【試合詳細】3・26 スターダム両国国技館大会 【ワールド】朱里vsジュリア 【ワンダー】上谷沙弥vs林下詩美 【ゴッデス】コグマ&葉月vs渡辺桃&スターライト・キッド 岩谷麻優&KAIRIvs中野たむ&ウナギ・サヤカ 【フューチャー】羽南vs吏南 舞華&テクラvs世羅りさ&鈴季すず

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『LECクリンぱっ!Presents STARDOM WORLD CLIMAX 2022 ~The Best~』
日程:2022年3月26日(土)
開始:17:00
会場:東京都・両国国技館
観衆:2,712人

▼フューチャー・オブ・スターダム選手権試合 15分1本勝負
【王者/STARS】○羽南
7分5秒 バックドロップ・ホールド
【挑戦者/大江戸隊】●吏南
※羽南が3度目の防衛に成功

▼黄金世代シングルバウト 15分1本勝負
[STARS]●飯田沙耶
10分23秒 ミラマーレ
[Donna Del Mondo]○MIRAI

▼6人タッグ・ガントレットマッチ 各15分1本勝負
<1本目>
[大江戸隊]○鹿島沙希/フキゲンです★/琉悪夏
4分9秒 my emblem→片エビ固め
白川未奈(フリー)/●月山和香/向後桃(フリー)

<2本目>
[Queens Quest]○AZM/レディ・C/天咲光由
2分39秒 レッグロール・クラッチ・ホールド
[大江戸隊]●鹿島沙希/フキゲンです★/琉悪夏

<3本目>
[Donna Del Mondo]○ひめか/なつぽい/桜井まい
3分10秒 JPコースター→片エビ固め
[Queens Quest]AZM/●レディ・C/天咲光由

▼DDMvsプロミネンス 20分1本勝負
[Donna Del Mondo]舞華/●テクラ
10分27秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド
[プロミネンス/百火涼乱]世羅りさ(フリー)/○鈴季すず(フリー)

▼ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
【王者組/STARS/FWC】●コグマ/葉月
14分8秒 ピーチサンダー→片エビ固め
【挑戦者組/大江戸隊/BLACK DESIRE】○渡辺桃/スターライト・キッド
※FWCが3度目の防衛に失敗。BLACK DESIREが新王者となる。

▼海賊王女スターダム復活 スペシャル・タッグマッチ 30分1本勝負
○岩谷麻優/KAIRI
17分30秒 ムーンサルト・プレス→片エビ固め
[COSMIC ANGELS]中野たむ/●ウナギ・サヤカ

▼ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
【王者/Queens Quest】○上谷沙弥
27分11秒 フェニックス・スプラッシュ→片エビ固め
【挑戦者/Queens Quest】●林下詩美
※上谷が3度目の防衛に成功。

▼ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
【王者/Donna Del Mondo】○朱里
26分54秒 朱世界→片エビ固めが
【挑戦者/Donna Del Mondo】●ジュリア
※朱里が2度目の防衛に成功。

朱里がジュリアを下して赤いベルトを防衛し三浦亜美と新ユニット結成へ!上谷が詩美超えを果たし白いベルト防衛!KAIRIが日本復帰戦でインセイン・エルボー炸裂!プロミネンスが王者喰いの勝利!

第1試合


 声優の相羽あいなさん&富田麻帆さんによるリングアナで試合開始。

 ロックアップからエルボーの打ち合い。羽南がエルボー連打からロープに飛ぼうとするが、吏南が髪を掴んで引き倒す。
 吏南はボディスラムからフォールも1。

 吏南は脇固めで捕らえるが、羽南はロープに足を伸ばしブレイク。
 吏南はロープを使った腕固めから、リングに投げ入れ「チャンピオンこんなもんか!」と顔面を蹴りつける。
 羽南はロープに突き飛ばすと腰投げで倒し足を取ろうとするが、吏南がスクールボーイからのケンカキック。さらに走り込むが、羽南は丸め込んでアキレス腱固めで捕らえる。吏南はロープを掴みブレイク。

 羽南は吏南の足をロープにかけ、足へのドロップキックからノーザンライトスープレックスホールドも2。

 羽南はコーナーに振ろうとするが、逆に吏南が振ると羽南はコーナーに駆け上がりブーメランクロスボディ。しかしこれを吏南が膝蹴りで迎撃し、立ち上がった羽南とエルボーの打ち合い。吏南がエルボーを避けてビンタを叩き込み、再度エルボーをガードしてビンタから膝立ちの羽南に振りかぶってビンタ。
 吏南はロープに飛ぶが羽南はドロップキックで迎撃しフォールも2。

 羽南はマフラーホールドで捕らえるが、吏南はロープを掴みブレイク。
 羽南は大外刈りを狙うが、避けた吏南が飛びついて卍固め。そのままハイドレンジアで捕らえるが羽南はロープに足を伸ばしブレイク。

 吏南は羽南をコーナーに叩きつけ、串刺しダブルニーからコーナーに登るとダイビングダブルニードロップ。フォールも2。

 吏南はピンクデビルを狙うが、切り返した羽南が大外刈り。走り込んできた吏南がブロックバスターも、すぐに立ち上がった吏南が走り込んでエルボー。避けた羽南がバックドロップを狙うが、切り返した吏南が熨斗紙からフォールも2。

 吏南は髪を掴んで引き起こすが、羽南がその場飛びのジャンピングニーからロープに飛んでフェイマサー。フォールも2。

 羽南はバックドロップからロコモーション式のバックドロップホールドで3カウントを奪った。

<試合後コメント>

羽南
「V3!達成しました!吏南、1プロレスラーとして迎え撃ったんですけど、すごくすごくすごく強くなってて、ホントにもう負けちゃうんじゃないかなと思ったんですけど、ここは意地でも負けられない闘いだと思ったので、バックドロップ・ホールドで3取りました!明日は桜井まい。これも防衛したいと思います。吏南と今日闘えてすごく良かったです!」

第2試合


 中央に走り込んでロックアップから一度離れる。
 手4つからMIRAIが腕を巻き込んで寝転がると下から蹴り上げ、スタンドに戻るとエルボーの打ち合いから飯田が逆水平チョップ。チョップとエルボーの打ち合いになり、打ち勝った飯田がロープに押し込みマシンガンチョップ。さらにダブルチョップも、避けたMIRAIがロープに飛んで走り込むが飯田がジャンピング式のダブルチョップで迎撃する。
 立ち上がったMIRAIにガットショットからロープに振ろうとするが、ロープを掴んで耐えた未来に逆水平チョップ。MIRAIはエルボー連打から投げようとするが、耐えた飯田がボディスラム。
 飯田は起き上がりこぼし式の逆水平チョップも、MIRAIもチョップで返すと飯田のチョップを巻き込んでレイネーラ。
 これを離すとラリアットも、受けきった飯田がロープに飛んでラリアットの打ち合いへ。両者ダウン。

 MIRAIがスリーパーで捕らえるが、飯田はそのままコーナーに下がって潰すと串刺しジャンピングエルボーからロープに登りダイビングショルダーアタック。
 飯田はフロントスープレックスを狙うが、耐えたMIRAIが担ぐと正面に投げ捨てる。
 MIRAIは串刺し攻撃を狙うが、飯田も走り込みラリアットの相打ち。二発目を飯田がラリアットで撃ち落とし、再度ラリアットの相打ちからMIRAIがロープに飛ぶが飯田がラリアットで迎撃する。フォールも2。

 飯田は投げようとするが、MIRAIはミラマーレで捕らえるも飯田はロープに足を伸ばす。だがMIRAIは改めてリング中央に戻しミラマーレで捕らえると飯田はギブアップした。

<試合後コメント>

MIRAI
「このリングに来る前から気になっていた飯田沙耶。今日初めてシングルが出来ました。そして勝てました。飯田沙耶、ヤバいですね。強い。でも今日自分が勝ったので。自分は勝ち逃げなんてそんなことしないので、また飯田沙耶と是非やりたいですね。そして今回両国、2日間あるんですけど、どちらも自分は黄金世代シングルバウト。もちろん2連戦、2連勝するつもりでいるので、明日は上谷沙弥なのか、林下詩美なのか。どちらが来てもしっかり勝ってその次につなげたいと思います」

第3試合


 大江戸隊が入場するなりコズエンが急襲し試合開始。だが鹿島とフキゲンが向後をロープに振り、ダブルの東スポ攻撃から琉悪夏がセントーンを投下。全員で踏みつけポーズをきめるもレフェリーが注意。
 フキゲンはヘアーホイップから顔面を踏みつけ、これを離すとコーナーに叩きつけ琉悪夏にタッチ。

 琉悪夏はコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、エプロンに避けた向後がショルダータックルからブーメランクロスボディ。向後は白川にタッチ。

 白川は串刺しバックエルボーからロープに飛んでスライディングキック。
 琉悪夏がラリアットも、避けた白川がミスティカ式河津落としを狙うが、耐えた琉悪夏に向後がミサイルキックを叩き込んでアシスト。白川がフォールも2。
 琉悪夏はチョーク攻撃でロープに押し込み、これを離すとロープに振ろうとするが切り返した白川がビンタからロープに飛ぶが琉悪夏はショルダータックルで迎撃。琉悪夏は鹿島にタッチ。

 白川は低空ドロップキックからロメロスペシャル。白川はこれを離すと月山にタッチ。

 月山と白川はロープ振ろうとするが、鹿島が月山をロープに振って白川にエルボー。だが月山は走り込んできた鹿島をコケさせ、向後が619から白川がスワンダイブフォアアーム。月山はフォールも2。

 鹿島はトラースキックからフキゲンがセントーン。さらに琉悪夏がボディプレスから鹿島がダブルアームスープレックスホールドも2。
 鹿島はバズソーキックからmy emblemで叩きつけて3カウント。


 次に入場してきたのはQQ。
 大江戸隊が急襲し試合開始。天咲をロープに振ってトリプルビッグブーツからフキゲンがコーナーに振り串刺しクロスチョップを狙うも、天咲は足を伸ばしてカット。二度カットされたフキゲンはレフェリーに自分を振らせて走り込むが、天咲は足を伸ばしてカットすると高角度DDTで叩きつけAZMにタッチ。

 AZMは鹿島とフキゲンをまとめてアームホイップからフキゲンに走り込むが、フキゲンは足を掴んで倒し鹿島は東スポ攻撃。フキゲンは鹿島にタッチ。

 鹿島はフェイスバスターからロープに飛ぶが、天咲が追走ドロップキックからレディがニードロップ。さらにAZMがブレーンバスターからフォールも2。
 AZMはバズソーキックからコーナーに登りダイビングフットスタンプも、避けた鹿島が起死回生。これはレディがカット。
 AZMはサッカーボールキックも、避けた鹿島がスクールボーイからラリアット。避けたAZMがAZM寿司で3カウント。

 4組目はDDM。
 なつぽいとAZMからスタートし、お互い首固めのままローリングクレイドルのように転がるが2。
 お互い蹴りあいから丸め込み合戦も桜井が蹴りつけてアシストするが2。
 AZMが足を刈って倒しロープに飛んで低空ドロップキック。AZMはレディにタッチ。

 レディはビッグブーツからロープに飛んでビッグブーツも、なつぽいが避けると桜井がエプロンからビッグブーツ。さらになつぽいが低空ドロップキックからフォールも2。
 なつぽいはひめかにタッチ。

 ひめかはショルダータックルでなぎ倒し、コーナに振って串刺しボディスプラッシュ。さらに逆コーナーに振って串刺し攻撃も、レディが避けると天咲がスペースローリングエルボーからレディがロープに飛んでネックブリーカードロップ。フォールも2。

 レディはコーナーに登りダイビング脳天唐竹割りからフォールもなつぽいがカット。
 レディはスリーパーも、切り返したひめかがショートレンジラリアット。
 ひめかはアルゼンチンで捕らえるが、AZMがミサイルキックでカット

 なつぽいがAZMに投げ捨てジャーマンも、天咲がなつぽいにドロップキック。桜井が天咲にスタナーを叩き込み、ひめかがロープに飛ぶとレディにラリアット。フォールも2。

 ひめかはアルゼンチンで担ぎ、そのままJPコースターで叩きつけて3カウントを奪った。

<試合後コメント>

ひめか&なつぽい&桜井まい
桜井「ひめかさんが取ってくれたんですけど、今日まず勝って明日に勢い付けたかったんで勝つことが出来て本当に良かったです」
なつぽい「相手にAZMパイセンがいたので、今日勝った勢いで明日ハイスピード、もう1度DDMに持ち帰ります」
ひめか「せっかくの両国、こんな意味分かんないカードでちょっと納得いかないけど、今日はDDMにとって大切な1日になると思うし、明日はDDMvsプロミネンスもあるから、明日はしっかり勝って笑顔で2連戦を終えましょう」

第4試合


 舞華とテクラが急襲し、場外乱闘で試合開始。
 リングに世羅と舞華が戻り、世羅がボディを蹴り上げてから逆エビ固め。そのままリバースカンパーナで捕らえ、これを離すとストンピングからロープに押し込みすずにタッチ。

 すずは場外を走り込み顔面へのドロップキックから、リングに戻りケンカキック連発。ロープに飛ぶが、舞華がカウンターのパワースラムからテクラにタッチ。

 テクラがラリアットを避けてエルボーも、世羅が背後からエルボーを叩き込む。テクラはすずにソバットも、世羅がロープに振るとテクラがロープにしがみつき、走り込んできたすずを蹴りつけ世羅のボディにショルダーアタック。さらに2人まとめてスピアーを突き刺し、すずへ串刺しバックエルボーからシーソーホイップ。ハンドスプリングで起き上がったすずがテクラにスピアーを突き刺し世羅にタッチ。

 世羅は串刺しバックエルボーからロープに飛ぶが、テクラはコルバタで投げ捨てると舞華にタッチ。

 舞華は串刺しラリアットからテクラが串刺しエルボー。舞華が小手投げからテクラがトラースキックを叩き込み、舞華が串刺しラリアットからロープに飛んでショルダータックル。受けきった世羅が再度ロープに飛んだ舞華に追走ニーからロープに飛ぶが、舞華はショルダータックルで迎撃し投げようとする。だが世羅が耐えるとセラリズムバスター。
 世羅は串刺しダブルニーから投げようとするが、舞華が逆にブレーンバスターからフォールも2。
 舞華はロープに飛ぶが、世羅はカウンターのアティテュードアジャストメントからフォールも1。

 エルボーの打ち合いから舞華がエルボー連打。世羅が強烈なエルボーからエプロンのテクラを蹴り落とすと再度エルボーの打ち合いからエルボー連打。 ロープに飛ぶが、舞華はラリアットで迎撃するも世羅はすぐに立ち上がる。舞華は再度ラリアットでなぎ倒しフォールも2。
 舞華は投げようとするが、世羅は担ぐと羅紗鋏。世羅はすずにタッチ。舞華もテクラにタッチ。

 エルボーの打ち合いからテクラがガードしてエルボー連打。ロープに振ろうとするが、すずが切ってエルボーもブリッジして避けたテクラがラリアット。すずもブリッジして避けるとココナッツクラッシュからロープに飛ぶが、テクラがソバットで迎撃しロープに飛ぶが、すずが避けてバックを取るも、テクラが足を刈って倒し鎌固め。これは世羅がカット。
 舞華がすずをブレーンバスターの体勢で担ぎ、テクラがそこへトラースキックでアシスト。
 舞華とテクラはダブルの低空ラリアットからフォールも2。
 テクラはすずをコーナーに振ろうとするが、逆に振ったすずが串刺し攻撃。テクラは足を伸ばすも、キャッチしたすずがロープに足を乗せてエルボーからスライディングジャーマン。
 世羅がコーナーに登り、その背中にすずがおぶさって二人分の体重でダイビングボディプレス。フォールも舞華がカット。
 テクラのエルボーにすずが左右のビンタ連発。さらに延髄斬りからコーナーに登ろうとするも、テクラは足を掴んで動きをとめるがすずはバズソーキック。
 すずはコーナーに登るも、テクラは正面に登ると背中にエルボー連打。だがすずはヘッドバッドを叩き込み、ぐったりとしたテクラに雪崩式のドルフィンバスターで叩きつける。

 すずはぶっこ抜きジャーマンスープレックスホールドで3カウント。

すず「おいおいおいおい、DDMさん、勢い足りないんじゃないですか?DDMに、勝ったところで当たり前の結果なんだよ。明日、ジュリアが出てくるのかわからないけど、出てきてからだ。本当の勝負だ」

舞華「ジュリアジュリア、うるさいねぇ。姉離れ、ほんとはできてないんでしょ?ジュリアにばっか、目向けてると、痛い目あうぞコラ」

 舞華はすずに掴みかかるが、世羅とくるみが迎撃し袋叩きにしようとすると桜井とMIRAIもリングに入り、そのまま場外乱闘からバックステージへと消えていった)」

<試合後コメント>

世羅りさ&鈴季すず&舞華&テクラ
(※4人が会場から乱闘を続けてながらコメント会場にたどり着き、すずと舞華がつかみ合い、世羅がテクラをテーブルに叩きつける)
すず「プロミネンスのお通りだぁ~!ナメんじゃねーぞ!」
舞華「テメーもだよ!」
(※すずと舞華が髪をつかみ合い、テクラが世羅&くるみに袋叩きにされているのを見て舞華が救出に向かい、世羅とつかみ合いになる)
舞華「テメーとはまだやり足りねぇんだよ!お前ら潰すから覚えとけよ!」
世羅「ああ覚えといてやるよ。すぐ忘れるかもしんねーけどな!」
(※舞華&テクラが去ると、世羅が冷静に荒れ果てたコメント会場を見渡す)

世羅「……ヤバいだろこれ。危ない奴らが何人かいたよ。でもあれ、全員Donna Del Mondoなんでしょ?悔しかったんじゃない?2vs2ですから。明日はプロミネンス全員揃いますから。Donna Del Mondoさんもほぼ揃うでしょう。(朱里とジュリアの)どっちが来んのか分かんねーけどさ。明日勝って完全に潰してやりますよ、アイツら」
すず「DDM、ダセ~っ♪あんだけ『プロミネンスなんて私達が片付けてやるよ』って、どの口が言ってたんだろうね。鈴季すずのジャーマン、ナメんなよ?明日完全にプロミネンスの試合にしますんで、よろしく」

――初めての対戦相手と試合してみていかがでしたか
すず「なんだろうね。アイツらやっぱ油断してたな。完全に油断してたでしょ。全然疲れてないですよね?」
世羅「全ッ然疲れてない」
すず「この乱闘で無駄な体力使っちまったけど、全然まだ体力有り余ってるんですわ。明日もプロミネンスが勝ちですね」

――明日の段階でジュリア選手とやり合いたい?
すず「もちろん!自分はここに来たのは、ジュリアを潰すためにスターダムに来たので。明日ジュリアが出てこなかったら、正直今日と同じでしょ。メンバーが増えようが朱里が来ようが誰が来ようが一緒なんだよ。ジュリアじゃなきゃ意味がないんだよ」
世羅「じゃ、また明日」

第5試合


 先発は桃と葉月。手4つをフェイントに桃がヘッドロック。葉月が切り返すとリストの取り合いから桃が首投げで倒しサッカーボールキック。キャッチした葉月が倒すとケンカキックから低空ドロップキックで吹っ飛ばす。
 葉月は顔面ウォッシュからコグマにタッチ。

 コグマは桃の背中に乗っておてんばダッシュからダブルフットスタンプ。フォールも1。
 コグマはロープに飛ぶが、キッドが走り込んでスライディングから足を刈って倒すと、そのまま場外に引きずり落とし場外乱闘へ。
 リングに戻り、桃が葉月にストンピングからキッドとともに顔面を踏みつけ、これを離すとコグマが必死にエルボー連発。だが受けきっていった桃がミドルキックで倒しフォールも2。
 桃はキッドにタッチ。

 キッドはストンピングからボディを蹴り上げ、さらに顔面を蹴りつけるとロープに飛ぶがコグマがカニばさみから低空ドロップキック。コグマは葉月にタッチ。

 葉月は走り込みバックエルボー。さらにエルボーを避けてクロスフェイスロックも桃がカット。
 葉月は桃とキッドを同士討ちさせるとロープの反動を使って2人まとめてアームホイップからドロップキックで場外に叩き出し、そこへ向かってトペ・スイシーダ。
 リングにキッドを投げ入れ、エプロンに登るとスワンダイブミサイルキックからフォールも2。
 葉月はコーナに振ろうとするが、逆に振ったキッドが串刺し攻撃を狙うが、葉月がエプロンにホイップして走り込むが、キッドがガードしてコーナーに顔面を叩き込む。キッドはコーナーに登るとダイビングクロスボディアタックからフォールも2。
 エルボーの打ち合いから葉月がエルボー連打。
 ロープに飛ぶが、桃が追走ドロップキックを叩き込むと、キッドの619と桃のミドルキックのサンドイッチ。さらにキッドがその場飛びムーンサルトからフォールも2。
 キッドはキッチャーマンを狙うが、耐えた葉月を見てロープに飛ぶが、葉月はカウンターで投げようとするがキッドが丸め込むと切り返し合戦へ。葉月がコードブレイカーからロープに飛ぶが、キッドがゼロ戦キックも葉月はランニングニー。両者ダウン。両者タッチ。

 コグマのラリアットを避けた桃がハイキック。コグマが避けてエルボー連打でコーナーに押し込み、逆コーナーに振ると串刺し攻撃。避けた桃が串刺しドロップキックから走り込むと、直前で止まりサッカーボールキックから裏投げ。フォールも2。
 桃はコーナーに登るが、コグマがエルボー連打から横に登りダイビングRKO。
 コグマは再度コーナーに登りミサイルキックからフォールも2。

 コグマは投げようとするが、耐えた桃がテキーラサンライズ。さらにハイキックも、避けたコグマが投げ捨てジャーマン。
 桃のラリアットを巻き込んだコグマがDDT。

 葉月がキッドを、コグマが桃をロープに振ろうとするが、逆に振ったBLACK DESIREがドロップキックを避けてそれぞれに蒼魔刀。だがFWCが避けるとそれぞれに低空ドロップキックを叩き込み、葉月が桃を担いでコグマと合体RKO。さらにコグマがコーナーに登るとダイビングボディプレスを投下しフォールもキッドがカット。
 コグマはぶっこ抜きジャーマンを狙うが、耐えた桃がチキンウィングフェイスロック。そのまま胴締め式になり、これを離すとキッドが旋回式ダイビングボディプレスを投下。桃はBドライバーで突き刺しフォールも葉月がカット。

 キッドと桃は合体攻撃を狙うが、葉月がキッドにバッククラッカーを叩き込み、コグマが桃を丸め込むも2。
 桃はハイキックからフォールも葉月がカット。
 桃とキッドは葉月をロープに振ろうとするが、葉月はキッドにガットショットから桃にバイシクルキック。さらにキッドに膝蹴りも、キッドがバックをとるが葉月がバックエルボーからフルネルソンも、キッドはロープに葉月を振ると桃がエプロンからイスを脳天に叩き込む。
 桃はコグマにリバースBドライバーからフォールも2。
 桃はピーチらサンライズを狙うが、耐えたコグマにキッドがイスを投げつけ。キャッチしたコグマをイスごと低空ドロップキックで撃ち抜く。
 桃とキッドは合体Fクラッシュから、桃がピーチサンダーで叩きつけ3カウント。

 桃とキッドは試合後も痛めつけ、頭の上から水をかけてクマポーズをきめた。

<試合後コメント>

BLACK DESIRE
キッド「はぁぁ~~~あ!はいはいはいはい。はぁぁ~~~あ!」
桃「づがれだぁ~!」
キッド「かわいそうなかわいそうなベルトが私たちの元にやってきて、解放されたねぇ~!良かったねえ、解放されて。いやあ、ヤっちゃったねえ」
桃「ヤっちゃったねえ」
キッド「葉月も望み通り、敢えて凶器でもなんでも使ってやって、最後屈辱的なクマポーズぅ~♪ with Water(笑)アイツらよりもどこまでもクレイジーにぶちかまして、クレイジー&クレイジーになっちゃったねえ?」
桃「アイツらのどこがクレイジーなんだよ。こっちのほうが狂ってんだろォ?」
キッド「まあ、挑戦条件で言うクマポーズとクレイジーさ?全部上回って完勝しちゃったねぇ~?いやあ、楽しかったぁ~」
桃「これからはこのベルト、たっぷりかわいがってあげるからお前ら見てろよ」
キッド「ウチらはベストユニット賞を獲った大江戸隊だぞ。これ獲ったなら次もアーティストとか、狙っていっちゃう?(笑)でも防衛戦も。ウチらはBLACK DESIREだから、欲望の塊のやつが出てきてくれると嬉しいなあ~?はぁ~あ。ヨユーってところ?(笑)ナイスでした~♪」

FWC
(※なんとかコメント会場にはたどり着くものの、2人で無言のままうなだれ、そのままふらりと席を立って退場)

第6試合


 先発はたむと岩谷。たむがスライディングで足を刈って倒し、バックの取り合いからリストの取り合いへ。岩谷がヘッドロックで捕らえるが、たむはボディブローから突き飛ばすと岩谷がロープに飛ぶがたむはアームホイップ。岩谷もすぐさまアームホイップから足を刈って倒しフォール合戦。岩谷がスクールボーイもお互いハイキックの避けあいからたむのハイキックと岩谷のトラースキックの相打ち。たむはウナギにタッチ。
 ウナギがKAIRIを要求し岩谷はKAIRIにタッチ。

 ウナギが手を伸ばし、KAIRIが手が届かないと見るや水面蹴りから手を掲げる。ウナギは後転して距離をとってからロックアップになるが、KAIRIがロープに押し込みカットラス(裏拳)をフェイントにクリーンブレイク。
 ウナギはエルボー連打からKAIRIがガードしようとするが、ウナギはフェイントのビンタ。
 KAIRIはゆっくりと睨みつけると、ウナギは気圧されて下がるがたむが「戻ってくるな!」と突き飛ばす。KAIRIはそこを丸め込み、2で返されるとマフラーホールド。そのまま下がり岩谷が背中にタッチ。

 岩谷はウナギに低空ドロップキックから、KAIRIとともにロープに振ってダブルのバックエルボーからロープに再度振って岩谷がソバットからKAIRIがかかと落とし。サンドイッチドロップキックから岩谷が首投げで倒し背中にサッカーボールキック。再度サッカーボールキックからフォールも2。
 岩谷はKAIRIにタッチ。

 KAIRIはロープに押し込み胸へのチョップ。ロープに飛んでスライディングDからエプロンのたむにサミング。
 エプロンに寝転がったままのウナギに、KAIRIはロープの反動を使ったフットスタンプを投下する。
 リングに戻ったウナギをフォールも1。
 ウナギはボディブローからロープに振ろうとするが、KAIRIがコーナーに振ると串刺しドロップキック。KAIRIは岩谷にタッチ。

 岩谷は串刺し低空ドロップキックからフォールも2。
 岩谷はストンピングからキャメルクラッチで捕らえるがたむがカット。
 岩谷はたむを場外に投げ捨て、ウナギをコーナーに叩きつけると逆水平チョップ。岩谷はKAIRIにタッチ。

 ウナギはエルボー連打からボディスラムを狙うが、KAIRIはクラーケン・ロック(※下から足を絡め取るアンクルホールド)で捕らえる。これを離すとウナギを踏み台にしてエプロンのたむにチョップ。
 KAIRIはロープに飛ぶが、ウナギがコードブレイカーで迎撃したむにタッチ。

 たむはダイビングクロスボディアタックから投げようとするが、岩谷がカットしダブルでロープに振るも、たむは着地して切り返し、ブリッジしてから2人まとめてスクールボーイ。そこへ低空ドロップキックを叩き込む。

 うつぶせのKAIRIの正面にたむがうつぶせになりぶりっ子ポーズ。KAIRIもそれに応じ、髪を掴み合うとエルボーの打ち合い。たむがエルボー連打でロープに押し込み、ロープに飛ぶがKAIRIは追走エルボー。
 KAIRIがロープに飛ぶとたむも追走バックエルボーからロープに飛ぶ、KAIRIはエルボーを避けるとエルボーの相打ち。
 たむはエルボーからローリングエルボーも、ガードしたKAIRIがカットラス。倒れず耐えたたむがスピンキックを叩き込み両者ダウン。両者タッチ。
 
 お互い避けあい岩谷がエルボー。ウナギがロープに振るが岩谷がドロップキックも避けたウナギがギロチンドロップ。これも避けた岩谷がサッカーボールキックからロープに飛んで顔面への低空ドロップキック。
 岩谷はコーナーに登ると、フロッグスプラッシュからフォールも2。
 岩谷はコーナーに登るが、たむがハイキックを叩き込みエプロンに落とす。ウナギが岩谷にぶっこ抜き城門突破からフォールもKAIRIがカット。
 たむとウナギがKAIRIに合体ライトニングスパイラル。さらに岩谷に合体式のボムからウナギがギロチンドロップ。フォールもKAIRIがカット。
 ウナギとたむはダブルのカカト落としからウナギが大儀であったもKAIRIがカット。
 KAIRIはたむにインターセプター。さらにウナギにカットラスから岩谷とともにコーナーに登ると、場外のたむとウナギへプランチャを投下。
 リングに戻り、岩谷がウナギにバズソーキック。さらにドラゴンスープレックスを狙うが、ウナギが丸め込むも2。
 岩谷はトラースキックからコーナー下にセットし、KAIRIがインセインエルボーを投下。

 さらに岩谷がムーンサルトを投下し3カウント。

岩谷「両国!国技館のみなさん!こんばんわ!宝ちゃん、いやKAIRI、おかえり!今の心境を、お願いします」
KAIRI「まず、超、超、超気持ちいい!なんもいえねぇ。なんもいえねぇ。なんもいえねぇです。なんもいえねぇ。声が出ない・・・レディースエンドジェントルメン、ウェルカム、トゥースターダムワールド!ただいま。長い、年月、経ちましたが、こうして、また、愛する、スターダムのリングで、試合ができたこと本当に嬉しく思います。今日は本当にありがとうございました。リングから、なるべく多くの皆と、目を合わせようと見てるつもりです。あー、ヤバい何も言えないね、嬉しくて。麻優さん、麻優さんのおかげで、今のスターダムがあると思います。麻優さんから、なんか同じ山口県出身なんです。一言」
岩谷「相変わらず、話が長い!」
KAIRI「残り二試合ですよね?白いベルト、そして赤いベルト、皆さん、ものすごい試合が待ってます。あと2試合、のってこー!もっともっとパワーくださいのってこー!OK、今を信じて!明日に輝いちゃだめかまだ。だめですよね。とっておきましょう。後半もお楽しみにー!」

<試合後コメント>

岩谷麻優&KAIRI
岩谷「スターダム復帰戦って言うんですかね?スターダムに、またリングに上ってくれて本当に、このね、両国大会を盛り上げてくれると思うんですけど、久しぶりにスターダムのリングに上った感想は?」
KAIRI「いや~、なんか、まずスターダムのリングに上がれたこともですし、タッグパートナーが麻優さん。麻優さんってホントに節目節目、すごい大事なときに一緒にやってきた存在ですし、自分にとってもいつも節目になる試合が麻優さんなんですよ。だから今日もこうして麻優さんが隣で闘って、立ってくれているだけでどれほど勇気をもらえて安心できる、笑顔になれる。本当に麻優さんはかけがえのない存在です」
岩谷「なんか楽しかった!うふふ(笑)自分たちはちょっとどこか抜けているところがあって、なんか息が合っているのか、息が合っていないのか、なんか個人プレイをしちゃうんだよね?合わせようと思っても(笑)なんかそういうところがスーパースターになっても宝ちゃんが変わらないいいところでもあるし、自分たちがタッグを組んだらね、なんか超天才なタッグパートナーではなく、ちょっとどこかが抜けている、愛嬌のある面白いタッグになるのかなって思いました」
KAIRI「珍しいですよね、こんな強さとアホさ……?アホじゃないですよね(笑)」
岩谷「いや、でもそれ間違ってないんだよね。言葉は。合ってるんだよね、うん、うん」
KAIRI「なんて言えばいいですかね?(笑)やっぱ麻優さんの蹴りはずっと映像では見てましたけど、今日こうして同じリングに立って、音で、目で見て、全部五感で感じて、やっぱり麻優さんの技1つ1つ、完成度がずば抜けて高いですし、受け身の美しさ、間のとり方、やっぱり本当にずば抜けていると思います」
岩谷「今日は宝ちゃんの……KAIRIのダイビングエルボーからムーンサルト。それで決めたんですけど、明日はね、宝ちゃんはキッドと、自分は赤いベルトを、どっちかまだ分かりませんけども、大事な一戦が控えているので」
KAIRI「そうですね。見ないと。このあとですよね」
岩谷「ね。ちゃんと2日目も勝って、自分たちが輝きたいと思います。ありがとうございました!」
KAIRI「ありがとうございました!」

第7試合


 ロックアップから詩美がロープに押し込みクリーンブレイク。
 再度ロックアップから詩美がロープに押し込みクリーンブレイク。
 上谷が走り込みロックアップも、詩美がヘッドロックで切り返しショルダータックルで倒す。

 詩美はロープに飛ぶが、上谷がリープフロッグからロープに振ってフランケンで場外に投げ捨てる。場外に飛ぼうとするが、詩美はリングに駆け上がりショルダータックルで倒すとストンピング。
 詩美はボディスラムからフォールも1。

 詩美はボディスラムから逆エビ固め。上谷はロープを掴みブレイク。
 詩美はフォールも2。

 詩美は対角線のコーナーを往復して連続して叩きつけると、髪を掴んで中央に引きずる。
 上谷が膝立ちでエルボーを打ち込んでいくが、詩美はケンカキックからストンピング。さらに背中にダブルニードロップからキャメルクラッチ。サーフボードストレッチに移行し、これを離してフォールも2。

 詩美は背中にエルボーからストンピング。
 詩美はロープに飛ぶが、上谷はドロップキックで迎撃する。
 上谷はストンピング連発から首投げで倒しチンロック。詩美はロープを掴もうとするが上谷は首4の字へ。詩美はロープに足を伸ばしブレイク。
 上谷はうつぶせになった詩美の上半身を場外に出し、顔面にビッグブーツ連発からドロップキック。
 リングに戻るとフォールも2。

 上谷はフロントネックからココナッツクラッシュ。さらにスピンキックからロープに飛んでネックブリーカードロップ。フォールも2。

 上谷はストンピング。立ち上がった詩美とエルボーの打ち合いから、打ち勝った上谷がストンピング。
 詩美はエルボー連打も、上谷が走り込むが詩美は避けると背中にエルボー。ロープに飛んで背中にドロップキックを叩き込み、串刺しバックエルボーも避けた上谷が走り込む。詩美はショルダースルーでエプロンに落として走り込むが、上谷はガードしてエルボーからスワンダイブを狙うも、詩美が耐えてリバース。
 ロープにもたれかかる上谷の背中にスライディングエルボーからフォールも2。

 詩美がコーナーに振るが、上谷はエプロンに降りると走り込んできた詩美をスワンダイブ式のコルバタで場外に投げ捨てトペコンヒーロ。
 リングに戻り、上谷がコーナーに登ると詩美の背中にミサイルキック。フォールも2。

 上谷は投げようとするが、耐えた詩美がエルボー連打。上谷もエルボー連打からストンピングを落とし、投げようとするが詩美はその場飛びドロップキック。上谷もその場飛びドロップキックを叩き込み、フィッシャーマンを狙うが詩美がロープに振ってフロントスープレックス。両者ダウン。

 膝立ちでエルボーの打ち合いから上谷がエルボー連打。受けきった詩美がエルボーで倒し、髪を掴んで引き起こすとロープに飛ぼうとするが、肩を掴んで正面を向かせるとエルボー。ロープに飛ぼうとするが、詩美は背中にエルボー連発からアルゼンチンで担ぐ。これを離してフォールも2。

 詩美はバックを取り、上谷はロープを掴むが詩美は背中にエルボー。再度バックをとるが、バックエルボーで逃れた上谷がロープに飛ぶも、詩美は再度アルゼンチンから投げようとするが、着地した上谷に投げ捨てジャーマン。着地した上谷がバイシクルキックも、避けた詩美がロープに飛ぶが上谷はカウンターのその場飛びスパニッシュフライ。
 上谷はコーナーに登るが、詩美は突き飛ばしてエプロンに落とすと走り込んでラリアット。上谷はそのまま場外に落下する。
 詩美は上谷をエプロンに登らせて担ぐが、着地した上谷がガットショットから投げようとする。耐えた詩美がエルボーから走り込むが、上谷はフランケンで場外に投げ捨てる。

 カウント19で両者リングに戻り、両者走り込むと詩美のエルボーを避けた上谷がビッグブーツ。キャッチした詩美が担いでエアレイドクラッシュ。
 詩美はコーナーに登りミサイルキックを叩き込み、ジャーマンスープレックスホールドも2。

 詩美はアルゼンチンも、着地した上谷がリバースフランケン。
 上谷はロープに飛んでニールキックからフィッシャーマンスープレックスホールドも2。

 上谷はコーナーに登るが、詩美が足を掴んで動きをとめるが上谷はバックキック。詩美はエルボーから担ぐとスプラッシュマウンテンを狙うが上谷はフランケンで丸め込むも2。

 上谷は走り込むが、詩美はカウンターのサイドバスターからロープに飛んでラリアット。フォールも2。

 詩美はカナディアンからスプラッシュマウンテンを狙うが、上谷はフランケンでコーナーに叩きつけ走り込むが、詩美も走り込むがラリアットを上谷がバイシクルキックで迎撃し、再度走り込んできた詩美にカウンターのバックドロップホールド。これを1で返されるとニールキックを叩き込み、スタークラッシャーで突き刺しフォールも2。

 上谷はフェニックス・スプラッシュを投下し3カウントを奪った。

上谷「詩美さんから防衛したぞー!詩美さん、去年とは、逆の立場になりました。上谷沙弥の全力、どうでしたか?明日は、中野たむとのリマッチがあります。歴史を、逆戻ししては意味がありません。スターダムの未来をこれから作っていくのは、この私、上谷沙弥です」
(たむがリングへ)
たむ「(しゃがれ声で)上谷に」
上谷「なんですかその喋り方」
たむ「さっきの試合で、こんな声になっちゃった。歴史を!逆戻し」
上谷「何言ってるか聞こえないんですけど」
たむ「笑うなよ」
上谷「何?」
たむ「スターダムの歴史は、中野たむが、新しく作る。上谷(膝かっくんして)もう、背伸びしなくて、いいんだよ」
上谷「(立ち上がり)背伸びなんかしてません、今のスターダムは、この私だ」

 たむが背伸びして睨み合いリングを後にした。

<試合後コメント>

上谷沙弥
「やっと詩美さんを超えることが出来ました!練習生の頃から詩美さんに憧れて、ずっと詩美さんの近くで頑張ってきて、そしてQQに入ってタッグを組んで、ゴッデスを獲って……一番近くにいたつもりだったのに、いつもいつも遠くにいて、すごく悔しい思いをたくさんしてきました。フューチャーも勝つことが出来ず、去年の日本武道館で赤いベルトも獲ることが出来ず、デビュー当初からの目標“打倒・詩美”。中々超えることが出来ませんでした。でも、ついに今日私が白のチャンピオンとして超えることが出来た、これは本当に本当に嬉しいです。ですが、『プロレスラーは全員全力』だとか、あーだこーだすごい散々たくさん言われてきましたけど、私本当に器用じゃないし、無我夢中に我武者羅にやることしか出来ず、“全力”という言葉が本当に大好きです。だから誰になんと言われようと、これからも全力を信じて、一生懸命この“上谷沙弥全力防衛ロード”を突っ走っていきたいと思います!」

第8試合


 朱里はセコンドに元アクトレスガールズの三浦亜美を連れて登場。

 手4つから朱里が低空タックルで倒しグラウンドの攻防へ。リストの取り合いからジュリアがグラウンドに持ち込むが、朱里がマウントを取り返し一度距離を取る。

 ヘッドロックの応酬から朱里がロープに飛んでからハイキックも、避けたジュリアがミドルキックをキャッチしレフェリーにその足をもたせると足へのパントキック。ロープに飛ぶが、朱里が低空タックルで組み付くともつれながら場外に落下。
 ジュリアは朱里のハイキックを鉄柱に自爆させ、さらに鉄柱に顔面を叩き込むとリングに投げ入れる。

 ジュリアが髪を掴んで引き起こすとエルボー合戦へ。ジュリアはエルボーを避けて丸め込んでからのSTF。朱里はロープを掴みブレイク。

 ジュリアは串刺しバックエルボー。朱里がコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、ジュリアが担いでコーナーに座らせるとチョップからリストクラッチ式ベアハッグスープレックス。フォールも2。

 ジュリアのエルボーを避けた朱里がバッククラッカーからコーナーに叩き込み、串刺しエルボーから顔面に膝蹴り。さらにネックチャンスリーからフォールも2。
 朱里はスリーパーで捕らえるがジュリアはロープに足を伸ばしブレイク。

 朱里は首投げからサッカーボールキック連発。フォールも2。再度フォールも2。再々度フォールも2。
 朱里は串刺し攻撃を狙うが、ジュリアがスクールボーイで場外に投げ捨てると側頭部への水面蹴りから場外でコブラツイスト。これを離すとジョン・ウーから場外にセットした机に叩きつける。さらに机に登ると机上パイルドライバーで突き刺し朱里はダウン。

 カウント18でリングに戻った朱里へジュリアはミサイルキックからフォールも2。
 ジュリアは朱里を場外に投げ捨て場外戦へ。ジュリアはミドルキック連発から走り込むが、朱里はアクリルパネルで迎撃し、アクリルパネルで殴りつけると場外ネックチャンスリー。
 エプロンに登った朱里は場外へのミサイルキックを発射し、リングに戻るとコーナーに登った朱里がダイビングフェイマサー。フォールも2。

 ジュリアはステルスパイバーで捕らえるが朱里はロープに足を伸ばしブレイク。

 お互い投げようとするが切り返しあい、ジュリアがロープに飛ぶと朱里が投げ捨てジャーマン。ジュリアも投げ捨てジャーマンから朱里がコードブレイカー。朱里はハイキックも、ジュリアがキャッチしキャプチュード。両者ダウン。

 お互いコーナにもたれかかり間合いを見合い、同時に走り込むとジュリアがビッグブーツを叩き込むが、朱里がロープに振ってお互いロープワークで避けあうと朱里がジャンピングニー。
 朱里は担ぐと山折りからフォールも2。

 朱里はアームバーで捕らえ、そのまま朱雀に移行するがジュリアはロープに足を伸ばしブレイク。 

 朱里はランニングニーからコーナーに登るが、ジュリアが正面に登るも朱里はヘッドバッドで落とす。ジュリアはビンタでエプロンに落とすが、朱里はハイキックからパントキック。
 朱里はコーナーに登るが、ジュリアが正面に登るとヘッドバッドから雪崩式ダブルアームスープレックス。なかなかジュリアがフォールにいけず、フラフラと立ち上がった朱里にジュリアが走り込むが朱里はカウンターで担ぐとコーナへのやり投げ。
 再度担ぐがジュリアは丸め込むも切り返し合戦へ。お互い2で返すと、朱里が走り込むがジュリアはカウンターのバックドロップ。

 ジュリアはグロリアスドライバーを狙うが、着地した朱里が掟破りのグロリアスドライバー。フォールも1。

 朱里は担ごうとするが、ジュリアが担ぐと掟破りの流炎。フォールも1。

 膝立ちでビンタの打ち合いからジュリアが左右のビンタ連発。ふらついた朱里を立ち上がらせると、朱里はミドルキックで蹴倒す。
 朱里は膝立ちのジュリアへミドルキックを叩き込み、前のめりに倒れたジュリアが起き上がると再度ミドルキック。朱里は髪を掴んで引き起こし、ジュリアが膝立ちでチョップも朱里はミドルキック。避けたジュリアが投げ捨てバックドロップからゼロ距離の膝蹴り。フォールも2。

 ジュリアはグロリアスドライバーからフォールも2。

 ジュリアはノーザンライト・ボムからフォールも朱里はロープに足をかける。

 ジュリアは担ごうとするが、耐えた朱里にエルボーからロープに飛ぶが、朱里はカウンターのハイキックから再度ハイキック。
 朱里は流炎からフォールも2。

 朱里は朱世界を狙うが、ジュリアが丸め込むも2。再度フォールも2。
 朱里はバズソーキックからフォールも2。

 朱里は裏拳連発から朱世界で叩きつけ3カウント。

朱里「両国初日、赤いベルト、守り抜きました!ジュリア、いてーよ。でも、やっぱ、もっともっと、闘っていきてーわ。私は、ドンナ・デル・モンドとしては、今日で最後。私のユニットを作る。今日、一緒に来たのは、その最初のメンバー。私は、私の道を、突き進んでいく」
ジュリア「上等だよ朱里。新しいユニット、リーダーは大変だぞ。お前にできるかなぁ~?朱里、これからは、朱里は私の、ライバル。ちゅうか、こんなに、あー悔しい、超えたいなって思った相手は、あなたが初めてだよ。うん、その赤いベルト、一度目指したからには、私は必ず奪いに行く。ジュリアは必ず有言実行するから、たっぷりこれからは容赦なくお前にケンカ売ってやるから、覚悟しとけよ。というわけで、明日は、プロミネンス、ちょっくらやっつけてくっから、すずども、対戦、聞いてるかわかんねーけど、明日楽しみにしてるよ。朱里、今まで、ありがとな。アリーヴェデルチ」
(ジュリアはリングを去る)
朱里「私は、明日、岩谷麻優と、スターダム、ナンバーワンを決める闘いをします。岩谷麻優!(岩谷がリングへ)明日、私は、勝つよ」
岩谷「朱里、防衛、おめでとう。試合見てたけど、ほんとに、ほんっとに!すごい試合だった。心の底から、二日目選んでよかったって思いました。今日!多分、めちゃくちゃダメージあると思うんで、明日はそのダメージを活かしつつ、自分が二日目!両国国技館!美味しいところを持っていこうと思います!」
朱里「お前のせいでな、うちまで両国、国技館て言えなくなって、怖くなったんだよ言うのが!」
岩谷「人のせいにするのは良くない。そして、赤いベルト!掲載、完済?奪取?赤いベルト、3回巻いた人は居ない。スターダムの歴史、これからも岩谷麻優が作っていくんで皆さん応援よろしくお願いします!」
朱里「すげーな。明日、最高の闘いをしよう」
(岩谷と朱里は握手し、岩谷はリングを降りる)
朱里「岩谷麻優やっぱすげーな。明日!選手、みんな明日も、熱く、心を燃やして、闘い抜きます。女子プロレス、最大の試合を!見に来てください!それでは、また明日もお会いしましょう!みんなサラマポ!ありがとうございました!」

<試合後コメント>

ジュリア
「あぁ……赤いベルト、獲れなかったぁ~……。でもね、でもね、私はずっと求めてた、目指したいものをずっと探してた。やっと私に『超えたい』と思わせてくれる相手が目の前に今いる。こんなに幸せなことは無いよ、プロレスラーとして。朱里、貴女には本当に特別な想い、言葉では伝えきれないほどの特別な想いがたくさんある。でもこれからは、だ~れもスターダムの選手らが朱里にケンカ売らないなら、最初の1人目、ジュリアがヤっちゃうからね?朱世界……?いやいやいや。邪魔者がいないと朱里もやりがいが無いでしょ?たっぷり邪魔してやるから。まあ精々ボディガード引き連れて、新しいユニット頑張ってくれよ。ありがとう。明日はプロミネンス。まあちゃちゃっと相手して、明日終えたらクレープでも食いに行ってやるよ。アリベデルチ、またな」

朱里
「両国、1日目!赤いベルト!守り抜きました。私は後戻りしないし、進化を止めない。自分の道を突き進んでいきます。2019年10月3日、私はあの日、岩谷麻優に負けました。今度こそ、今度はこのスターダム最高峰の赤いベルトのチャンピオンとして岩谷麻優にリベンジし、両国国技館2連戦、伝説を創ります」

(※コメントを終えた後に三浦と記念撮影)

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