「モヤモヤが晴れた気がする」葉月がジュリアとの不穏試合の続きを制した2年半越しのリベンジで5★STAR GP白星発進!

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 30日、東京都・大田区総合体育館にてスターダム『5★STAR GP 2022~開幕戦DAY1~』が開催され、ジュリアと葉月が約2年半ぶりにシングルマッチで激突した。

 『5★STAR GP』とは毎年夏に行われるスターダムのシングルリーグ戦であり、今年は7月末~10月頭までの長期戦で過去最多の26選手がエントリー。過去最大となる21大会に渡ってのシリーズとなり、今年新日本プロレスが開催している『G1 CLIMAX 32』の20大会を上回る規模のシリーズとなった。

 この日は、ブルースターズ公式戦としてジュリアvs葉月の試合が実施。

 2019年秋、ジュリアが突如アイスリボン退団を宣言してスターダムに姿を現し、女子プロレス界を騒然とさせた上で入団が認められた頃、葉月は年内での引退を表明。
 同年12月頭にジュリアのスターダム初戦として葉月とのシングルマッチが組まれた際、葉月は「引退前の貴重な1試合なのに相手こいつか…」「葉月が望んで無い試合が多い...葉月がプロレスをやってるのはジュリアさんのためでも他の選手のためでもスターダムさんのためでもない。スターダムさんが望んでいるのはジュリアさんの踏み台になることやろ?なら、スターダムさんが望んどるようにしてあげる。この試合負けます」などの発言を残して試合に臨み、ジュリアのステルスバイバーで意識を失う形でレフェリーストップ負けを喫した。

 不穏試合とも呼ばれたあの試合から約2年半。
 ジュリアは2020年度女子プロレス大賞&女子プロレスグランプリ受賞など華々しい結果を残す獅子奮迅の活躍を見せ、“お騒がせ女”から北斗晶も認める“デンジャラス・クイーン”へと駆け上がった。
 対する葉月も2021年10月にスターダムに復帰し、コグマとのタッグ“FWC”でタッグリーグ優勝&2度のタッグ王座戴冠と早速結果を残すなどかつての実力を取り戻しており、引退前の悲願であった白いベルトにいつ手が届いてもおかしくない状況にある。
 試合前には、2人はともにSNSへ前回の試合の写真をアップしつつ「あの日の続きを。」と同じ文言を使ってこの試合への思いを表していた。


 ゴングとともに両者感情むき出しで殴り合い、闘いの場は場外へ。
 入場ステージ上でジュリアが村山大値レフェリーを踏み台に飛翔してのケンカキックを見舞い、断崖式グロリアス・ドライバーを狙うも、葉月はジュリアを階段から蹴落として女子プロレス界の池田屋事件を引き起こしダイビングクロスボディで追撃。
 終盤には両者一歩も引かず顔面をビンタで張り合い、ジュリアがミサイルキックからかつて葉月を沈めたステルスバイバーで絞り上げる。葉月が意識をつなぎとめつつギブアップを拒否すると、ジュリアはファルコンアローからランニングニーを発射も、これをキャッチした葉月が顔面へのヘッドバッドを叩き込み、パイルドライバーから垂直落下式ブレーンバスターで突き刺して3カウントを奪った。

 マイクを取った葉月は「ジュリア、待たせたな。欲しかったでしょ?この刺激。これで1勝1敗。また何度でも、刺激のある試合をしましょう」と語りかける。前回の試合では葉月が求めた握手を荒々しくはたき落としたジュリアだったが、今回は葉月の言葉を受けて満足げな笑みを浮かべた。

 バックステージに戻った葉月は「ジュリアとは、決着が付いたわけじゃないから。ジュリアがスターダムに来て、初戦が葉月とのシングル。レフェリーストップで負け、今回2度目のシングルで私が垂直落下式ブレーンバスターで獲り、1勝1敗。これからもアイツとの楽しい闘いは続きます」とこれからの闘いに期待をふくらませる。
 一方、ジュリアは「約3年前、私がスターダムにやって来た初戦の相手。葉月。葉月がいなくなってモヤモヤが残ったまま、唯一残ったまま私はスターダムで闘い続けて、まさかお前が復帰して、まさかまさかまた葉月と闘えるなんて思ってなかったから、負けたのはマジで悔しいけど、このモヤモヤが晴れた気がする」と遠い目をしつつ柔らかな笑みを浮かべた。

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