”反逆の龍”石田凱土が王座戦をぶち壊し新ユニット結成!エル・リンダマンの持つシングル王座へ挑戦表明!

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 23日、東京都・後楽園ホールにてGLEAT『G PROWRESTLING Ver.39』が開催され、石田凱士が王座戦をぶち壊した上で新ユニット結成を宣言しGLEATのリングを支配した。

 GLEATは、2021年7月に田村潔司とNOAHの元親会社であるリデットエンターテインメントが本旗揚げした新団体。GLEATには令和のUWFを創ることを目的とする“LIDET UWF”と、純プロレスを追究する“G PROWRESTLING”の2部門が存在し、この日はG PROWRESTLINGが後楽園ホール大会を実施。

 G PROでは今年1月に独自のシングル王座であるG-REX王座を創設。初代王者となったエル・リンダマンが業界全体を巻き込む大活躍を見せる中、今年8月にはGLEATではタッグ王座であるG-INFINITY王座も新設され、現在は“BULK ORCHESTRA”の田村ハヤト&チェック島谷が王者として君臨。

 石田凱士は、今年7月にDRAGON GATEを退団後にGLEATに現れ一気にトップ戦線まで上り詰めている注目株。一匹狼として闘っていたが、ひょんなことからBULK ORCHESTRAと共闘する間柄になり、この日はクワイエット・ストームとのタッグで王座挑戦。BULK ORCHESTRAvsBULK ORCHESTRA(仮)の対戦となった。


 試合は、序盤からストームの圧倒的パワーや石田の場外ラフファイトなど挑戦者組みが自らの得意分野でリング内外を支配。石田はことあるごとに観衆を煽っていく余裕たっぷりな姿を見せつける。
 集中攻撃を受けることになった島谷が苦戦するも意地の反撃を見せ、田村もストームと真っ向からパワーファイトで渡り合って躍動。石田は田村のラリアットをハイキックで撃ち落としてレッグラリアートで場外に叩き出すアシストを見せ、ストームがパワーボムから50cm腕ラリアットを完璧に決めて試合は終わったかと思われた。
 しかし、石田が突如ストームをボックスで殴りつけてカットし、その後は敵味方関係なく凶器でボコボコに。さらにフラミータ、YUTANIもリングに上ってきて石田に加勢。この日正式なBULK ORCHESTRA入りを仄めかしていたハートリー・ジャクソンもリングに上ってきて田村らを救出するかと思いきや田村にラリアット、島谷にパイルドライバーを見舞って石田とハイタッチを交わすなど、リング上は大混乱となり、試合はノーコンテストに。

 その後、GLEATのエース格の1人である井土徹也がリングに上ってくると、石田は4人でのユニット結成を宣言し、「今からお前がそこに入って4vs4やるか?俺はセミプロのお前と違ってちゃんとしたプロやからよ、今日後楽園ホールに来たお前ら(観衆)をしっかり満足させて帰したるよオイ!」と、石田&フラミータ&ジャクソン&YUTANIvs田村&島谷&ストーム&井土の8人タッグマッチを緊急決定。
 勢いに乗る石田らを急造チームで止められるわけもなく、わずか5分58秒で石田がハーフ・タイガースープレックス・ホールドで井土を沈めた。


 マイクを取った石田は、「井土、俺に突っかかってくんのはいいけどよ、うぬぼれとんちゃうぞコラ!他の奴らも一緒じゃ!俺はここに来たときからフルGLEATするって決めた。このリングでなにをスべきか考えて、行動して、試合しとんじゃ。俺はYUTANI、フラミータ、ハートリーとGLEATしていくぞ!」と勝利宣言。

 さらに石田は、「おいリンダマン!お前が持ってるG-REXのベルト、次の挑戦者決まってへんみたいやな?どう考えても次はこの俺!石田凱士やろ!」と宣戦布告。リンダマンは2014年、石田は2015年にDRAGONGATEからデビューし同世代としてしのぎを削ってきた2人の頂上決戦が決定的となった。

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