「『テッカー』こそがストロングスタイルという意味なんだ」若手にチャンスを与える新王座を制したのはザック・セイバー・Jr!

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 1月4日、新日本プロレスがアントニオ猪木追悼大会『 WRESTLE KINGDOM 17 in 東京ドーム ~闘魂よ、永遠に~ 』を開催。第4試合では『NJPW WORLD認定TV王座決定トーナメント』決勝戦として成田蓮vsザック・セイバー・ジュニアが行われた。

 NJPW WORLD認定TV王座とは、長年新日本プロレスを中継してきたテレビ朝日の提案によって企画され、『テレビ朝日とのパートナーシップを象徴する王座・ベルト』として創設。新日本プロレスが国内で管理しているシングル王座は、IWGP世界ヘビー級王座、IWGPジュニアヘビー級王座、NEVER無差別級王座、IWGP USヘビー級王座の4つ。さらにKOPWもベルトが作られており、新たなテーマを持った6本目のベルトとなる。
 タイトルマッチは15分1本勝負のシングルマッチにて行い、若手にもチャンスを与えるベルトであること、これまでタイトルマッチをあまり行ってこなかった地方大会でのマッチメイクを中心に考えていくプランが語られた。

 だがトーナメントが開催されるもヤングライオンはエントリーされず、昨年10月に凱旋帰国した成田蓮が石井智宏、矢野通、SANADAを倒し「自分の叩き込まれたストロングスタイルが形になる時が来ました。世代交代、自分が吐いたツバは飲み込みません。嘘は付きません。以上です」と新世代の思いを背負って決勝へ進出した。

 試合が始まるとグラウンドで関節の奪い合いからコブラツイストの応酬へ。さらにサッカーボールキックをお互いに受け合い、成田がミドルキックで倒しダブルリストアームサルトから両手を掴んだまま引き起こすと、ザックが飛びついて三角絞めを狙う。
 これを抜けた成田とジャーマンの投げ合いからコブラツイストの応酬となり、成田がヒザ十字を狙ったところをザックが腕十字で捕えギブアップを奪った。

 残念ながら敗北した成田は「決勝で負けて、ベルトを獲れなかったからと言って、自分のストロングスタイルはまだまだ負けちゃいないと思ってるんで、まだまだ、まだまだこれからなんで、折れずに。絶対折れませんよ。今年の目標、いつ何時、誰でも挑戦する。以上です」と言葉少なに会場を後に。


 試合後に、NOAHで同じ時代に戦っていたマイキー・ニコルス&シェイン・ヘイストのTMDKに加入したザックは「新日本プロレスに来て6年、初めてシングルのベルトを獲得することができた。マイキーたちが新日本に来て、これから変化の時がやってくるのかもしれない。今日勝てたというのは何よりも嬉しい。なぜなら猪木さんに捧げる追悼大会で勝つことができたからだ。成田、可能性のある選手だとは思ったが、まだまだこれからだ。『サン・オブ・ストロングスタイル』と言うならば、俺こそがストロングスタイルだ。100%ヴィーガン、ジョージ・マイケル公認のブリティッシュ・テッカーズだ。『テッカー』こそがストロングスタイルという意味なんだ。みんな、覚えといてくれよな」と喜びを語った。

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