「全日本ジュニアをナメていたのは僕だったかもしれない」佐藤光留がジュニアリーグ戦初戦で若き王者相手に劇的勝利で白星発進!

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 13日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『2022 世界最強タッグ決定リーグ戦【開幕戦】』が開催され、佐藤光留が世界ジュニアヘビー級王者の青柳亮生に勝利しJr. BATTLE OF GLORY白星発進を決めた。

 ジュニアヘビー級のシングルリーグ戦である『Jr. BATTLE OF GLORY』。
 今年は世界最強タッグ決定リーグ戦と同時開催ながら、シリーズのタイトルにJr. BATTLE OF GLORYの表記は無く、開会時の入場式も第0試合の前の“前座の前座”として行われ、試合も例年の20分1本勝負から10分1本勝負に短縮されているなど扱いが丁重とは言えない中での開催となった。

 そんな中でも気を吐いたのは、所属外ながら長年全日本ジュニアを牽引してきた佐藤光留。
この日の開幕戦では、現世界ジュニア王者である青柳亮生と対戦。機動力に勝る亮生に対し、光留はその場飛びムーンサルト・プレスをキャッチしながら腕十字へと持ち込む離れ業を見せ怒涛の腕攻めを開始。
 終盤には亮生が盛り返してコーナートップからのムーンサルト・プレスを決め、必殺のファイヤーバードスプラッシュを発射も、光留は被弾しながらも下から腕を取って捕獲式腕十字チキンウィング・アームロック。亮生は必死にロープを目指すも光留は脇固めで組み伏せ、試合時間残り4秒で執念のギブアップ勝利を収めた。

 試合を終えた光留は、「新チャンピオン!青柳亮生!チョロいんだよ。雰囲気バツグン。実力バツグン。将来性バツグン。でも42歳に負けちゃった。関係ないんだよ、年齢なんか。今までやってきた事もここばかりは関係ないんだよ。今だよ今、今なんだよ!俺たちが戦い続けているのはずっと今なんだよ。全日本はそうなんだよ。全日本のジュニアはみんないわくつきだったんだよ。関係ないんだよ。今を戦い続けたから、今の歴史があるんだよ。お前ら、自分が知らない歴史をギャーギャー言いやがって。何十周年だ、新しいだ……。全部新しいんだよ!全部新しい全日本なんだよ。今までもよ、その積み重ねだ。ナメてんじゃねぇぞ」と光留節を炸裂させながらも亮生を鼓舞。

 チャンピオンながら苦い黒星スタートとなった亮生だが、「ナメていたのはボクだったかもしれないですね、全日本ジュニアを。どの試合も見てはいたんですけど、全員が覚悟を持ってやってくれているなと。自分が情けないですね。あんなところでタップしちゃうなんてね。でもリーグ戦なんであと全部勝ってなんとか、なんとか残りますよ。今日でしっかりと覚悟が決まりました。かなり遅いですけど。次から期待してください」と気迫を漲らせ、2戦目からの巻き返しを誓った。

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