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【#プロレス今日は何の日】
2003年5.5　川崎球場
橋本真也vs金村キンタローっ！

この日、当初は冬木弘道ラストマッチとして橋本真也戦が行われるハズでした。
冬木弘道実質の引退試合となった2002年4.7有明コロシアム 18年ぶりの三沢光晴戦、その2日後引退を表明、同年5.5川崎球場『冬木弘道引退記念興行～WEW旗揚げ戦～』からプロデューサーとして活動。
2003年3.11ZERO-ONE後楽園大会、モルヒネを打ってまで病院を出た冬木。金村キンタローが「全てをさらけだすのがプロレスラーですけどこれはやりすぎです。冬木さんもうやめましょう」と止めるもリングに上がり、橋本に対戦を要求。橋本も「挑戦を受けます。5月5日、あなたがリングに立っていたらあなたの勝ちですから」と承諾。
しかし冬木は3月19日にがん性腹膜炎のため、リングに上がる意志をもちつつも天に旅立ちました。
冬木退記念興行＆WEW旗揚げ戦からちょうど1年後のこの日に冬木弘道追悼ノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチ！

金村は冬木さんが愛用し通夜と告別式で棺を覆った紫のガウンで入場！真っ赤なガウンで入場した橋本はTシャツすら着ることなくいつものコスチュームで戦うぞ！リングサイドには冬木さんの遺骨と薫夫人！
試合開始前、橋本が「奥さんすみません、冬木さんの遺骨を貸してください」と受け取ると「おい、スイッチ入れろ！」そして「おっしゃあー！」と雄たけびを上げ有刺鉄線にダッシュ！ドバババン！ここ川崎のリングに立てなかった冬木の無念を晴らすかのような爆破に場内大拍手、そして橋本コール！金村もその意を汲んで鉄線にダッシュ！あれ？爆破しないよ？さらにダッシュ！あれ？また爆破しないよ？「おい！電流入ってんのか！」とリングサイドで怒声！三回目のダッシュでドバババン！『まあ、野暮はやめましょう！』と言わんばかりの金村コール！

「来いおらあ！」と気合十分の橋本！金村のエルボーにチョップで応える！アゴ先にナックルを飛ばす金村！すぐさまナックルを返す橋本！金村の胸板にキック！立ち上がってはハイキック！

ふらふらと立ち上がるかに見えた金村、橋本に金的パンチ！そして地団駄ダッシュで橋本を鉄線に吹っ飛ばす！ドバババン！阿部レフリーが巻き添え失神！
金村が有刺鉄線バットを手に橋本を殴打！有刺鉄線バットでスリーパー！ダッシュし何発もラリアットを繰り出す金村！「来い来い来い！」と受けて立つ橋本！気合を入れた5発目で橋本をダウンさせる！

バットの上へのボディスラム！橋本がきつそう！その場飛びムーンサルトを喰らわしも一度鉄線バットスリーパー！立ち上がりまたスイングに入ろうとした金村にローキック！しゃがみこんだ金村の胸板へ強烈な蹴り！「来いオラ！来いオラあ！」と袈裟切りチョップの連打！ふらふらと立ち上がった金村に雄たけびとと共に重爆ドロップキック！鉄線まで吹っ飛ばされる金村！あれ？また不発？「リングサイドの冬木さんが金村の身を守ったのか！？」とナイス実況の村田晴郎氏！

も一度金村を鉄線にスロー！ドバババン！間髪入れずDDT！キックアウトする金村！
胸板へ強烈なキック！これもカウント2！そして悲鳴の中、垂直落下式DDT！
冬木さんの分も戦った二人、8分41秒橋本真也の勝利で決着！

「金村！お前が最後締めろこのヤロー！立て！起きろコラー！」と吠え、リングサイドの冬木さんの遺骨に一礼して去ってゆく。金村が「橋本さん！また這い上がって行きますので、また挑戦受けてください！感謝してます！ありがとうございました！」と力を振り絞る！
果たして会場は冬木コールに包まれるのでした！

今日もプロレス最高っ！

著者：スレンダー川口
【元祖 #プロレス今日は何の日 since2014 】
バトルニュースで2周目突入！
キン肉マン、プロレス、ファミコンで育った少年期から早や数十年、
「ほんとにこれで良かったのかな・・・？」と自分の判断に自信がないと相談されたら
「それは選ばれし者の恍惚と不安だよ！ごちゃごちゃ言わんと迷わず行けよ！行けばわかるさ！」 と新旧格闘王mixでお応えします！

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