「高倉健でも気取ってんのか?」近藤修司が無口なHAYATAに挑戦を表明し約10年ぶりのGHCジュニア王座戴冠を宣言!

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 16日、東京都・日本武道館にてプロレスリングNOAH『ABEMA presents DESTINATION 2022』が開催され、GHCジュニアヘビー級王座を防衛したHAYATAに近藤修司が挑戦を表明した。

 激しいユニット抗争で混迷極めるNOAHジュニアの中、確かな強さを発揮しGHCジュニアヘビー級王者として君臨する“STINGER”のHAYATA。
STINGERはシングル王座戦線以外でも存在感を発揮しており、吉岡世起&進祐哉が2度のGHCジュニアタッグ王座戴冠、小川良成&吉岡世起&進祐哉がDRAGON GATEの6人タッグ王座であるオープン・ザ・トライアングルゲート王座を戴冠を果たしている。

 しかし、6月に小川&吉岡&進がトライアングルゲート王座の初防衛戦に臨んだ際、進の延髄斬りが吉岡に誤爆し、その直後に吉岡が敗れて王座陥落してしまうという事態が発生。試合後には吉岡が「もうSTINGERなんかでやってけねえよ、一人でやってくからな」とSTINGER離脱を宣言。同月23日には吉岡がHAYATAのGHCジュニア王座に挑戦を表明し、試合後のHAYATAをバズソーキックでKO。

 吉岡は昨年2月の日本武道館大会でGHCジュニア王座を初戴冠しており、ゲンを担ぐには最高の舞台。不退転の決意を以て臨む吉岡の挑戦の行方には注目が集まっていた。

 序盤は互いの実力を測り合うかのようなスピーディで無駄のないグラウンドレスリングに始まり、吉岡が多彩な蹴撃でペースを掴む。我慢の試合が続いたHAYATAだったが、吉岡の最大の武器を潰すべく足への一点集中攻撃。吉岡も痛む足でケブラーダを放って流れを断ち切るもさらに足を痛めてしまう。
 HAYATAもトペ・コンヒーロでやり返しムーンサルト・プレスを発射も吉岡が回避。その後はまるで達人同士の演舞のような蹴り技の応酬から吉岡がHAYATAのハンドスプリングエルボーをキャッチしてクロックストライクスで切り返す離れ業を見せ、バズソーキックからクラッシュドライバーを狙う。
HAYATAはこれをニークラッシャーからインディアン・デスロックで切り返し、403インパクトからヘデックを発射も、これをキャッチした吉岡がそのままクラッシュドライバー。さらにバズソーキックを放つが、これをキャッチしたHAYATAが403インパクトからのヘデックで3カウント。

 試合後、大の字になって動けないHAYATAの元へ近藤修司が現れてマイクを取ると、「俺が今このリングに立ってる意味がわかるか?何だお前、喋んないらしいな。高倉健でも気取ってんのか?しらねーのか、高倉健しらねーのかお前?じゃあよ、俺が昔、このベルトを巻いてたこと知ってるか?そのベルト、返してくれ。どうせお前は今日もここでなんも喋んないんだから……」と語り始めると、HAYATAが途中でマイクを奪い取り「お前を倒してこのベルトの価値を上げたる 次の挑戦者はお前だ」と近藤を次期挑戦者に指名した。

 バックステージに戻った近藤は「喋れるんだね。高倉健を気取ってんだな、お前は。まあいい。欲が出てきて。ベルトが欲しくてしょうがない。もともと俺が巻いてたんだから。返してもらう権利もあるだろ? まあ、いつやるかわからないけど、楽しみだ」と2012年9月29日以来、約10年ぶりのGHCジュニア王座戴冠に向け気炎を上げた。

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