YAMATOが世代交代を求める若手に涙の叫び!「しんどいけど、俺YAMATOだから。DRAGON GATEは俺だから」

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 6日、東京都・後楽園ホールにてDRAGON GATE『THE GATE OF VICTORY 2022』が開催され、オープン・ザ・ドリームゲート王座戦を控えるYAMATOが王者・吉岡勇紀との前哨戦を制した。

 吉岡勇紀はドラゴン・ダイヤのライバル“ダイヤ・インフェルノ”としての役目を終え、今年1月から素顔で活躍しダイヤとともにオープン・ザ・ツインゲート王座を戴冠。さらにはシングルトーナメント戦である『KING OF GATE 2022』で優勝を果たし、その勢いのままにKAIを制してDRAGON GATEの至宝たるオープン・ザ・ドリームゲート王座を戴冠を果たした。

 吉岡は誠実で真面目な性格であり、試合運びもマイクも王道を征くもの。一癖も二癖もある選手たちが集うDRAGON GATE内では吉岡の発信力不足を指摘する声もあり、特にNOAHでの活躍でDRAGON GATEの魅力を外部に発信し続けているEitaは吉岡を厳しく批判。Eitaの「全然客が入ってねえじゃねーか。DRAGON GATEがつまんねーからだ。そしてお前がチャンピオンだからだ」という批判を受け入れた吉岡は、「すべてのDRAGON GATEの大会を満員にする」という目標を掲げ、9月の大田区総合体育館大会でEitaを下すことでその覚悟を示した。

 そして、YAMATOが吉岡へ挑戦名乗りを上げると、吉岡は「DRAGONGATEの象徴と言える存在のYAMATOさんは絶対に超えなければいけない壁」と発言。これに対しYAMATOは「吉岡は、"タイトルマッチでYAMATOに勝つ"と言う意味を全く理解していない。勝ちました!はい越えました!じゃないんだよ。俺が長年背負って来たこの重圧を引き受けてくれるか?」とメッセージを投げかけていた。


 この日のメインイベントでは、吉岡勇紀&ドラゴン・ダイヤ&菊田円vsYAMATO&ドラゴン・キッド&近藤修司の6人タッグマッチが実施。
 試合は、ドリームゲート王者の吉岡、ツインゲート王者のダイヤ&菊田というチャンピオン3人が一気に攻め込んで優勢をつかむも、キッド&近藤のベテランコンビがツインゲート王者組を相手取り、終盤にはYAMATOと吉岡の一騎打ちの場面を作り出す。
 吉岡はバトルフックからダークネスバスターを狙うが、YAMATOが垂直落下式ブレーンバスターで突き刺しgo 2 Hospital。ダイヤが吉岡の救出のためにリングに飛び込んでくるとYAMATOはラリアットで叩き伏せ、ギャラリアで突き刺して3カウントを奪った。

 試合後、マイクを取ったYAMATOは「吉岡、お前は『YAMATOを超えて見せる』と言ったな。その言葉に嘘偽りは無いんだな?この俺を超えるということは、名実ともにDRAGON GATEを背負って立つ人間になるってことだ。トップってのは、つらいよ。しんどいよ。もう、何もかも捨てたくなるよ。本当にお前にその覚悟は、DRAGON GATEを背負って立つ覚悟はあるのか。本心を聞かせてもらいたい」と問う。

 吉岡は「YAMATOさん、貴方はDRAGON GATEの“これまで”を作ってきた人間です。でもこのままYAMATOさんがトップだとDRAGON GATEは変わらない。新しい未来をつくるのはこのドリームゲートチャンピオンの吉岡勇紀だ。俺にはその覚悟がある」と回答。

 これを受けたYAMATOは、涙声になりながら「俺は、自分で言うのもアレだけど、長年このリングを支えてきた人間だと思ってる。つらくて、しんどいんですよ、ホントに。俺と一緒にこのプレッシャーを背負ってくれる人間は、どんどんどんどんこのリングから去っていった。こんな40超えた、ほうれい線が浮き出たオッサンになってもまだ俺が!この会社を支えないといけない。しんどいけど、俺、YAMATOだから。DRAGON GATEは俺だから」と感情と本心を剥き出しにして叫び、“覚悟”を示すマイクの手本を見せた。

 吉岡とYAMATOのドリームゲート王座戦は、11月6日のエディオンアリーナ大阪大会で行われる。

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