひめかは2016年に田村淳プロデュースのアイドルグループ『スルースキルズ』のメンバーとなり、171cmの身長をもつことから罵りワードは“ジャンボ”を担当。同グループは全日本プロレス応援大使としてリング上でライブを行っていた。
 2017年にスルースキルズが解散すると、同年末にアクトレスガールズで有田ひめかの名でプロレスデビュー。
 翌年には全日本プロレスに参戦し、アクトレスガールズ一期生の万喜なつみ(現:なつぽい)と対戦。上記応援大使の縁から全日本プロレス道場に練習に通い、秋山準からジャンボ鶴田から継承したジャンピングニーを直伝される。
 2020年にアクトレスガールズを退団し、ドンナ・デル・モンドのメンバーとしてスターダムに入団。以降は舞華とのタッグチーム“舞ひめ”を中心に活躍し、ゴッデス・オブ・スターダム(タッグ)王座やアーティスト・オブ・スターダム(6人タッグ)王座を戴冠していた。

 スターダムの中心選手の1人に数えられていたひめかだが、今月10日の記者会見にて引退を発表。
 その理由について「自分が20歳でデビューしたときに、『5年経って25歳の時に、自分が納得のいく位置、立ち位置になっていたら引退を決めよう』というのを元々決めてデビューをしました。正直シングルのベルトだったりとかやりたいこととか、目標という目標は全然達成できなかったんですけど、でも、5年を振り返ったら、今の自分が一番輝いてるかなと思うので悔いはないです。身体と心がボロボロになる前に、健康なうちに違う人生を歩もうと決断いたしました」と語り、4月23日の横浜アリーナでパートナーの舞華とのシングルマッチで引退試合を行うことが決まった。


 この日のひめかは、舞華&ひめかvs白川未奈&マライア・メイvsレディ・C&天咲光由vsフキゲンです★&吏南の4WAYタッグマッチに出場。
 序盤はひめか、マライア、レディの長身3選手の手4つを小柄なフキゲンがくぐり抜けたり、レディが「さよならトレインだ!全員来い!」と叫んでひめかへ引退試合のようなトレイン攻撃を主導して舞華も「ひめか、ごめん!(笑)」と参加したりとコミカルな展開に。
 終盤にはひめかと白川がゴツゴツとエルボーで打ち合っていく展開となり、そこへ他選手も群がって大混戦に。そのさなかに白川がレディに裏拳をクリーンヒットさせるも、レディがふらついたところをひめかがスクールボーイで漁夫の利の勝利を得た。

 バックステージでは、目の前で勝利をかっさらわれた白川が憤慨しているところへひめかが現れ、「本当にありがとう!共同作業だね」と無悪意に煽ると白川は「パワーボム100回受けてあげるからシングルしよ!」と言い残して去っていく。
 2人はデビュー前から親交があり、有田ひめかデビュー戦の特別リングアナウンサーは当時一般人のグラビアアイドルであった白川が務めた過去もあるだけに、引退までに2人での特別な舞台が用意されることを期待したい。

 また、この日は後楽園ホールでは久々の声出し応援が解禁となっており、これについて触れたひめかは「後楽園、声出しがあると楽しくて、お客さんの感情とかが伝わるから楽しくていつもよりルンルンしちゃうけど、(4WAYタッグでは舞ひめが)無駄使いすぎて(笑)お客さんからしたら生き生きした舞ひめが見れるからいいかもしれないけど、無駄使いすぎるので。まあ、なにもかもが思い出になるとはいえね?(笑)」と破顔し、「怪我なく終えます!みんなもそれまで応援してね!」と笑顔でコメントを締めた。

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