【試合詳細】3・31 ベストボディ・ジャパンプロレス新宿FACE大会 【BBW無差別級】島谷常寛vs唐澤志陽 谷口智一&ライジングHAYATO with キューティエリー・ザ・エヒメ&男色ディーノ&大鷲透vs諸橋晴也&大和ヒロシ&鈴木悟&ベストボディ・ベイダー 【BBWスーパーボディ級】なべやかん&アントニオ小猪木&バキュームけーすけvsチェリー&赤井沙希&竹林早苗

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『ベストボディ・ジャパンプロレス~BBJ SAKURA 2022~』
日程:2022年3月31日(木)
開始:19:00
会場:東京都・新宿FACE
観衆:288人

▼エキシビションマッチ 5分間
△木村昌嗣(練習生)
5分0秒 時間切れ引き分け
△榎本高志(練習生)

▼『SEXY BODY JAPAN 2022 March』〜セクシーボディの美女コンテスト〜
第1ラウンド〜規定ポーズ審査

▼タッグマッチ
○政宗(フリー)/イマバリタオル・マスカラス(愛媛)
8分45秒 コウモリ吊り落とし→体固め
石井慧介(ガンプロ)/●前口太尊(飯伏プロレス研究所)

▼6人タッグマッチ
【挑戦者】なべやかん/【挑戦者】アントニオ小猪木(西口)/【挑戦者】●バキュームけーすけ
13分45秒 チェリートーンボム→体固め
【第6代王者】○チェリー(フリー)/【挑戦者】赤井沙希(DDT)/【挑戦者】竹林早苗
※通常のタッグマッチ形式で試合を行い、勝利した選手に王座が移動
※チェリーが2度目の防衛に成功

▼タッグマッチ
ゴージャス松野(DDT)/○吉田和彦
9分42秒 横入り式エビ固め
高尾蒼馬(DDT)/●伊橋剛太(DDT)

▼8人タッグマッチ
●谷口智一/ライジングHAYATO(愛媛) with キューティエリー・ザ・エヒメ(愛媛)/男色ディーノ(DDT)/大鷲透(フリー)
18分12秒 スライディングX→体固め
[ダンカンプロレス軍団]諸橋晴也(フリー)/○大和ヒロシ(フリー)/鈴木悟(フリー)/ベストボディ・ベイダー

▼『SEXY BODY JAPAN 2022 March』〜セクシーボディの美女コンテスト〜
第2ラウンド〜パフォーマンス審査

▼BBW無差別級選手権試合
【第3代王者】○島谷常寛(フリー)
21分42秒 フィッシャーマン・ドライバー→片エビ固め
【挑戦者】●唐澤志陽
※島谷が初防衛に成功。

フリーの島谷が唐澤を下してBBW無差別級王座を防衛し所属選手へ喝!50名超が応募の第2回セクシーボディコンテストは試合へ乱入しビンタ祭りの大騒ぎ?!

エキシビジョンマッチ


 今回が5回目のエキシビジョンマッチとなるBBJ公式カメラマン兼練習生の榎本の相手は、新たにエキシを行うまでに成長した木村昌嗣。
 木村は谷口CEOが「BBJの名古屋支部長のようなもの」と語るビジネスパートナーであり、スポーツジムを経営する50歳。運動神経とセンスには谷口CEOも太鼓判を押しており、榎本よりも先にデビューするのではないかと言われている逸材だという。

 ゴングが鳴ると互いに手4つで組み合い、リストの取り合い、テイクダウンをカニバサミで切り返してクリーンブレイク。
 再び向き合い、バックの取り合いを制した木村が足を取ってレッグロック。さらに足へのエルボードロップを見舞うが、榎本が下から腕十字で切り返しキーロックを狙うが、木村がローリングして外しダブルレッグロックからトゥーホールド。さらにスピニング・レッグロックから監獄固めと、練習生とは思えない老練で的確な足への一点集中攻撃を見舞っていく。

 先輩の意地を見せたい榎本は必死のロープブレイクからエルボー連打。さらにショルダータックルからコーナーに振って串刺しドロップキックを2連発。さらにボディスラムを狙うが、木村が踏ん張って耐え、ゴツリと鈍い音が響くヘッドバッド。榎本がガクリと崩れ落ちるが、ここで5分が経過し終了のゴング。
 試合後には2人で握手を交わして健闘を称え合った。

第1試合(SEXY BODY JAPANコンテスト)



 第1試合として行われたのはセクシーボディコンテスト。
 2022年の大会からBBJではコンテストとの連携を強化し“ボディコンテストとプロレスの融合”という新機軸を発表。谷口CEOの「本来のコンテストとは違った角度での肉体美を審査することで今まで見過ごしていた新たな才能を発掘していきたい」という想いからプロレスの大会の中にベストボディ・ジャパンコンテストの流れを汲むコンテストマッチが行われており、今回で第2回目を迎えた。

 今大会の参加者は、吉田紋奈さん、林あやさん、松岡由紀さん、寺岡優美さん、小沢いくみさん、小田ふみえさん、小川由樹さん、児島あいりさんの計8名。寺岡さん、小沢さんは2回連続の出場となった。

 まずはフロントポーズ、サイドポーズ、バックポーズの規定ポーズを取っての審査が行われ、続けて各々が自由に自身の魅力をアピール。第2審査は大会後半に行われる旨がアナウンスされた。

第2試合


 まずは政宗と大尊の対面でゴングが鳴ると、大尊が的確なローキック入れていき、距離を詰めてリストロックへ。政宗がグラウンドに持ち込んでヘッドシザースで抜け出し両者タッチへ。
 タオルは「タッオッル!タッオッル!」と会場に向けてコールを煽っていくが、しびれを切らした石井がガットショットからショルダータックル。さらにロープへ飛ぶがタオルがリープフロッグでかわしてフランケンシュタイナーからドロップキック。タオルは「よっしゃぁ~!ベストボディジャパン!今日は投げれそうな気がします!」と叫んでブレーンバスターを狙うが、あっさり石井がブレーンバスターで返し大尊にタッチ。
 石井がコーナーに吊り下げたタオルの尻へ大尊&石井が交互にミドルキックを打ち込んでいき、大尊がサッカーボールキックとボディスラムを交互に連打。さらにタッチに行くと見せかけてすぐに戻ってきてガットショットを見舞っていくという挑発的なファイトを見せる。
 代わる石井はボディスラムから逆片エビ固めも、タオルはプッシュアップしてブレイクしエルボー連打で反撃。タオルはブレーンバスターの体勢から「おっしゃぁ~!今度こそ投げれそうな気が……」と言いかけるが、またも石井にブレーンバスターであっさり返されてしまう。石井はタオルをコーナーに振って突っ込んでいくが、タオルがミサイルキックで迎撃し政宗にタッチ。

 政宗はスワンダイブ式アームドラッグ、スイングDDTと軽やかな技を見舞い、ショルダーネックブリーカーを狙うが、これを振り払った石井が振り向きざまの大外刈。さらにダブルニードロップで追撃して大尊にタッチ。

 大尊はミドルキック連打からロープに振り、跳ね返ってきた政宗に組み付いて回転エビ固め。キックアウトした政宗の起き上がり際に顔面へミドルキックを叩き込む。大尊は政宗がお気軽のを待ってローリングソバットを発射も、これをかわした政宗が回転しながら足に組み付いて骨喰。大尊は必死のプッシュアップでロープにしがみつくが、政宗が619で追撃してリング中央まで吹き飛ばしコウモリ吊り落としの体勢へ。大尊が暴れて着地し、首相撲の体勢で左右のニーリフトを連打していくと、横から飛んできた石井がジャンピングニーで追撃。

 大尊はスワンダイブ式ミサイルキックで政宗を吹き飛ばし、フィッシャーマンの体勢に入るが、政宗はクラッチを切って逆さ押さえ込み。大尊がキックアウトするとすかさずタオルが顔面へトラースキックを叩き込み、救援に来た石井もトラースキックで排除。

 アシストを受けた政宗がコウモリ吊り落としで叩きつけ、大尊から3カウントを奪った。

第3試合


 BBJ生え抜きで正規軍の1人である竹林は首の負傷によって欠場が続いていたが、この日が約10ヶ月ぶりの復帰戦。
 通常の6人タッグマッチとして発表されていたこの試合は、当日になって急遽BBWスーパーボディ級選手権試合に変更。王者・チェリーに他5選手が挑む形になる。

 やかんと竹林でゴングが鳴ると、堅実なリストロックで攻める竹林に対しやかんはロープに掴まりながら一回転してリストを取り返すトリッキーな動きを見せ、アームドラッグからキャメルクラッチに捕らえるが、超・軟体を持つ竹林には全く効かず、「身体柔らかすぎて気持ち悪い!」というとんだ言いがかりをつけつつ解放。竹林は赤井にタッチ。

 174cmの赤井と153cmのやかんが並び立つと、赤井は手を高く掲げて手4つを求める。やかんは必死にジャンプするが、赤井も一緒にジャンプするため全く届かず。やかんが「誰か届く奴連れてこい!」と叫ぶと、158cmの小猪木が援軍として登場。2人でジャンプするも赤井の手には届かず。2人はヤケクソになり駄々っ子のようにぐるぐるパンチを放つも、すらりと長い腕を持つ赤井に頭を押さえられて攻撃は全く届かず。

 “強くて美しい長身の女性に手も足も出ない”という一部マニアには垂涎モノのシチュエーションに大興奮のけーすけは「小猪木!代われ~!」と絶叫し強引にタッチ。そのリビドーを隠そうともせずエクソシストブリッジで股間を突き出しながら赤井へ突進していくと、赤井は絹を裂くような悲鳴を上げながらコーナー上に退避し、上からけーすけの股間を踏み潰しチェリーにタッチ。

 チェリーが出てくると、けーすけは「俺は熟女もイケんねん!」と下卑た笑いを浮かべて胸を揉みに行こうとするが、チェリーがキャッチして脇固め。これをやかんがカットするも、チェリーは2人の攻撃を誤爆させた上で2人を重ねてフットスタンプ。
 けーすけは「チェリー!お前やりたい放題やないか!そんなにやられたらバキュームけーすけも怒ったぞう!像?像?パオーン!耳バッサ~♪」と一発ギャグ会場の空気をキンキンに冷やしてからラリアットを発射も、チェリーが回避して背中をプッシュ。そのままけーすけのスタミナが尽きるまで延々とロープ間を走らせ、足払いで転ばせてから竹林にタッチ。

 竹林はけーすけをボディスラムで叩きつけるが、汗でヌルヌルになったけーすけのボディに触れてしまったことに嫌悪の悲鳴を上げながら赤井にタッチ。

 赤井はサッカーボールキックを叩き込んでから引き起こそうとするが、手がヌルヌルしたことに嫌悪の表情を浮かべて断念し竹林にタッチ。

 誰もけーすけに触れたがらなかったためけーすけは回復し竹林にラリアットを発射も、竹林はキャッチして脇固めに捕らえ、そのまま腕固めへ。なんとかロープブレイクしたけーすけが竹林に抱きつこうとすると竹林が逃げ出し、その隙にけーすけはやかんにタッチ。

 やかんは、赤井、チェリーをドロップキックで排除し、竹林をスパインバスターで叩きつける。さらに瞬間沸騰(※ピープルズ・エルボー)を狙ってエルボーパッドを投げ捨てた瞬間にけーすけが乱入し代わりにピープルズ・エルボーを発射も竹林に回避され自爆。

やかんは小猪木とともに竹林をコーナーに振ってトレイン攻撃を見舞っていくが、竹林はこれを回避して3人をロープにもたれかからせ、3人まとめて619。赤井にタッチ。

 赤井はやかんにニーリフト連打からコーナーに振って串刺しビッグブートを狙うが、やかんがブートで止めてセカンドロープからの飛びつきフランケンシュタイナー。さらにやかん&小猪木が左右から赤井をレッグスプレッドで捕らえて開脚させ、けーすけがヘッドドロップで股間に顔を埋めようとするが赤井に避けられ顔からマットにめり込む。大ダメージを負ったけーすけに対し、赤井はサッカーボールキックを叩き込んで排除。チェリーにタッチ。

 チェリーはやかんにダブルリストアームサルトを見舞いロープに飛ぶが、やかんがカウンターの低空ドロップキックでヒザを打ち抜き、必殺のラ・マヒストラルを狙う。しかしここでけーすけが「待って~!代わってェ~!」と叫んだことでやかんの気が散り、その隙にチェリーが脱出。やかんは仕方なくけーすけにタッチ。

 けーすけはラリアットを狙うが、チェリーがカウンターでボディへのエルボーを叩き込み、「どっこいしょ!」と大外刈り。さらに体固めに入るが「イヤ~ッ!ヌルヌルして気持ち悪い!」と飛び退いてしまう。

小猪木がチェリーを羽交い締めにするとけーすけはチェリーの胸を揉みに行こうとするが、チェリーに避けられて小猪木のアゴを揉む。
 続けてやかんがチェリーを羽交い締めにするとけーすけはチェリーの胸を揉みに行こうとするが、チェリーに避けられてやかんの乳首をつまむ。

 これに怒った小猪木が延髄斬り、やかんがセントーンを見舞って仲間割れ。さらに竹林がY字バランス式ギロチンドロップ、赤井がPK、チェリーがチェリートーンボムを見舞い、5人全員でけーすけをフォールして3カウントを奪った。

 けーすけはマイクを取ると解説を務めるブル中野さんへ語りかける。

けーすけ「ブルさん、ブル中野さん」
ブル中野「はい」
けーすけ「もうけーすけのバキュームは使い物になりません。ブルさん、YouTubeいつも見てます」
ブル中野「ありがとうございます」
けーすけ「いつか、僕が勝ったら呼んでください」
ブル中野「無いと思います」
けーすけ「今日は皆さんなぜ新宿FACEに来たのか知っています。まん防が明けたんでもう声を出してもいいんですよね?右手でバ!左手でバ!すべての幸せを吸い込むつもりでバキュ~ムです!バ!バ!バキュ(※無情にも会場の照明が落とされ次の試合の開始コール)なんで消すね~~~ん!!!」

第4試合


 BBWタッグ王座の戴冠歴もある“アラカンタッグ”松野&吉田の入場は、吉田の入場曲である『勝手にしやがれ』を松野が生歌で熱唱しながら客席を回るというゴージャスなもの。これに対し高尾は「なげーよジジイ!」と不機嫌を顕にする。

 松野と高尾でゴングが鳴ると、中々組み合おうとせず独特の間合いを保つ松野にしびれを切らした高尾がサミングも、振り払った松野がドロップキック。両者タッチ。
 吉田と伊橋がロックアップで組み合い、吉田がバックを取ろうとするが伊橋の腹囲に吉田の手が回りきらずクラッチ出来ない事態に。吉田は諦めてショルダータックルでぶつかっていくが、ウエイトで勝る伊橋は余裕の表情で受け止めていく。

 伊橋がロープに飛ぶと吉田はカニバサミで倒し、得意のサイドポーズ式リバース・インディアン・デスロックを狙うが、思うように行かず。場内実況が「伊橋の足が太くて短いため足が組めなかった」と解説を入れる。伊橋は起き上がってボディにエルボーを入れ、吉田の腹部へ座り込むようにダブルニードロップ。高尾にタッチ。

 高尾はギロチンドロップからスリーパーホールド。吉田がロープブレイクすると、ロープへ走った高尾にカウンターの空中胴絞め落としを見舞い、松野にタッチ。

 松野は高尾にフライングクロスチョップから619。さらにゴージャススターエルボーを発射も高尾が回避したため自爆。松野がヒジに大ダメージを負う中、高尾は伊橋にタッチ。

 伊橋は松野にボディプレス。さらにもう一発発射するがこれは松野が回避して自爆させ吉田にタッチ。



 吉田は松野とフライングクロスチョップの編隊飛行を決め、2人でビシリとサイドポーズを決めるが、伊橋がダブルラリアットでなぎ倒す。さらに高尾が飛び込んできて吉田のボディにエルボーを叩き込み、伊橋がボディプレスで追撃。さらにムーンサルト・プレスを発射するが吉田が回避して自爆させ、そのままスクールボーイで押さえ込んで3カウントを奪った。

第5試合


 正規軍&ベストぽっちゃりジャパン軍の混合軍とダンカンプロレス軍団の対抗戦は急遽ノータッチルールで行われることに。
 ディーノは若いイケメンであるHAYATOの尻が気になって仕方がない様子だが、保護者のキューティエリー・ザ・エヒメが必死に引き剥がす。

 そんな混沌の中でDPGの面々が奇襲。DPG新メンバーであるベストボディ・ベイダー(2代目)は、全日本ジュニアの主力の1人であるHAYATOのスピードに追随。HAYATOのフランケンシュタイナーを回転して勢いを殺し、すぐに立ち上がってHAYATOの追撃をトップロープを踏み台に宙返りしてかわすという華麗な動きを見せ、ホイールバロー式アームドラッグからのドロップキックで追撃。
 続けてリング上では大鷲と大和が逆水平チョップで打ち合っていくも、パワーで不利を感じた大和が鼻や耳をつまむ反則攻撃から両手のゲンコツで側頭部をグリグリ。大鷲が振り払ってショルダータックル。


 続けてディーノの諸橋の対面となり、ディーノが諸橋をカニバサミで倒して寝バックでガン掘りしてから股間へ男色クロー、これを諸橋が股間投げで切り返していくというなんだか懐かしい光景が繰り広げられる。
 続けて谷口と鈴木の対面となると、谷口の逆水平チョップと鈴木のミドルキックの打ち合いとなり、これを制した鈴木が首相撲からのニーリフトを連打からボディスラム。鈴木がロープに飛ぶと谷口が追走ラリアットを見舞い、さらにロープに飛ぶも場外から大和が足を引き、そのまま全員入り乱れた場外戦へ。

 HAYATOがDPGに捕まって袋叩きにされ、ベイダーのスパインバスターから諸橋がエルボードロップ、ベイダーのセントーンと連続攻撃が決まるも大鷲がカット。大和がリングに椅子を持ち込んで大鷲、谷口を殴打。さらに谷口の頭部をパイプ椅子に挟んだ上でクアドラプルドロップキック。ぐったりと倒れ込んだ谷口の上に次々とイスが積み重ねられていく中で大和がコーナーに上っていき、試合は終わってしまうのかと思われた。

 しかし、ここで突如会場の照明がカラフルなものに変わり、大音量でコンテスト用ミュージックが流れるとともに「セクシーボディコンテスト第3ラウンドを開始します!」とコール。第1試合での審査を終えた美女8名がリングに上がってくる。

大和「おぉい!ちょっと待てオラァ!今かい?!今やることかよ?!コンテストってなんだよ?!しかもお前ら、それ土足だろう。ここは神聖なリングだぞ?!この神聖なリングに土足で上がって、お前らタダで済むと思うなよ。お前らがどういう教育を受けてきたか知らねえが、今日は俺たちダンカンプロレス軍団がお前らにお仕置きしてやるよ。お仕置きの時間だ!ショータイムだぁ~!」

 大和がタイツを下ろし始めると、飛び込んできた伊橋が身を挺して美女たちをかばい、「この美女軍団に、俺は指一本触れさせねえ!」と漢を見せる。

 しかし、「第3ラウンドのパフォーマンス審査は、ビンタ審査です」と無情な場内アナウンスが響き渡り、DPGの面々に取り押さえられた伊橋が8人の美女からセクシーな誘惑を受けながらビンタをされることに。最初こそ恍惚の表情を浮かべていた伊橋だが、ビンタのダメージが蓄積していきボロボロになってしまう。








 全員のビンタが終わると、ボロ雑巾のようになった伊橋が蹴落とされ、なにごともなかったかのように試合が再開。

 すっかりダメージが回復した正規軍&ぽっちゃり軍がDPGの面々をトレイン攻撃の餌食にしていき、ディーノ&大鷲が大和へダブルの男色スタナー。さらにHAYATOがミサイルキックで追撃し、ディーノがコーナー上で地獄門を開門。


 しかしDPGの面々は大鷲、HAYATO、そしてエリーまでも地獄門へと叩きつけていき、ベイダーが谷口へスワンダイブ式スワントーンボム。最後に大和がスライディングXを叩き込み、谷口から3カウントを奪った。

SEXY BODY JAPAN結果発表


 第5試合後にはセクシーボディコンテストの審査結果発表が実施された。
 
第1位:松岡由紀(290点)
第2位:小川由樹(280点)
第3位:小沢いくみ(230点)
第4位:寺岡優美(220点)
第5位:吉田紋奈(180点)

(※前列左から吉田紋奈さん、小沢いくみさん、松岡由紀さん、小川由樹さん、寺岡優美さん。後列左から児島あいりさん、林あやさん、小田ふみえさん)

第6試合


 両者しっかり握手を交わしてからゴングが鳴ると、唐澤がインローを的確にヒットさせていき島谷の機動力を削ぎにかかる。島谷は低空タックルで組み付こうとするが、唐澤がカウンターでヒザを顔面にぶち当て、島谷がダウン。

 島谷がふらふらと起き上がると、唐澤はグラウンドに引き込んで腕固め。島谷がロープブレイクすると腕を取ったまま引き起こして大外刈りで叩きつけ、腕へのニードロップ、腕へのサッカーボールキック、脇固めと腕への集中攻撃。島谷が場外へエスケープすると追っていってミドルキックを連打していくが、島谷が場外鉄柱へとハイキックを誤爆させ、エプロンから場外へ飛び込むウルトラタイガードロップ。

 流れをつかんだ島谷はリングに戻してバックエルボーからスリーパーホールド、ヒップトスからフットスタンプ+セントーン、高速ブレーンバスターからの逆片エビ固めと連撃。唐澤も負けじと怒涛のミドルキック速射からハイキック。膝をついた島谷の腕にミドルキック連打し、ノーザンライト・スープレックス・ホールド。

 島谷がなんとか肩を上げると唐澤がトドメのPKを発射も、島谷はこれをキャッチして振り払いエルボー連打からヘッドバッド。さらにブレーンバスターからミサイルキック、変形クロスフェイスで絞り上げるが、唐澤はなんとか足を伸ばしてロープブレイク。

 島谷は必殺のフィッシャーマン・ドライバーを狙うが、唐澤はこれを首固めで切り返し、キックアウトした島谷の腕を取って腕十字。島谷がロープに逃れると、唐澤は腕への怒涛のミドルキック速射からチキンウイングフェイスロック。島谷が力を失って尻餅をつくと、唐澤はロープに飛んでPKから腕十字。これも島谷がロープに逃れるとジャーマン・スープレックスを狙うが、島谷が振り払ってエルボーを連打。唐澤もエルボーで迎え撃ち、足を止めてのエルボー合戦へと発展。

 唐澤がロープに飛ぶと島谷は追走ラリアットを見舞いフィッシャーマン・ドライバーの体勢も、振り払った唐澤がハイキックを発射。これを回避されると勢いのままもう一回転して旋風脚をヒットさせ、ジャーマン・スープレックス・ホールド。唐澤はもう一度距離を取ってPKを狙うが、島谷のドロップキックがカウンターで顔面にヒット。唐澤は倒れず踏みとどまりジャンピングニーから飛びつき式腕十字で捕らえるが、島谷は雄叫びを上げながら持ち上げ、コーナーへとバスター。

 島谷は、後頭部をコーナーにしたたかに打ち付けて朦朧とする唐澤を引き起こし、フィッシャーマン・バスターからフィッシャーマン・ドライバーで突き刺してカウント3を奪った。

島谷「初防衛戦、勝ちました!挑戦者の唐澤選手の『このベルトを獲る』という熱い気持ち、今日のメインイベントで感じました!まだまだ何度でもこのベルトかけてやりましょう、唐澤選手!ありがとうございました!まあね、まだまだこのベルト、譲る気ないですから。次のベストボディ・ジャパンプロレスは5月、ここ新宿FACEであるみたいですけど、まだ試合のカードが決まってません。でも、メインイベントは僕が立っていると思いますんで、挑戦者はできれば所属選手でお願いしますよ。所属選手が気合い入れないとベストボディ・ジャパンプロレス、駄目だと思ってるんで所属選手が死ぬ気で取りに来てください。……締めづらい空気に自分でしてしまいました(笑)今日は目一杯右腕を攻められましたけど、このベルトをかけるなら僕は何本でも腕をかけてやるって気持ちでリングに立ってますので、挑戦者、ドンドン名乗りを上げてくださいよ。結構喋りすぎちゃったんでそろそろ締めたいと思います。B!B!J~ッ!」

<試合後コメント>

島谷常寛
――見事初防衛成功おめでとうございます。激戦でした!
「もうね、腕もげたかも……イったかもしんない……」

――闘ってみて、唐澤選手の印象はいかがでしたか
「ホントに正直なところ、記者会見のときには全然言葉から、表情から何1つ気持ちを感じなかったんですけど、今日やってみてメチャクチャ熱い気持ち、『このベルトを獲ってやる!』っていう所属の気持ちがすごく伝わったかなと思いました」

――BBJ所属選手に挑戦してきて欲しいということでしたが、今日の試合後に名乗りを上げてくる選手はいませんでした
「まあまあ、でもまだこれからだと思ってるんで。次の大会は5月!まだ時間ありますからね、その中でね、今はリング上だけじゃなくSNSでも発信する場っていうのはあるので、そのへんも所属選手がどう動くかっていうのを楽しみに待ってますよ、僕は。誰でも!」

――防衛戦の相手で興味のある選手はいますか
「ゴージャス松野選手とタッグを組んでいる吉田和彦選手、まあスゴい身体ですからね。あと、今日第2試合で出てたけーすけ選手。あの2人はちょっとこのベストボディ・ジャパンプロレスっていう団体の中で僕が気になってる選手かなって思います。今日も試合見てましたし。この2人ですかね」

――最後に、ファンに向けてメッセージをお願いします
「今日は僕があまり慣れていない格闘家ってタイプの選手だったんですけど、なんとかこうやって防衛できたのはファンの皆様の応援のおかげだと思ってます。このコロナ禍、大変だと思いますけど、僕がどんどんプロレスのリングで皆さんに勇気を与えられる選手になっていきますので、これからも応援よろしくお願いします!今日はありがとうございました!」

<大会総括>

谷口智一CEO
――今回の大会を振り返ってみていかがですか
「まずメインでは、所属では無いんですけどレギュラー参戦してくださっている島谷選手が見事な防衛戦をしまして、すごく良かったと思います。セミファイナルでは正規軍+ぽっちゃり軍と悪のダンカン軍との闘いだったんですけど、そこにセクシーボディコンテストのSEXY BODY JAPANが入ってきまして、勝敗で言えば負けてしまったんですけど、エンターテイメント性があって観客の皆さんには楽しんでいただけた試合かなと思っています」

――SEXY BODY JAPANは今回第2回大会も大盛況で終えましたが、第3回以降の計画はありますか?
「次回、5月27日の大会でもSEXY BODY JAPANを開催したいと思います。その次の7月13日、横浜大さん橋ホールで4周年記念大会があるんですけど、そこではかなり大規模な大会として、SEXY BODY JAPANコンテスト初年度の集大成となる大会を開催したいと思います」

――どんどん応募人数が増えていっている状況がありますが、SEXY BODY JAPANコンテスト出場を目指す方々にメッセージをお願いします
「本体の方のベストボディ・コンテストみたいに何百人、何千人と応募があるわけではないんですけども、今回のSEXY BODY JAPANでは50名以上から応募があって、その中から8名の方を選出させていただきました。とても見応えのある素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたと思います。今回の観客の皆様からも大好評をいただいていますし、どんどん規模も大きくなっていく予定です。『我こそは!』と思う方は是非、次回大会へのご応募をお待ちしております」

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