外敵となって故郷で大暴れ!野村直矢が新技解禁で青柳優馬との因縁対決を制し王道トーナメント2回戦進出!

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 7日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『第9回王道トーナメント【開幕戦・一回戦】』が開催され、野村直矢が青柳優馬との“ノムヤギ”対決を制して王道トーナメント2回戦進出を決めた。

 王道トーナメントとは、オープン選手権の流れを汲んだ全日本プロレスのシングルトーナメント戦。春の風物詩であるチャンピオン・カーニバルと並んでシングル戦線の今後を占う重要なイベントとなっており、今年は16選手が出場している。

 開幕戦となる今大会では、トーナメント1回戦として4試合が実施。
 セミファイナルでは、青柳優馬vs野村直矢の試合が行われた。

 青柳と野村は、武藤敬司らがWRESTLE-1旗揚げに向けて動いた大量離脱後の時代、諏訪魔いわく“焼け野原”となった全日本へ入団し、生え抜きの意地と誇りを持って全日本を支えてきた選手。未来を背負う2人は“ノムヤギ”と呼ばれて期待を集め、若手時代より2度のアジアタッグ王座戴冠を果たすなど活躍してきた。
 しかし、野村は頸椎椎間板ヘルニアのために2020年2月から長期欠場に入り、以降は復帰に向けての音沙汰が無かったものの、2021年12月に野村は「新たにやりたいことが見つかりました」とファンの前で全日本退団を発表。同年の年内最終興行で盟友・青柳とのケジメのシングルマッチを行い全日本から巣立っていった。

 その後、野村は北原光騎率いるキャプチャー・インターナショナルに入団し、同団体のシングル王座を戴冠。青柳がしきりに野村へラブコールを送っていたこともあってか、自らのユニット“REAL BLOOD”を率いて全日本に外敵として再び登場した。


 愛憎入り交じる青柳と野村の闘いは、かつては2人で幾度も道場で練習したであろう基礎技の攻防に始まるも、青柳がエプロンから飛んで野村を場外鉄柵に叩きつけるカーフ・ブランディングや、野村がエプロンに立つ青柳をスピアーで場外へ吹っ飛ばすなどリング内外での大乱戦へと発展。
 野村はカタキトル(※変形アームロック)でギブアップを迫るも、青柳はこれを耐え抜き野村の必殺技であるマキシマム(※変形デスバレーボム)を放つ。これを受けた野村も即座に青柳の必殺技であるロックスター・バスターを繰り出すなど互いを知り尽くしている2人ならではの死闘が繰り広げられた。
 青柳は現在の野村の師でもある北原光騎から直伝されたスピンキックを側頭部へ叩き込むが野村は倒れず耐え、ダイビング・ボディプレスからマキシマム。最後は新技のインフィニティ(※アルゼンチン・バックブリーカーから旋回して突き刺すDDT)で3カウントを奪った。

 試合を終えた野村は「一番の、最大の山場、青柳優馬戦、突破したぞ!青柳、お前とは苦楽をともにしてきた仲。一番一緒にいて、一番キツイ思いして、一緒に飯食ったり……色んな思い出がある。この前の12月、自分の全日本ラストマッチは僕が負けました。今回は僕が勝ちです。1:1、もうそれまでの闘いとかどうでもいいよ。最近の闘いでこれで1:1だな。青柳、もう1回やろう。俺もお前もまだまだやりたりないよ。青柳、もう1回だ。もう1回。最高だ。ホント最高」と青柳とのライバルストーリー継続を宣言。

 そして、新技・インフィニティについて「どうしてもマキシマムだけじゃ獲れないから。そんな甘くないから。さらに上、もっと上位の技を、今日の王道トーナメントに向けて開発しました。この技でどんどんこれから食っていくから。俺は外敵。やってやりますよ!」と自信を見せた。

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