初代タイガーマスクストロングスタイルプロレス7.9「第4回タイガーサポーターズマッチ」見どころコラム到着! タイガー・クイーンが謎の暗黒覆面ユニット、ダーカーズ【ダーク・パンサー】と初シングル!レジェンド王者スーパー・タイガーが“超竜”高岩竜一と一騎打ち!

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 初代タイガーマスク佐山サトル率いるストロングスタイルプロレスが7月9日(土)、川崎ポスト・ディ・アミスタッドにて「第4回タイガーサポーターズマッチ」を開催する。タイガーサポーターズマッチとは、東京・後楽園ホールの通例大会を飛び出しておこなわれる同団体の別ブランド。“道場こそプロレスの強さの原点”とする初代タイガーマスクが、ストロングスタイルでの闘いに見合う若手選手、まだ見ぬ選手の発掘をめざし、また、所属選手の試合機会を増やすために、協力体制にあるディアナの道場にてスタートさせたのだ。第1回は昨年6月19日におこなわれており、1周年記念にもあたる今大会では4試合をラインナップ。8・25後楽園大会を睨んでおこなわれる今回のサポーターズマッチ、それぞれの見どころを探ってみよう。(文:新井 宏)

【各試合の見どころ】
▼第1試合 ワールド女子プロレス・ディアナ 6人タッグマッチ 30分1本勝負
ジャガー横田(ディアナ)/佐藤綾子(ディアナ)/マドレーヌ(ディアナ)
vs
デボラK(ディアナ)/ななみ(ディアナ)/HIMIKO(ディアナ)

 初代タイガーマスクとともにタイガー・クイーンをデビューさせ、ストロングスタイルプロレスにおける女子のカードをマッチメークするジャガー横田が、ディアナオンリーによる6人タッグマッチを初めて提供。ジャガーは佐藤綾子&マドレーヌを率い、ヒールユニットCRYSISで臨めば、対するデボラK&ななみ&HIMIKO組はディアナ正規軍という顔合わせだ。注目は、今回がストロングスタイルプロレス初参戦の、ななみとHIMIKOになるだろう。まず、ジャガーの右腕とも言える佐藤はタイガー・クイーンのデビュー第2戦の相手もつとめた実力者で、マドレーヌは前回の6・9後楽園で初参戦。第1試合で2AWの笹村あやめに敗れるも、連続出場のチャンスを得た。デボラKは全日本女子プロレス末期の2003年7月6日にデビュー。長年のブランクを経て16年に復帰するとディアナには昨年7月に初参戦、以降レギュラーとしてリングに上がり、今年から所属選手に名を連ねた。これからがキャリア本番のレスラーと言っていいだろう。一方、15歳のななみは中学1年生でデビュー、今年3月にはバトルロイヤルでスターダム両国国技館のリングにも立った。ななみと組むHIMIKOは、今年1月に50歳でデビューという超異色のレスラーである。HIMIKOは6・25庄内でシングル初勝利を挙げたばかり(vs美蘭=今年4月デビューの13歳!)。なお、ななみ、HIMIKOともジャガーの胸を借りデビューを飾った。それだけに恩返しの試合に期待したい。とはいえ、この日のジャガーはホームリングで見せるCRYSISバージョンでくる可能性が高い。それがまた、ふり幅の広いディアナを堪能するには絶好のカードでもあるのだ。

▼第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負
間下隼人(ストロングスタイルプロレス)/日高郁人(ショーンキャプチャー)
vs
ロッキー川村2(パンクラスイズム横浜)/政宗(フリー)

 スーパー・タイガーとともにストロングスタイルプロレスを支える間下隼人が、日高郁人と組んでロッキー川村2&政宗組と対戦する。今回、間下をサポートする形になる日高はさまざまな団体に参戦、飛んでよし極めてよしのテクニシャンぶりをどのリングでも遺憾なく発揮しており、間下にとっては非常に心強いパートナーとなるだろう。というのも、相手はロッキー川村2&政宗組という対照的なスタイルの融合だからだ。川村がボクシングをベースにした格闘スタイルなら、政宗はメキシコのルチャリブレを武器に闘っている。この両方に対処するであろう日高のアシストを得て、間下はストロングスタイルプロレスのメンツにかけても勝利を手にしたいところ。とはいえ、たとえ勝ったとしても日高がすべて持っていくようなことになれば間下にとってはよろしくない。両極のスタイルにどう対応し、勝利につなげられるか。メインのスーパー・タイガーと内容で比較されるだけに、間下への課題が多い闘いとなりそうだ。

▼セミファイナル シングルマッチ 30分1本勝負
タイガー・クイーン(ストロングスタイルプロレス)
vs
ダーク・パンサー(不明/セコンド:ダーク・タイガー)

 “女性版タイガーマスク”タイガー・クイーンを標的に突如現れたのが、謎の暗黒覆面ユニット、ダーカーズだ。ダーカーズは6月2日の記者会見に出現、クイーンに挑戦状をたたきつけた。これにより、当初予定されていたクイーンvs高瀬みゆきの再戦は変更され、クイーン&高瀬みゆきvsダーク・タイガー&ダーク・パンサーのタッグマッチが6・9後楽園で組まれた。試合は、ダーク・タイガーが高瀬をフォール、女子のみの試合でクイーンに初めて黒星をつけてみせたのである。そして今回、ダーカーズ第2戦で副将格のダーク・パンサーがクイーンと一騎打ちをおこなうこととなった。パンサーはほとんど未知数の存在であり、大将格のダーク・タイガーより小柄ではあるが、スピード、キレとも高いポテンシャルを感じさせるだけに、クイーンのライバル候補と言えるのではなかろうか。また、この試合ではダーク・タイガーがセコンドに着くことが確実なだけに、クイーンはハンディキャップマッチ状態を意識して臨まなければならないだろう。まもなくデビュー1周年のクイーンとしては、絶対に連敗は許されない。前回はタッグだったが、今回初めて自身がフォールされるかもしれない大ピンチか。サポーターズマッチながら本戦の流れに直結する最重要カード。クイーンとしてはこの試合を乗り越え、ダーク・タイガーとの決着戦を実現させたいところだが…。

▼メインイベント シングルマッチ 30分1本勝負
スーパー・タイガー(ストロングスタイルプロレス)
vs
高岩竜一(フリー)

 メインはスーパー・タイガーと高岩竜一の一騎打ち。サポーターズマッチを超越した豪華カードと言えるだろう。レジェンド王者のスーパー・タイガーは6・9後楽園で間下隼人と組み、2AWの真霜拳號&花見達也組と対戦。試合はスーパーが花見を破ったが、真霜がスーパーの保持するレジェンド王座への挑戦を表明。王者が受諾し、後日、8・25後楽園でのタイトルマッチが正式に決定した。スーパーにとって真霜とベルトを懸けて闘うのは初めてであり、実績からしても待望の一騎打ち&タイトルマッチと言えるだろう。まずはその前に、今回のサポーターズマッチをキッチリと締める必要がある。しかしながら、相手は90年代の新日本プロレスで一時代を築いたジュニアのレジェンド高岩だ。現在も衰え知らずで、いつベルトを獲得してもおかしくないコンディションを常にキープしている。それだけに、ここでスーパーが敗れてしまえば大事なタイトル戦を前に大きな傷を作ってしまいかねない。勢いをつけるためにも、スーパーには絶対の勝利が必要。高岩のデスバレーボム、餅つきパワーボムをかいくぐり、いかにしてS-パーが白星を手繰り寄せるか。エースに力量が試されるメインイベントである。

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