“90年代のインディープロレス完全再現”を掲げる夢闘派プロレスの第三ブランドでMAD OUTLAW’SとCRAZY UNIONが激突!伊織とホー・デス・ミンがランバージャック1ウエポン戦で因縁戦!

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“90年代のインディープロレスを完全再現する”をテーマに毎回大荒れの大会となる夢闘派プロレスの第三ブランド。
今大会は前回のユニット最強トーナメントで優勝した伊織&MAD OUTLAW’S及び加藤茂郎率いるDark soulによるプロデュースでカード編成が行われており、ひと波乱もふた波乱も起こる可能性が非常に高い大会となっている。

『第三ブランド 高島平大会』
日程:2022年5月14日(土)
開始:17:45
会場:東京都・高島平区民館

▼第0試合 夢闘派プロレス提供試合 10分1本勝負
ザ・ウルフ(フリー)
vs
スーパークラフターU(フリー)

3月の夢闘派大会で23年ぶりにプロレス界に戻ってきたザ・ウルフの夢闘派第2戦である。
前回大会でザ・ウルフは怨霊と時間切れ引き分けに終わったものの、まだプロレス感が戻っておらず、なおかつスタミナ配分のミスにより、後半は若干動きが鈍くなっていたのは否めなかった。
そんなウルフの相手に今回抜擢されたのが、同じ大会で強烈はインパクトを残した”殺戮マシーン”ことスーパークラフターUである。
その巨体から繰り出される重爆キックは相手が呼吸困難に陥る位の凄まじさである。
だが、かつてウルフはこういう体格差のある相手と激闘を繰り広げており、中でもパワーファイターの故篠真一との対決は夢ファク名物として何度も行われている。
どんなに蹴られても倒されても、何度でも立ち上がる姿に思わず声援を送りたくなる。
ザ・ウルフの真骨頂ともいえるのが、実はこういう試合なのだ。
この試合はウルフにとって夢の続きであり、そして新しい闘いの始まりなのである。

▼第一試合 特別試合 シングルマッチ
松崎和彦(CRAZY UNION)
vs
ガッツ石島(TTT)

第三ブランドのオープニングを飾るのはCRAZY UNIONの松崎和彦とTTTのガッツ石島による駆け引きナシのシングルマッチである。
このカード、一見普通のシングルマッチに見えるが実は1990年代を意識したマッチメークになっている。
松崎は言わずとしれたオリエンタルプロレス出身、つまり剛竜馬や高杉正彦、アポロ菅原の持つパイオニア精神を受け継ぐ正式な継承者であり、その技のひとつひとつにこだわりを持つ、いまや数少ない”国際プロレス”の香りを持つ選手の一人である。
それに対しガッツ石島はインディーの世直しというスローガンを掲げ”鬼将軍”と呼ばれる存在。コスチュームやファイトスタイルからも”鬼神”ターザン後藤を彷彿させる妥協なき戦いぶりはまさに鬼神道の後継者といえよう。
1990年代に活躍したインディーの祖ともいえる二人の遺伝子を持つ二人の闘いは、それこそ今時のファイトスタイルでは味わえない”重厚なプロレスリング”になる事だけは間違いないだろう。

▼第二試合 Dark Soulプロデュース 月光闇討ち6人タッグスクランブル戦
[Dark Soul]加藤茂郎/千葉智紹/ジャングルバード
vs
[ディアブロ軍]ディアブロ/根本薫/瓦井寿也

因縁うずまく両軍の闘いは他団体を巻き込み、もはやどちらも退けない状況まで来てしまった。
2月に行われたHero新木場大会において加藤・千葉組はタッグタイトルを防衛もその直後にディアブロが乱入し両者を襲撃。さらにHeroサイドにタイトル挑戦を強要するという事態に発展。感情が爆発した加藤はその挑戦を受諾、さらにその前哨戦として加藤は自ら持つプロデュース権を行使、ディアブロ軍との全面対抗戦が決定した。
しかも試合形式は伝説の”月光闇討ち”方式だ。
場内の照明を全て落とし、灯りとなるのは4コーナーに設置されたLEDランタンのみ。
このほぼ暗闇の中で、スクランブル6人タッグマッチを行うという、実に危険な試合形式なのである。
ただでさえ会場全体が戦場となるスクランブル戦を暗闇の中で行う、さらに第三ブランドは椅子を設置しないオールスタンディングでの観戦形式ゆえに観客も注意が必要だ。
双方ともタイトル戦の前に精神的、肉体的にダメージを負わせる事を目的としている為、もはやプロレスという領域を超えた”遺恨試合”になるのはほぼ確実。
この試合の行方が2週間後に行われるタイトル戦に大きく影響してくるのは間違いなく、その行方にも注目だ。

▼第三試合 MAD OUTLAW’S対CRAZY UNION
[MAD OUTLAW’S]クラッシャー高橋/大野翔士
vs
[CRAZY UNION]リッキー・フジ/戸井克成

今大会で一番揉めに揉めているカードがこのタッグマッチだ。
当初、マッチメーク権を持つMAD OUTLAW’Sの大野が要望したのはRock’nRoll Expressとのタッグ戦。これが実現できなければ参戦拒否と強硬姿勢、困惑する運営サイドを横目に一歩も退かない姿勢を取る。
それに対し、MAD OUTLAW’Sと因縁があるCRAZY UNIONがRock’nRoll Expressのメンバーを新たに新メンバーとして迎えたと発表、その正体はかつてFMWでリックモートンとNEW Rock’nRoll Expressを結成していたリッキー・フジ!!
参戦を渋る大野だったが高橋の説得でマッチメーク権保留という形で出場を決めるも、今回の運営の対応、さらにはCRAZY UNIONサイドに対して両者ともかなり感情的になっている状況だ。
それに対し、リッキー、戸井組はかつての同志であり、意思の疎通も問題なく、多少のブランクがあっても阿吽の呼吸で連携もスムーズに行えるのは間違いない。
CRAZY UNIONの最終目的はMAD OUTLAW’Sの持つタッグタイトルの強奪。ここでMAD OUTLAW’Sが負けるような事になると一気にCRAZY UNION側に付け込まれる可能性が高い。
この試合はとにかくMAD OUTLAW’Sの連携が正常に作動するか否か、全てはここにかかっている。

▼メインイベント 伊織プロデュース ランバージャック1ウエポン敗者BKF強制参戦マッチ
[伊織軍]伊織
vs
[CRAZY UNION]ホー・デス・ミン

これまで自分の試合をホー・デス・ミンによってぶち壊されてきた伊織が我慢の限界を超え、自ら持つプロデュース権を行使し、遂にシングルマッチによる完全決着戦を実現させる。
そしてその試合形式は逃げ場のない”ランバージャック方式”だ。
実はこのランバージャック方式、ホー・デス・ミンにとっては圧倒的不利な状況だ。なぜなら、周りを囲むのはホー・デス・ミンと因縁を持つ選手ばかり。一度リング外に落とされたら当然普通にリングに戻されるという事は考えづらい。
そこでホー・デス・ミンからこの試合を凶器マッチにしろと逆要求、この要求に難色を示す運営サイドと伊織サイドが検討した結果、1つだけなら双方持ち込み自由という事となった。

さらに伊織は「精神的にダメージを与える」と敗者はBKFに強制参戦というルールを追加。
第三ブランドとは全くベクトルの違う”超エンタメプロレス”に敗者は嫌でも参加せざるを得ない状況となる。

この勝敗次第で第三ブランドの流れが大きく変化するのは確かだ。これまで方向性の違いから何度もぶつかり、お互いを否定してきた両者の決着戦。さらには周りを囲んでいる選手もそれぞれの相手に因縁を持つものばかりで、試合そっちのけで乱闘を始める可能性も高い。
いずれにしても危険度MAX、最初から最後まで全く目が離せない大会になる事だけは間違いない。

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