「僕たちはどんな状況でも全力のプロレスを皆さまにお届けします!」新型コロナに翻弄され続ける2AWがファンとの絆でビッグマッチへ驀進!

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 2AWでは、短期間でコロナ陽性者ならびに濃厚接触者が多数出るという事態に見舞われた。
 6日に行われた『チーバトル126』以降、条柴拓真の陽性が確認され、吉田綾斗、ナカ・シュウマ、本田アユム、チチャリート翔暉が濃厚接触者となった。そしてその興行とは別に、真霜拳號と浅川紫悠の陽性も認められた。

 欠場者が多い未曾有の状況の中で13日、 千葉・2AWスクエアで『チーバトル127』が行われた。
 出場選手、試合数、試合順、試合形式をすべてXとし、逆にそれがファンの興味を煽る形となった。梶トマトと滝澤大志のシングルマッチや、超人勇者Gヴァリオンの参戦など、いつもの定期興行とは違った異色のカードが揃う中、でメインを務めたのは仁木琢郎と若松大樹だ。
 2人の若手のホープがメインでシングルマッチを行うとあって、会場は期待に包まれる。真霜らとのユニット〃紅炎〃に所属する仁木。そして、21日『GRAND SLAM in 後楽園ホール』での2AWタッグ選手権で、王者組のクリス・ヴァイス&横山佳和組に、浅川紫悠と挑戦することが決定している若松。若松は次期挑戦者としてここで勝利し、勢いをつけたいところ。

 試合は序盤静かな立ち上がりで始まるが、中盤からは、負けじとお互い持てる技を激しくぶつけ合った。若松は後半何度も咆哮し、最後はドラゴンスープレックスホールドで仁木を沈めた。
 試合後、マイクを取った若松は「勝ったぞ!仁木!最高の試合が出来た、ありがとう。俺の調子は絶好調。あとは今体調を崩してる浅川さんが回復すれば、後楽園ホールで必ずタッグベルトを獲れる。そして、今ベルトがよそに流れてて、前哨戦もなく欠場者が多い状況の中で、2AWスクエアに来てくれた皆様本当にありがとうございます。こういう時のメインで勝って、最後どう締めようなと考えてました。僕1人で締めていいですか?僕1人といっても、今日来てくれた皆さまと一緒になりたいと思ってます。僕たちはどんな状況でも、全力のプロレスを皆さまにお届けするので応援よろしくお願いします!それではいきます!せーの!2AW!!」を叫び、若松とファンが手で2AWのポーズをし、全員が一体となり、大きな拍手の中大会は終わった。

 ピンチと思われた今大会だが、団体が底力をみせ、大成功に終わった。21日の『GRAND SLAM in 後楽園ホール』では、2AW無差別級選手権 王者 入江茂弘 vs 挑戦者 真霜拳號も決定している。そして2AWタッグ選手権 挑戦者組 ZERO1のクリス・ヴァイス&横山佳和組vs浅川紫悠&若松大樹組。団体外に流れた両ベルトの行方はどうなるのか。21日後楽園ホール大会で、2AWの底力をもう一度見たい。

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