KO-D無差別級王者・遠藤哲哉が熱闘の末、上野勇希を破り初V!「次の相手も俺が指名する形じゃなく、向こうから来てほしい」

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 DDTプロレスが5月1日、横浜武道館で春のビッグマッチ「MEGA MAX BUMP 2022 in YOKOHAMA」を開催。KO-D無差別級王者・遠藤哲哉が30分超えの熱闘の末、上野勇希を退け王座初防衛に成功した。

 開始間もなく、遠藤は場外でエプロンの角にボディスラムで上野の腰をたたきつける容赦ない攻撃を見せた。それでも上野はトルニージョ(キリモミ式プランチャ)、ジャーマン、ハーフネルソン・スープレックス、フロッグスプラッシュなどで猛攻。遠藤もカナディアン・デストロイヤーで反撃。上野はBMEを2度トライするも、いずれも不発。遠藤はサスケスペシャル、スワンダイブ式ファイアーバードスプラッシュ、旋回式トーチャーラックボムとたたみかけ、バーニングスター・プレスを狙うも、上野は剣山で阻止。上野はWRから、4・22新宿で遠藤を失神させたスリーパーで絞め上げるも、遠藤はなんとかエスケープ。30分過ぎ、上野はWRアンリミテッド(リストクラッチ式WR)を狙うも、それをかわした遠藤はドロップキック、エクスプロイダー、変型片翼の天使を繰り出し、最後はバーニングスター・プレスを決めて3カウントを奪った。

 退場しようとする上野を呼び止めた遠藤は「上野、今日の悔しさをオマエの信念で楽しさに変えたとき、もう1回オマエの相手をしてやる」と投げかけた。

 バックステージで遠藤は「上野、オマエの信念、楽しさ、それをもっと前面に出したいんだったらそれでいい。俺はチャンピオンとしてすべて受け止める。オマエの信念で今日の試合が楽しさに変えられたんだったら、また俺が相手にしてやる。見ている人が“上野もうちょっとだったな”と思ったんだったら、このベルトに少しでも指先が届いたんじゃないですかね。それを決めるのは見ている人だと思うんで。期待値は上がったんじゃないですか。チャンピオンだけがDDTを背負ってるわけじゃないから、それぞれが自分の思う形でDDTを背負って、全員をまとめるのが俺の使命だと思うので、全員でDDTをもっと盛り上げていきたい」と話した。次期挑戦者については、「次の相手も俺が指名する形じゃなく、向こうから来てほしい。誰でもいいよ。自信があるんだったら。我こそはDDTだと思う人」と語った。

 敗れた上野は「まだ僕が器ではなかったということ。でも楽しかったですよ。すぐにでも遠藤さんがやらせてくれるみたいなので、すぐにでもやりたいですね。鍛え上げて、器を固めて、あふれるものを支えて、またこの楽しい遠藤さんとの戦いに戻りたいと思います」とコメントした。

 なお、高木三四郎社長は初進出の横浜武道館大会を終えて、「メインはすごく新しいDDTの形なのかなと。若い選手たちの頑張ってる姿は、お客さんも感情移入できると思うんで。新しいDDTを出していきたい。すごくいい会場なので、機会があれば使用していきたい」と述べた。

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