「『ただデカいだけ』とずっと言われてきた」ジェイク・リーがT-Hawkに激勝しチャンピオン・カーニバル決勝戦進出!“悲運”を覆す2連覇宣言!

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 24日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『2022 Champion Carnival』が開催され、ジェイク・リーが2年連続優勝に王手をかけた。

 チャンピオン・カーニバル(以下:CC)は、全日本プロレスで春の風物詩として行われるシングル最強の選手を決めるリーグ戦。
 今年は【Aブロック】石川修司、芦野祥太郎、本田竜輝、入江茂弘、T-Hawk、ジェイク・リー、【Bブロック】宮原健斗、諏訪魔、ヨシタツ、青柳優馬、羆嵐、野村卓矢の全12選手が参戦している。

 メインイベントでは、Aブロック公式戦としてジェイク・リーvsT-Hawkの試合が実施。
 ジェイクは前三冠ヘビー級王者であり、負傷欠場による返上が無ければ現在も続く長期政権を築いていたのではないかとされる実力者。対するT-HawkはCIMA率いる“#STRONGHEARTS”のエースとして活躍しておりGLEATの中核をなす選手の1人だ。

 全日本とGLEATのトップクラスの選手が激突するCCならではの豪華なカードが実現したこの試合では、T-Hawkは得意の逆水平チョップを軸に攻め込み、ジェイクはこれを真っ向から受け止めつつビッグブーツで反撃。どちらかがコーナーへ上がれば逆水平チョップ/ビッグブーツで場外に叩き落されるという削り合いの肉弾戦へと発展。
 ジェイクはT-Hawkの武器を封じるべく腕への一点集中攻撃へと切り替え、これが功を奏してジェイク有利の局面へ。ジェイクがジャイアントキリングを狙うとT-Hawkはウラジゴクで切り返して逆転の狼煙を上げる。
 しかし、T-Hawkがケルベロスを狙うと、ジェイクがカウンターのハイキックで迎え撃ちバックドロップ。さらに後頭部へのジャイアントキリングからD4C(※垂直落下式ブレーンバスター)で突き刺して3カウントを奪った。

 これにより、ジェイクはAブロック1位が確定し、決勝進出が決定。
 Bブロックの代表選手は29日の名古屋大会で決まると見られており、5月4日の後楽園ホール大会にて両ブロックの覇者が決勝戦を行う。

 マイクを取ったジェイクは「俺はこれで決勝に上がることができたな。俺のやることは決して特別なことなんかじゃない。才能があるわけでもない、『ただデカいだけ』とずっと言われてきた。それでも、やり方次第で人間変わるんだぜ。あと1つ勝って、俺は2連覇をする。今は、俺の時間だ」と優勝を宣言した。

 ジェイクは恵まれた体躯と高いポテンシャルを秘めながらも怪我に泣いてシングルでの結果を出せずにいたものの、ヒールユニット“TOTAL ECLIPSE”結成から闇落ちしたことでついに開花。2021年のCCを制覇&初の三冠ヘビー級王座獲得と大きな結果を出した。
 しかし、初の三冠戴冠も当時の王者・諏訪魔が新型コロナの影響で王座を返上したことで行われた新王者決定戦を制したものであり、その王座も自身の負傷欠場によって無敗のまま返上するというモヤモヤが残る顛末となった。
 ジェイクがCC2連覇を達成し、チャンピオンを倒して再び三冠王者に返り咲くことが出来るのか。ジェイクの“悲運”のジンクスが解けることを切に願いたい。

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